■スポンサードリンク
秘密
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全642件 601~620 31/33ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の秘密、それは母と娘が入れ替わることです。そこから、平介の葛藤の物語がはじまります。その苦しさをかなり感じることができます。この葛藤の部分が強く描かれていることから、この作品を近親相姦的な性的願望を持った男の物語だというのは、この作品の本質を述べるにいたっていません。この葛藤は母、直子がよく理解しています。タイトルは「秘密」です。2つ目の秘密にこの作品の本質があります。その秘密は最後まで読まないとわかりません。素晴らしい妻をもつあなた、もし妻が亡くなったら悲しいはずです。しかし、この作品を読み終わったとき、それよりも悲しいことがあることを知ることができるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めてこの作家の作品を読みましたが、読みやすく、主人公にも無理なく感情移入できました。全体の構成もしっかりしていて、面白い作品と言えるでしょう。しかし、直子との分かれのシーンなど、もう少し掘り下げた文書にして欲しかったと思いました。前評判が高かったので、感動の嵐が来るかと思いましたが、最後のどんでん返しでグット来た程度でした。でも、もし自分がこの立場なら「秘密」を飲み込み、生きて行けるのだろうか、そんな大人になれるだろうかと考えさせられた作品です。平介が最後殴りたいと言う気持ちはとても共感しました!最後の1ページに拍手! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
涙の無い感動。読了後 呆然。悲壮感、喪失感、虚無感、孤独感、絶望感。なんとも形容し難いブルーな感覚に陥りました。「うわぁ、マジかんべんしてよもう。こんなのって。。」という気持ちです。男って、心が弱いからせめて体だけは強くできているのかも。男にはちょっとつらい。女性にとってはどうなんでしょう?自分が主人公の立場だったら耐えられそうにも、そして立ち直れそうにもないです。実際読み終わってブルーな気分からしばらく立ち直れませんでした。終わってからもう1度クライマックス付近を読み返すことでしょう。そもそも誰が悪いのかと問われたら、誰も悪くない様な、誰もが少しずつ悪い様な。最善の選択なのか、仕方無しなのか、ずるさなのか。そして、ではどうすれば良かったのか、と考えずにはいられません。ラストで解るタイトル「秘密」の理由。必読です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の作品の中で、というより今まで読んだ本の中でもかなり感動した作品です。もちろんフィクションということは分かっていましたがその理解を上回る感動がありました。切なく、苦しい愛があるということが分かるはずです!また東野圭吾の他の作品をもっと読みたいと思う一作となりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは凄い!確かに非現実的な話ではあるが、それを現実的な話にする説得力が東野にはある。読み終えた後、なんともいえない切なさ・虚無感に襲われた。実際にはこんな事が起こりうることはおそらくないだろうが、読み終えたときはとてつもなく寂しかった。白夜行以来の感動を味わった。読んでいない人はすぐにでも読むべきだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読む人によって様々な捉え方ができる話になっています。読みやすいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー設定の面白さに惹かれて読んでみたら、前半は淡々としていて、なんとなく吸引力に欠けるような印象をもったが、後半の二転三転する意外な展開に思わず引き込まれて、あとは一気に読んでしまった。あまりにもせつなすぎるストーリー。そして最後の最後になって、本当の「秘密」とは何だったのかがわかり、改めて涙。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を読んで感動した方がとても多かったので私も手にとって読んでみたのですが、あまりにも非現実すぎるのと文章が淡々としていて感動できたであろうシーンもあっさりと過ぎていってしまい、最後まで感動できずもやもやとした気持ちが残ってしまいました。この小説は読む人によって感想がはっきりと分かれてしまうのではないでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
秘密、という気になって仕方ないようなタイトル。怒濤の前半。「予感めいたものなど、何一つなかった」の一言からもうこの小説は読むのをやめられないとも思った。 主人公の杉本平介にしたら怒濤と衝撃だっただろう。読者もそうだ。スキーバスの事故による妻の死亡、娘の最悪の状況。そういう展開から始まったのでストーリーに一気に引き込まれてしまった。自分は学生なので「自分自身」の家庭はない。家庭を持っている人とは価値観が違うかもしれない。広末涼子の言葉を借りれば「長いおつきあいになる小説」というところか。それでもある程度の平介の気持ちは分かる。怒濤の展開で始まったことによって普通より感情移入しやすかったそのせいもあるし、形だけの妻となってしまった直子に何もしてやれない感じは切なくて淋しすぎる。娘の藻奈美を失った悲しみもそれに等しい。 直子は別な形で人生をリセットしようと試みる。とは言え最初の方は困難な日々が続く。それは考えたら分かる。リアルで色んな意味でその部分は面白かったが。それでも更に困難をというのはでてくる。当然と言えば当然。フィクションでしか起こりえない状況ではあるが、上手に処理できている。部分的にせこい箇所もあるといえばあるけど。 平介は事故の原因も探るようになってくる。これにはやや理解できない点が多いのは気のせいだろうか。人がいいということだろうかどうだろうか。被害者なのだから、などと思うとやや無理がある気もした。 そしてラストだ。ラストは、ややスッキリしすぎていないか。東野圭吾がちょっとせこくも見えてきてしまった。タイトルの「秘密」の真意はこれなのかと思うと最後まで楽しませてくれたけど。総合的に見て良作であることは言うまでもない。ミステリよりは寧ろ夫婦、家族愛を象徴している作品である。だからややケチを付けたとは言え4つ星にはおさめる。人によって価値観が違うが、純粋に読めば絶品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ãããããç§å¯ãã«ã¯æ ç"»ã'éãã¦åºä¼ã£ããåºæ«æ¶¼åãå°æ-è-«ã岸æ¬å 代åããåºæ¼"ã-ãæ ç"»ã'ã"åç¥ã®æ-¹ãå¤ãã¨æããéªå½ã§ã®ãã¹äºæ...ã«å¨ã¨å¦»ãå·»ãè¾¼ã¾ããå¨ã®èä½"ã«å¦»ãå...¥ãè¾¼ã"ã§ã-ã¾ã£ãã¨ãã夫婦ï¼è¦ªåï¼ã®è©±ã'夫ãç¶è¦ªã®ç®ããæããç©èªãã"ã®è©±ã®é¢ç½ãã¯ã主人å...¬ã夫ï¼ç"·ï¼ã¨ã-ã¦å¨ã®èä½"ã«å®¿ã£ãå¦»ã¨æ¥ããã"ã¨ãã§ãããã¾ãç¶è¦ªã¨ã-ã¦å¦»ã宿ã£ãå¨ã«ãæ¥ããã"ã¨ãã§ããªããã©ãã-ãã妻ã»å¨ã¸ã®æããã-ã¦ç"·ã®ã¡ã£ã½ã'ãã'æãã¦ããããã-ã¦å½¼ã¯ã"ã®ããã¤ãã®å¶ç'ã'è¨å®ããã"ã¨ã§ãåãªãæ-¥å¸¸ãå¥ããæ-...ç«ã¡ã'æãããæè¿'åºæ«æ¶¼åãæ-©ç¨²ç"°å¤§å¦ã'èªä¸»éå¦ã-ãã¨ããå人é"ã¨ãç§å¯ãã話é¡ã«ãªããå°èª¬ãããã¨ç¥ã£ããå¿è«-æ ç"»ãè¯ãã£ãã®ã§ãå°èª¬ãè²·ã£ã¦èªã"ã ã!é¢ç½ãã£ããæ±éåå¾ã®ç©èªã¯ãèªè...ã®äºæ³ã'è£åãã"ã¨ã'ç®çã¨ã-ã¦æ¸ããã¦ããã"ã¨ã'ç¥ã£ã¦ãã¦ããèªè...ã¯ãã®è£åãã®ç¾ã-ãã«æåã'ããã"ã¨ã«ãªããè£åãã®æå£ã¯ãç©èªã'ã³ã³ããã¼ã«ã-ã¦ããã¨æã£ã¦ãã主人å...¬ãç©èªã'æ"¯é...ã-ã¦ããããå®ã¯æããã'ããã£ã¨å¤§ããªç©èªãå±é-ããã"ã¨ããã-ã¦ããã以ä¸ã®æåã¯ãç©èªã®å±é-以ä¸ã«äºæ¸¬ãã¤ããªãç»å '人ç©ã®ææ...ã®æåã ãç§ã¯å½¼ã®æ¬¡ã®æ¬ã'èªãã"ã¨ã'å¿å¾...ã¡ã«ã-ã¦ããã®ã'èªè¦ã-ã¦ããã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつも平助の心の中が揺れ動いているのが印象的だった。それでもその根っこは「愛」・・・すばらしい作品だし声高に人に勧めたい作品です。先が気になってしょうがなくてページを止める手が止まらない!感動できるとおもいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これを呼んだ後数日間は立ち直れませんでした。僕はまだ学生ですから、まだ家庭は持ってません。しかし、家庭を持つことの大切さ、人間と付き合うことの重み、相手を思うこと、それらを真剣に考えることができました。家庭を持つ前にこの本に出会って良かったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品数の多い東野圭吾さんの数少ない恋愛小説にして「百夜行」とともに東野さんの最高傑作。舞台設定はSF的なところがありますが内容は男女の心の機微を見事に描ききっている。最後は涙・涙です。何度読んでもいい作品です。恋愛小説をほとんど描かない東野さんがこんな見事なものを書き上げたことは驚きです。何冊も恋愛小説を読んできましたが、一番感動しました。文句なしに評価は「5」。「10」をつけたいぐらいの出来です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自動車部品の工場に勤務する杉田平介の妻・直子と、小5の娘・藻奈実がバス転落事故に遭い、藻奈実だけが一命を取り留める。しかし、藻奈実の意識が回復すると、その人格は完全に直子のものとなっている。平介と、藻奈実の姿をした直子との生活が始まり、様々な迂余曲折を経ながらも、最後はハッピーエンドになるかと思ったが…。 この作品の最大のポイントは、直子が下したある重大な決断であるのだが、それがどんなもので、いつ下されたのかは、最後まで読まないとわからないようになっている。また、それは平介のある決意に呼応したものであり、平介がそれを決意したことには、事故を起こしたバス運転手が関係していると言った、著者の巧みな構成力は、とてもすばらしい。 この作品を読み終えたのは電車の中だったのだが、不覚にも涙がこぼれそうになったほど、感動的な結末である。直子の決断は、少ない選択肢の中の最善のものだったのだろうが、ある意味とても残酷な結末を招いてしまったとも言える。その後のことも考えるとやるせない気持ちになるが、結末を知った後、再び最初から読み直しても新たに感動出来る、すばらしい作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わって自分が結婚して娘を持ったときに、どういうふうになるのかを読んでいる間ずっと考えました。そして、妻・娘を失うこと、しかも事故で失うことについてやっぱり読んでいる間ずっと考えさせられました。全体としてスゴく読みやすいし面白いです。でも、途中、男の人なら誰もが持っていそうな男の女々しさがリアルに書かれていて、ちょっとイヤな部分があったりラストが「ん~~~」な感じだったりしたのが残念かな。でも、女々しさを書いたからこそほかが引き立つのかな?とも思います。ラストはきっと好き嫌いの問題なんでしょうね。読み終わったあと映画版も見たくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わったあと、しばらく茫然とした。男性にとって、このエンディングはあまりに痛く、苦しい。不思議な関係になってしまった夫婦間の心の動きを、赤裸々にかつクールに描写を重ね、驚愕のエンディングへと一気に導く作者の筆力には、畏敬の念すら感じる。男性の皆さん(特に娘を持つ皆さん)はぜひ覚悟をして、結末を楽しんでいただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夫婦、家族のお互いを思いやる気持ちがありえない事態を通して鮮明に描かれています。恥ずかしながら初めて電車で読んでいて涙しました。特に結婚前後の方にお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いや、この物語の中で起きる「不思議な出来事」が現実には起こりえない、と言いたいわけではない。それはファンタジー小説なんだから、何が起ころうと構わない。問題は、その出来事に対する主人公の接し方だ。主人公は、驚愕的な事件をいともあっさり現実として受け止め、もとのような生活を続ける。この態度は、この作品全体を貫いている。「奇跡」の度合いに対し、そのことへの疑問・畏敬・不安・葛藤があまりにも低すぎるのだ。こういう人は、現実にはたくさんいるかもしれないが、小説の主人公としては明らかに不向きだろう。主人公の精神構造は多少なりとも作者のそれと重なる部分があるであろうから、東野圭吾自信の小説家としての力量を疑わざるを得ない。物語は淡々とすすみ、淡々と終わる!。その中に、感動や興奮を終に感じることはできなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は事故で家族をうしなった男性のはなしかぁー。くらいで淡々と読んでいっただけでしたが、中盤から涙無しには読めませんでした。人の出会いって、立場って、世代や時代が違うとこんなに悲しく食違うものなのかとやるせない思いになりました。終盤になると自分にダブってきてハンカチを握りしめながら夜通し泣き泣き読みきってしまいました。この本を読むなら休日前日の夜から読破することをお勧めします。世界にどっぷり浸かって溢れ出す涙をこらえることなく読んでしまって下さい!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は物語の結論をどのように受け取るかで話題になった。簡単に粗筋を書く。杉田平介は夜勤明け自宅に帰りテレビを見る(主人公は昼夜勤を一週間交代で働く工場勤務)。テレビからバス事故のニュースが流れる。バスには妻の直子と娘の藻奈美が乗っていた。直子は死に藻奈美が生き残るが、娘の肉体に妻の人格が入り込んでいた。小説の設定としてはこれだけ、簡単で拍子抜けしそうだがこれがじっくり読ませる。この小説は父娘近親相姦の物語だと思う。人格というのは本人が決めるのではなく他人が決める。他人の気持ちが分かる人を優しい人と表現するが、分かり過ぎる人は人格の分裂だとみられ、病院送りになる。これでは社会生活がうまくいかない。自己同一性を強要するのは本人ではなく社会ということになる。小説の中で人格の入れ替えが起こったことは二人だけの秘密である。人格の入れ替えが起こったことを第三者の立場で観察できるのは夫の平介しかいない。ならばこの物語り自体、平介の妄想だと考えてもいいのではないだろうか。どのように人格が入れ替わろうと個人を決定するのは最終的に肉体である。そう考えると「秘密」は主人公平介の男としての妄想と読むのがぼくには一番しっくりくる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!