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アンダー・ユア・ベッド



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【この小説が収録されている参考書籍】
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

アンダー・ユア・ベッドの評価: 7.40/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ホラー小説だが純愛とも言える

角川ホラー文庫から出ているが純愛小説とも言える。
ストーカー、DV、盗撮、覗き、殺人、エロスといろいろな出来事がうまく混ざった。
著者は視点を変える書き方を好み、作品によっては混乱することもあったが、
この作品ではメイン主人公の3視点の方向性がはっきりしていて読み易い。
ストーカー男は犯罪は犯すが応援してしまう。虐待される妻へは、早く逃げろと声援を送りたくなる。DV夫へは中指立てたくなる。
最後はどうなるんでしょうか。
大石さん初期の代表作と言っていい。この本がきっかけでファンになった!

yoshiki56
9CQVKKZH
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アンダー・ユア・ベッドの感想

ストーカーが主人公のホラー作品でありますが、ラブストーリーとも思える不思議な体験が得られた作品。

学生時代に出合った女性をふと思い出した主人公。彼女の現在を興信所を使って調べ、家に侵入しつつ盗聴・盗撮などストーカー行為をする日々。ただそこで見知った現在の女性の暮らしはDV夫によって奴隷となっている姿だったという流れ。

最初の数ページは主人公のストーカー行為に気持ち悪さを感じましたが、それ以上にDV夫の異常な暴力の姿に嫌悪感を抱きました。著者の作品の持ち味として凌辱シーンとなる暴力と性描写が描かれますが、本作は単なる小説の娯楽要素ではなく、DV夫の狂人を描き、圧倒的な悪の表現と手が出せない恐怖を植え付ける効果として描かれ読ませます。

よくあるストーカー作品はストーカーをする者が敵位置にいるのですが、本作はどちらかというと応援したくなるようなヒーロー側の立ち位置。不幸なヒロインの女性、それを盗聴・盗撮して見る事しかできない主人公。陰の者の思考や行動がよく表されており、それぞれの登場人物がどうなっていくのか中盤からは先が気になる一気読みでした。

現実的には好む内容ではないのですが、1つの作品として異常者の恋愛作品として楽しめました。
著者作品の傾向で暴力と性描写が多いのでこれらが苦手な人にはオススメできませんが、 その点を踏まえた上で異常な恋愛作品を求める方にはオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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