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魔天楼: 薬師寺涼子の怪奇事件簿
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魔天楼: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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馬鹿馬鹿しいと思いながら、コノシリーズをまた読んでしまった。あっという間に読めるし、後に何も残らないのがいいのかも。 やりたい放題の薬師寺涼子警視。拳銃を撃つのは楽しんでいるし、気に入らない男の股間は蹴り上げるわ、平手打ちで3メートルはぶっ飛ばすわ、ハーレーダットソンでエスカレーターを走り下りるわ、ほんと痛快ですねえ。鼻持ちならない上司や知識人、官僚なんて糞みそに言われる。作者の田中氏はよっぽど官僚とか政治家とかが嫌いなんだろうな。 今回の敵は、バレオロザギス(石棲妖蠍)で、確かに怪奇事件簿だね。星はいくつでも、まああんまり関係ないな。 | ||||
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かつて、私は銀河英雄伝説を読んでガッチョリとはまった人間でした。 銀河英雄伝説の魅力については私ごときが駄文を連ねる必要はないので省略します。 爾来、田中芳樹の小説を貪るように読んでいた時期があります。 そのような狂熱もおさまったある日、私は田中芳樹の著作を図書館で発見しました。 タイトルは「摩天楼・薬師寺涼子の怪奇事件簿」 (へぇ…新作出たんだ) そんな思いとともにその本を手に取り、ぱらぱらとページをめくりました。 …ほんの数ページで私は本を閉じ、そして懸命に思い込もうとしました。 (…これは…悪い夢なんだ… かつて銀英伝やアル戦やマヴァール年代記で俺を魅了してくれた 田中芳樹が、こんな浅薄で手垢のついたキャラ萌えにのみ依拠した駄作を垂れ流すはずがないんだ… …そう…これは、悪夢なんだ… 目が覚めたら、俺は銀英伝を最初から読み直してこの悪夢を払拭するんだ…) …以降、この薬師寺涼子シリーズは私にとってはなかったものとして認識されることとなりました。 | ||||
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田中芳樹は重厚な世界を構築することに関しては、近来稀に見る才能を持った作家である、と私は思っている。「銀河英雄伝説」など、まるで異次元ポケットから「宇宙歴年表」を盗んできたのではないかと思えるぐらい、その数十年の戦国時代は説得力を持つものであった。いくつにも使い分けが出来る歴史観と素晴らしいキャラクター造型、それが田中芳樹の魅力である。しかし、この本に関しては「世界」の構築ははなから放棄しているようだ。ただ単に薬師寺涼子というキャラクターと後数人を創って、かって気ままに動かしているだけの作品である。キャラクターも思いっきり作者に都合のいいように創られている。2~3時間の暇潰しには最適の本だろう。 | ||||
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