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ミミズクと夜の王
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ミミズクと夜の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 21~40 2/7ページ
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登場人物が愛おしいと思える。 貶され泥を塗られても、その意味も解らずにとても純粋な”マミズ”が、濾過されて愛に触れて、もものいろはすになるモノガタリ。 かもしれない。 | ||||
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基本、ぐっとくるものに出会った時にレビューを書きたくなるので、書こうとして自分とは真逆の評価をしている人の感想を見て「ほんとに人ってさまざまだな」と思いますが…私は心に残りました。途中で描写が痛すぎて本を閉じてしまうことも、なりゆきが心配で胸が苦しくなってしまうこともあったけど、主人公がただただまっすぐに大切なものを守ろうとする、そういうストーリーはやはり胸を打ちます。 | ||||
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盗賊の村で労働的な奴隷として虐げられてきた少女ミミズク。 全てが嫌になったミミズクが望むのは、死体処理の経験から死体は汚い=森の魔物に食べられると死体も残さず綺麗に食べられてしまう=綺麗に死にたいから、 魔物の王に『あたしの事、たべてくれませんかぁ』とお願いするものの、 人を食べる習慣もなく、人嫌いで世捨人な『夜の王』はミミズクの願いを断る。 孤高な 『夜の王』との出会いから、ミミズクに感情と生きる意志が産み出され、とある王国も関わってくる中、温かな感動の涙に包まれる、大人でも楽しめる素晴らしいおとぎ話的なファンタジー作品。 僕がかつて、心機一転して成人以降の本格的な読書を開始した2011年元旦に読んだ、読書再開の原初の本であり3回目の再読でありながらも、今回もきっちり泣かされた神作品(^-^*)/ とあるライトノベル大賞作品であるものの、ライトノベルに留めるには凄く勿体無く思えた大人でも存分に楽しめるおとぎ話。 童心に浸りつつも感動で泣きたい時にオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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まさにファンタジーなお話でした 微妙にネタバレします。 最近の小説にありがちな 大きなどんでん返しとか、派手なトリックなどがあまりなくて、個人的には大好きな作品です。 あとがきで「その一瞬だけ。心を動かすものが。光、みたいなものが」という作品像を述べていますが、まさにそんな感じです。 ただ、作者の意図に反して、私はこの小説のことをすぐに忘れられそうにはありませんけど(笑) | ||||
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はじめは磯野宏夫さんの絵が表紙絵と言うことだけで買いました。 しかし読み進めているうちに面白い作品にありがちな読み終わらせたく無い衝動に駆られるような物語でした。 そして今は亡き磯野さんの表紙絵はその独特な物語の雰囲気にとても馴染み深いと思います。 本も持っていますが、Kindle版でも再購入です。 | ||||
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結構、シビアなお話。 主人公の女の子は、ここに死にに来て…。 夜の王はそれを拒否。 そこから…。 最後はハッピーエンド? | ||||
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夜の森に逃げ込んだ少女と森の魔王の物語。 童話のようでもありファンタジーのようでもある物語なのに、ヤングアダルト向けのライトノベルズのような体裁なのに、どうにもこうにも捲き込まれ揺さぶられてしまいます。 巻末の解説の有川浩さんも全く同じ感想を持っているのには苦笑してしまいながらも納得。 まだ若い作者のあとがきを読むとこの物語の引力の源泉が少し理解できます。 「私は安い話を書きたいの。 歴史になんて絶対残りたくない。 使い捨てでいい。 大人になれば忘れられてしまう話で構わない。 ただね。 読んだその時のその一瞬だけ。 心を動かす光みたいなものが、 本なんてつまんないって思ってる、誰かの 世界をこじ開けるみたいな、 私にとって特別だったこの物語が 未だ見ぬ誰かの特別になるような話を。。」 職業に貴賤はないというけれども、本にも全く同じことが言えるなあ、と暢気な感想をを抱く自分であります。 まさしく、自分が作者の狙い済ましたジェネレーションの読者であったとすれば結構な衝撃ではなかったか、と薄ら寒い思いがします。その爆心地は狭いであろうが穿たれる穴は底が見えぬ程に深い。 引き続きこの作者の追っかけをしようとする決意を固めたのでした。 | ||||
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2008年に新刊で購入し、半分まで読んで挫折しました。 買ったからには読まねば作者に失礼。 そうと思いましたが私には無理でした。 合う人には合うんでしょうね。四つ星も多いのでそれは判ります。 他の方もストーリーは兎も角、細かな描写が酷い。残念というより酷い。 作者は安い話が書きたかったらしいですが、それを履き違えてはいけない。 自分ルールの中の話が書きたかったなら、同人誌でお願いします。 星0が無いので星1です。 | ||||
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友人に薦められて手に取ったこの作品ですが、表紙から見るに最初は残酷系かな?と思いました。 最後は主人公が夜の王に食べられて、終わりかな?と予想していました。 けれど、いい意味で予想は外されました。 まず、この物語の少し気がかりな所を。この物語は全体的に世界観が薄いと思いました。恐らくこの物語は世界観が売りではなく、悲劇の少女ミミズクが幸せを知らずに触れ、幸せを知り、幸せの為に戦う物語が売りなのだと思いますが、正直いきなり聖騎士とか聖剣というのは一瞬ポカーンとしてしまいました。 それでも、☆5にしたのはそれほど物語が秀逸だったからです。 悲劇の少女ミミズクが夜の王に出会い、知らずのうちに幸せを知る。しかし、その幸せは悪意なき行動によりあっさりと壊されます。その先で少女は壊した本人と本人の妻から別の幸せを与えられます。新たに出来た大切な人たちに囲まれ、幸せな少女。優しい世界。それでも、少女は元の世界に戻りました。夜の王の元へと走っていきました。 と言った感じが本当にざっくりとした物語の概要でした。 この物語は誰もが自分の守りたいものを抱えていました。ミミズクにも夜の王にも、そして、敵であるキャラにさえも守りたいものがあって、その人のために互いを傷付け合います。このような王道を上手く描いた作者さんには本当に脱帽です。キャラたちの心境を描くのが上手く、心が締め付けられました。 だって、ある意味では誰も悪くないんですよね。理由のない悪意が無いです。強いていうなら主人公をあそこまでにした人間はクズだと思いますが、名のある登場人物の行動には全て理由があります。しかもそれは簡単には妥協できない理由です。それでも、皆最後には大切なミミズクの為に行動しました。 そこから導かれた結末は安心できました。けれど、夜の王の心情も知りたかったなと言うのが本音です。理由は分かるんですけど、表面的ではないので少し分かりにくいと思いました。 長くなりましたが、全体的にこの物語は世界観を見るものではなく、一つの物語を見るものだと思っています。 一つの物語としてはとても素晴らしく、好きになれる作品でした。 | ||||
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森の中で始まる前半は どうなるんだろう? と思いながらちゃんと読み進めた。 けれど、後半から流し読みしてしまった。どうにもページを直視できないほどの都合の良さというか、不自然な甘さが気になったから、それ以上は気持ちよく読めなかった。 例えば、主人公が魔物に捕まっていた悲劇の少女として保護されるのだが、ただそれだけでお城に引き取られたり、国中が「お姫さま」と騒ぎ立てる。でも、そんなことがあるだろうか? 周囲の人間みんなが、表面上は特に重要人物でもないはず主人公に対して妙に入れ込んでいる気がする。 よく考えたらこれは、最近のラノベに多い 理由なく主人公に甘い世界 と変わらない。 主人公だけロボットに乗れるとか、主人公だけやたらモテるとか、主人公だけ一目置かれているといった優しい世界。それらと本質的に変わらない。 この作品を ラノベとは一線を画す なんて言ってるひとは、ラノベを読んだことがないのでは? と思う。ラノベを嫌ってるようで、主人公を女にして形を変えただけの同じ"甘さ"に夢中じゃないか。良くも悪くもこの本はラノベです。その点では、この本が電撃文庫から出るのは正しい。 こういう話が多くの人にウケるということは、日本人は優しさに飢えているに違いない。 | ||||
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悲惨な過去を持つ少女「ミミズク」が幸せを見つける物語。 人物の容姿や心情描写に難があり、また、どんでん返しや「おっ!?」と思わせる工夫もないが、 『王道』ゆえに、ハマればストレートに感動できる。 個人的には楽しく読めた。 しかし、「大賞」であるなら、もう一工夫欲しかったところ。 | ||||
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はっきり言ってへたくそですが、そのへたさを補う独特の魅力があります。 わたしは好きです。 | ||||
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多くの方に薦められたので、今更ながら読みました。 ベタな世界設定にベタなストーリー。 ですが細部に渡り丁寧に描かれたことで、ベタすらも愛おしく思えます。 というより、王道って表現が正しいですね。 中世ファンタジーな世界観が好きな方は読んで損はないと思います。 多くの人に読んでほしいと思いました。 | ||||
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私はラノベをよく読みますが、この作品は電撃文庫の中でも最低レベルの出来だと思います。とりあえずそう思ったわけを書きます。 ・人嫌いを貫いていた魔王が、とくに理由もなくいきなりミミズクとフレンドリーに接するようになる。しかも、詳しい訳や伏線が皆無。 ・今まで散々死にたがっていたくせに、人間たちと接してから(しかも軽く接しただけで)いきなり心を開き、死の欲求から解放される主人公。 ・初対面で突然ミミズクと友達になりたいと言い出す王子。 ・人間に捕まってから一度もミミズクと接していなかったのに何故か解放されてから凄くミミズクのことを好きになっている魔王。しかも、捕まる前は特にミミズクに思い入れがあるわけでも、あまり仲良いわけでもなかった。 ・王子とアンデューク、王様とアンデュークがお互いの思いをぶつけ合う重要っぽいシーンが全く後の展開に影響していない。掌編集かよと思いました。 まだまだ酷い点はたくさんありますが、きりがないのでこのへんにしておきます。 選考員の選考基準がずさんだったのでしょうか?それともこの程度の作品を大賞にしてもよいと思うほど甘ったるい選考員ばかりだったのでしょうか?読者を馬鹿にしているような気がします。 | ||||
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典型的過ぎる部分もあります。 奇を衒い過ぎている部分もあります。 綺麗事に過ぎる部分もあります。 ご都合主義に染まっている部分もあります。 ですが、良作です。 人間関係や生い立ちが原因で深く傷付いている人にとっては、心の清涼剤になり得る作品である……と思います。 斜に構えず、ただただ真っ直ぐ受け容れて、存分に感情移入して、楽しむのが良いでしょう。 名作中の名作、『ジャングル・ブック』(ジョセフ・ラドヤード・キップリング著)のオマージュ感がある……と言えば、ご存知の方には伝わるでしょうか。 | ||||
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この作品、大好きです。 読めば読むほど世界観に 魅了されていきます。 読めば読むほど続きが気になります。 挿絵は入っておりませんが、 スラスラと読むことができました。 簡単にまとめれば 少女と魔物の恋の物語です。 最後の方では涙が止まらず しゃくりあげてしまうほどでした。 是非みなさんにも 読んでいただきたいです。 | ||||
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とても読み応えのある、おもしろい本なのでおすすめの本だと思います | ||||
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死にたがりの奴隷の少女 人間嫌いの魔物の王 二人の邂逅によって運命の歯車が大きく動き出す 無駄なシーン、中だるみ、一切なく 一気読みできます 緻密な構成と一つ一つの出来事が非常に丁寧に描写されることにより。 頭の中に鮮明に映像が浮かび上がり映画をみるかの如く楽しめました 本当に誰にでもおすすめできる作品だと思います 優しさとは、愛とは、なんなのか 深く心に問いかける作品です | ||||
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書店になかったのでネットで見つけた時うれしかったようです。息子が好んで読んでいます | ||||
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他の電撃文庫と一線を画す表紙のイラストに、挿絵が一つもない、ライトノベルというジャンルにおいて恐らくは型破りとも言える外観に、思わず手をのばしてしまった。 そして語られるのは、喰われるというつまりは、自らの死を望む少女をめぐる、おとぎ話のような物語。 死にたがりの少女ミミズクはしかし、死に対する恐怖を微塵も持っておらず、 「ミミズクのいっちゃんのしあわせはー、だって夜 の王に食べてもらうことだものー」 と、むしろあっけらかんとしています。 魔物と出会おうが、自分の身体が傷つこうが、 無邪気な子供のように、ただ笑う。 けれど彼女には、あまりにも凄惨な過去があった。 ネタバレるといけないので詳しくは伏せておくが、 ミミズクを名乗る少女の心は、完全に壊れてしまっていた。 喜び、悲しみ、怒り。 普通の人間なら当たり前にもつそれらの感情すら、 ミミズクにとっては全く意味を成さないのだ。 そうして人の心を失ったまま、寡黙な夜の王のもとで過ごしていたミミズク。ある日、魔王討伐のために人間が攻めてきたことにより、彼女の運命が大きくかわってゆく。 以下感想。 この作品の根底にあるのは、愛だと思う。 親子愛、夫婦愛、そして人と魔物の愛。 皆純粋で不器用で、けれども相手を思う気持ちには 心動かされるものがあった。 登場人物で好きなのは、主人公のミミズク。 一人の人間として成長していく様が、儚げで魅力的に描かれている。序盤はかなり特徴的な喋りで、なんだこの子と思ったが、彼女をそうしてしまった過去を知ると、胸が締め付けられた。 そして物語中盤、「ありがとう」という、普通の人間なら当たり前に持ち合わせている感情に初めて気付き 「ありがとう、ありがとう」と繰り返す彼女の姿は、生きる喜びを再確認させてくれるのではないだろうか。 そしてもう一人、フクロウこと夜の王。 食べてほしいと懇願するミミズクを冷たく拒み、全く興味を持たない。 だか彼もまた、辛い過去を背負っていた。 愛されることを知らず、故に愛を表現する術をもたない。作品内最も不器用な存在。 言葉少なく感情の起伏がほとんど見られないが、個 人的にとても好きなキャラクターだ。 せわしない現代を生きていると、ふと忘れてしまう「生きる」という素晴らしさ。 ラブコメ、ファンタジー溢れるライトノベル界において、生きるとは何かということを思い起こさせてくれる、稀有な作品。 | ||||
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