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アンダー・ユア・ベッド
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アンダー・ユア・ベッドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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陰惨な小説なのか、と不安になりながら読みましたが、そこまで暗い内容ではなかったです。ストーカーの主人公は結構いい奴で、辛うじてハッピーエンドなので、読後感もそんなに悪くありませんでした。 | ||||
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10年以上前に読んだ大石圭先生の作品! サイコホラー小説です。 純愛作品として記憶に残っています。 片思いで好きだった女性に執着するストーカー男性の物語です。 ストーカー行為は犯罪なのですが、この孤独な男性には好感が持て、読者として一途な純愛を応援したくなってしまいます。 主人公の痛ましいまでの切ない純愛が心に残った傑作でした。 東野先生の『容疑者Xの献身』にモチーフが似ています。個人的には『容疑者Xの献身』の主人公の行為は第三者を巻き込み許されないので、この作品の男性により感情移入出来ます。 一読する価値のある記憶に残る作品です。 | ||||
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*雑なあらすじ 小さなきっかけで、学生時代の異性とのほんのわずかなひとときを思い出した主人公・三井。もう一度だけ会いたいという強烈な想いを抱き、すでに結婚・出産し家庭を築いていた彼女を探し当てる。三井はストーカーや盗聴、宅内侵入を犯して近づくが、家の様子がどうもおかしい。彼女は夫からドメスティック・バイオレンスを受けていた。 *主人公の“好き”に対する熱意や行動力に脱帽 文庫本の裏表紙のあらすじに、主人公の行動について“盲目的な純愛なのか?異常執着なのか?”と書いてあります。本作を読んでみて、私はそのどちらにも当てはまらないと思い、「職人のこだわりっぽいな〜」と感じました。やってることはがっつり犯罪だけど、そのパワーの発揮ぶりや、情熱をそそぐ姿自体にうらやましさをおぼえました。「熱中できるものがあるって、いいよね!」的な。 主人公は確かにやばい、完全な犯罪者。でも“異常者”という強烈な印象は抱きませんでした。ホラーな雰囲気もとくに感じず、「あれ?ホラー文庫だよね?」って表紙を見返しちゃいました。本作が発刊された当時に読んでいたらもっと衝撃的だったのかもしれないです。 *終盤の反逆は手に汗にぎる 登場人物が少なく、読みすすめるにつれ各々の視点で語られる場面が出てきてわかりやすい、読みやすいです。主人公のこだわり抜いたストーカー行為や、夫の容赦ない暴力・男尊女卑といった描写のボリュームが多く、読んでいてつらくなってきます。それだけ生々しくリアルに感じられるということですかね。 だけどだんだん中だるみ感や「これホラーなのかな?」という疑問が生まれ「う〜ん?」となってしまいました。だからこそクライマックスはガツンときました。繰り広げられる反撃はかなりドキドキもので「行きつくところまで行ったなぁ!」と。それにしてもヒロインであろう彼女はほんとうに男運がない…。 | ||||
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著者の作品を初めて読みました。 素晴らしいと思いました。 クラスメイトからも、親からさえも忘れられる主人公の人生を描いています。 しかし、暗くなり過ぎることなく、逆に、世界の救いにさえなっているように見えました。 人生訓になっていると思いました。 ホラーですよね。 怖かったです。 ハラハラしました。 しかし、エンターテイメントとして素晴らしいと思いました。 途中でやめられませんでした。 素晴らしいと思います。 | ||||
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陰キャ主人公が大学生のとき好きになったカーストトップ陽キャ女子をストーキングしたらまさかの夫からDV受けててどうにか助けられないかお近づきになれないか奮闘する話。 それぞれの人物目線で語られるから想像しやすかったし読みやすかった。 ストーカーが主人公って聞いて、もっとネチャッとした気持ち悪い人だと思ってたら意外にやさしくて誠実で清潔感ある陰キャで好感持てたしすごく感情移入しちゃった。 DV夫の自分は悪くないって思考にまじでゾッとした。いるもんねこういう人。 個人的にハッピーエンドだったし読み終わったとき切ない気持ちとあったかい気持ちが混ざってエモエモだった。 全体通してすごくすき!! | ||||
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こういったDVが実際に有るのか知らないですが、ストーカーが救世主になる事はあり得ることかと思いました。その点を題材にしたのが面白いと感じました。 | ||||
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テンポよく場面が転換して読みやすく、先が気になりすらすらと読めました。道端に転がっている小石のように誰にも気に留められない男の歪んだ愛。ツッコミどころはありますが、物語後の主人公を思うとせつなくなってしまいました。この作者の世界観がわたしは好きです。 | ||||
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初めて大石圭さんの作品を読みましたが一気に読み終わってすぐAmazonで他の作品を検索してしまうほど面白かったです。 ホラーではないです。 | ||||
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ベットの下に、名も無き虫が住み着いている。 主人公は学生時代、好きな女性に名前を呼ばれ、一緒にコーヒーを飲んだ。その時だけ、幸せを感じた。陽の光のような暖かさ。 もう一度会いたいと思い、探しだす。そして、彼女の家に住み着いた。 変わり果てた彼女と、成長していない自分。何もできない、どうすることもできない日々。 だが、彼女から助けを求められた時、蠢くだけの虫は、自ら這い出て立ち向かう。 もう一度、名前を呼ばれた時、陽を浴びた時、彼は幸せだったのだろうか? | ||||
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孤独で、一心で、小鳥の心臓のように小さく温かい鼓動の様に物語の主人公は進んでいく。 異常者には2種類あって、危害を加える者と危害を加えない者。 見栄と、自尊心と、高慢が行き過ぎて、地獄と化した家庭には救いの光の片鱗さえも見えないのではと思わされる。 服従する身と征服する身、異常を目の前にして傍観者として見守る身…人間の正気というネジが吹っ飛ぶ事は、誰の身にも起こることなのだろうか。 熱いマンデリンを飲みながら、ふと考えてみたくなった。 | ||||
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星1つもつけたくない。 本の内容ではないレビュー。 Amazon在庫の新品を購入したのに、表紙にシールの剥がしたあとがありベタつき。 新品の本に挟まれてる「売上スリップ」もなかったから、おそらく誰かの返品のものだと思う。 もっとちゃんと管理してくださいよ。 | ||||
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とても面白く、一気に読みました。起こる出来事は、とても荒々しく読んでるのも辛いくらいですが、その中に、相手を思いやる静かな、直向きな愛がありました。登場人物も、善と悪が入り混じり、人間臭く、親近感がありました。また、読み直したくなる本です。 | ||||
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ホラーではない内容を、ホラーとして販売するのは詐欺なのでは? 社会、家庭から忘れ去られた人間の屈折、鬱屈を描くのであれば、純文学にすべきでしょう。 | ||||
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孤独で痛くて苦しいけれど、美しく優しい物語。 これはまちがいなく純愛小説です。 そして、孤独を十分に知っている方なら、心がヒリヒリしながらも、共感することこの上ないでしょう。 ミステリーやホラーファンだけでなく、純愛小説を読みたい方にも是非オススメしたい一冊。 | ||||
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読み終わったあとここまで気持ちいい感覚を味わったのは初めてでした。 ひょっとしたら僕も三井や水島と同じ側なのかな。 | ||||
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本作はストーカーが主人公です。 しかもかなり度を越したタイプで、家宅侵入も盗聴も盗撮もするし、相手が住んでいるからという理由でその近所に引っ越してきた上、あの人が客として来てくれたら…という動機で店まで構えてしまう始末。 性格はおどおどしてて気弱、作中で敷石の下で蠢く虫と自分のことを例えていましたがまさにそんな感じ。 まるで好きになれる要素のない人間なのに、これが不思議とがんばれ!と背を叩いて応援したくなるような良い主人公なのです。 そもそも本作の登場人物は全員どこか病んでいて、いわゆる真っ当な人間というものは出てきません。 本編を読んでいて、どうしてグズグズするのか、何故すぐに助けないのか、登場人物にやきもきする場面はいくつも出てきますが、そこで意味がわからない!こうすればいいじゃん!と言ってしまえる人は行動力に溢れてジレンマを感じたことのない人なのだと思います。 助けた方がいいのはわかってる、逃げた方がいいのはわかってる、けれど実際に行動に移すとなるとハードルはぐんと上がるもの。失敗した時のリスクを考えて、まだもう少しこのままで…と耐えてしまう妥協感。だからこそ終盤の主人公の行動が輝くわけで、その辺りの微妙な感情の揺れを書くのが上手い方だなぁと読んでいて思いました。 主人公がしたことは最初から最後まで常識外れでとても許されないことですが動機は至ってシンプル。好きな人と一緒にコーヒーを飲みたい。これだけです。 たったそれだけのためにここまでできてしまえる主人公だからこそ、そこに狂気を越えて胸が痛くなるほどの純愛を感じるのかもしれません。 | ||||
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ホラーではないかな(^_^.) 自分だったら・・・・ ・・・・怖い・・・・ どっちも変態じゃん。とも思ったけど( 一一) でも、読んでいてハラハラ、ドキドキ、しました。 ラスト泣ける☆ | ||||
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ストーカーでラブストーリーで純愛ということに惹かれて購入しましたが、後悔しております。 主人公、純愛 云々の前に、登場する人々の役割、意味が読み解けない。 無駄に登場人物を生成して、中身を水増しして、小説を作り上げるのはプロ呼べるのだろうか? | ||||
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やっちゃいけないことをしてしまっている主人公に対してつい感情移入をしてしまう。それが純愛だから許されるという錯覚をしてしまうところが面白いのかも。 | ||||
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とってもがっかりした。どこがホラーなんだろう。 主人公のいじましい若い男性は、社交性はないし、まあ一般的な「ノーマル」じゃない。でも、残虐だとは変質的だとかいういわゆる特出した「異常性」はあんまりない人間だし、思考回路は意外なほどまともで、ただの人嫌いの範疇に入るタイプかも? 彼がいちずに思いを寄せる女性に対する夫の暴力は、かなり下品で激しくて、妻の立場からいえば、それはそれは「ホラー」な毎日だが、まあ、これもよくある(決してあってはならないが)範囲に収まる話、特に小説の中ではよくある程度なんじゃないか? 角川ホラー文庫なのに、夫の暴力の部分にしかホラーを感じない、それも下劣なバイオレンスによるホラーななんて、騙された。 別の「枠」で出版してほしいな。 がっかりでした。 | ||||
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