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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全648件 201~220 11/33ページ
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※削除申請(1件)
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ヘンテコな設定、まあファンタジーだから良いかと予備知識無で読み始めました 後半チャプターを挟む毎に溜め息をつきながら読み進める様 タイトルの秘密の意味が分かった時悲しいを通り越して喪失感しかありませんでした 過去の苦い想いをした、忘れてた失恋が甦りました 本買って初めて失敗したかもです 1日も早くこの物語のこと忘れたい気持ちにさせる著者、、流石です …その反面最悪、著者が嫌いになりました ただの悪ふざけで一冊書いたとも思えない ドラマや映画にもなってたみたいだしイカれてる 不快です | ||||
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やあ、これはいい本でした。最後まで没頭で読書。 切ない、遣り切れない、という評の多い本の様ですが。その通り、Wikipediaからキャッチコピーを知ると、 『運命は、愛する人を二度奪っていく』 いきなり序盤、悲劇からじわじわと始まります。 『長らく大きなヒットに恵まれていなかった東野圭吾が、ブレイクすることとなった出世作』 『第120回直木賞、第20回吉川英治文学新人賞、第52回日本推理作家協会賞(長編部門)にそれぞれノミネートされ、最終的には推協賞を受賞し、「無冠の帝王」などと呼ばれることもあった東野にとって、乱歩賞以来、つまり、デビュー以来のタイトル獲得の』 『1999年、滝田洋二郎監督、広末涼子・小林薫主演によって映画化。また、リュック・ベッソン制作、ヴァンサン・ペレーズ監督、デイヴィッド・ドゥカヴニー主演によるリメイク作『秘密 THE SECRET』(原題:Si j''tais toi)が2007年に公開。2010年10月期には、志田未来主演によってテレビドラマ化もされた』 刊行からだいぶ時間が経ってますが、 その所は気にする事でもなく。 主人公の平介の視点で書かれているので女性や周囲の心情的な部分は平介の前での言葉や行動から読み取る事しかできませんが、 でも無理なく自然と読めていった感じ。 最後、時計屋のオヤジに苦笑いして「(話の構成が)巧いなぁ」と感嘆して読了。 確かに切ない話ですが、それだけ考えさせられる、いい本だったと思います。 起こってしまった災難には、誰もどうにもできません。 話の始まりから中盤まで誰もが宙ぶらりんで、どっちに進めばいいのか分からず、 この先が「どうなっちゃうの…」と気になり、 どうせ予定調和的に終わってしまうのかという期待ではなく疑いは、ものの見事に撥ねのけられて。ちゃんとオチがあった(笑)。苦笑いですが。 すべてが巧くまとまった内容だったと思います。 面白かったです。 | ||||
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さすがは東野圭吾だと思いました。主人公の気持ちが伝わる。これは、本当に哀しい作品だと思う | ||||
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この作者の人生観・男性観・女性観はかなりおかしい。 この作者の作品に登場する女性はいつも相当な悪女として描写されている事が多い。 唐沢雪穂然り、新海美冬然り、今作の直子然り。 そのようなイメージを女性全体に植え付けたいのかどうか知らないが、男性を利用し最後は自分だけ宜しくやるような女性ばかりを描いている。 そして男性はいつも利用されるだけ利用されてろくな最後を迎えられない。 これが作者の女性に対する見方なのだろう。 セックスが無いと夫婦としてやっていけないかのような描写があるが、レスの夫婦なんかいくらでもいるし、セックスが唯一のコミュニケーション方法であるとは考えられない。 セックス出来ないと繋がりを保てないというのならこの世に高齢の夫婦は存在しないし、事故や病気等の事情で出来なくなったパートナーは捨てられても仕方ないということになるのでは? そもそもセックスは繁殖の為の行為であって、それを目的としない時にはする必要が無い。 作者本人が独身なのか既婚者なのか知らないし興味も無いが、セックス出来ないから心が離れるとか、繋がりを保てないと考えているのなら異常だと思う。 人間は頭で考えて言葉を発する動物であり、犬猫のように自然のサイクルに組み込まれた発情のみに従って生きる動物では無い。 | ||||
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評判どおり、最後の最後まで食い入るように読みました。 妻と娘を持つ自分とダブり、涙、涙でした。 | ||||
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一応ミステリーの分野に配されているようだが、夫婦愛を描いたロマン小説といっていい。娘の体に妻の心が宿る という設定自身はミステリーじみているかもしれない。しかし、このようなまず絶対ありえない設定の中で夫と妻 (というより娘)はどういう関係になっていくのか。どうしても娘というより妻という感覚で捕らえる夫。やがて 彼はストーカーの如く執拗さで妻の電話を録音したり、外出先まで追いかけて行ったり、まるでここから本当の ミステリーが始まるのではと、読者が一瞬間違ってしまいそうな変化球も投げてくる。しかし、そこから作品は 「秘密」という題名の本当の意味を知ることになる。じわじわと感動が沸いてくる。最後はあっと驚く感動が 待っている。この様な絶対ありえないような設定をどう料理するか、この作者は見事な筆力で読者を 飽きさせることがない。娘の若い肉体や、社会生活を持ち始めた妻に対して嫉妬に近い感覚を持ってしまう 夫。この感覚はこういった異様な設定がなくとも現在の色々な夫婦にも当てはまることが出来るかもしれない と思ってしまう。妻を信じながらもどこまで自由に妻にとってベストの生き方を許し、ひいてはそれが自分にとっても ベストだと信じることが出来るまで夫はどこまで妻を信じることが出来るか。この作品の妻の直子は極めて 巧妙なまでのある意味トリックでこの答えを出してくれたのかもしれない。 | ||||
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父親の潜在的な娘への性欲みたいなものを描きたいのかと思いました。 心は愛する妻、体は娘、男の欲求満たしてるじゃない。 結局行為には作者も、主人公も踏み込めず、ぼやけたまま。 被害者家族としての心情もくどく書かれていて、しつこすぎて自分の首を絞めているだけにも感じます。 ただただ暗くて決して光を射させない意図も感じましたし、そこまでして暗くしたいか。 もうちょっと短いストーリーのほうが読みやすかったかも。 | ||||
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多くの方がおっしゃるように、この作品は読み進めるうちに他人事ではなくなる。 つまり、平介と直子のいずれかに感情移入してしまうのだ。 本作の設定は“現実には決してありえない”にもかかわらずだ。 そして読後には、何ともいえないやり切れなさを実感することになる。 私はこの「驚異的な現実感」こそ、本作の高く評価する部分だと思っている。 特に結婚をしている方には、ぜひ読んでいただきたい。 もちろん、フィクションとはいえ非倫理的な内容が含まれるため、 そういった内容には触れたくない、または触れさせたくない場合にはオススメはしないが。 それにしても、平介と直子の心理的な動きが、あまりにリアルすぎる。 二人が本当に互いを思い合うからこその、避けられない展開。 最後に描かれる“大人な”判断。胸がえぐられるような結末。 東野圭吾の描く日常的な悲劇感を、本作では読者に体感させている。 その意味でも、やはり精神的に成熟している読者でないと 本作を受け止めることはできないだろう。 | ||||
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あんまりにも映像化された作家って、選ぶとき注意しないとね。 これ、10ページで読むの止めました。 つまらん | ||||
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とても良い商品でした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 | ||||
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白夜行、秘密、あとは忘れたがどちらも最低だった。白夜行は犯罪者に肩入れして酔っているだけの作者。こっちは、母親というものをまるで理解していない作者。まあ、この母親のほうがよほど白夜行の女より病んでいるかもしれぬ。 言ってみればこれは究極の「虐待」である。父親と性的な…などはいくら自分の精神が妻でもあり得ない。 ラスト、他人と結婚という結末をあっけらかんと選ぶ母親。 おぞましい。 また、父親もいつからか娘を忘れたようだ。 大体いくら若い娘でも血縁である自体で「性的」欲求を抱けると思うとは、世の父親を汚している。なぜこれが感動し、名作であるのか。 あだち充の「じんべえ」も気持ちが悪かったがこれは遥かにそれを凌駕した。この母親の気持ちを理解できる女性がいることに鳥肌がたつ。 | ||||
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ただただ平介が可哀相。 ラスト、世にも奇妙な物語のおばあちゃんという話を思い出しました。 そしてどう解釈してもコレだけは言える 直子はしね!!!! | ||||
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他の方も書いていましたが、二度読み返す気にはなれないです。特に結末の下りは。どういう意味で妻は涙を流し号泣したのか?悲しみや罪悪感、それだけではなく、喜びや嬉しさといった気持ちもあったのでは? 複雑です。感情移入して読むと男性は、かなりツラくなると思います。【私は何度もよむのをやめました】 ある程度予測した結末なのですが、もう少し早い段階で訪れると思っていました。【高校に通っている時点で】しかし、読み進めていく内にこれはハッピーエンドになるのかなと思わせてからの、結末部だったので本当に 衝撃的というよりショックでした。人間の欲求の前では、理性や愛情など価値のないものだなと思います。太陽と月 オーロラと肥溜めくらいに差があるのだなと思いました。 色褪せるし、霞みます。ともあれ ここまで感情移入出来たのだから私には名作だなと強く思いました。 | ||||
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娘と母が入れ替わったときに娘が母の振りをしていたら最低の小説だなと思っていたんですが、最後にその逆が起きてしまったので、思わず吹いてしまいました。 | ||||
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お決まりのトリックで最期を締めくくるパターンであるが、亭主の方もそういう決断を一旦したんだから、再婚なりして、自分の幸せ見つけたらいいんじゃないかと思うのだが。私だったら、最後のシーンで、平助が娘の学校の先生か誰かと結婚しており、一緒に娘の結婚式に参列するようにしたいかな。でも、今いてくれている嫁さんに感謝したくなるのは確か。今度、初デートの場所にでも連れて行こうかな。 | ||||
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どうしてこんなに本気で 惹きこまれてしまうのか 知らなきゃよかった、こんな本… って思いながら完読。 読み進めるのが辛すぎました。 彼が一発殴らせてくれという気持ちが 痛すぎるくらいでした。でも彼女も “こういう風にしか成立しない愛情” に悩んだ結果なんですよね。 娘の体で娘の分も生きると決めた部分も あったと思う。疼痛がしました… 思い切り泣きたくなる気持ち…ひさびさでした。 | ||||
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私は、小学生の娘が二人いるアラフォー夫婦です。妻とは比較的なんでも相談し合い愛し合っていると思います。その私の視点からの感想です。まず、もし自分が結婚していない時期に読んだのなら全く異なった反応をしたと思います。 平介の直子に対する葛藤は非常によく分かり感情移入しました。基本的に楽観的な私は本を読んでもそれほど影響されることもないのですが、この本は読んでいる途中から、かなり心を揺さぶられました。 とにかく男目線で書かれているので、男の人で妻を愛している気持ちが分かる人ならば切なくなります。 直子が彼氏らしい人を作り、それを許せないが許すしかない状況になったあたりで、もし自分だったらどうするか?などと考えると耐えられそうになく、自殺するかもとか考えてしまいました。(普段はそんなことまったく考えないのに) 妻に話をすると女性は女性ならではの捉え方をして、直子の苦悩などに話が行くのですが、これはあくまで平介の苦悩として共感すると良いと思います。 私は読んでいる途中から妻のことが非常に愛おしく感じるようになりました。今日消えない妻、そばにいてくれる妻に感謝と有り難い気持ちを感じることができて、幸せをよりかみしめています。なお読後の胸を締め付けるような思いはしばらく続いていますが… そういう意味でも、直子が消えたのか生きているのかなどは、置いておいて過程を思いっきりはまって、一緒に苦しんで、楽しむ?ことができればよいのではないかと思います。 | ||||
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結末は、いろいろな評価があるかと思いますが、 私は現実の愛情というもの見直すいい機会を与えられたと思っています。 筆者の本を読むたびに感じるのですが、あーこういうアイデアがあったのか!と 感心させられます。 お暇なときに、ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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自分は31歳のしがない公務員です。 東野さんはよく読むのでこの本も手にとりましたが、痛いほどレビューの方々の気持ちが痛感です(TT) ストーリーは非常に文句のつけようのないできあがり。いつもの東野さんです。これは間違いないです。 しかし、内容は特に男性にとっては酷なものになっています。これは要注意です。 過去のレビューで「ページをめくるのがつらい」とか「これではあまりに主人公が可哀想すぎます」とか 「読む価値はあるけど二度と読み返したくない」という意見を拝見しましたがまさにそのとおりです。 本当に自分も涙が止まりませんでした。 小説としては、一流です。特に女性は気兼ねなく読書していいと思います。 | ||||
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私は、東野圭吾さんの作品が大好きで作品を読んだのはこれが初めてではありません。本が嫌いだった私に本を読むことの楽しさを教えてくれたのも東野さんの作品です。 今までで一番好きなラストシーンは「分身」です。あのラストシーンのお陰で、それまでの物語の経過に死者が出たり上手くいかなかったりしても最後に「この作品を読んで良かった」という感情に浸れました。 「秘密」は、平介の妻直子の既婚者だという自覚が少しづつ薄れていくことが伺えるシーンがとても読んでいられませんせした。どうやら私は読んでいるうちに平介にかなり感情移入をしていた様でした。クリスマスイブの出来事も、本当に相馬に自分を諦めてもらいに行ったかどうかは直子の発言だけでは本当かどうかはわからないと疑っていましたし、盗聴器のことも平介の状況からしたら当然の行為であり、お風呂場での直子の発言にまでも終始イライラが止まりませんでした。 そしてあのラストシーン。「直子は本当に平介を愛していたのだろうか」と怒りがこみ上げてきました。結果論ですが、藻奈美の魂を奪い藻奈美の人生を変わりに楽しみ本当の藻奈美をこの世から消してしまったのは直子ではないか。たくさんの選択肢があったにも関わらず平介を騙し平介を捨てたのも直子ではないか。と思いました。かつて愛を誓った平介がこれから年老いていき一人で暮らしていくことを、自分は別の夫を作って放っておこうとする直子が許せませんでした。今後直子がこのことに後悔するのかどうかは誰もわかりません。けれど文也と結婚するという所まで進展した経過を考えるとそんなことは無さそうに思えます。以前の相馬の時と違って平介に何一つ口出しされずに文也と交際していた直子と、それを娘の成長だと父の目線で見守る何も知らなかった平介を考えると胸が痛いです。 もし、私があのラストシーンを書きかえられるならいずれのどちらかにしたいです。1つ目は、直子の秘密が完全な物となってハッピーエンドかと思われたが、最後の数行で私たち読者にだけはその秘密が明かされるというもの。その時点で、私たちはきっとかなりの衝撃を受けることだろう。しかしそこに、直子と藻奈美を大切にし続けた平介が報われなかったあの涙のシーンは無く、直子の心情がほぼ完全に割り切られてしまったこと、人間の残酷さを知るばかり。そして2つ目は、平介が直子の決断に耐えられず直子を自らの手で殺してしまうというもの。少し残酷すぎるかと思われてしまうかもしれませんが、その報われないラストは平介のものだけでなく直子のものでもあり、この本を読んでいる平介に感情移入していた人々にとってはモヤモヤしたラストとはならなかったのではないだろうかと思いました。 ただ東野圭吾さんのファンの1人として、東野さんが何故このラストを選んだのかをもう少し考えてみたいです。 | ||||
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