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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全642件 381~400 20/33ページ
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この絶望感どうしてくれよう。 鬱。 男女、子持ちか否かで評価が分かれそうな作品。 鬱。 | ||||
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東野さんの作品はいくつか読みました。この作品は名前だけは知っていたのにずっと読んでいなかったので、図書館で見つけたときにあらすじも何も知らず(つまり先入観なしで)読みました。 いや、面白いですよ、さすが東野さんと思いました。 ほかの東野さんの作品と同じく、ことが順調に(物語として面白くなるよう、ちょっと強引に)運びすぎるきらいはありますが。 モナミさん(直子さん)は平介さんに「秘密」を知らせようと意図したのかしていないのか、私にはわかりません。でも、私が同じ立場で、どうしてもその秘密を知られたくなかったら、たぶん別のところに頼むでしょうね。あんなに用意周到な彼女だから、へたなことはしないはず。たぶん知らせようとしたのだろうなと思います。もし作者が、”モナミさん(直子さん)が意図せず平介さんが秘密を知ってしまう”という展開を描いたのだとすれば、それは無理かな、と思いました。 (意図していたかしていないか、はこの作品にとって大切な問題なのですが、たぶん読者によって読みとり方が異なると思います。) ここに来るまえに、星3つ〜1つという評価をされた方々のレビューも読みました。そちらのご意見も、ごもっともというものが多いです。感動を求めて作品に真摯に取り組まれる方は、読んでいて失望してしまうかもしれません。私が星4つにしたのは、娯楽作品・ファンタジーとして楽しめたのでということです。 前述のとおり登場人物の思考回路が時々おかしく感じ、「あらやだ、なんなの、このままだと一体どうなってしまうのかね?」という感じで先へ先へと読めましたよ。私だったらこうするのに、自分だったらこう感じるのに、というところばかりひっかかってしまうと、読みづらい作品なのではないかと推測します。 読者の性別、既婚未婚、子供がいるいないで評価がわかれるかもしれませんね。 ナイーブな男性陣は結構つらかったかもしれませんね。 | ||||
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実は、最近になって東野圭吾という作家を知ったので、 今頃になってこの作品「秘密」を読みましたが、 「白夜行」「幻夜」と同様、やりきれない気持ちで読み終えました。 人格が入れ替わるといった設定では、「四日間の奇蹟」と似ていると思いますが、 こちらの作品の方がはるかに、泣けるし、最後もスッキリとした気持ちになれます。 「白夜行」「幻夜」もそうですが、 主人公の男が想いをよせている女性は、主人公とは別の男と結婚し、 新しい出発を感じさせますが、 一方の主人公の男は、死亡するか今作品のように絶望的な状況で終わります。 この辺りが男性読者と女性読者の感想が分かれる部分でもあるのでしょうか。 また、妻と子供(娘)どちらを優先するかとなったとき(←極限状態ですが)、 妻、と言い切れる男性は自分だけではないはず。 それだけに、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。 とにかく、この「秘密」では、できれば山下公園でのシーンで終わって欲しかったのですが、 そこで終わらないのが東野圭吾のスタイルなのでしょう。 ならば、今後は、この作者の作品を手に取る事はないかもしれません。 | ||||
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男性にとって愛する女性を失うケースは大きく分けて二つあると思う。 1.「病気、事故などで亡くなってしまう」 2.「他の男性に奪われてしまう」 1はもちろんとても辛いが他の男性に奪われたわけではないという救いがまだある。 2は自分の努力次第では奪い返せる可能性がある。 この本のケースは1+2の様なものである。 愛する女性が自分とは永久に結ばれることはない存在になり、他の男性に奪われることが一番辛い失恋の形だと思った。 | ||||
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とても仲がよく幸せな妻と夫。しかし、ある事件がきっかけで、妻の心が徐々に離れていきます。それを感じながら、どうすることもできない夫の心の葛藤が、読み手に激しく伝わってきます。そして、最後に夫のだした結論とは・・・ 東野圭吾の傑作です。ぜひ読んでみてください。以下個人的な感想です。(一部ネタばれ) 夫だけでなく、妻も苦しんだのではないかと思います。(そう思いたい) 山下公園での最後の台詞。夫からの指輪を使用したなど、自分の心に夫を刻み、苦悩のすえ、別人格として生きていく決意をしたのではないかと思います。 (夫をだましたのではく、あくまでも別人格。そう思わないと夫が気の毒すぎます。) | ||||
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何だろう…。この感じ。最後の2ページで呆然としました。 あまりの最後に思考が追いつかず、『え…?は……?えぇっ!』ともう一度読んでしまいました。読んでいく中で、女性として直子の気持ちも分かるし、平介の気持ちも痛いほどわかる。東野さんの作品だからこそ、直子が消えてモナが復活!なんてありきたりな終わりはないと思っていたけど。 何とも言えないこの感じ。久し振りに出会いました!読んで損することなし! | ||||
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東野圭吾さんの本をはじめて読みましたが読んで後悔しています。途中まではよかったのですが...最後にあんな残酷な終わり方はして欲しくなかった。私も静美さんの意見と全く同じです。ありえないことですが仮に小説のようなことがあって、体が変わっても直子は直子であって藻奈美ではない。元々気持ちは夫婦なのだから父娘になろうというところに無理があるのです。後半で直子が平介を騙して?藻奈美になりきったのは平介を思っての行動と作者はいいたかったのかもしれませんが、そうは思えません。平介と二人の秘密である結婚指輪をぬいぐるみから取り出し平介もよく知っている時計屋さん?に加工をお願いするなんて事したら平介にバレバレじゃないですか!本当に平介のことを考えているのであれば絶対に平介にバレないようにしなければ無駄に平介を苦しめるだけです。それに今は一生独身を通す女性も多いのだから藻奈美(直子)もこんなややこやしい状況で無理に他人と結婚する必要はなかったのではないと思います。直子のとった行動は人を思いやっての行動のように見えますがとても残酷で、女性の私でも絶対に同調できません。直子は平介には自分のことをいい思い出と共に思い続けてほしいから本当のことを言わなかったのではないのでしょうか?人にはたとえようのない苦しみを残しておいて、自分の幸せを考えてしまうとても勝手な人間だと思います。いっそのこと直子が”私はあなたの娘の体になってしまったので、残念ながらあなたとはこれ以上夫婦でいられません。私達の将来を考えるとこのままでいてもしかたがないので、私は藻奈美として生きていきます。ですから(気持ちの上で)別れてください”とはっきり言ったほうがよっぽどすっきりする。そうすれば平介ももっと早く直子をあきらめることができたでしょう。だいたい藻奈美ちゃんの魂はどうなっちゃったんですか?藻奈美ちゃんだって人格があったでしょう?誰(平介と直子以外の人)にも藻奈美の魂の”死”すら気づかれず、可哀想じゃないですか。 それでも直子が平介との結婚指輪を作り直して新しい結婚のための指輪にしたのは直子が今でも平介を愛していて魂は平介の妻であるとの表れなんだ。」とか「実は最初から直子の魂が藻奈美の体に移ったのではなく、小説の途中で直子が話していたように本当は二重人格だったとか」...さらには「一時的に直子の例が藻奈美に憑依していただけで、本当の藻奈美の魂が帰ってきていたとか」...少しでも後味をよくするように自分なりの解釈をしてみましたが、それでもこの後味の悪さは拭えません。 できれば東野さんに直子が結婚後やはり平介のことが忘れられずに戻ってきたとか、やっぱり藻奈美が一時的に二重人格なだかえだったとか続きを書いてもらいたいくらいです。本当に後味の悪い小説でした。初めて読んだ東野さんの小説がこんなのだったからもう他のものは読みたくありません。しばらくいやーな気分が続きそうです。でも感情移入しすぎですね。さっさとブックオフにこの本売りにいきます。 | ||||
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この秘密は東野圭吾の傑作の一つとよく言われますが、残念ながらそうは思えない。東野作品をいくつか読まれてる方は理解されると思うが、この作品や容疑者Xの献身、さらに白夜行と傑作と謳われる作品は何故か後味が極めて悪く、身勝手な登場人物の行動が物語の結末になってる気がする。直子って本当に子供のことを思って行動していたのだろうか? 最初は娘の(精神的な意味での)死を嘆いていたのかもしれないが、この結末からすると、人生リセットできてラッキー(笑)とか考えていたようにも思える。平助が疑念のあまり過剰で陰湿な行動に出たあたりから「早く、この男からおさらばしなきゃ」と思ったとも考えられてしまう。どうも、最近はそういう人間的に利己的で嫌らしい欲望まで世間では「愛」と呼んでも差し支えないらしい。東野さんはストーリーテナーとしては面白いし、読ませる力はあるけど、人間の嫌らしさばかりが目立った作品が多く、読後に何かが残ったってことは余りないよね。そういう意味じゃ一度読んだらブックオフ行きが一番多い作家さんじゃないかと・・。 | ||||
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東野圭吾の名前は知っていても作品を読んだ事はなかった。多くの原作がテレビドラマや映画化されている作家だとは知っていたけど、読まず嫌いでいた。アマゾンでのレビューを読んでみて、どんなもんかと買ってみた。幾人かの方も書いておられるが、こんなに読み進めるのが苦しい小説は初めて読んだかもしれない。男だからか、平介の目線になってしまい、高校生あたりの下りは胸が締め付けられるようで、苦しくてしかたなかった。ラストに明らかになる「秘密」。 なんとも形容し難い気持ちになる。とても感動なんて出来ない。唖然、呆然。こんなにも虚脱感が読後に襲う小説、僕は人には薦められない。 | ||||
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ドストエフスキーの悪霊を読んだあとだけに、読み易くて、読み物として楽しめた。ただ、ラストは想定の範囲内だし、主人公に感情移入しつつ読んだつもりだが、全体的に深い物は感じない。感動された方も多いようだし、若い世代や、娯楽として読書をされる方にはお薦めできる。中年男の私にとっては、別に読まなくても良かったというのが正直なところ。 | ||||
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前半の描写では事故で娘を亡くしたことへの悲壮感が全く伝わってこず、あまつさえ魂が入れ替わっていることを楽しむ余裕さえ感じられ、まるで何かのコントを見ているような気分になった。 子どもを亡くした両親の心の傷はこんなもんじゃ済まないだろうと。 この作品には親にとっての子どもという存在を軽く書きすぎているような箇所が時折見られる。 しかし直子が高校に進学してからの先輩の件や、ラストに至るまでの胸が張り裂けそうになる展開は一級品でそれだけでも十分楽しめた。 手放しでは褒め難いし、嫌悪してしまう人がいるのも理解できるが、私はこれを読めてよかったと思う。 | ||||
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娘を持つ母親ですが、図書館でたまたま手にとり読んだ事を後悔します。こんな話に感動できるのはおそらく子供を持っていない独身の人なんですかね。娘をいわば亡くしたような状況で、母親は前向きに人生など考えられないと思います。父親との性的なシーンは虐待に思え吐き気すらします。怖いくらい病んだ作品。青少年には読ませたくないです | ||||
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妻 直子と小学5年生の娘 藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの直子でした。その日から、夫と妻だけが知る“秘密”の生活が始まりました。 平介の気持ちを考えるととても切ないものでしたが、 事故の時点で直子は死んでいたと考えると、 中身が直子でも藻奈美の体を背負った直子は別の人として考えるほうが人の生き方として正しいのかもしれません 人は体をもって生きているから、心に中心を合わせると無理が生じてきます 女性の自分からすると直子の判断に同調しますが、 男性の目からするとまた違った意見が出てくるのではと思います 女性のほうが現実思考で、男性のほうが理想を追い求めがちとよく言われますが、 まさに平介と直子はその考えの違いが表われていました 逆のパターン、息子の体に夫の心が入っていたらどうなったでしょう 妻は夫に息子として生きていく生き方を一緒に考えるでしょうが、夫は「心は元のままだ」といって息子の体で妻と生きていくことを決断するかもしれません 東野圭吾さんらしい奇妙なかんじの漂う優しさのあるよい作品でした | ||||
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手紙に続いて、この秘密を読みました。 人を愛するということは、いろんな段階があると思いますが、これは、本当に放つ愛ですね。 相手のことを考えた場合、どうすることが最善か…。 お互いに、夫婦が考えた結果なのでしょう。特に、妻の側が、せつないです。 自分の気持ちを考えたら、その反対のことしか出来ない。でも、それは相手にとって苦しみとしかならないとしたら。 究極の愛だと思いました。 | ||||
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ラストは切なすぎて泣けますが、こんな捉え方もできるのかなと思います。 客観的な事実としては、「直子」は事故で死んだのです。 しかし、「平助」のためか、自分たちの家族のためか、一時的に「藻奈美」が「直子」を無意識のうちに演じてくれていたのです。 基本的には「藻奈美」はずっと「藻奈美」だったのではと思います。 「藻奈美」が単に「藻奈美」であれば、彼女の巣立ちは喜ばしく、おめでたいことですよね。 そういうことでいいような気がします。そうでなければ、この結末は切なすぎて消化できません・・・ 家族の絆と愛が「直子」の人格を引き出したのだと思います。 そして、「妻」=「母親」の死を力強く乗り越えたんですよね。 「平助」や「藻奈美」が「直子」の死を受け入れる気持ちの準備ができたから、「直子」の人格は引き出されなくなったのだと思います。 そう考えると、とても愛にあふれたやさしい物語に思えてきます。 家族っていいですね。 | ||||
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普段小説はあまり読まないが、友人のブログを読んでいたら東野圭吾が面白いと絶賛していたので、ネットで評価の高かった「秘密」を買って読んだ。が・・・読んでも読んでも話が面白くならない。一体これはいつ面白くなるんだ?と思っていたらすでにラストに来ていた。 途中主人公の妻への執着心に辟易するところもありどうもいまいちだった。ラストの落ちも、ああそのパターンで来たか。って感じでそんなに驚くような感じではなかった。 ちなみに、そのことをブログを書いた友人に言ったらセレクトした東野圭吾のものを貸してくれるというのでそれを読んだらまたレビューしてみたい。が、あまり期待していないw | ||||
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東野圭吾の本はガリレオシリーズ、レイクサイド、手紙、怪笑小説、毒笑小説などを読んだけど秘密は一番感動した男ならこの小説の主人公の杉田平介の気持ちは少なからずわかるのではないかと思う格好悪いけど凄い自分と重なる部分が多々あった普段はこういうレビューとか使わないけど、面白い面白くないを別にして、この本を読んで他の人がどのように感じたのかを知りたい。曲がりなりにも色々本を読んできたけど、これは是非色んな人に読んでもらって意見を聞きたいと思う一冊。よかったら皆さん読んでみてくださいちなみに俺は徹夜で読んでしまったけど、そんくらいおもしろかったです。 | ||||
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結末は悲しい結末。 それも、青春時代の恋愛のような青臭い、そしてほろ苦さも感じる「失恋」に近い感覚を覚えた。 事故死したと思われた妻が娘の体を借りて生きるところから始まる。互いに娘の将来を考えながら、複雑な状況の中で新しい生活を育んでいく。 夫婦の愛は永遠と思われたそのときに、夫婦間の将来が娘の将来への障壁となる。そしてまた別れが訪れる。 男目線で読んだ私は冒頭の通り、夫目線での悲しい感覚が先走った。しかし最後の決断をした妻の行動にも、文面では読み取れない深い複雑な葛藤があったと思われる。さらにこの妻の「妻」「母親」「娘」「女」のそれぞれの立場を同時に歩んできた生き方に決別したことには、「母親」と「娘」の立場で選択したと思いたいが、一方で「女」としての選択も内包していたのではと思わせるところに、女性の目線での意見が聞きたいと感じた。そして、この先どうなったのかが非常に知りたくなる作品である。 私の妻は女性目線でどう思うのか率直に聞きたいと思い、すぐに薦めました。またレビューをします。 | ||||
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男性と女性で意見の別れるお話ではないでしょうか。ただ、あまりに切ない。読み終わると胸が締め付けられるような感じ。娘の意識が妻。二人の葛藤が、特に平介の苦しさが強く描かれていると思います。本当に直子は消えたのか… | ||||
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東野圭吾の本はほとんど読んでいますが、 この本もその中でも良作だと思います。 読んで損はないでしょう。 非常に泣けるシーンもあります。 ただ、どうしてもお父さんに感情移入してしまい、 最後はどうしてもやるせない気持ちになりました。 最後の秘密は個人の発想にお任せと言う感じでしたが・・・ う〜ん、思い出しただけでもモヤモヤする。(笑) | ||||
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