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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全642件 481~500 25/33ページ
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事故に遭った妻と娘。妻は死に、娘は助かる。しかし、娘の体には妻の魂が入っていた。 ありえない話だけれど、読み進めるうちにもっと先を読みたくなった。 奇妙な夫婦の生活が始まり、そしてその事故に絡んだ人々の人生がさまざまな形で主人公・平介に絡んでくる。そして、必ずといっていいほど付きまとう『嫉妬』 それでも、夫婦は心でつながっていられると信じている・・・つもりだった。 平介は、娘の肉体を持った妻を抱けるのか。 そして、「愛するがゆえに下す決断」とは、なんなのか。 娘の出現、妻との別れ・・・最後の最後に現れる『秘密』とは。 とてもとても切なく、苦しく、そして 人間的な物語。 ワタシ自身も「あの言動は、こんな風な気持ちの裏返しだったのか」と気付く場面もあった(苦笑) しかし、この物語はある程度年を重ねて、多くのものを見てきた人の方が理解できるのではないだろうか。細かな心情は難しいものがある。 読んだあと、思った。 平介のような人に愛されたら、幸せだろうな、って。 | ||||
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東野圭吾の作品の中で最も好きな作品。事故で亡くなった母の心(精神)が奇跡的に助かった娘の中に入り込み、夫と娘(精神は妻、体は娘)の奇妙な生活が始まるというもの。当初は二人だけの秘密を楽しみながら生活していた二人だが、娘が成長していくにつれ青春を謳歌し始める妻に嫉妬し始める夫。その姿が哀しく、せつない。そして最後に妻が残したもう一つの「秘密」。犯罪もトリックもない物語ではありますが、それでいて極上のミステリーを味あわせてくれました。 | ||||
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ある登場人物との別れが随分あっさりとしているなと思いながら読み進むと本来の秘密が。 読み込めば今後の展開まで及話できるが読前の想像ほどの涙は無かった。 例えば自分が結婚した後読むとまた違う共感が得られるのかも。 | ||||
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周りに人がいる状況で読んでいた為にラスト数ページのところで「これはダメだ。オレ泣いてしまうぞ」と思い一人部屋で読む事にした。が、泣けなかった。正直、こんなオチになるとは想像もつかなかった。あまりにもびっくりして泣けなかった。でも面白かったよ。良い本だと思う。 | ||||
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スキーバスの事故で妻を失った父親。 娘だけは助かって複雑な心境に。しかも、娘の体に妻の意識が移り変わっていた。。。 父親は戸惑いながらもその娘(中身は妻)と暮らしていく。 そのうちにセックスの問題や恋愛などが持ち上がってくる。 少し文体が軽い気もする。 もう少し夫婦の昔の関係を深く描いてくれないと、いまいちわからない。 かつての恋愛があって、それが結婚してどうかわり、さらに子供が生まれてどうかわるか、そのあたりを緻密に描いてほしい。 内容はよくある話だが、それをベストセラーに仕立てるのだから東野はさすが。 稀代のストーリーテラーの面目躍如だ。 | ||||
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この本は僕の中でダントツに1番読んで良かったと思える作品です。オチが読めるから買わんどこって思ってる人がいると思うんですけどこの本はオチはまるっきり読めません!!!!!!感動系で泣いた事ないんやけどこの本では泣きかけました。色々と考えさせられる作品です。 | ||||
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遅ればせながら、今ごろになって読んだ。 SFやファンタジーは別だけれど、この類の小説で現実にはあり得ない設定というのが好きではなかったのだけれど、くだらないと思いつつ、ページを捲るうち、ついつい本気になってしまった。 さすがに、東野氏はうまい、期待を裏切らない。きっちり、人間が描けていると思う。ちょっと美談のようなエピソードもあったけれど。でも、読む人の気持ちを温かくさせてくれる。 それにしても、秘密っていうのは、、、思わせぶりに終わってしまったので、かなり気分がムラムラした。でも、充分に楽しめる1冊だと思う。 ま、東野氏には、奇をてらわず、正攻法で書いてもらいたいかな、とも思うけれど。 | ||||
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通俗的といわれればそれまでだけれど、一人の人間が抱く男としての部分と、 父親としての部分の相克が、この小説の核として、非常に印象的なものを残してくれた。 この作家が実際年ごろの娘を持つ父親である時代にこれを書いたのかどうかは知らないが、 娘に寄せるこの痛々しい感情は、設定された世代の父親には目をそむけたくなるほどリアルである。 父親だって男だし、馬鹿だし、ドジで、みっともない存在なのだ。 もっとも書きづらい、書きにくいことを正直にリアルに書いてくれたことは、一読者としても娘の父親としても非常に感動を覚えた。 | ||||
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小難しい文章ではなく、とても読みやすい文章なので小説初心者にもオススメ。 死んだ妻の魂の宿った娘と主人公が過ごす数年間を描いた不思議な日々は、ちょっとした童話のように感じる。 けれども単なる「不思議な話」で終わらせず、最後の最後まで「秘密」をとっておくあたり「してやられた」と感じた。 | ||||
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なんとなくマンガを小説にしてしまったような印象を受けました。 主人公であるサラリーマンの妻と娘が交通事故に会い、生き残った娘の体には、娘でなく妻の魂が宿っていた、という現実離れした事態から始まる夫と娘との切ないストーリーです。 タイトルからして、もっと奥深いものを期待していたのですが、読後、考えさせられたり深い感銘は受けませんでした。残念です。 | ||||
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みなさんおっしゃるとおり、私も涙が止まりませんでした。 ありえない設定でしたが、 主人公の平介の気持ちになって読んでみると 本当に切なくて泣けました。 愛する人の心は存在しても体が存在しないと 男女の愛は成立しないのかな・・とか色々考えさせられました。 逆に言えば、男女の愛には体の関係って切っても切り離せないのかな、 なんて思ったりして 自分と重ね合わせて深く考えてしまいました。 お勧めです。 夢中になって徹夜して1日で読んでしまいました。 | ||||
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今まで小説を頻繁には読まなかった私ですが、浪人を機会に世界観を広げようと多くの本を読むことにしました。というわけで初東野作品です。これは有り得そうで有り得ない。(世界には実際有るかも知れませんが)でも感情移入がしやすく、最後まで自分の手が止まりませんでした。というのも、買ったその日に読み終わってしまい…深夜、ラストに泣きつつ、色々考えながら寝ました。私は最後の最後まで涙ぐむことは有りませんでしたがラスト数行にはやられました。そこだけ読むと悲観に満ちた文章に見えますが、全体を通して考えると涙できる一行でした。夫の決意に、自らも意を決した妻。妻の決意に、気付かないフリをすると決めた夫。二人それぞれの愛に完敗です。本当、いい意味で最後に東野さんに負けた気分です。 | ||||
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東野氏の描く人物は、多分にもれず皆魅力的で、本書も登場人物もまたその例外ではありませんでした。感情移入が抵抗なくでき、多くの人の感動と賛同を本書が得ているのも、ひとえに氏の巧みな人物描写によるものであると思います。本当に感動的でした。 小学生からの成長を描きますが、その行程がやや駆け足すぎるきらいがあります。文章の量からすれば、当然のことと言えますが、しかしそれが逆に良いリズムを生み出し、文章に磨きをかけているとの受け取り方ができなくもありません。私には、その駆け足具合が文章から目を話させない氏の演出と受け取れました。ですから結果的に、否定的な評価にはつながらないのではと思います。 別の人格が乗り移るという現実には起こり得ないような状況を、とてもリアルに描けていると思います。本当に面白かったです。 | ||||
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悲しくもいい話。初めは亡くなった人が戻ってくるってよくある?物語なのかと思ったけど、東野作品はいつも最後の最後にやられる!ぐっとくる。このラストでよいのか…って思うけど、平介、直子の二人で出した答え。切ない…だけどこれでよかったんだ。素敵な作品です! | ||||
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この本に出会ったのは5年前で、私にとっては初めての東野圭吾小説でした。 読み終えて心が震え、一ヶ月に渡って余韻が残り、自分も小説を書いてみたいと思った作品です。 実際に小説は書いていませんが、それほどのインパクトを持った小説は後にも先にもこの 「秘密」だけです。 2006年に大ブレイクされた東野さんですが、TVドラマの「トキオ」でも、「白夜行」でも 映画の「手紙」でも、直木賞受賞作の「容疑者Xの献身」でも、東野さんのいずれかの作品 で感動した人にはぜひこの小説を読んで頂きたいと思います。 東野さんの奥深さというか、小説家としての凄さのある一面を垣間見ることができるはずです。 以前、女性の友人から冷静に考えるとありえない設定で、少し気持ち悪いといったコメント を聞きました。彼女のコメントにも一理あるかも知れません。ですが、一読の価値は必ずある と思います。 結婚している方、今付き合っている人がいる方は、きっと相手の人をもっと大切にしたくなる そんな超一級の恋愛ミステリー小説です。 | ||||
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東野さんの作品ははじめに手紙を読みました。 手紙も良かったのですが、私は「秘密」の方が良かったですね。 家族のある私ははじめのバス旅行の時から、涙ものでした。 私達は結婚して、8年になりますが、もし私が直子さんのようになった時 主人は果たしてどんな行動をとるのだろうか。。。 考えてしまいました。 読み終わったあと、「平ちゃん…」とつぶやいてしまいました。 もちろん、最後は泣けます。 | ||||
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殺人が起こるわけでもなく、謎解きがあるわけでもない。にも関わらず第一級のミステリーです。そして勿論、ミステリーを読まない人にも、読み応えのある切ない一遍だと思います。精神の入れ替わりという奇想天外な前提からの物語は、下手をすると、地に足のつかない作品になりそうですが、とんでもありません。「秘密」はその世界観の中できちんと、統一され、無理なく、夫婦の絆を問う見事な文芸作品として成り立っています。精神の入れ替わりということはあり得ないことながらも、「自分だったら、こんな場合どうするだろう」……そんな思いに何度もとらわれました。本は大好きでよく読みますが、久しぶりに涙しながら読みました。 | ||||
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「秘密」は映画化もされているそうで、 レビュー等を見ても評判が良かったので 前々から多少気にはなっていたものの、 いざ本を手にし、さぁ買おうという気にはなぜかなれませんでした。 読む前に大よその内容を把握していたからだと思います。 「あ〜、入れ替わっちゃう話か、ありきたりかもしれないなぁ」 という思いがありました。 しかし、やはりファンである東野圭吾さんの作品なので 読んんでおこう、と思いやっとこの作品を手にしました。 続きが気になる!という気持ちは彼のほかの作品に比べたら多少薄れますが、 とても良い作品でした。特に最後のほうは涙を流しました。 題名そのものの「「秘密」」には驚かされましたが、興ざめしてしまう感じも…。 なので星4つです。 | ||||
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東野圭吾の作品の中で、「白夜行」と並んで、大好きな作品です。 愛する妻が、愛する娘になってしまい、その葛藤、複雑な心境、親子としての愛、夫婦としての愛がとても巧みに描かれていて、どんどん引き込まれていきました。 夫婦として生きていけることも出来ず、かといって、完全な親子として生きることも出来ず、この微妙さが他にはない設定で、面白い。 ラストはとても悲しいです。 直子さんの苦渋の選択だったのだろうと思います。 こんなのって、ないよ・・・と思いますが、本当に良い作品です。 | ||||
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私は余りミステリー小説を読まないのですが、本書はミステリーでありながら家族の愛を再確認させてくれるすばらしい本だったと思います。 仮想現実というのでしょうか、もし自分が主人公の立場ならどうするだろう?と何度も考えさせられているうちに、私も妻にもっと優しく接してあげようという結論に達しました。 ストーリー的には最初のバスの事故の部分では何度も涙を流し、実際に直子(妻)と藻奈美(娘)が入れ違った生活をはじめた時には大変ほのぼのとして心温まり、藻奈美が成長し高校生くらいになると複雑な心境になり、最後は・・・。といった具合に娘と父親の2人暮らしでありながら家族としての愛や葛藤、孤独等が上手く描かれています。ちなみに私は最後の章でも泣きました。 | ||||
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