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秘密
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秘密の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全654件 561~580 29/33ページ
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| 今年1月の直木賞で、候補に上がること6度目にして、念願の受賞を果たした東野圭吾の出世作のひとつ。 その昔、初候補となっていた時の作品が、この「秘密」である。 広末涼子の初主演映画としても映画化された一作。 しかし、一部の傾倒読者を除き、彼の作品を知る読者の多くは今回の直木賞受賞を強く疑問視するのではないかと思う。 この「秘密」に関しても、まぁ受賞しなくて当然だったろうとの読後感が強かった。 主人公の心理描写はきわめて甘く、さらにあいまい。それを取り巻く人物たちの行動やセリフも、まるで朝の三流情報番組のように、とってつけたような典型的なもので、読者の感情を一律に憎しみや悲しみの共感へとたきつける筆致が、週刊誌記事と変わらない印象すら受ける。 そうした陳腐な状況展開が、特異な状況設定で始まる本作だからこそより求められるリアリティを、かえって失わせてしまっている気がしてならない。 フィクションの存在意義を感じさせる秀作は世に多くあるのだが、本作に限って言えば、「所詮、ノンフィクションを越えられないフィクションに、用は無い」。そう感じてしまう作品だった。 ただ、話のオチとしては、やはりセンスを感じさせるところが随所にあったのも確かだ。しかし、それを活かしきれない文章力がやはり、この作家自身の人間力の表れか。 | ||||
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| 「白夜行」のドラマ化、直木賞受賞など、このごろ再び注目を集めている作家・東野圭吾先生。 「秘密」はそんな先生が執筆し、映画化もされた有名な作品です。 主人公の妻と娘が不運にもバスの事故に巻き込まれ、不思議なことにそのショックで妻と娘の心が入れ替わってしまった。見た目は自分の娘・藻奈美であるはずなのに、中身は妻の直子。そのギャップ、そして若い体を手に入れた妻が自分を捨て、遠くにいってしまうのではないかという不安――。 物語は、そんな主人公・平介の視点から、彼の20年にも及ぶ心の揺れが描かれています。 昔から心と体が入れ替わってしまうという話は多く存在しますが、ここまでリアルに、また、真摯に人の心に肉薄した作品はそうそうないでしょう。平介と直子、彼らがお互いを愛しているからこそ生まれるすれ違いには読んでいるこちらもいつの間にか感情移入し、同じようにせつなくなってしまう。 また、後半で平介が藻奈美を"妻"として扱うべきか、"娘"と扱うべきかで悩むところは「もし自分が平介だったら…」と読みながら考えてしまいます。 結局平介はある決断をしますが、それがまたほんとうにせつない。そしてそれを受け入れる直子の、ある隠された行動も…。 彼の判断が正しかったかどうかはわかりません。 ですが、それを読者に考えさせるのも先生の意図したところではないでしょうか。 物語の中でさまざまな出来事や人物が複雑に絡まりあいますが、先生の確かな文章力で、安定して先を読み進めることができます。 読んでみて、平介や直子の決断に「納得がいかない」という人もいるでしょうが、個人的にはこの終わり方が最良だったのではと感じました。 東野先生に最近注目をしていて、この「秘密」という作品を読んだことのない方は、ぜひ一度読んでみてください。 きっと色々考えさせられる、心に残る、印象深い一冊となることでしょう。 | ||||
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| 読み手の感情移入の対象によって評価がかなり変わる作品のようですね。私は男なので、男から見ると結末は泣かせると思う(悔し泣き?)。そして直子のことを身勝手と思う人もいるかもしれないけれど、直子はお互いのことを思ってとった行動だと私は思う。まあ、読み手の受け取り方しだいで、どのようにも読める分だけ奥が深いとも言えるし、再読に値するとも言えるわけなので。どういう受け止め方をするにせよ、物語として傑作なので一読をお勧めします。 | ||||
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| 主人公に感情移入してしまい、どうしてもラストのどんでん返しが悲しかったり悔しかったりです。ただあれがないと凡庸な内容になってしまうかもしれないので微妙です。 私は男性なので主人公の立場から読みましたが女性が読めばまた違った視点から見られるのでしょうね。 | ||||
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| 一般には正統派の感動もの、という扱われ方をしているが、読んでみると皮肉な結末のようにもとれる。つまり、なんだかんだ言っても直子は平介よりも人生をやりなおすことの方を選んだのだ、という風に。考えてみれば、男が女に振られるということは、客観的に見れば常にそういうことなのだ。それを「何かを守るため」とか「俺のことを思って」とか理由づけしたことは、男なら一度はあるのではないだろうか。そういった男のファンタジーを物語にした美しい小説、という読み方もできるし、それらを客観視して皮肉った大人の小説、という読み方もできる。ただ、後者の解釈ならそれは現実そのものだし、ああやっぱりそうだよね、で終わってしまう。それならむしろ素直に号泣させて欲しかった。というわけで星3つ。 | ||||
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| こんなに切ない物語があっていいだろうか。 本当に大事なものは普段はわからないもの。 読み終わった後、本当にこのまま2人は終わっていくことができるのかと感じました。 | ||||
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| 物語は悲惨な事故で娘の体に妻の意識が入ってしまう所から始まる。 夫と妻兼娘の二人(三人?)のアンバランスな関係が苦笑せざるを得ない。 バス事故という悲劇を下地に、思春期の親子関係のパロディと夫婦の愛情とを絡めて奇跡を描いた感じ。そういう面白さ。 一人称の語りゆえに解釈が多様ですし。そこが巧いです。 最後の結末は、平介が達した結論を疑ってみるのも面白いでしょう。 僕は語り手を疑って読んで、それも含めて面白いと思ったので星4です。 | ||||
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| トキオとともに最終的な段階でハッとする作品だ。 トキオはもっと言えば最終ページに感動がある。 本書はそうではないが、徐々に来る。 たぶん身近な女性を見る目が読後にちょっと変わるかも知れない。 「いつだって女性ってやつは、、、、、、」である。 | ||||
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| ミステリーとはいえ扱っている題材はありがちな殺人事件の真相究明などではなく「家族」。 妻の魂が宿る娘の成長が丁寧に書かれています。 「家族」をテーマにしているだけに、非現実的な話が身近な出来事のように感じてなりませんでした。 思いもかけず感情移入してしまうのでラストシーンの切なさが倍増します。 文句なしの傑作です。 | ||||
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| なんか、すごい複雑な思いになった。なんか、いくら妻が娘の身体にいるとはいえ、娘として生き様とする妻が学校やらで、楽しく過ごすことに異常な嫉妬をみせる父親が気持ち悪かった。お風呂場でのこととか、夜の生活のこと、すごい細かくかいてるんだけど、なんか、男のいやらしさがすごい見えて気持ち悪かった!!小学校高学年になって一緒に父親とお風呂になんか入らないし!低学年でもはいらないよ~いまどき!!なんか、娘の身体に妻の意識がはいるなんて、その発想自体、気持ち悪いって思っちゃった。娘の立場としては。最後は確かに、ちょっと驚いたけど、感動。。。とまではいかないな。面白くはあったけどね。。。 | ||||
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| この本にコメントがどこかで載せてあった通り,暖かいけど切ない話だったと思う.5年間も不思議な形で普通よりも長く寄り添ったのに結局別れをむかえることになってしまったところでは本当に胸がツマル思いだった. ここまでで終わっていたら5つ星. 最後結局真実がわかってしまったときにはなんだか寂しい思いをした.捨てきれない妻への愛情を押し殺してスキーに行くことを許すまでになった夫のことを最後は裏切った感じがした.妻の視点に立ってみれば,夫のことを思っての判断なのかもしれないが,やはり結末としてはがっかりしてしまった. そんなわけで星は4つです. | ||||
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| ごめんなさい!内容はおもしろかったけど感動はしませんでした、心にも残りませんでした。残ったのは女のいやらしさだけです。 | ||||
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| 絶賛する人の多い一方、感情移入できない人や、しすぎて反感を覚える人も存在する本です。私自身は、沢山本を読む方ですが、読み終わった後、20分程「呆然」としてしまう本に初めて出会いました。意外な展開だけでは呆然とはしません。主人公たちの「想い」に衝撃を受けて、呆然とするのです。身近に妻や夫や娘のいる人、その人を大切に思っている人ならば、素晴らしい作品だと素直に思えるのではないでしょうか。夫婦というものが、恋人関係のような単純なものでない事を知っていれば、なおさら感じ取れる部分や場面が増えることでしょう。 | ||||
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| 直子の行動が、平助への愛と感ずるか、身勝手と感ずるか、筆者はその中間でみごとに筆を運んでいきます。直子の藻奈美への思いのなせるわざなのか、どうしようもない諦観のなせるわざなのか、あるいは、身勝手な本質ととるのか、読者の性別や年齢によっても、大いにわかれると思います。ひとつの極限におかれたときに、自分がどう行動するか、どんな思いを持つか、内なる思いがつまびらかになる、その極限を描いた大傑作です。 | ||||
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| 「白夜行」も物凄い傑作だが、如何せんその分量ゆえに一般うけするとは言い切れない。 しかしこの「秘密」はそれほど長くはなく、読みやすい。きっと一度手についたら離れることなく次々とページをめくってしまう、そんな本である。この作品はタイトルである「秘密」が全てのキーワードとなっている。この作品に出てくる登場人物たちはみなそれぞれに「秘密」をかかえ、隠そうとしている。そして最後に明かされる「秘密」はとても悲しい結末へと繋がっていく。一見すると、ありがちな内容の小説と思われてしまうかもしれない。 しかし作者は東野圭吾なわけで、ありがちな話で終わるはずもない。 ミステリー作家の成せる複線の張り方、絶妙の使いどころが読者に一つ一つの感動を与える。 何よりも読者を惹きつける表現力は抜群に上手く、冒頭・章の追追終わりを読むとたちまち本の世界に引き込まれる。 おすすめです | ||||
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| この、読後感の比類無き後味の悪さ、東野さんの小説は結構ハッピーエンドで終わらない作品が多いですがこの小説は最悪でした(-_-;)同じような家族構成で平助と同年代の男として読みましたが、平介がなぜこれほど辛いめに会わなければならないのか、最後の秘密などは、直子の身勝手さに身震いするほど怒りを覚えてしまいました。従って泣きもしませんでしたし、感動などは全くありませんでした。只々平介の哀れさ、直子の身勝手さに暗澹たる思いと怒りを覚えただけでした。(ーー;)最後まで一気に読ませてしまうのは、さすがに東野さんですが、私のなかでは今まで読んだ東野作品のなかで最も怒りを覚えた作品でした。よって、東野作品には基準点★四つと考えておりますから、-★二つです。 | ||||
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| じわじわと、読後何時間にもわたって感動(というよりももっと複雑な感情)が押し寄せてきます。ほかの方のレビューを拝見して「それは無いだろう」とかなり懐疑的(?)に読み進めていきました。最終的には十二分に裏切られる様な結末=秘密が待っているのですが、読み終わった今、約24時間後も形容しがたい余韻が心に残っています。誇張ではありません。むしろ時間の経過とともに過去をより意識を向けざるを得なくなるような、深い物語が待っていることを約束できると思います。特に子を持つ親の方、配偶者とギクシャクしている方、必読だと思います。最後には今までにないやさしい気持ちがじんわりとにじみ出てくる、そんな小説でした。 | ||||
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| 奇妙な秘密の生活をなんとなく楽しんでいるように書かれている前半から一変、平介の嫉妬の描写はせつなすぎて、時間を忘れ読み進んでしまいました。しかし藻奈美が登場してからはハッピーエンドに向かうのだな、と安心して読んでいたのですが…「お父さん、長い間、本当にお世話になりました。」「うん。」永遠の秘密を認めた瞬間。読みながらも茫然としてしまったのを覚えています。すばらしい一冊でした。友達に勧めようと思います。 | ||||
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| 彼女は妻なのか娘なのか?彼女に妻の直子として接するべきなのか、娘の藻奈美として扱うべきなのか?心から愛する女性を愛せないことの苦しさと、愛するからこそ生まれる嫉妬、迷い。そうした自分の狭量さにまた、みじめになる男。10年以上に渡る二人の生活に、やがて運命の日が二人に近づいていく……。 「秘密」という言葉がラストになって醸し出す雰囲気は、眼を潤ませずにはいられない。クライマックスの何と鮮やかなことか。読み終わった瞬間、背筋がゾクゾクしてしばらくの間止まらなかった。夫婦の愛があり、父娘の愛がある。杉田家の切なく奇妙な「秘密」の生活の結末は……今でも感動の波が押し寄せてくる。 | ||||
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| こんな設定でよくこれだけの内容にできたなって思います。愛のせつなさ、やるせなさをとても感じさせてくれる良作ですね。しかし、本作での夫婦関係も本当の信頼がない感じもしますし、本当の意味の信頼を作者が知らないのでは?と思ってしまいました。また、個人的にですが、主人公の行動とか考えがあまりにも一般的であり、突飛な考えや発想を期待している私としては、満足できない作品でした。 | ||||
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