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アンダー・ユア・ベッド
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アンダー・ユア・ベッドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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主人公、三井の独白 『人生においてもっとも辛いことは、迫害されることではない。攻撃されることでもなければ、口汚く罵られることでもない。嫌われることでも、憎まれることでもない。 人生においてもっとも辛いことは。それは――忘れられることだ。道端に転がった石ころのように無視され、忘れられ、誰からも顧みられず、まるで存在していないかのように捨て置かれることだ。 迫害されれば逃げることができる。攻撃されれば防御することができるし、憎まれれば憎み返すことができる。だが、忘れ去られた者には何ひとつできない。』(P.241より) | ||||
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なんの気なしに手に取った本。 読んでみて、題名の意味がわかった! アンダーユアベッド・・・ 奇妙な題名じゃないですか。 あなたのベッドの下・・・ これだけで怖くないですか? | ||||
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19歳の時、同じ大学の佐々木千尋とテーブルに向き合ってマンデリンを飲んだこと。たったそれだけのことが、人生でもっとも幸福だった瞬間と言う主人公。9年後、偶然嗅いだ香水を引き金として、主人公は彼女の居場所を突き止める。既に結婚し子供までいる彼女は、幸せな生活を送っているかと思われたが…。その後2年もストーカーまがいのことをした主人公は、再び彼女とマンデリンを飲むことができるのであろうか? やがて迎える破滅的だが美しいラストシーン。これは最高の純愛小説である。 | ||||
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読んでいる途中、内容とは全然関係ないのですが、北野武監督の映画の主人公を連想しました。北野映画の主人公たちは、うまく器用に生きられず何か一途な思いを抱いたまま破滅していくのですが、『アンダー・ユア・ベッド』の主人公も、共通する面を持っています。人生でたった1度の幸福な瞬間を与えてくれた女性へのあこがれのためにだけ、生きていける彼。もちろん、彼の行動(盗撮、窃視等)は、客観的にはストーカーと同様ですし、気持ち悪いといえばそうなのですが、卒業アルバムの学級写真に写っていないことさえ誰にも気づかれないような、存在感のない彼の人生を思うと、本当に切なくなります。ただ、そういう意味で、タイトルにある「アンダー・ユア・ベッド」(たしかに、ベッドのしたにもぐる場面もある)は、彼の行動のほんの1部であり、誤解を招くおそれがあります。 | ||||
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