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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全648件 521~540 27/33ページ
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切ないくらいの夫の愛する妻に対する嫉妬 男の私にはよくわかりました 女性はばっかじゃぁない?と 覚めた目で見てしまうのかもしれない 広末涼子でかつ映画にしてしまったのは大失敗でした 心の葛藤を映像にするのは難しい この本は 読めば脳に 映像が浮かんでくる大作です 是非夫婦恋人同士で読みあって 語りあいましょう | ||||
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愛の形の物語だと思います 小説で泣いたのは初めてです これは男性と女性とではかなり印象が違ってくる作品でしょう 自分は男なので平介に気持ちが入って、最後は泣きました でも直子の立場で考えても、やはり泣ける物語です 夫婦揃って読んでもらいたい本ですね | ||||
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作者が普通小説へ転向してからの代表作で、映画化もされた。妻と娘がバスの事故に遭い、妻は死亡、娘は生き残ったと思いきや、娘には妻の心が宿っていたというSF的設定。この状況の中で、夫婦愛、家族のあり方等を問う感動作。(娘の姿をした)妻が女の子から女へ変貌していく様に嫉妬を覚えながらも、温かく見守る父。夫婦間の性の問題もきちんと取りあげられている。妻と1人の子(男の子だが)を抱える私にも訴えるところは大きかった。作者の巧みなストーリー展開と心理描写で、このSF的設定を無理なく読ませる。最後にちょっとしたミステリ味があり、これが妻が夫に残す最後の"秘密"になるのだが、この辺も泣かせる。東野ファンならずとも、お勧めの一作。 | ||||
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読み終わるまで仕事が手に着かなくなりました。 最後までぐいぐいと引っ張られます。 彼の作品はこれを含めてまだ3冊しか読んでいません (あと「白夜行」、「容疑者Xの献身」) が、特にこの作品はのめり込みました。 「傑作」と銘打ったものはたくさんありますが、 この作品は間違いなくそれではないでしょうか。 ラストの「秘密」に触れたとき、驚きました。 おすすめです。 | ||||
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物語の設定は明らかに非現実的でミステリーというよりSF小説という批評があるのは頷けます。でもSF小説でもない。著者は、ある極限的な状況における主人公二人の心理を描くことを通じて、愛とはなにかを問いかけるんじゃないかなあ。 自分を主人公に重ね、感情移入することができれば感動できること間違いなしです。「普通の状況」の常識からすると受け入れにくい行動もあるけれど、「極限的状況」を感じることができたらこうしたエピソードひとつひとつが心に響くと思う。 読み終わって、自分が「極限にいない」ことの幸せを再確認させてくれる、そして相手に対して優しい気持ちにならせてくれる小説です。 | ||||
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淡い近親的なエロス、そして泣きを狙った展開。 きわどいところを狙っているが、作者にしては振りが大きすぎ、書き方が荒い。 読んでいるあいだは楽しめるが、終わった後に残るものは少ない。 賛否両論だが、ラストも成功していないように思われる。 ある意味で、ラスト数ページはないほうがいいほどだ。 | ||||
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「宿命」と「秘密」と続けて読みましたが、 ラストが秀逸だとの評価が高い東野さんの作品の中でも この「秘密」は特に驚きの結末でした。 あらすじを読むと「転校生」などにも見られる ありがちな設定だと、正直あまり興味をそそられなかったのですが もう本当に最後の最後にはやられました。 このラストはあまりにも切な過ぎて 納得できなかったのですが(直子の決断にも) もしかすると、この結末だからこそ 心に深く残ったのかもしれません。 個人的には、ラストに受けた驚きはこの数年読んだ作品の中でも ベスト5に入ります。 夫の気持ち、妻の気持ち、母の気持ち、自分でも収集のつけられない 気持ちの揺れがラストまで非常に上手く描かれています。 | ||||
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“秘密”… それは誰しもが抱えているもの… 自分1人だけのもの、2人だけのもの、複数人の間でのもの… 軽いもの、重いもの… この世にはいろ〜んな“秘密”が星の数ほど存在します。 そんな“秘密”というものを取り上げたのが本書です。 さらに、本書では今まで出会ったことのないような“秘密”に出会えること請け合いです。 そして、最後になぜ題名が『秘密』になったかを知るでしょう。 ソレデハ… | ||||
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本編中は起こるとは考えにくい物語ですが、やはり自分と置き換えるように読んでいましたが、ラストは「え〜!!」って感じです。絶対自分では無理です…直子の気持ちに複雑な感情を抱きました。ラストはきっちり軽く裏切ってくれていますので最後まで飽きませんよ〜 | ||||
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娘の体に母親の魂が宿るという設定はとても興味深かったのですが、母親が体験することになる学生としての生活がなんと言うかあまりにもありきたりで意外性がありませんでした。あまりにも淡々としすぎていました。 結末はぞくっとするほど悲しかったのですが、退屈であくびのでそうな本編にとってつけたような感は否めませんでした。ラストの母親の行動は素直に読めば夫婦愛ですが、まったく逆の見方もできてしまうようで少し残念。 | ||||
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『悪意』は、人の悪意――殺人の動機、すなわちホワイダニットを追及した作品だった。それはそれでよかったのだが、私はこの作品を、『悪意』以上に人の心の怖くて深い場所を描いていると思う。優しさや愛は、決して幸せばかりを生まない。この作品のように、お互いを想いあっても不幸になった(と、私は思うが……解釈は千差万別)二人がいる。作者がこういう読まれ方を想像したとは思えませんが、『生きるってなんだ』『愛って何だ』と、感動よりも深く考えさせられる作品と感じました。本当は、悪意より『愛』の方が怖いモノなのかもしれない。 | ||||
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自分のかなえられなかった夢を子どもに託す親っているでしょ? 託すっていうより押し付ける? 自分は生き方に失敗しちゃったから、子どもには同じ轍は踏ませたくない親心・・・とも取れるけど、子どもからすれば、たった一度の人生を親に乗っ取られたようなものよね。 『秘密』はまさにそんなエゴイストな母親の話なんじゃないでしょうか? 娘の体に乗り移ってしまった直子の悲劇には、確かに切ないものがあり、何度も涙がにじんできました。夫でありながら父親である平介との関係も、思春期の娘らしい複雑な心理と重なって読み応えがありました。しかし、私立中学を受験し医学部をめざして猛勉強しちゃうあたりから、直子のエゴを感じ始めてしまいました。 しかも、娘になりきって○○までしちゃうなんて、あまりにもひどすぎませんか?そこまでやるなら“秘密”は墓場まで持って行けって言ってやりたい!ラストは遣り切れなさで一杯です。 | ||||
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ほかの人が書くほど、最後では泣けなかったけど、途中で、主人公ではない人のエピソードで泣いてしまいました。 自分も親になったばかりなので、子供を思う気持ち、夫婦としての気持ちなど、改めて考えさせる箇所も多かったです。そしてその愛情、嫉妬ゆえに、後になれば”どうしてあんなことを”と思うようなことをしてしまう人間の馬鹿さ加減も共感できました。 ほかの書評を読むとエンターテイメントといって貶めているひともいますが、これは文学とかエンターテイメントとかいう枠を超える素晴らしい作品だと思います。家族を持つことの幸せさ、人に愛され愛する、人生の喜びを改めて思い出させてくれる作品です。 | ||||
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最後のオチを批判する方々は少なくありませんが、今思えば僕は素晴らしい作品だったと思います。確かに、読み終わった直後は、とても切なく複雑な心境でした。思い出すと今でも、切なくなります。しかしどうしてか、また読みたくなってしまうんです。この作品はこれからも僕にとっての愛読書です。是非!多くの人に読んでもらいたいです。 | ||||
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読みながら何度か涙を流してしまいました・・・そしてその結末、今度は本当にエンドレスの涙(あまりにも陳腐な表現で自分の文才の無さが悔しい)。知らず知らずのうちに小説の中の状況を現在の自分の家族に置き換えてしまい、せつなくなります。この物語は(ある種の)SF小説なのですが、著者の手にかかると完璧なリアリティーを持った話になります。少女(小学5年)から自立した女性への成長をたどるひとりの娘とその両親(?)、世界中どこにでもある家族構成、物語全体の設定はだれにでも当てはまるので、余計に感情移入してしまいます。物語りの結末はある種ハッピーエンドではあるのですが、最も悲しい結末でした。前半部にそっと配置された重要な伏線、これによりこの物語に一層のリアリティーと悲しみが・・・・。これは小説なのですから、登場人物のその後はないのですが、それを考えないではいられませんでした。特に、ご主人はどんな気持ちで・・・・・。もし自分がご主人なら、結局、皆を不幸にしてしまうことがわかっていても最悪の手段をとってしまうのでは、と考えてしまいます。 すでに映画化された作品だそうですが、映画を観て無くて本当に幸運でした。私にとって(超)感動の一冊かな・・・。 | ||||
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いや〜、実に感動的な話でした。泣かせる仕掛けがたくさんあって、エンターテイメント小説としては、なかなかだったと思います。 ただ、個人的にはどうも、気に入らないというか自分には向いていない作品だと思った。 まず、一言一句を噛み締めながら、味わいながら読む文章ではない、という点。平易な文章で、これと言った目を引く表現もなく、情景や場面をじっくり想像してみる気にはなれない。単に筋を追って読んでいるだけ。物足りなさを感じた。 他の人のレビューを見ていると、平介や直子にかなり感情移入して読んでいる方もいたようだが、個人的には文章表現があまり気に入らないせいか、どちらにも感情移入せずに読んでいた。傍観者として見ていた感じだ。客観的に見ると、平介が直子の電話を盗聴するところなどは、「こんなヤツ、イヤだなぁ」としか思えない。 ストーリー展開は、さすがエンターテイメントって感じで、まずまず良かったのではないか。途中から読め読めやんと思われた結末も「あっ、そうだったのか」という感じ。「ドラマか映画で使ってください」って感じの作品でした(実際、使われましたけど)。 | ||||
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『手紙』を読んで以来、東野圭吾のファンになり東野圭吾の本をかたっぱしから読んでいる最中ですが、『秘密』にはがっかりしました。 東野圭吾のランキングなどにも、いつも上位に入っており映画化もされているということでとても期待して読み始めたのですが、私には合いませんでした。苦手な作品でした。 10代の娘(中身は直子だが・・)と父親との性的描写には気持ち悪ささえ感じました。すみません。。 盛り上がりも最後のみで、直子と平介の夫婦の絆は感じるのですが、藻奈美と平介の親子の絆の印象が薄く、初めの頃の天使を守らなければのセリフも後のほうになるにつれてしらけさせるセリフに感じました。 | ||||
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バスの事故により、死んだはずの妻の魂が娘の体に宿ってしまうというファンタジー・ミステリー。しかもその娘がまだ小学校6年生。その事実は2人の秘密にして、奇妙な共同生活をスタートさせます。 この作品、母と子の入れ替わりのほんわかコメディーくらいに思っていると、痛いパンチを食らわせられます。話が結構現実的なのです。心は入れ替わっても娘の体は成長するし、周りの環境にだって影響を受ける。夫と同じ世界に生きていた妻は娘として生活することによって夫と住む世界が違ってしまうのです。娘の体が思春期のために夫を避けたり、クラブや文化祭に一生懸命になり夫のことはだんだんと二の次になったり。それに戸惑ったりストーカー的行動に出てしまうお父さんが面白悲しく描かれています。 この作家、直木賞受賞のときから思っていたけど結構毒舌。その毒舌っプりが小説の中に現れていてなかなかおもしろい。表面的にはいいお父さんなんだけど、裏で考えていることが・・。そして最後の最後に一件落着と行かないところも作者の意地悪っぽさが出ていていい。他の作品もぜひ読んでみたい。 | ||||
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最初は、何か微妙な設定だな…と思って読んでいました。 以前「三日間の奇跡」という本を読んだことがあり、それにかぶりました。 だけど、中盤の平介のどんどん高校生活になじんでいく直子に対する嫉妬など私には痛いほど共感できました。 やりすぎ感もありましたが、自分と同じ時を歩いていたはずの直子が、一人どんどん夢や希望をもっていくのはつらいだろうなと思いました。 まして、自分は体は娘であるがゆえに抱けない直子を思い恋愛もできない。なのに直子は異性との交流がある。平介の気持ちを考えると胸が痛くなりました。 そして、ラスト…本当に脱力感です。 これじゃいくらなんでも平介がかわいそうすぎます。 これを読み終えた今もなお胸の奥につっかえるような苦しさ、切なさがある本でした。 | ||||
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この著書の題名については読んでいる途中では、娘の身体に妻の精神が宿ったことを周囲に秘密にしているから「秘密」というのだろうと安易に考えていました。 しかし、最後の数ページに本当の意味での平介にとって思いもかけない「秘密」があったとは・・・。 夫としての立場と父親としての立場の狭間に苦悩しながらも何とか自分を戒めて生活して、娘を送り出す平介にとって最後の「秘密」はとてつもなく過酷なものでした。 東野さんの著者にはいつも驚かされてしまいます。 でも、そのなかでもこの著書には驚きと同時に物悲しさが残り、何ともいえない気持ちになってしまいました。 | ||||
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