地獄行きでもかまわない
- クライムサスペンス (51)
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あらすじ通りの内容です。 ひねりも驚きもありません。 ただただ同じような男の独白日記を読まされるだけです。 途中、マンネリ打破に別の女性を登場させますが 何の変化も起きません。 読みやすいのが、せめてもの救いです。 | ||||
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主人公の南里は合コンで派手な美女夕紀に一目惚れするが、鼻も引っかけてもらえない 夕紀に恋焦がれる南里が、思いついた夕紀の気を引く方法、それは自分が一世を風靡している正体不明の覆面流行作家・野々村ケンであるという、嘘を吐くことだった・・・ 作者の大石氏が自身のHPで仰っていましたが この話、ジャン・クロード・ロマンって人が起こした 実際の事件がモデルなんです ジャン・クロード・ロマンで検索すれば、事件の全容がわかります そして、それを読めば、この小説のオチもわかります ストーリーからオチから、その事件、まんまです 愛人作るところまで同じ 実際の事件からインスピレーション得るのはいいけど 少しは変えればいいのに・・・と思いました 予定調和の出来でつまらないですね どんでん返しを期待していたので、失望しました 帯の惹句に「この女を手に入れるためなら、僕はどんな嘘だって吐く」とあるのですが、その嘘がバレた時の 主人公の行動が予定調和すぎて、つまらないの極地です 南里の正体を知った後の夕紀の心理描写と行動が楽しみだったので、それが書かれなかったことが、一番の不満です 最近の大石圭作品は 純文学にしては叙情がないし、エンターテイメント小説にしては、つまらない 最近の大石圭作品は、純文学にもエンターテイメントにもなりきれておらず、つまらないです 「死人を恋う」まではあった、主人公の世の中を突き放したような醒めた感じ、作品全体に漂っていた冷涼な叙情が、最近の作品では失われましたね 私は、あの独特の醒めた感じ・虚無感が、大石作品の好きなところだったのですが、あの感覚はなぜ失われてしまったのでしょうか・・・ 昔の大石圭に戻ってほしい、この、一言に尽きます | ||||
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なんのどんでん返しもなく、人物描写もありきたりです。 私は本を読んで「つまらない」と感じることが少ないほうですが、これは久々につまらなかったです。 | ||||
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たった一つの嘘が、主人公の人生を虚飾と血に塗れた地獄に向かう道へと変えてしまう。 創作と知りながらも、現実に有り得そうなストーリーにドキドキしながら読み終えた。 主人公の南里遼太郎は合コンで知り合った夕紀に一目惚れし、彼女を手に入れるために自分が覆面作家の野々村ケンと嘘をつくが… 最近の大石圭の作品とは異なり、珍しくサスペンス色の濃い作品だった。 しかし、エピローグで明かされる覆面作家・野々村ケンの背徳と邪婬に塗れた過去は、いつもの大石圭に戻り、蛇足のような気がした。 | ||||
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最初に。本書は文庫書下ろしとありますが、web光文社文庫に「その嘘の果てに」とタイトルで連載されていたものを大幅加筆した小説なんだそうです。それって書き下ろしなのか? 破滅へと向かっていくクライムサスペンスということに興味を持ち購入。その内容は、小説自体が破綻していくという斬新なスタイルでした。ふざけんな!! 第一部の第二章が終わるくらいまでは、それなりに楽しんで読めました。さぁ舞台は整った。これからどんな無理難題が主人公に降りかかってくるのか? 結果は大した事は起こりません。各節(?)の最後には「この幸せは長く続かない。そう思うと恐ろしい」という主人公が遠くない未来に恐怖して終わり。これが何回も出てきます。しかし次の節では大した出来事は起こらずにまたこの幸せは~で終わる。 流石に何回目かには何かが起こりますが、さぼと大した事ではありません。都合よい偶然が都合のいいタイミングで発生して主人公を助けてくれるので、正直大きな波乱もなく物語は進行しています。かと思えば突発的に人殺しとか起こりますが。(笑) 読んでいるほうは、もっといろいろな試練や突発的なアクシデントを読みたいのに、大した混乱は起きずに大きく差し障りなく進みます。物語は急速にあらぬ方向へ、という展開は期待しないほうがいいです。サスペンスだけと。 個人的に大きく不満なのは登場人物です。お前らやる気あるのか? と問い質したいほどに各自行動しません。主人公でさえその辺でコチョコチョやって、終わったら最後に「この幸せは~」です。 白井由紀とかその両親とか主人公の友人とか。毎回決まった行動をしたらおしまい。特に由紀なんかは、もっといろいろ主人公にちょっかいを出してくるとか無理がある要求をしてくるとか他の男に言い寄られるとか、話を転がせたのではないかと思います。 中盤で出てくるあの人物も、今までなかった行動をするキャラなんだから、このキャラが物語を予想しない方向へ持っていくことも出来たはずです。 キャラの中には第二部では忘れられているんじゃないかと思われる者もいました。 あと文章も読んでいて面白くありません。文学とか言うつもりはありませんが、同じ文がコピーペーストされたように続けて出てきたり、もっと短い文章にまとめられると思われる文があったり。定数を埋めるために文章を引き伸ばしたのではないかと邪推したくなりました。 これも邪推ですが、この小説は締め切りとかの期限がきたので、とりあえず必要なマス目分を埋めてみました、という書き方をしたと言われれば納得できる内容です。とりあえずその場しのぎをして問題は次回に持ち越す。というまさにこの小説の主人公みたいな感じの仕事に思われました。 最後にあとがきを読んで苦笑してしまいました。だったらこの本でそれを示してくれれば良かったのに。最初に書きましたが第一部の第三章の前までは面白く読めたので、星は2つとさせていただきます。 | ||||
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