アンダー・ユア・ベッド



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初公開日(参考)2001年02月
分類

長編小説

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アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

2001年02月28日 アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

ある雨の降る晩。突然、僕は佐々木千尋を思い出した。19歳だった彼女と僕がテーブルに向き合ってコーヒーを飲んだこと。彼女の亜麻色の髪、腋の下の柔らかそうな肉、八重歯、透けて見えたブラジャーの色や形…9年も前の、僕の人生のもっとも幸福だった瞬間―。そして僕は、佐々木千尋を捜してみることに決めた。もう一度、幸せの感触を思い出したいと願った―。それは盲目的な純愛なのか?それとも異常執着なのか?気鋭が書き下ろす問題作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.40pt

アンダー・ユア・ベッドの総合評価:8.59/10点レビュー 49件。Bランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ホラー小説だが純愛とも言える

角川ホラー文庫から出ているが純愛小説とも言える。
ストーカー、DV、盗撮、覗き、殺人、エロスといろいろな出来事がうまく混ざった。
著者は視点を変える書き方を好み、作品によっては混乱することもあったが、
この作品ではメイン主人公の3視点の方向性がはっきりしていて読み易い。
ストーカー男は犯罪は犯すが応援してしまう。虐待される妻へは、早く逃げろと声援を送りたくなる。DV夫へは中指立てたくなる。
最後はどうなるんでしょうか。
大石さん初期の代表作と言っていい。この本がきっかけでファンになった!

yoshiki56
9CQVKKZH
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アンダー・ユア・ベッドの感想

ストーカーが主人公のホラー作品でありますが、ラブストーリーとも思える不思議な体験が得られた作品。

学生時代に出合った女性をふと思い出した主人公。彼女の現在を興信所を使って調べ、家に侵入しつつ盗聴・盗撮などストーカー行為をする日々。ただそこで見知った現在の女性の暮らしはDV夫によって奴隷となっている姿だったという流れ。

最初の数ページは主人公のストーカー行為に気持ち悪さを感じましたが、それ以上にDV夫の異常な暴力の姿に嫌悪感を抱きました。著者の作品の持ち味として凌辱シーンとなる暴力と性描写が描かれますが、本作は単なる小説の娯楽要素ではなく、DV夫の狂人を描き、圧倒的な悪の表現と手が出せない恐怖を植え付ける効果として描かれ読ませます。

よくあるストーカー作品はストーカーをする者が敵位置にいるのですが、本作はどちらかというと応援したくなるようなヒーロー側の立ち位置。不幸なヒロインの女性、それを盗聴・盗撮して見る事しかできない主人公。陰の者の思考や行動がよく表されており、それぞれの登場人物がどうなっていくのか中盤からは先が気になる一気読みでした。

現実的には好む内容ではないのですが、1つの作品として異常者の恋愛作品として楽しめました。
著者作品の傾向で暴力と性描写が多いのでこれらが苦手な人にはオススメできませんが、 その点を踏まえた上で異常な恋愛作品を求める方にはオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アンダー・ユア・ベッドの感想

主人公がやっていることは明らかに犯罪なんだろうけど・・・
純愛と言って良いのか分かりませんが、ついつい応援したくなる。

のきま
PLEETMYE
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

アンダー・ユア・ベッドの感想

DV男VSストーカーという構図。
もう一人、ストーカーである主人公と似た家庭環境に育ち、主人公同様「存在感のない」コンビニ店員が登場します。
彼らの行動は、はっきり異常であり、主人公とコンビニ店員に間しては社会不適合者と言ってもよさそうです。

DV男は、零細企業のサラリーマンとはいえ社内での成績は優秀、周囲からの信頼も厚く、容姿も整っており女性にモテる。
しかし、家庭では豹変し、妻に対して異常なまでの暴力を繰り返します。
そのギャップの激しさと言うよりも、既に行為自体が、一般的に認知されているDVの定義を遥かに超えています。

一方、コンビニ店員はキレて衝動的に殺人を犯してしまいます。
主人公とコンビニ店員の違いは、無視されたり冷遇されたりという不遇な人生を余儀なくされながら、更に報われる保証がないにも関わらず、命をかけて愛する事の出来る対象が存在したか否かなのでしょう。
しかしながら、主人公の愛情表現も常識の範囲をはるかに超えています。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

歪んだラブストーリー

角川ホラー文庫から出ていますが、ホラー小説とは思えません。
これぞ純愛小説。
歪んだ主人公の真っ直ぐな愛。
確かに法律はいろいろと破っているかもしれませんが、なぜか
主人公には幸せになってほしいと、暖かな気持ちになる読後感。

たろじゅん
545PYLEP
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.44:
(5pt)

純愛?

陰惨な小説なのか、と不安になりながら読みましたが、そこまで暗い内容ではなかったです。ストーカーの主人公は結構いい奴で、辛うじてハッピーエンドなので、読後感もそんなに悪くありませんでした。
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)より
4043572018
No.43:
(4pt)

サイコホラー究極の純愛小説!

10年以上前に読んだ大石圭先生の作品!

サイコホラー小説です。
純愛作品として記憶に残っています。

片思いで好きだった女性に執着するストーカー男性の物語です。
ストーカー行為は犯罪なのですが、この孤独な男性には好感が持て、読者として一途な純愛を応援したくなってしまいます。

主人公の痛ましいまでの切ない純愛が心に残った傑作でした。

東野先生の『容疑者Xの献身』にモチーフが似ています。個人的には『容疑者Xの献身』の主人公の行為は第三者を巻き込み許されないので、この作品の男性により感情移入出来ます。

一読する価値のある記憶に残る作品です。
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)より
4043572018
No.42:
(3pt)

主人公の情熱と行動力

*雑なあらすじ
 小さなきっかけで、学生時代の異性とのほんのわずかなひとときを思い出した主人公・三井。もう一度だけ会いたいという強烈な想いを抱き、すでに結婚・出産し家庭を築いていた彼女を探し当てる。三井はストーカーや盗聴、宅内侵入を犯して近づくが、家の様子がどうもおかしい。彼女は夫からドメスティック・バイオレンスを受けていた。

*主人公の“好き”に対する熱意や行動力に脱帽
 文庫本の裏表紙のあらすじに、主人公の行動について“盲目的な純愛なのか?異常執着なのか?”と書いてあります。本作を読んでみて、私はそのどちらにも当てはまらないと思い、「職人のこだわりっぽいな〜」と感じました。やってることはがっつり犯罪だけど、そのパワーの発揮ぶりや、情熱をそそぐ姿自体にうらやましさをおぼえました。「熱中できるものがあるって、いいよね!」的な。
 主人公は確かにやばい、完全な犯罪者。でも“異常者”という強烈な印象は抱きませんでした。ホラーな雰囲気もとくに感じず、「あれ?ホラー文庫だよね?」って表紙を見返しちゃいました。本作が発刊された当時に読んでいたらもっと衝撃的だったのかもしれないです。

*終盤の反逆は手に汗にぎる
 登場人物が少なく、読みすすめるにつれ各々の視点で語られる場面が出てきてわかりやすい、読みやすいです。主人公のこだわり抜いたストーカー行為や、夫の容赦ない暴力・男尊女卑といった描写のボリュームが多く、読んでいてつらくなってきます。それだけ生々しくリアルに感じられるということですかね。
 だけどだんだん中だるみ感や「これホラーなのかな?」という疑問が生まれ「う〜ん?」となってしまいました。だからこそクライマックスはガツンときました。繰り広げられる反撃はかなりドキドキもので「行きつくところまで行ったなぁ!」と。それにしてもヒロインであろう彼女はほんとうに男運がない…。
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)より
4043572018
No.41:
(5pt)

素晴らしい

著者の作品を初めて読みました。
素晴らしいと思いました。

クラスメイトからも、親からさえも忘れられる主人公の人生を描いています。
しかし、暗くなり過ぎることなく、逆に、世界の救いにさえなっているように見えました。
人生訓になっていると思いました。

ホラーですよね。
怖かったです。
ハラハラしました。
しかし、エンターテイメントとして素晴らしいと思いました。
途中でやめられませんでした。

素晴らしいと思います。
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)より
4043572018
No.40:
(5pt)

なんやかんやストーカーの主人公をすきになっちゃう

陰キャ主人公が大学生のとき好きになったカーストトップ陽キャ女子をストーキングしたらまさかの夫からDV受けててどうにか助けられないかお近づきになれないか奮闘する話。

それぞれの人物目線で語られるから想像しやすかったし読みやすかった。

ストーカーが主人公って聞いて、もっとネチャッとした気持ち悪い人だと思ってたら意外にやさしくて誠実で清潔感ある陰キャで好感持てたしすごく感情移入しちゃった。

DV夫の自分は悪くないって思考にまじでゾッとした。いるもんねこういう人。

個人的にハッピーエンドだったし読み終わったとき切ない気持ちとあったかい気持ちが混ざってエモエモだった。

全体通してすごくすき!!
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)より
4043572018



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