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(短編集)

さよならは明日の約束



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【この小説が収録されている参考書籍】
さよならは明日の約束
さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)

さよならは明日の約束の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

いい感じ

高校1年生の本大好きの日柳永美とB級映画大好きの柚木崎渓の変わり者ペアが、身の周りの謎を安楽椅子的に解いていくミステリー。ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」というちょっとした言葉から思いもかけない真相を明らかにするというミステリーのことが出てくるが、この連作短編集もそんな感じ。実際に調査して確認はしていないから、想像だけに終わっているのかもしれないが、登場人物たちはそれで納得してしまう。永美の祖母や喫茶店ブックステアリングの梶本さんたちもいい味を出しているが、エミール(永美)と渓の淡い関係も何だか微笑ましいというか、甘酸っぱいというか、いい感じだ。
さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)Amazon書評・レビュー:さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)より
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No.4:
(5pt)

濃くはない方の風味の新シリーズ。

ミステリと言えばミステリの様な...
タック、タカチシリーズのあとがきでしたか、存在を知ったのは。
あまさんに在庫があったので、購入。
ハードブックはかさばるので、文庫本。
次巻の文庫化はまだか...

今回は高校生。
太眉でポニーテール、バタくさい顔のエミールこと日柳永美嬢とマニアックな趣味を持つユッキーこと柚木崎渓のコンビとブックカフェのオーナー梶本さんを中心に展開するストーリー。
相変わらず独特な名前の登場人物が沢山。
品治でほしじって...

4つの短編から構成され、最初の一篇はエミールと祖母ですが、二篇目以降からユッキーと梶本さんが登場。

食いしん坊のエミール、性格はさっぱりと可愛らしく、マニアックユッキーもさっぱり風味。 キャラ立ては問題なし。
ストーリーもミステリとしては軽めで、がっつり読みたい人向けではありませんが、雰囲気は良。
次の作品、夢の迷い路も読んでみたくなりました。
でも、ハードカバーは持ち運ぶには...
早く文庫化されないかな? 電子書籍でも良いのか。
さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)Amazon書評・レビュー:さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)より
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No.3:
(3pt)

どうして高校生が主役なのかいまいち必然性が無い

年に三回出版される『ジャーロ』というミステリー専門誌に掲載されたシリーズ短編集。「恋文」、「男は 関係なさすぎる」、「パズル韜晦」、「さよならは明日の約束」の四本をまとめた作品。本好きで大食いの美少女・エミールと、普段は目立たないけど、時おり 鋭い推理力を見せるB級カルト映画マニアの柚木崎のふたりの高校生が、身の周りで起きたちょっとした謎や疑問に挑む、所謂「日常の謎系の安楽椅子探偵モノ」です。

当たり外れの激しい西澤さんの作品群の中ではそれほどクセもなく普通。どの短編も陰惨な殺人事件や不可能犯罪が起きるワケではないものの、何でもないような謎が推理していく過程で急に不穏な意味を持ち始めたり、忘れていた過去の謎が意外な結論で現代に蘇ったりと、真相が分かるまで油断できない緊張感があります。

ただ、個人的には主役ふたりの青春ミステリーに期待しましたが、そんな側面はほぼ無いので、どうして高校生が主役なのか、いまいち必然性が感じられない内容でしたね。ここが一番のマイナス。そうした学生時代の恋愛や友人関係の悩みを通じて苦悩したり成長するドラマが欲しい。高校生なのに毎日のようにカフェに入り浸り、謎解きパズルに興じているだけの悩みの無さそうな彼らの出る続編が読みたいかと言われれば微妙。もし続編があれば、もう少し等身大の高校生らしいキャラクターによる青春ミステリーのほろ苦さを感じられる内容に期待。
さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)Amazon書評・レビュー:さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)より
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No.2:
(5pt)

ドーナツを食べながら

ユッキーとエミールの掛け合いが面白く、本好きにはたまらない作品です。
短編集でオチは作者らしいところもありますが他作品に比べればライトに読めます。
近所にチョコレートドーナツとエスプレッソがいただける喫茶店があればなー。
是非シリーズ化してほしいです。
さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)Amazon書評・レビュー:さよならは明日の約束 (光文社文庫 に)より
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No.1:
(3pt)

所謂「日常の謎系の安楽椅子探偵モノ」です

年に三回出版される『ジャーロ』というミステリー専門誌に掲載されたシリーズ短編集。「恋文」、「男は関係なさすぎる」、「パズル韜晦」、「さよならは明日の約束」の四本をまとめた作品。本好きで大食いの美少女・エミールと、普段は目立たないけど、時おり鋭い推理力を見せるB級カルト映画マニアの柚木崎のふたりの高校生が、身の周りで起きたちょっとした謎や疑問に挑む、所謂「日常の謎系の安楽椅子探偵モノ」です。

当たり外れの激しい西澤さんの作品群の中ではそれほどクセもなく普通。どの短編も陰惨な殺人事件や不可能犯罪が起きるワケではないものの、何でもないような謎が推理していく過程で急に不穏な意味を持ち始めたり、忘れていた過去の謎が意外な結論で現代に蘇ったりと、真相が分かるまで油断できない緊張感があります。

ただ、登場人物のキャラ設定が微妙。主役の高校生ふたりの青春ミステリーかと思いきや、そんな側面はほぼ無し。かと言って、高校生でカフェに入り浸る妙に悩みの無さそうな彼らの出る続編が読みたいかと言われれば、うーむ…。
さよならは明日の約束Amazon書評・レビュー:さよならは明日の約束より
4334929966

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