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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全648件 141~160 8/33ページ
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秘密 (文春文庫) 映画で見て 本を買い読み 満足している。 購入し 大事に保管しています。 | ||||
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物凄い傑作で一気に読んだがこれは読者を選ぶだろう。 だから名作なのに評価が最高じゃない。 東野は結末を伏せる事が多いしこれもこんなタイトルだが結論は悲しいくらいハッキリしちゃった。 | ||||
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ラストの仕掛けのお陰で読み終わってから何年たってもストーリーを忘れられない小説。 いい意味でも悪い意味でも子供の頃に読むのと大人になって読むのでは全く感じることが違う。 また10年後、20年後に読み直したい作品。 | ||||
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題名の通り、既婚者の男性(特に娘がいる人)にとっては辛すぎます。 絶対に読まないで下さい!どんなグロいホラー映画よりも残酷です。 評価が☆1つなのは、私が既婚の男で娘がいるからです。 物語の内容は、他の方も書かれているので省きます。 読むなら未婚のうちに読んでください。 娘さんがいるご主人、あなたは読むと必ず後悔しますよ。 | ||||
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この作品を読んだ方々のレビューを見ていて興味深いのは、やりきれない結末をたまらなく思っていることが共通しているのに関わらず読者の感じ方によって読後の評価が二分する点である。 少なからず小説というものは評価がばらつくものであるし、人々の価値観や立場の違いによって一つの表現をいかようにでも解釈することが可能なので上記したことは当たり前のようにも思えるが、これほどに読者が物語の悲劇性を肯定しながらその上で評価を語りたくなる小説は思っているほどないように感じる。 ものすごく個人的な意見で言えば直子のとった行動に関しては疑問に思う点や不満に思うところは少なくない。それゆえ1人の男としてこの状況を考えたときには言いようのない辛さともどかしさをたまらなく感じた。男と女の関係を考えたときにあまりに酷な状況に主人公が置かれたことは言うまでもないだろう。ただこの辛さは少なくとも私にとって決して不快なものではなく、むしろこの先の展開に意欲を喚起させる中毒性に似た役割を果たしていた。怖いもの見たさとでも言うと適当かもしれない。おそらく私と同じように感じ、読み進めた方は少なくなく、そういった方々は今作の評価を高くしているように感じている(周囲の反応からするに男性が多い傾向があるかもしれない)。 しかし私と同じように今作を読み、辛さを解釈してもそれを不快なものととる方々ももちろんいるわけで、そういった場合は直子の行動自体に不快感を覚えている場合も多い。そしてそういった読者はページがはかどらず、読後感も良くないという評価が目につく。 この快、不快の違いが評価のバラツキをうむ大きな要因だろう。 以上長々と述べたが、私が上記を踏まえて言いたいことは、こういった肯定的、否定的な評価の両方を理解した上で東野圭吾氏は今作の執筆にあたったであろうということである。同作家は犯行のトリックが優れているかという点よりも、登場人物の感情や思考の持ちようが明らかになった時の結末の変容に非凡なこだわりをもつ作家であると個人的に評している。つまり今作は人物の起こした行動の根底にある思考を描き出すことによって、読者に語りかける種の小説であり、故に評価がばらつくことを前提にしたものであったのではないだろうかと私は思っている。おせっかいな考えだろうか。 とはいえ読まないことにはこの作品の妙は理解できないのであり、快も不快も味わえない。ぜひご一読いただきたい。 | ||||
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とても面白いかった。 読み終えた後にこれほど余韻が残るとは思わなかった。 その後の人生が知りたくなる。 | ||||
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こんなに泣いた小説は初めてでした。 いわゆる「泣ける」タイプの小説ではありませんが、最後のシーンは涙が止まりませんでした。 悲しくて泣いてるのか切なくて泣いてるのか、自分でもわかりませんでしたが、とにかく涙が止まりませんでした。 | ||||
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娘と母親の魂の入れ替わりというアイデアを上手く家族物語に着地させているのには感心します。 父親の立場からすればラストの展開は救いがありませんし単純に事故で妻を失う以上の辛い状況が今後続くのかと正直げんなりする一方で、直子がやり直し人生において勉学に目覚めるあたりはとても共感できます | ||||
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読み終わった後の余韻は、かなり引きずりましたね。 もう、切なくてやりきれなくて。 もう1度読みたかったけど、辛くなりそうだから、回想するだけでやめておきました。 東野圭吾さんは素晴らしい作品をたくさん書く方ですが、これは傑作中の傑作です。 彼ら夫婦の最後の選択。 ああするしかなかったんでしょうね。 それが彼女の選んだ生き方なら。 「秘密」絶妙なタイトルです。 | ||||
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中盤の直子がどんどん内容の伴ったリア充になっていく様と 平介が風俗でも楽しめなかったあたり、高校の文化祭あたりが最高にキツくて 打たずにいられませんでした 相馬が憎い!いや、普通の高校生だし、悪いってほどじゃないんだけど 文化祭に来てる父親にあいさつに来るとかどんだけ自分に自信あんだよ! 憎い! これからもっとつらくなるんですか、この話・・・?中断しようかな 私はけっこう嫌になると途中で中断して先に進まないでもいいやってなっちゃう 性格なので。 中年男性は普通に心折れると思います。 | ||||
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私は中年男性ですがとにかく読んでて辛かったです。 途中から救われた気分になり、ホッとしてたら最後にすごい喪失感でした。 読んだ事を後悔しましたが、妻や娘にもっとやさしくしようという気持ちになったので読んで良かったのかな。 | ||||
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相手を大切に思うからこそ、受け容れて、自ら変わっていく姿を学びました。 とても大切な本になりました。 | ||||
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読み終えて悶々としてます。 モナになって直子が消えてチャンチャン!と思いきや、、、そーゆー事か、、、と今後父親がどういう気持ちで娘夫婦と向き合うのだろうと思うと胸が締め付けられます(>_<) 物語の中で恋愛でもしてくれたら気が楽だったのに、、、 でもやはり東野圭吾!素晴らしい! | ||||
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直子をビッチ呼ばわりしてるレビュー読むと笑ってしまう。事故の後割と早く浮気心を持ってたのは平介の方で(しかも娘の担任) チャンスあればやってただろうな。なかっただけで。 それはさておき、これもし死んだのが息子で、旦那の魂が息子の体に宿ってたら…と考えるといまいち面白くないから娘で正解。 愛し合ってる夫婦だけに辛いねぇ。夫婦生活とセックスは切って離せないから。 娘の体とはいえほぼ自分の体みたいな感覚になるよなぁ、何年もその体で生活してりゃ。 だから夫と妻の温度差も激しい。 手でしてあげようか?なんて良い妻だと思う。 娘の体なのに酷い、というが現に娘の体のまま心は妻なわけだから旦那の性欲を満たしてやろうという気持ちは悪くない。問題は、今後どうやって生きていくか、をこの夫婦がいつまでも決められず過ごしてしまったこと。 それも、娘の魂が戻るか戻らないか保証もないのだから誰も責められないでしょう。 とにかく切ない物語だった。男目線だとかなり苦しい。でも女目線でも苦しい。 愛する亭主と愛し合いたいが自分の体は娘のもの。お互い恋人も作れず、先が見えない。 これね、男女逆なら高校生の肉体を持った亭主はすぐさまクラスメイトの女子とやっちゃうと思うよ。やりまくるねおそらく。 だから男女逆だと話しにならないんだろう。感動も糞もなくなる。ラストは良いとも悪いとも言えないけどとにかく面白かった。 セックスは大事だな夫婦にとって。 | ||||
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あまりにも巷の評価が高いので、自分は自分と冷静に読み始めたつもりだったけれど、どこかで期待し過ぎてしまったのか。他の作品もかなり読んでいるが全て推理ものだったので、謎解きまでの伏線を楽しみながら読むことができたけれど、この本は最後の「秘密」にたどり着くまでが冗長すぎて結局飛ばし読みしてしまった。どんなに最後を先に読みたくてもそこを我慢して、また我慢する甲斐があるほどぐいぐいと自分を引きずりこみ、結論までの伏線を楽しめるのが本来のミステリーのあるべき姿かと思うのだけれど、いかんせん、この作品に限っては残念ながらその伏線が私にとっては「長すぎる前置き」にすぎなかった。 「秘密」の内容は、きちんと最初から忍耐強く読み進めた人にとっては、確かに「驚愕」だろうし、感動もそれなりだろうと思う。でも私にはそれが出来なかった。娘の体にいる妻と主人公の夫との延々としたやり取りを読む気にはなれなかったし、魂は妻でも体は娘なのに裸になってベッドに入ってしまうのも(結局は何もせず終わったものの)理解できず嫌悪感だけが残り、その時点でもう登場人物に感情移入が出来ず、完璧に距離が出来てしまった。映画化までされた作品であっても必ずしも名作とは限らないのか。もしこれが一番最初に読んだ東野作品だったら、おそらく二度と彼の著作は読む気になれなかったと思う。幸い、他の推理物は楽しめるので、私はそちらの方だけに絞って読もうと思う。 | ||||
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序盤に瀕死の直子の手をモナミに触れさせた瞬間、娘は母親の肉体で亡くなったんでしょうね。可哀想なモナミ。 その後ラストは、演技をして結婚して・・・。可哀想な家族の話。普通に娘に戻って結婚なら、在り来りでもこんなモヤモヤした気持ちにならなかったんだろうなって思います。 | ||||
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最後まで読んで、やっと「秘密」の理由が分かりました。 東野圭吾さんと言ったら、殺人事件がらみかなぁと想像していたんですが、違いました(^_^;) | ||||
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これは、事故で死ぬはずだった母の、娘に対する愛を、夫の視点からのみ語ることで露にしたものである。それはあたかも、肉体のない魂だけの存在となった母の存在の虚ろさと同じような不透明さを感じる構成で、それ故に解釈も読者によって変わるのだろう。 最初の読後、平介が二重の喪失感を味わうという悲劇に、やるせなく感じ、なぜ、直子、いや、もなみは父に再婚を進めなかったのだろうかと彼女を責める気持ちになった。そうして、再度直子の気持ちを理解しようと読み返したところ、虚ろに見えた魂がはっきりと見えた気がした。 直子が娘の体に蘇った時に、自分のための人生は終わらせていたのだ。そして、残りの人生は全てもなみの復活のために使うことに決めたのだ。直子が娘の体に蘇った時、「もし何か特別な病気で薬を飲んだり手術すれば、もなみの意識が戻るって言うなら、あたし、迷わずそういう治療を受けるからね。もなみが生き返るなら、喜んで私はどこかへ行くから。」と平介に言ったのは、それ以上でもそれ以下でもない。事故が起きたバスで咄嗟に身を挺して娘を庇った時に顕れた愛の強さを、これからもずっと、いつ蘇るか、いや、蘇るかどうかどうかもわからぬ娘の魂のために、外の世界には誰一人自分を知るものがなくとも、脳科学の研究に没頭してその手段を見出すことに費やすことで顕したのだ。 その後のもなみとしての彼女の活動は、もなみであればこうしたのではないか、という一点のみで行動し、いつ彼女の意識が戻ってきてもいいように準備をし続けているのだろう。 もなみの魂の復活に全てを費やす一方で、本来ならあの事故で終わるはずだった妻としての人生を、不自然で不安定な状況を乗り越える過程を愛する夫のそばでともに過ごせたことは幸せであり、そこまで引き延ばせたのは平介のお陰と感謝する直子は、本当に心から夫を愛していたのだろう。 彼女がもなみの復活のために、自分の魂を捨て、存在を夫の心の中からも消し、でも一つだけ、形を変えてでも身につけておきたかったのが、指輪だったのだろう。それを、顔見知りの宝石屋で作り直すことで、いつか、夫にだけは自分の魂がもなみの体に残っていることを知ってもらいという望みが、存在してはいけない彼女の魂がこの世に遺した「秘密」だったのだと思う。意外にもそれは、すぐにばれて結婚式で大いに平介を泣かすことになってしまうが。 そして、平介にとっては悲劇だけなのだろうか。最悪の事態としては、妻は死亡、娘は植物人間、となったかもしれないことと比べれば、妻の魂と六年過ごし、娘が結婚していくのを父として見送ることができた。今後も、血がつながり、魂は妻である娘の人生を見守ることができるのも、十分幸せなことではないかと思う。彼の弁明をすれば、もなみが高校時代にボーイフレンドを作るということに対してストーカーまでしてしまうのは、妻の気持ちと娘の体が一度に奪われてしまうと思ったからだろう。たとえ、魂は妻であっても、娘の肉体と性行為はできない父としての一線は当然残っており、娘として扱うための覚悟をして、「もなみ」と呼ぶことにした以降も、いつ蘇るかわからない娘を思うより、妻の魂を追い求め続けてしまい、再婚もままならぬ未練たらしい心に、つい私も共感してしまった。再婚か、孫か、仕事か、いずれにせよ、平介に幸あれ。そして、いつかもなみの魂が彼女の体に戻ってきますように。 堪能させていただきました。ありがとうございました。 | ||||
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大満足。たいへんいい本です。読みごたえがあります。ありがと! | ||||
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今更ながらこの名作?を読んだ とてもここでは書ききれないほどの感想をもたらす小説だった 直子の決断に置いてきぼりを食らった様子、誰も悪くないそれゆえにすれ違っていく二人、自分で決めた妻を愛し続けるという生きざまに孤独感を感じて揺れ動く様、娘の文化祭で感じた言い表せない感情、悲劇のヒーローちっくで人間味に溢れた平介に対して平介ほどではないものの自分の体験してきた人生が重なってしまって途中なんか吐き気がする思いで読んだ もし娘が娘のまま息を吹き返していたらどれだけ楽だったことだろうか そして「秘密」を知ってしまった上で娘夫婦のこれからを見守らなくてはならない平介のこれからを考えるとあまりに辛くて想像するに耐えない 理解はできないが決して直子が悪であったとは思わないし自分勝手(と形容するには少し稚拙かもしれないが)に生きていくことも悪ではなくそのような人はたくさん存在する 平介もその機会を自ら回避して生きただけでその怒りや葛藤を誰かにぶつけることは決して許されない これは忠誠的愛を知る者と知らない者で大きく意見が別れる作品であり最初から最後までほんとうに「知らぬが仏」という言葉を良く表した小説だと思う そしてそれは情報に溢れた今を生きる自分にも当てはまるのかもしれない | ||||
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