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ゼルプの裁き



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)

ゼルプの裁きの評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

問題なし

年代物だが問題なし
ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)Amazon書評・レビュー:ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
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No.4:
(4pt)

初老の探偵さんの自身の過去への決着

ナチス時代の検事が戦後に復職せず私立探偵となっている設定が良かったです。ドイツでは、国がナチス時代を否定して、戦争犯罪について、明確な決断をしています。しかし、故人は、それぞれの過去をかかえて生きているわけです。そのため、作品は切なさなどが漂っています。緊迫感は、たとえば、フリーマントルの作品ほどではありません。

ドイツという国柄やドイツ人の行動や街並み、そして主人公が食事について細かく述べていることが面白かったです。

シリーズになるのかなと思ったけど、3作しかないのですね。
ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)Amazon書評・レビュー:ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
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No.3:
(4pt)

罪の贖い

第二次世界大戦の戦後処理が生んだ捻れと闇がテーマの社会派ミステリー(サスペンス?)と言えば良いのか。

 著者のベルンハルト シュリンク氏はベストセラーとなった『朗読者』の方が有名ということですが、本作は氏の初のミステリー小説、かつドイツにおけるKrimi(犯罪小説)と言われるジャンルで高い評価を受けているとのことです。

 ナチ党員として法廷にて裁判官や検事として従事していた人間達が、戦後処理にて公職追放になったにも関わらず後に復職を果たしているという矛盾。そして自らもナチ検事であった老年の私立探偵(ゼルプ)が主人公となる。

 自分の内に秘めた罪悪感に追い立てられるかのように、時に自虐的とも取れる行動を取る主人公。ラストに訪れる団欒は贖罪を果たした者が手にする心の平穏なのでしょうが、何をもってして罪を贖うこととできるのか、日本も第二次世界大戦の敗戦国として抱える共通の問いかけではないかと感じました。
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No.2:
(4pt)

どの法で人は裁かれるのか

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No.1:
(2pt)

ナチスを「ダシ」にした犯罪小説

ベルンハルト・シュリンクは、売れに売れた『朗読者』の著者。帯にも「『朗読者』の原点はここにあった!」と、『朗読者』の名を知る読者に訴えかけようとしている。
しかし。本作は凡作だ。
『朗読者』にあった「味わい」がまったくない。同じ作者で、同じようなモチーフを使って作品を作り上げているのだが、テーマがつまらないものだと全くつまらないものになってしまう。ダニエル・キイスが『アルジャーノン』で「心理」を扱い、それが傑作として認められると、いたずらに「心理」を扱っている「ような」作品を書き続けてしまった。『アルジャーノン』とのあまりの違いに怒りすら感じた読者も多いだろう。
本作での「ナチス」の扱いもまた同様の「カルサ」が感じられてしまう。「ナチス」をこのように扱ってしまうのは非常に残念。本作を読んだ後では、『朗読者』にあった「味わい」も、作者の意図せざるところで偶然に出てしまったものなのかと勘ぐってしまう。
この「ゼルプ」シリーズは何作か出ているようだが、この『ゼルプの裁き』を見る限り、他の作品を読む必要はないだろう。
ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)Amazon書評・レビュー:ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY)より
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