■スポンサードリンク


秘密



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
秘密
秘密 (文春文庫)

秘密の評価: 4.07/5点 レビュー 648件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全648件 261~280 14/33ページ
No.388:
(5pt)

面白い

東野さんは、小説の楽しさを知り尽くしていますね・・
どんどん読み進めてしまう魅力に溢れています。
こんな形で、生きていてくれると良いですね。。
東野さんの数ある中でも、外せない1冊です・・
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.387:
(4pt)

主人公と妻の葛藤が面白い

最後の最後で本当の秘密が明らかになって、
なんだか心が締め付けられました。
どうがんばっても普通の夫婦だった頃には
戻れないという、二人の関係の行き詰まり感が
とても切ない。
物語の中盤時点で直子は、
直子の意識は持っていても、
精神的には思春期の女の子だったのではないかと思いました。

秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.386:
(3pt)

ok

ok。
読んで損なし。
とんでもない秘密があります。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.385:
(2pt)

せつないというよりは、やりきれなく、居た堪れない物語

夫婦から親子になり、子が成長していくことによる認識のズレは、変わることのできない平介を苦しめます。
おそらく変わってしまった直子も大変苦しんでいたのでしょう。しかし、東野さんの文章力により、直接直子の苦しみを表現することなくストーリーを進めることができているので、直子の心の変化を深く知ることはできません。
結果、読者としてはより平介サイドにたった読み方にどうしてもなるわけですが、だんだんと平介の立場や心がつらく感じられ、読むのがキツクなっていきます。
最後の「秘密」は二人の秘密ではありません。直子の「秘密」を、決して知ってはいけない人が知ったしまったゆえに起こる、悲劇です。そのため、感情移入さえしなければ、この話は「互いを思いやっている良い物語だな」という感想になります。しかし、平介にすれば、せつなくも暖かい話ではなく、つらく、申し訳なく、やりきれないような、そんな話です。もっと平介と直子それぞれにこの結末を回避するためのやりようはあったはずでした。だけれども、それをさせなかったのは互いが互いを愛していたから。こんな酷い話はありません。

本作は名著です。それは間違いありません。
読み終えた後、胸にはっきりとしない感情がもやもやと渦巻いていきます。私はそれをやりきれなく、居た堪れないということにしました。どのように感じるか、それは読者の感じ方しだいでしょう。しかし、ハッピーエンドは訪れません。それを覚悟した上で、読んでください。つらくなりますので。

秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.384:
(4pt)

読了後、モヤモヤして色々と考えさせられる作品

この作品「秘密」は、私の初・東野小説です。

文体は大変読みやすく、ありふれた日常が一転して崩壊するといった、
まるで「小説」のようなイントロに引き込まれ、あっという間に読むことができました。
しかし、最後まで読み終えたとき、「これで良かったんだ」という思いと、
「もっと違う結末があったのでは」という思いが幾度も交差して
読了後、数日間モヤモヤした気持ちに体が包まれていました。

私は男なので、どちらかといえば「男目線」、
すなわち本作品主人公の杉田平介に感情移入しつつ、作品を読み進めていきました。
妻・直子を愛するがゆえの悩みや葛藤が繰り返され、あまりの切なさに思わず本を閉じてしまうことも。

色々と考えてみますと
・平介は妻・直子を愛している(事実)
・だが、娘の体となった妻を抱くことはできない(葛藤)
・妻が生きている以上、他の女性への想いや肉体関係は封印しなければいけない(苦悩)
・一方、妻は娘の体を手に入れて第2の若き人生を満喫(嫉妬)
・自分は、今後ただ老いるのみ(焦燥)
など、「直子を愛している」からこそ、悩んだり犯罪まがいの行動をしたりしてしまうのでしょう。
それがまた、とても理解・納得できるから切ないのです。

最後の最後になって、ようやく小説のタイトルの本当の意味を知ることができるこの作品、
読了後に色々と考えさせられるのではないかと思います。一読してみてはいかがでしょうか。

小説としては大変素晴らしいのですが、あまりに切ないので☆4つにしました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.383:
(5pt)

ラスト2ページがなければ、☆3であった

月並みな感想に過ぎないかもしれないが、最後の最後にすべて持って行かれた。読みやすさはあるが、読み手を引き付ける圧倒的な力に欠けた作品。そんな風に思いながらページをめくっていると、なぜこの作品が東野圭吾氏の作品のなかでも屈指の名作として扱われているのか、わからなかった。だが、読了後に残った心が空っぽになるような感覚は間違いなく名作のそれであった。すべての小説好きに自信を持って薦められる珠玉の名作。ぜひ一度、ご賞味あれ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.382:
(5pt)

めっちゃ面白かったです

やはり東野先生、最後の最後までネタ仕込みすごいです!
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.381:
(5pt)

痛いけど、つらいけど、二人だけの「秘密」を持とう。

母が読んで「良いよ」と言っていたので、以前から気になっていた一冊。ドラマを見て俳優にハマリ、本屋で見かけて立ち読み。最後の一文に琴線をかき鳴らされ、金欠気味にも関わらず衝動買い。
某ミステリー作家の、短い文をさくさく並べる文体に慣れてしまったせいか、最初は「何か冗長な文章だなあ…」と思いましたが、読み進む内に全く気にならなくなりました。
病院の長い待ち時間で全部読みきってしまい、待合室で号泣する怪しい人に;                             東野氏の本を読むのはこれが二冊目ですが、この方はちょっと現実離れした設定でも、書くのはやっぱり「人間」なんだなあ、と思いました。有り得ない設定でも、こんな状況に置かれたら、人はきっとこう反応するだろうな、と思わせてくれます。その描写はあくまでリアルで、骨太です。
そしてやっぱり一番印象に残るのは、最後の一文。話にどっぷり浸っていた心が、ここで一気に持っていかれます。結構泣き虫な私ですが、やはり良いものは良い。泣けるもんは泣けるのです(開き直り)
ドラマも良かったけど、話の締めくくりは原作の圧勝でした。
カテゴリーとしてはミステリーに入りますが、連続殺人犯がどうの、とか、犯人を追い詰めるカタルシス、みたいなのはこの話とは無縁です。
描かれているのはあくまで個々の人間。弱くて、優しくて、悲しくて、愛しい存在です。
ミステリーがお好きでない方も、純粋に読み物として楽しめるかも。
良かったです。星五つ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.380:
(5pt)

女性の奥深さを感じさせる作品

この物語に正解はないと思います。誰のために一番良い選択をすべきか?この物語では、娘のため、そして旦那のためへの選択を選んだと思います。そしてこの選択を行った妻は、すべてを心の奥底に沈めて、別の人生を歩んでいく。。。これも切ないし、男には到底できない選択かもしれません。
タイタニックの主人公である女性も、デカプリオが演じた若い青年と死別したあと、その後の人生を彼のことを心の底に想いながら精一杯生きていました。この心の深さに感動しましたが、同じような感動と、一方で男の弱さを身に染みて感じる作品だと思います。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.379:
(5pt)

秘密


テンションの高い友人が心ここにあらずといった様相で勧めてきたので読みました。読了後、いろいろな感情が胸にこみ上げました。若干、賛否別れることはあるようですがこれを書いた時点で作者の作家としての力量は言うまでもなくすばらしいものだと感じました。それでは、心地良い鬱状態に入りたいと思います。ノシ
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.378:
(5pt)

吸い込まれる話

娘の体に、妻の心が・・・という設定、まずありえないんだけど、そこから生じる不安、嫉妬、子供への愛情、夫婦愛、など痛いくらいに考えさせてくれるのだから、一度読み出すと止まらない。こう考えると、絶妙なリアリティのある設定に筆力が備わった見事な完成度の小説だと言わざるを得ない。

ひとつ難点を言えば、主人公の一人称のため、直子は何を思い、行動したのかがあまり伝わらなかったことだろう。そのため、直子の行動に疑問を感じてしまうのだ。

ただ、この小説に正解は無い。主人公の行動がが正解なのか、直子の行動が正解なのか、そこには意味が無いと思っている。あくまで小説の中での正解を出したまでだ。読んだ後、それは正しいのか?自分ならどうするのか?を考えること。そこに意味があると思う。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.377:
(5pt)

久しぶりに心が揺さぶられました

テレビでもちらっとみたことあるし、
あらすじはちょこっと知っていたので、最初は全然興味がなく
暇つぶしに少し読み出したら、
ページが進むにつれてどんどん引き込まれていきました。
言い争いも、夫の気持ちも妻の気持ちもよくわかるだけにとても切ない。
自分だったらどうするだろう・・・
と考えながら最後まで読みました。
最後の最後では、完全にやられたって感じでした。
こんなに気持ちが入った本は久しぶりです。
感動しました。

秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.376:
(4pt)

辛い・・・

秘密を知った夫のラストが悲しすぎる。

一気に読みました。事故後の生活がリアルに描かれており、直子と平助にすっかり感情移入していただけに、最後の辛すぎる結末はずっしり重く感じてしまいました。


SF設定に抵抗を感じながら読み始めましたが、物語にどんどん引き込まれてしまう自分にびっくり。しかし、やはり最後は納得がいかないくらい悲しいので☆4つとさせて頂きました。

何度思い返しても心がずーんと重くなります。もし自分だったらどうしてたかな・・・。


しかも、これって家族をもった者でないと直子と平助の気持ちはわからないでしょうね。自分が独身で子供もいなかったら、感情移入できたかどうか自信がありません。独身の読者の方には、いつか結婚された時に是非もう一度この作品を読み返して頂きたいなと思います。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.375:
(4pt)

クオリティの高さ

非常に完成度が高く、
夫と娘の体を借りた妻の心情が深く描かれており
その描写には脱帽。
本当の秘密は最後に隠されており
物語の意外性も充分である。
ただ夫の姿を変えた妻への嫉妬から来る行動は
やりすぎなようで痛くて読み進められない。
映像化すべきでなかった作品だと思う。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.374:
(5pt)

傑作ですね

肉体的には死んだ妻の精神が娘に宿るという、非現実的な設定ですが、大変おもしろく、考えさせられる小説です。

主人公は妻への純愛を貫こうとしますが、妻は肉体の成長とともに、夫よりも、別の人生、男性を求めるようになります。その妻の行動は道徳的に問題があるかもしれませんが、肉体的に手を出せない、年老いていく夫と生涯いるよりも、妻が若い肉体で青春を謳歌する道を選んでもいた仕方ないのでしょうか。

そのような矛盾を解決すべく最後に妻、直子のとった行動(芝居)は、多くの人間がとってしまう必然の行動のような気がします。その芝居に気付いても、気づかぬふりをする主人公の悲哀も涙を誘います。

大変いい小説で、是非教科書に載せて欲しいものです。

秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.373:
(2pt)

落ちが見えたのが残念

平介が図書館で超常現象や憑依についての本を読んだりしてるあたりで展開が読めました。
藻奈美に戻るフリのタイミングも、これはフリして戻るなとか。
山下公園の場面もハイハイって思っちゃいました。
平介が山下公園の場面ですでに直子のやっている行動を理解した上で藻奈美と接してるならグッと来たかもしれないが
その後の結婚式当日の指環の件から察すれば分かっていなかったとなる。
うーん。
私が捻くれて読んでるのか、あまりにも内容が薄かったのか。
正直残念。
私が期待しすぎたのでしょう
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.372:
(5pt)

東野圭吾の集大成

「ガリレオ」シリーズのオカルトじみた、しかし理にかなった理系トリック
「笑小説」シリーズの現代社会を、痛烈に批判したブラックな笑い
「名探偵の掟」の自虐的な異端作

それらが凝縮され、昇華されたのがこの、「秘密」だろう

笑いあり、涙あり、裏に隠されたトリックあり・・・それらが高次元で渾然と融和している

東野圭吾の最高傑作なのでは無いだろうか

秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.371:
(5pt)

人それぞれの好み

アマゾンのレビューを参考に、いつも本を買わせて頂いております。
「秘密」や「容疑者xの献身」でビッグタイトルを受賞されている方ですので、アマゾンでのレビューも少々辛口に感じます。
この物語も、人間の人格が乗り移るという設定です。当然このようなことは身の周りにはないはず!?です。
少々妄想じみた前提からのスタートなので、やはり人それぞれの好みによって大きく評価は分かれます。
ですが、あえてこの妄想が現実、それも僕らの身の回りに起きている事実だと仮定したうえで、改めて読みなおします。
不思議なことに、人間の人格が移り変わることをのぞけば、全くこのストーリーに矛盾はありません。
この夫婦の感情や行動、言動も、その場面で適切です。この土台が積みあがっていき、衝撃のラストを迎えます。
他のレビューに目を通したところ、ラストシーンでのなおこの決断に疑問を持っておられる方が多くいるようです。
先ほども申し上げた通り、やはり人それぞれの期待するクライマックスがあります。
ですが、この本を読んでいる最中に、これほどのクライマックスが想像できたでしょうか。
少なくとも僕に関しては、このラストシーンの衝撃がどれほどのものかを理解するのにある程度の時間がかかります。
著者が男性でありますから、同じく男である僕にも、なおこの心情や行動は極自然かつ極めてびっくり!!です。
しかし、女性の視点ですと、「こりゃないでしょ〜」と思うのかも知れますん。
難しいことです。夫婦を扱うストーリーで、男女共の共感を得るのは。
深い物語です。一読されることをお勧めします。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.370:
(2pt)

あまり好きになれない作品でした。

まずは主人公の嫁、直子の気持ちが理解できない。
娘の姿になってから、主人公のことを『夫』としてみているのか『父親』としてみているのかが分からない。
そして本当に娘のことを思っているのか。私からみたら、
娘の人格を失った悲しみ、娘の体を大事にしようという思いが
全く伝わってきませんでした。
特に『口でやろうか?』という辺り。もし主人公が『はい』と言えば、大事な『娘の体』でしようとしたのか?
体を重ねたかったら…大事な『娘の体』で行為を行うのか!?
最後も後味の悪い感じになりました…

直子は何をしたかったのか全く伝わってこないです…
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.369:
(5pt)

不思議な感覚です。

読み進めていくと、なんとも懐かしい感覚に包まれます。

さまざまな登場人物が織り成すドラマに感情を動かされつつも、
常に、客観的に、登場人物を冷静に眺めている目があります。
不思議な感覚です。

静かに、胸にこみ上げるものを感じ、頁が少なくなるのを
惜しみながら、エンディングを迎えました。

いつの間にか、東野氏の世界に引き込まれていました。


秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!