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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全648件 161~180 9/33ページ
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とりあず大変気に入りました・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||||
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バスの転落事故で、助かったのは娘の身体と母の魂だった。死んだのは母の身体と娘の魂。 フィクションだから、「母の魂が娘の身体に移った」という設定はそれでいいと思う。 しかし、娘の身体に移った後の、母の生き方の変化が唐突だという感じがした。 「医学部に入って医者になる」のは、娘の遺志でもないようだし、それまで平凡な主婦だったと 思われる母がやり直したかった人生(小説の中で母はそう言っているが)でもないように思う。 「この不可思議な現象を科学的に解明したい」のが動機なら、『事故で二重人格になったから』と いう結論は安直だ。 | ||||
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最近、同作者著「悪意」を読み、その伏線の張り方や人物描写に魅かれていたのですが、この「秘密」にはがっかり。 娘の体を持ってしまった大人の女性、というのが一つの大きなテーマであるはずなのですが、とにかく浅い。 大人の女性と娘との違いは主に言葉遣いや立ち振る舞いでのみ表現されるに留まり、しかも白々しい。読みながら苦笑。 もう少し内部感情的な葛藤があってもいいはずでは?たとえ主人公中年男性の視点からであっても、それは表現できるのでは? 大人の女性と娘の違いが、陰毛に対する羞恥心や親父に対する嫌悪感のみであるはずがないだろう。 リアリティがなくて感情移入も出来ない。複雑な心の機微には触れられず、妻と娘が死んでしまいとても悲しい、妻は娘の体に 移っていてちょっと嬉しい、加害者のバス運転手は憎い、など淡々と分かりやすく表現されており、読んでいて主人公の心が掴めない。 これは本作品の登場人物すべてにいえることであるが、まるで人間味が感じられない。特に直子、ちょっとスーパーマンすぎるだろ、と。 個人的に分かりやすい小道具がでると冷めてしまう。指輪、そば、クリスマスイブ、懐中時計。双子の人形はもう少しスマートに登場させられないものか。 あと、この夫妻ちょっとお互いに対し真面目すぎはしないか。どうしてそこまで一緒に居たがっていたのか理解に苦しむ。 結婚という制度、愛は永遠という幻想、に縛られているのかと思ったが、妻も少なくとも指輪を作り変えるくらいには夫を愛していたようだ。 しかしなぜそこまで愛し合っていたのか、その辺の記述はなく、その結果無理して共同生活を送っていたようにしか感じられない。安いドラマのようだ。 どうでもいいがあの場面、直子を抱くことが出来ればすべて解決していたように思う。そうすれば物語ラストへと続く小細工なんて無くてすんだ。 主人公に出来ることなんて直子を解放するか束縛するかどちらかしか無いのだから、その中間を選んだ先にアンハッピーエンドが続くのは仕方ない。 主人公は宙ぶらりんな状態に安住し、直子はそこから一歩進んだだけの話である。その一歩がかなり手の込んだ非人間的ものだったというだけの話である。 ラストシーンに関して。ミステリー小説はラストが全てだと思う。序盤中盤は伏線張りであり、ラストを盛り上げるための捨てごまである。 だからこそちょっと退屈な本でもラストに期待して読み進めていける。で、本作のラストはというとダメダメである。 なるほど「秘密」とはそういう意味だったのか!なんてならない。なぜならその伏線はほぼラストから始まってるいから。小説全体を通して 裏切ってくれることを期待しているのに、いきなり始まった伏線をすぐに回収しては読んだ甲斐がないではないか。 それに加え、ラストを見破ることはほぼ不可能である。物語の主人公が違和感を感じなければ、読者はそれを信じるしかないではないか。 状況が特殊すぎるのと、そもそも登場人物にリアリティがないため感動もできない。主人公の心境的には、愛する妻を他人に渡さなければ ならないという、寝取られの気持ちであろうか。それ以外想像できない。 まとめると、大きすぎるテーマに対し練りが足りなかったのでしょう。ファンタジーな設定はこの作家には向いていない。 女性登場人物のスーパーマン度は同作家の「白夜行」に匹敵します。ところどころに出てくるシニカルな視点は好きでした。星二つ。 | ||||
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穏やかに暮らしていた3人家族が ある日、バスの事故で奥さんが死に、娘は助かったが魂は奥さんの直子さんになった・・・ ラストは夫が可哀想な気もしますが 人物描写的に、どの人物にも好感を抱けなかったです。行動が気持ち悪いし。 夫は、娘と夫婦のように暮らしていく・・・というやや無理のある保守的な思想よりも 2人のことを前向きに考えた幸せになる道を歩んだら良かったのにと思ったし 奥さんの方も、裏切る(?)結果になるなら、早めにその事を告げないのは卑怯だしで。 選んだ道自体は、どちらかというと奥さんの方が前向きなのですが、やり方が・・・ 愛情も足枷になって、結果的に夫が可哀想なのですが この人も娘のプライバシー侵害して、それも原因の1つだろうからなんとも。 ラストのちょっとビックリな結末にもっていくために、やや無理のある展開 だったような気がします。 間接的とはいえ、わざわざ事故関係者と深い関係になろうと思わないのでは? | ||||
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工場勤務の父親、あかるく活発な母親、そして娘の藻奈美の平凡な三人家族。 そんな平凡な家族に悲劇が、、、母と娘を乗せたバスが大事故を起こしたのだ。 その事故をきっかけにこの家族は不思議な 生活を始める。 世間には知られてはいけない、『秘密』の生活を。。 父親と娘のなかに宿った母との不思議な生活だが、そのなかで日常の夫婦の様子、親子の様子、また周囲の人間関係がリズムよく描かれていて非常に読みやすい。その不思議な生活の中で、女性と男性の価値観の違いや、父親と子供の価値観の違いなどを考えさせられる。 また事故の被害者、加害者との様子も著されており、考えさせられる事が多い作品だ。 男としては納得のいかない最後だったような気もする、、、 | ||||
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評判通りの傑作。どれだけ才能があるのか、この人。リアリティあふれる展開に、めっぽう面白いサイドストーリー、そして何と言っても丁寧な伏線の回収と終わりのスッキリ感がさすが。個人的には、もっと夢のある浮世離れ感が欲しいし、前半のやきもき感にはいらだたつものがあるが、この話の終局、そしてタイトルとのつながりに込められた仕掛けは、さすがの一言。誰にでもおススメできる逸品。 | ||||
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【ネタバレ注意!】ラノベの様な設定でどうやったらこんなに深くてリアルで面白い作品が書けるんでしょうか。鬼才の余裕でしょうか。 最後の、時計屋で直子が指輪を作りなおす所なんかはこらえてた涙がどっと出そうになります。 悲しいハッピーエンドがまたグッときました。 最後のデートで丁度良く出来すぎたタイミングで入れ換わっているのに、全く違和感がない。逆に読者側に『ちゃんと出てきてくれ。頼む』と思わせるものがある。直子も含めてですが、平介以外の人物の心理描写を事細かに書かない事により、読み手側は平介になりきって読み進められる事にびっくりしました。巧みな罠にかかった気分です。自分はまだ若造ですが、結婚して子供ができたら自分の子供にも読ませたいと思いました。そして悩んでる人みんなにオススメしたいです。 | ||||
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映画化されていたので、内容は知っていた。 過度な期待をしていたのか、他作品と比べると・・・ 星4つ。 | ||||
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設定がトンチキなのはいいんです。 小説ですから。 しかしその設定をいかに上手く産み出すかと書き上げるかが問題だと思います。 大人気の作家さんですが今回かなりハードル高い設定にしましたね。 結果として今回自分には大失敗でした。 まず設定も文章も生理的に受け付けない。 平介と直子の言動がまったく感動に結び付かず読んでて段々気分悪くなりました。 こういうのはもっと文章が繊細な人に書いてほしいです。 感動する本、泣ける本を探してた時にこれが結構紹介されてたので読みましたがまったく感動しませんでした。 嫌に暗くて最後も読後感が悪く読まなければ良かったです。 推理作家協会賞受賞してますがそもそもこれって推理小説ですか? 東野圭吾さんの推理小説を読みたい、感動する話を読みたいならこれはやめておいた方がいいと思います。 | ||||
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問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし | ||||
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今まで読んだ中での一番ショックを受けた本の一つです。 とにかく作者には見事にしてやられました。もちろん実際にはありえない設定なのに、完全に感情移入しまくって しまい、読後しばらくは茫然自失となってしまいました。とにかく凄い一冊です。 | ||||
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娘と嫁が入れ替わるなんて、ちょっと違和感があるし、読んでて不快感が湧いてくる。 | ||||
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この作品の設定自体はあまり重要でないと思う。 本当に評価出来る点は、平介と直子が相手にとって一番 幸せになるであろう行動を取ったが為に起こった悲劇の部分でしょう。 読後はモヤモヤが残り、ついどうすれば一番幸せになれたのかを 考えずにはいられない作品です。この手の読後感が悪い作品が 好きな人にはたまらないと思います 一つだけ、何故あそこまで完璧に演じる事の出来た直子が 第三者を通じてバレるという超初歩的な事を考えれなかったのかが最大の疑問です。 結婚相手と懐中時計の存在を考えると、やはりわざとなのか・・・? 色んな解釈が出来て本当に良い作品だと思います | ||||
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洋書を読むことが多く和書はほとんど読まないのですが、妻の影響でつい最近になって東野圭吾を読み出しました。 白夜行、容疑者Xの献身と並ぶ名著だと思います。 ただ、読んでいてとてもつらく感じた本でもあります。 主人公と同じく、妻と娘を持つ父であり夫でもあります。 事故で妻の心が娘の体に乗り移る、そんな荒唐無稽なありえないストーリーなど気にならずぐいぐいと話の中に引き込まれていきます。 若い娘の体を得たことで人生をやり直そうとする妻、変わることができない夫、その二人の葛藤。 そんな二人がその秘密を隠しながら、話は進んでいき最後の秘密に行き着きます。 その秘密は、あまりにもつらく、私は初めて本のせいで夢でうなされました。 正直言って、二度と読みたくないです。 ただ、これほど激しく読者の心を揺さぶる小説は、私は知りません。 二度と読みたくないから一つ星、でも文学作品としては、五つ星だと思います。 | ||||
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事故にあった娘の体に母親の魂が入ってしまうという、胡散臭すぎる導入部分。 しかし娘と父親の生活風景を読んでいるうち、なんだか本当にありそうな話に思えてくる。 ストーリー自体は非常にシンプルです。 避けようもないけれど、娘が成長するにつれて二人の歯車が狂っていく、そのシーンでは父親の愚かさがいたたまれなかった。 また、娘と母親の人格が重なっていく後半では、「自分は自分の身体を持ってはいるけど、母親の思いが自分の一部になって生きていること」に思い当たり、故郷に思いを馳せました。 最後は美しい結末で閉じられて、タイトルの本当の意味を知ると思います。 こんな胡散臭すぎる設定を渋いラブストーリーに描ききる東野さん…すごい。 身近な人たちを大切にしたいと思いました。 | ||||
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やっと読めた作品。小説で描かれている世界は、自分にはとても非現実的。 でも、死という視点ではとても近いのかも。 改めて、自分の人生を振り返り、きちんと生きなくてはと思った。 | ||||
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面白かったですが、少し疲れる感じのストーリーでした。最後は本当は奥さんなのか娘なのか・・・私にはわかりませんでした。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する※削除申請(1件) | ||||
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これほどまでに気持ちが連動する本がかつてあっただろうかと思うほどです。 特に直子が中学に上がった辺りからは一気読みでした。 今朝の五時半ですが、途中で止められなかった……。 同じ時間に生きたように、主人公に同調して読んでいたので、 ラストの切なさと言ったらもう……。 特に私と同じ年齢の男性には響くんじゃないでしょうか? 悔やまれるのは、大昔にヒロスエの映画を観て、結末を知ってしまっていたことです。 結末のおおまかな設定は同じですが、話の内容は全然違います。 伝えたいことは映画で取り上げているような一面的なものではないので、 気になったなら本を手に取って、とりあえずページをめくってください。 本当にお願いします。 | ||||
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46既婚。この作品の設定と同じ高校生の娘が一人いる3人家族の父親です。 私は今まで小説でも映画でも、いわゆる‘感動もの’で泣いたことは一度も無い冷血漢なのですが、この作品ではこらえきれずに泣きました。 読むかどうか迷ってる方は、騙されたと思って読んでみて下さい。特に家族のいるオヤジにお薦め。 | ||||
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