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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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オチは見事だしタイトルの意味も素晴らしいと思う。けど泣くほど感動する作品かなあ……? | ||||
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直子の内面が一切描かれない以上、彼女がどういう気持ち、考え、状態だったかは、読者に任せられたとかんがえるべきでしょう。 平介が「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」と考え、直子を娘としてあつかい解放したつもりでも、直子にしてみれば、夫に捨てられたと受け取らなかったとは言えないでしょう。 まあ、夫婦がお互いを思いやり決めたことだから、他からどうこう言うのもおかしな話かと思います。 そんなことより気になってしょうがないのが、直子(藻奈美)の結婚相手について。 まず男。 たとえ知らなかったとは言え、自分の学費を稼ぐために、義父が過重労働を行い、その結果としてほとんど故意に近い重過失で、何十人もの人間の命を奪い、その家族の運命を狂わせた人間が、平然と普通の人生をおくれる無神経さ。鈍感さ。堪えられない。しかも、その相手が彼の主観からすれば被害者の娘と来た日には。 おかしな言い方だが、幸せになってほしくない人。合わせて、彼の母親のふしだらさ、罪悪感の無さも嫌い。 それから直子。まあ、平介との無意識の相互理解で藻奈美としての人生を選んだのは別にいいんだが、 よりによって結婚する相手が、この男。それはないでしょう。 貴女自身はいろいろなことがあったから、それほどでもないけれど、目の前の男の学費を稼ぐために、あなたの娘は、実質的に殺されたんだよ。そのこと、きちんと意識してますか?それでも恋愛して結婚しますか? 藻奈美の目から見れば、死んだ自分の身体で母親が楽しい人生を送り、あげくが、自分が死ぬ遠因を作った男と、恋愛関係から、結婚、これはあり得ないと思う。貴女他の遺族と会った時に、自分の夫のこときちんと説明できますか、納得させれますか。 夫婦として、死んだ娘二人の代りにいつまでも車の中に女の子の人形をぶら下げている被害者家族の目をまっすぐ見れますか? それほどたくさん東野さんの作品を読んだわけじゃないんだけど、東野さんは、生きている人間の幸せを大切にするあまり、死者。特に関係性の薄い死者に対する目がとても冷たいような気がする。 この作品 意識としては消えてしまった藻奈美と他の事故被害者 容疑者Xの献身 無残に殺されるホームレス 手紙 兄に殺された強盗殺人の被害者女性 | ||||
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親が子どもを失うということに対して、直子も平介も立ち直るのが簡単すぎる。確かに肉体がそこにあるから実感が湧かないのかも知れないが‥何年経っても、何十年経っても立ち直れないんじゃないかな。普通なら。だから、ずっとそこが引っかかってしまった。特に直子が実家に帰った時自分がもうこの世にはいないことを思い知って泣いたっていうのはえ?っていう感想。あんた母親でしょって。 | ||||
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読み始めはドキドキしたが 結末が東野圭吾てきにはって感じ。 | ||||
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思ったようなクライマックスではなかったが、そこそこ楽しめた。 | ||||
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ジュニア小説かという雰囲気の物語でしたが、結末がちょっと…。読み終わってあまりにも後味が悪いです。切ないとかやるせないのではなく、単に後味が悪いのです。著者はこの小説で、読者に何を訴えたかったのでしょうか。 著者の本をもう1冊、買ってあるのですが、手が出ません。またあのような嫌な気分を味わうのなら、もう読みたくないですね。 | ||||
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自分だったらどうするだろうかと考えさせられる。 読んでいてとても辛く不快だが、続きが気になり読んでしまった。 しかし、読み終えてみて特に得られるものがなかったように思う。共感も気持ちのいいものではなかった。 もう一度読もうとは思わない。 | ||||
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面白かったが、私には刺激が強すぎた。というのも、少し官能小説みたいだと感じた。私には切なさとかではなく、悪い後味しか残らなかった。いわゆる寝とられみたいな感覚。数日間落ち込んだ。本当に引きずる小説だと思う。例外だろうが、自分の中ではホラーの部類に入るかもしれない。 | ||||
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当時の東野圭吾さんはいろいろ挑戦してたんですよね これはメロドラマへの挑戦? 切り詰めて短編にしてれば大傑作になってたかもしれない | ||||
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注・ネタバレあります 最後になってタイトルの意味が解る東野作品らしい展開 ただ、感動で泣けるとの評に釣られて読んだら駄目ですね 男性は漏れなく衝撃でノックアウトされます。引きずります。 娘の身体である妻は学校へと通うのですが年頃になると男友達も出来て強引に付き合いを迫られたりします 中身は30代後半のいい大人なのですが上手くあしらえず夫に嘘を重ねます 帰りが遅くなったり夜の長電話が続いたり、それに比例して夫の平介はストーカーのような執着心と猜疑心で妻を縛ります 自分で料理すら出来ない男が、盗聴器を設置したり、部屋をチェックしたり、なんて器用で暇なんだろうと読んでて嫌悪感が湧いてきます。 直子との会話も面白味がなくなってきます。夫婦というより、歳の離れた父と娘の関係になって、娘に距離を置かれる父親のように2人の間にズレが生じてきます そんな妻を自分の監視下に置き従えさせる構図・・・ 絶望的になっていきます それがとても…とても…惨めで情けなくて、悲しいですね・・・ この作品で唯一驚嘆させられるのがタイトルの意味が解る震えるようなラストです 読者によって受け止め方はそれぞれだと思います 一つだけ間違いなく言えるのは、これから直子は妊娠、出産を経て家族を作ります、その祝うべきイベントの度に平介は心のダメージを受け続けるという事です。 親戚付き合いは一生続くはずです、夫の今後の人生は娘も妻も失い、目も当てられない悲惨なものになるのが想像に難くありません、直子はどういう顔をして会うのか それは新しい幸せに常に影を落としていくでしょう 直子の身体には夫の血が流れています、平介は直子の夫でありまた父でもあるのです 夫婦は離婚すれば他人ですが、直子と平介は他人になれない繋がりがあります 巻末には女優の広末涼子さんの感想が載っています、当たり障りのない感想でしたが 〉直子のあの決断は平介への優しさから心を鬼にしたんだろう そして直子にとってもどうしようもない状況から逃れるための最後の選択だった 平介への優しさは・・・ちょっと違うなと思いました 夫が異常な束縛から目が覚め、ようやく元の平介に戻ったのに 結婚せずに平介と共に寄り添って家族として暮らして行く選択肢もあったのに 彼女はそれを選びませんでした。 そして直子は計画的に藻奈美を演じるようになりました それはどうしようもない状況から・・可能性の1つですが、藻奈美の姿と身体では、もう平介は女としては愛せないから?直子を捨てて藻奈美として、一人の女性として新たに生きていこうと決意したからなのかも知れません。 平介はやり直そうとは思わなかった…いや、例えそう思っても直子と違ってそのまま年を重ねています難しいでしょう 〉事故の加害者と被害者、それに、娘を失い特殊な状況に陥った直子に、救いを用意した東野さんに優しさを感じた。 同じく娘を失い特殊な状況に陥った上に妻も失い独りぽっちになった「平介」を忘れていますよ。優しさ…感じましたか・・・? | ||||
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シュチュエーションや話の展開は、東野さんらしくて すばらしいところがありました。 必然性の違いはありますが、単なる妻の心が離れて行くときの 夫の心境と女性の心境を描きたかったのかと思います。 主婦がパートに出て職場でチヤホヤされ、それを乗り込んで行って終結させたのは いいが、今度は部下を連れて帰ってきたら、その男性に妻を取られたって感じです。 妻が自分のつれてきた男性との結婚式を まじかで見せられるのはイヤですね。 まぁ、小説ですから。 | ||||
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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。 | ||||
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序盤に瀕死の直子の手をモナミに触れさせた瞬間、娘は母親の肉体で亡くなったんでしょうね。可哀想なモナミ。 その後ラストは、演技をして結婚して・・・。可哀想な家族の話。普通に娘に戻って結婚なら、在り来りでもこんなモヤモヤした気持ちにならなかったんだろうなって思います。 | ||||
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穏やかに暮らしていた3人家族が ある日、バスの事故で奥さんが死に、娘は助かったが魂は奥さんの直子さんになった・・・ ラストは夫が可哀想な気もしますが 人物描写的に、どの人物にも好感を抱けなかったです。行動が気持ち悪いし。 夫は、娘と夫婦のように暮らしていく・・・というやや無理のある保守的な思想よりも 2人のことを前向きに考えた幸せになる道を歩んだら良かったのにと思ったし 奥さんの方も、裏切る(?)結果になるなら、早めにその事を告げないのは卑怯だしで。 選んだ道自体は、どちらかというと奥さんの方が前向きなのですが、やり方が・・・ 愛情も足枷になって、結果的に夫が可哀想なのですが この人も娘のプライバシー侵害して、それも原因の1つだろうからなんとも。 ラストのちょっとビックリな結末にもっていくために、やや無理のある展開 だったような気がします。 間接的とはいえ、わざわざ事故関係者と深い関係になろうと思わないのでは? | ||||
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まず、読み終わって、胸がモヤモヤすることは間違いないです。 読後直後は、妻と娘を心を同時に失って、平介があまりにもかわいそうに感じで 妻は平介を騙して裏切ったんだ、と単純な結論にいたりました。 ですが困ったことに、もやもやして色々考えてしまいます。 平介が、妻を娘として受け入れる決断をしたんだから、あの時点で娘(妻)が別の男性と恋をしたりしてもOKなんだ、とか わざわざ平介との婚約指輪と同じデザインのものを用意したのだから、妻から平介に対する愛の気持ちはかわらないんだ、とか、どうしても良い方向に持っていきたくなります。 妻としても、娘が戻ってきたと平介に思わせるほうが、傷つけなくて済むと考えて振舞ってのだと思いたいです。 ラストは知りたくなかったです。 娘は娘として結婚するのなら、問題なくスッキリしたことでしょう。 なんなんでしょうか、この気持ちは。 男としては、あまりにも切ないです。 | ||||
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私は物語の途中でオチが分かってしまいました。このオチ自体は好きなのですが、分かってしまったために、最後に驚くことが出来ませんでした。なので、あまり深く考えずに読み進めることをおすすめします。ここのレビューを読んでいると、尚更オチが予想出来てしまうことでしょう。エンタメ作品としては読みやすいしかなり面白いと思うので、ぜひ読んでみてください。もう一度書きますが、物語を考察しながら読まないようにした方が良いです。 | ||||
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基本的に私は当作品のようにハッキリとしない終わり方は嫌いだ。「読者の想像にお任せします」は、どんな理由があろうとも、作者の逃げだと思うからだ。作者なのだから、作者としての責任を持って、確固たる終了を示してもらいたいものだ。 しかしそうは言っても小説は既に完成してしまったので今更どうすることもできない。今から東野氏に追記してもらうわけにも行かないし、私が東野氏にインタビューするわけにも行かない。 それで私なりにこの小説の結論を考えてみた。結局、モナミの自作自演だったのだろう。つまりラスト前に出てきた、モナミ自身も言っていた「二重人格」ということ。これがやはり真相だったのではないか。そう考えるとすべてのつじつまが合う。 ちなみに気になる辻褄として「指輪」の件があるが、これはナオコ人格のときの記憶がモナミ人格の記憶に移行されたからだろう。 そう考えると、最後のモナミの結婚は、ヘイスケ(父親)へ「お母さん(ナオコ)のことは忘れて、お父さんはお父さんの人生を生きていって欲しい」という意思表示だったんだとおもう。 責任感で、モナミがナオコの代わりをしているのだと当初は思わせた。しかし実はナオコの魂がモナミに乗り移っていた。とおもわせておいて、違う形ではあるが、やっぱりモナミがナオコの代わりを無意識に演じていた。 新しい視点の540度まわった脚本が良かった。 | ||||
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容疑者Xの献身を読んで以来、東野圭吾さんのファンになりました。 自分が秘密を読むまでは長かったです。 東野圭吾と言えば「秘密」「白夜行」「容疑者Xの献身」と言われていましたから 秘密は僕の中ですごい面白い話なんだろうなっていう期待がありました。 東野圭吾さんの作品は序盤から中盤にかけてはベタな展開で読みやすいけどまあ普通。 しかし、最後に想像もできないどんでん返し…! というものばかりです。 なので沢山の布石を打って、最後はどうなるんだ…! と、思っていたのですが結局はなんか膨らんだ風船がそのまま飛んでったかのような肩透かしで…。 他のレビュアーさんのように 「展開が気に入らない」「こんなのに感情移入できない」とかじゃなくて 単純にオチが弱くて、アレ?この程度?となりました。 うーん、なぜこの作品が評価されてるのか全くわからない…。 これなら初期の東野圭吾作品の方が面白かったと思います。 普通に最後まで読めるし、読みやすい文体は東野圭吾らしい。 この本よりもつまんない本はいっぱいあると思います。 しかし、うーん。 別にそんなに面白く無い。 なぜこれが最高傑作に数えられるのか? なぜ東野圭吾の出世作に数えられるのか? 時代とマッチしたってことなんでしょうかね。 秘密を読んだら、謎が残りました。 | ||||
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この作者の人生観・男性観・女性観はかなりおかしい。 この作者の作品に登場する女性はいつも相当な悪女として描写されている事が多い。 唐沢雪穂然り、新海美冬然り、今作の直子然り。 そのようなイメージを女性全体に植え付けたいのかどうか知らないが、男性を利用し最後は自分だけ宜しくやるような女性ばかりを描いている。 そして男性はいつも利用されるだけ利用されてろくな最後を迎えられない。 これが作者の女性に対する見方なのだろう。 セックスが無いと夫婦としてやっていけないかのような描写があるが、レスの夫婦なんかいくらでもいるし、セックスが唯一のコミュニケーション方法であるとは考えられない。 セックス出来ないと繋がりを保てないというのならこの世に高齢の夫婦は存在しないし、事故や病気等の事情で出来なくなったパートナーは捨てられても仕方ないということになるのでは? そもそもセックスは繁殖の為の行為であって、それを目的としない時にはする必要が無い。 作者本人が独身なのか既婚者なのか知らないし興味も無いが、セックス出来ないから心が離れるとか、繋がりを保てないと考えているのなら異常だと思う。 人間は頭で考えて言葉を発する動物であり、犬猫のように自然のサイクルに組み込まれた発情のみに従って生きる動物では無い。 | ||||
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とても良い商品でした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 | ||||
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