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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全648件 221~240 12/33ページ
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私が直子だったら娘が死んだことだけは絶対信じたくないので自分は母の記憶を持って蘇った娘の方だと信じ込んだと思う。当然もなみとしてしか生きられない。 だから最後はどっちかなんてそんなに重要? 直子は事故の時に死んだのだ。最初に直子の記憶がある事を平介に話したのが間違い。母は自分を殺し娘である自分を幸せにしたのだから最良の結末。 もなみを直子にしてたのは平介だけ。普通は事故で頭のおかしくなった娘としか扱わない。だいたい肉体も娘もいないのに自分は直子だと夫を説得する必要が直子にある?娘を失った母であるには若い肉体はあまりに前向き思考。どっちつかずはもはや第三の不気味な生き物。嫁にもらう人がいてありがたいよ、殴るかフツー。結局人は孤独。良いように考えよう。そもそも 事故で母の記憶を持たされて自分を母だと思い込んでいる娘なんである。 頭がおかしくなって他の記憶が混ざっても娘の肉体に宿る魂が娘です。 | ||||
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女房を愛している人は読まれない事をお勧めする。 非常に素晴らしい東野文学の最高峰であることは間違いない。 容疑者Xの献身も、この本には遠く及ばない。 すでに読んで数年経つが、思い出すと何とも言えない嫌な気分になる。 こんな本、他には無い。 | ||||
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ストーリーは楽しめました。 読みやすく、ページをめくる手が止まりませんでした。 だけど・・・正直、直子の言動は理解できなかったです。。。 作中、主人公の視点でしか書かれていなかったのもありますが、心は妻でも、体はもなみなのに・・・夫と行為をしようとするところが、本当に理解できなかった。。。 知り合いも言ってましたが、心と体の年齢が合わないのは、少し気持ち悪いかも。 そしてラストの「秘密」。これも、平介のためなのか、読み終わった今でもわからないですね。なんだか、読後もやもやしちゃいました。 私は未婚なので、夫婦関係がどんなものか、わかってから再読したら、もう少し考えはかわるかも。 | ||||
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まず「好き」か「嫌い」かで言えば、☆3つ。 小説としての評価で言えば☆4つです。 この作品は私情がかなり入ってしまう故に非常に評価が分かれると思います。 ですので、個人的な好き嫌いで言えば嫌いな部類なので☆は3つ。 作品としては、文章の稚拙さが気になったので☆4つ。 とにかく後味の悪い作品です。理由はやはり平介に対する救いがないこと。 妻・直子はやはり身勝手だと思いました。 理由は、平介の「父としても」「旦那としても」「男としても」生きられないことに対するフォローがあまりなかった点。 平介は「再婚するつもりはない」と明確に直子に意志表示していますが、 直子は平介の妻としての精神的な役割を自ら蔑ろにし、妻であり続けるという意思表示もしなかった。 モナミの為とは言ったものの、それ以上のことまで踏み込んで行動しており、やはり人生を再度エンジョイしてる感は否めない。 つまり、モナミの為とは言ったものの、途中から自分のためになってしまっている。 おそらく作者は「人生をやり直す」という意味でも「直」という字を使った「直子」にしたんだと思います。 この話は「親子愛」の話ではなく、「親子愛から自己愛に傾倒しつつある妻と、夫婦愛を保とうとする夫」の話だと思います。 モナミの体を手に入れた直子の葛藤も大きかったことでしょう。 なんせ、1日の大半をモナミとして生きるわけですから自我に何らかの錯覚が起きるのは当然です。 しかしながら、夫に対する愛情は消えたかと言えばそうではない。 ラストの指輪の下りからも分かるように今でも愛情はあると思います。しかし、それに伴う行動や言動はやはり不足していた。 最後の直子との別れのシーンも「忘れないでね」と愛情が伺える言葉がありますが、やはりずるいなぁ・・・と思いました。 夫の幸せを願うなら「忘れてくれ」と伝えるべきでしょう。 結局、「愛する者の為に最良の選択をする」という行為を全うしなかった直子には嫌悪感を感じました。 残念ながら、直子の「モナミとして生きる」という選択は平介の辛さと比べたら、まだマシだと思ったので感動はさほどありませんでした。 そもそも1日の大半をモナミとして生きてきたわけだから、平介の前でも同じことをすればいいだけです。 それよりも平介です。「父」にもなれない「夫」にもなれない、「男」としても生きられない。これほど惨いことはない。 彼はモナミが結婚した時には既に50代でしょうか。再婚も難しいですね。 「誰か」のために「何か」になりきることすら許されなかった平介の幸せを願わずにはいられなかった。 男の本能的な独占欲を掻き毟るような描写が多い作品ですので、途中で読むのが本当に辛かったです。 | ||||
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最初に読んだのは、高校生のとき。 こんな小説があるんだと驚いた記憶があります。 未だに東野圭吾の最高傑作だと思います。 | ||||
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映画版・小説とも最初は切なさの余韻が勝っていましたが、何かしらすっきりしない違和感を払拭できないままでした。ここでの皆さんのレビューを拝見して再読後の感想を綴りたくなりました。 この「秘密」は、ブログにもラストの解釈や直子の生き様について相当数のやりとりがされているようです。直子の生き様に関しては、男性・女性とで意見が大きく別れるものだと再認識しました。 著者東野氏は、このような読者からの反響が沸くのを最初から目論んで書いたのではないかと想像してしまいます。とすれば、読者はまんまと術中にはまってしまった訳ですが・・・。 8章で直子は娘の藻奈美の身体で生きていくことを平介に問い平介も同意しています。指輪について、直子はいつでもそばに置いておきたいとぬいぐるみに隠し、二人の秘密と会話しています。この指輪の件が、終盤の藻奈美に戻ったのではなく直子が棲み続けていたのかと驚愕に繋がります。でも冷静に考えると、直子と藻奈美が入れ替わるようになったときノートにこの下りを記していれば、直子が棲み続けていたのかという驚愕の証拠とはならないと思うのです。ここが東野氏のずるいところです。敢えてラストを藻奈美の結婚式に設定したのも、過去に藻奈美がふつうの奥さんがいいと言っていることを直子に平介が話すこの章が伏線となっています。 ここから先は、藻奈美の身体が大人に変化していくにつれ、中に棲む直子の葛藤が平介を通して語られていくわけですが、藻奈美の中に棲む直子が藻奈美として強く生きていく決心を17章で述べています。自分の身に起きた現実を直視し、自立した女性を目指そうと発する言葉には、まさに女性の力強さ、したたかさを象徴しているところです。 一方、平介には男の嫉妬を盗聴という設定で女性から嫌悪されるように描いていますが、盗聴行為は褒められないにしても平介の直子に対する思いまで否定されるのはどうでしょうか。36章で盗聴の一件から冷めた二人の間で、藻奈美に棲む直子から夫婦の営みを平介にモーションをかけ、出来ないことを再確認した訳ですから、38章で直子が藻奈美と入れ替わり始める期間に、藻奈美に棲む直子は辛いでしょうが平介に再婚を進言すべきです。平介が再婚するかどうかは別として、この再婚という言葉を明確に何度も言うべきでした。ここの夫婦間の切なさという痛みわけがない分、やりきれない読後感の悪さにつながると感じました。このことで2減点としました。 直子が藻奈美に棲み続けたとした場合(前段のように事実ははっきりしませんが)、直子が一生秘密を一人で背負っていくことの辛さを述べておられる方がいますけれども、その辛さを背負うのは平介も同じことです。直子には若い藻奈美の身体で将来がありますが、平介には何が残るのでしょうか。先に年老いていく平介にやり直せる時間は多くはありません。 文庫本の解説の末尾には新しい出発と書かれていますが、私にはそうは思えませんでした。藻奈美に戻ったのではなく直子が棲み続けたままだと思い込んだまま見届ける平介の将来には耐え難い辛さしかないと思うのです。直子が棲む藻奈美に子供が出来たときどう接するのか。また、先に老いて死んでいく平介に対して藻奈美に棲む直子はどう応えようとするのか。 最終章、平介が新郎の文也を殴りかけようとして座り込み号泣で幕です。直子が棲み続けたままだと気づいた(本当は藻奈美に戻り、平介の思い違いなのかもしれませんが、もはや確かめる術はありません)平介の立場に私が立たされたのなら、結婚式場を出て自殺します。年老いていく自分を知り、自分という存在の必要性がなくなり、寄り添える伴侶が娘として他人の妻として見続けることしか出来ない身に、何の夢が持てるのでしょう。私にはこのような責め苦に耐えられるほどの強い精神はありません。新たな出発と結べるのは、文庫本の解説者が女性だからなのでしょう。 | ||||
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東野圭吾さんの「秘密」を読みました。 前半は、「まぁ、こんなもん」と思って読みましたが、後半はなぜか引かれて一気に読み終わりました。 私の解釈では、直子が本当に消えて、モナミの魂が戻りました。 が、平介は「モナミは本当にモナミか?もしかしたら直子がモナミを演じているだけか?」を疑ってしまいます。 そして、平介はその葛藤を持つことについて、かわいそうで、どうしようもないですね。 ネットの読者レビューを読んでみると、ほとんどの人は、「直子はモナミを演じる」と思っているようです。 それについても、私はちょっとびっくりしました。結婚指輪の件だけで、その結論を確定することは、 あまりにも強引じゃないか。逆に、私はもし直子になって、モナミを演じるならば、そんなことを決してやらないのです。 新しい人生を歩むことを決心すれば、新しい指輪を買うでしょう。その方がすっきりですし。 例え変なことを考えて指輪を作り直したいとしても、決して平介が知っているお店に頼まない でしょう。危険すぎるじゃん。ばれちゃうじゃん。別に、違う店に行けばいいはずです。 逆に、モナミの魂が本当に戻ったとすれば、指輪を作り直したい気持ちが分かります。ママが自分の代わりに生きていた5年間を引き続きます。ママの指輪も、これからも自分が引き受けます。 素敵な考えですね。モナミちゃん。 この本の切ない部分は、平介の葛藤です。妻と娘を心の中で、混沌な状態で、区別をつけない のですね。 父親として、娘を離れたくない、娘を他の男に譲りたくない、という気持ちは、だれでも多少持っているでしょう。 しかし、平介の場合は特別に深刻です。妻の魂が、本当に娘の体に5年間も宿っていたですし。長い間娘の容姿を見て自分の妻だと認識していました。その認識は、無意識に織りつけられて普段は抑圧されるが、娘の結婚式という「父親にとって最大の敗北瞬間」に突然沸いてくるのですね。 この本は、夫婦の関係というより、父親と娘の関係だと、私は捉えています。 | ||||
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35才男性、結婚して娘が一人います。なので主人公に思いっきり感情移入して読んでしまいました。 そして、ラストの結末には多くの皆さんと同じような感情を持ちました。 女性の方で直子に共感できないといった意見もあるようですが、直子の母親としての精神面が少なからず思春期のモナミの肉体の影響を受けるもの(本編上のいくつかの伏線)と考えるならば、そういったことも含めてこの物語の面白さ、奥深さがあると感じます。 ただ、加工は別のとこでやってほしかったと・・・。男として、旦那として秘密を最後まで隠し通してほしかったです。そうなると、この物語の面白さがなくなってしまうとも思いますけど。 読後として、「愛する人の幸せを考える」という極めて原初的な感情を思い出し、妻に対して愛おしさを感じるようになりました。そういう意味では読んでよかったなと思います。 | ||||
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読後は脱力感に苛まれた。 こういう終わり方しかなかったのか。 娘の体を持った妻の直子は、妻としての存在意義を 失っていたのではないか。 バス事故で妻を失った夫・平介は学校の先生に心惹かれていく。 平介が先生を被写体にし、写真に残していた事に気づいた時の、直子の心境はいかばかりか。 夫は私を愛してくれているのか。そう思った直子は体は娘でありながらも 夫婦の絆を体で取り戻そうとしていた。しかし平介は拒む。 妻はぎりぎりの所で心の支えを保ててはいたが、心も体も 平介は直子を妻として存在を認めてくれていないと、直子は感じてしまったのではないか。 でも平介の気持ちもわかる。だからこの物語はつらすぎる。 夫が女子高生になった妻に嫉妬したように、妻も夫に対して 嫉妬したのでは。嫉妬がこういうエンディングを迎えてしまったと思うと なんだか悲しいな。男女の愛とはなんぞと思った作品。 | ||||
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東野圭吾は推理小説家というイメージが先行していますけど、ほとんどどの作品も、推理小説というより、人間ドラマの描き方が凄いと思います。繊細で、心を締め付けられるような、東野さんにしかかけないドラマがありますよね。 人間ドラマにスポットをあてると、この作品は東野圭吾の中で最高傑作だと思います。 東野圭吾は推理小説しか書かないと勝手に思っていました、なので小説の紹介文を読んだときは、妻と娘が入れ替わっていたなんて、おいおいどういうトリック使って落とすんだよ、なんて考えていましたけど、どんなトリックよりも美しい終わり方だったと確信しています。何が「秘密」なのか、わかったときの絶望感。そして絶望感なんだけれども、後味は悪くない、むしろ爽快感さえ覚えます。デビュー作当時から秀でていた、ラスト数ページでの落としのもっていき方は、さらに切れ味をましています(笑) 女性にも男性にも、中学生からお年寄りまで、自信を持って薦められる一冊です。そして、この本を読んだ感想を、共有できる人が欲しいですね。おそらく男性女性、年齢層によっても、感じ方は人それぞれ異なるでしょう。それぞれの感じ方を、聞き比べるのも楽しいと思います。 | ||||
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東野圭吾さんの小説。 舞台は1985年から5年。ラストは97年くらいまでになるのだろうか。 だから携帯電話とかそういうのは登場しない舞台設定です。 バス転落事故によって娘の身体に妻の意識が移るという物語。 ラストにショックを受けたという感想している人も多いようです。しかし個人的に読み終わって 娘ではないのかと思えたのですが・・・読み方によってはどっちにも解釈できるように しているのでしょうか。手紙のやりとりで指輪の位置を確認したのか 記憶(共有していた部分)によったものなのか。 ただ完全に直子がなくなったのではなくて微かに今でも娘に無意識に影響を 与えているとか・・・ 本書内にある各所の生生しい性についての描写は人によって評価が割れるところでしょう。 | ||||
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どうしてもレビューを書かざるを得ない小説です。 筆者が書きたかったのは人間の弱さと残酷さでしょうか? もし、人生をやり直すことができるとしたら? これから、平介はどのように生きていけるのか?多分、駄目だろうな。 身近にこんな状況をもたらした直子もまた後悔せざるを得なくなるだろう。そのうち。 弱さゆえに選択した人生が、またその弱さゆえに後悔をもたらすのは必然でしょう。 後味悪い! 超ブルー! | ||||
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確かに、良い小説だということは分かりましたし、最後のシーンにも感動はできました。 ですが、自分では分かったつもりでも恐らく完全には分かってないんじゃないだろか・・・そう思わせる小説でした。 言葉では表すことのできないものが込められた小説だと思います | ||||
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いや、それはモナミの方なんじゃないのか?と解釈することにしました。 指輪のことについてナオコが何かノートに書き込んでいた、ということも無きにしもあらずなので。。 その真相は“秘密”の中にある、ということです。。(涙) | ||||
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内容は面白いし読みやすい。 でも最後は…30年前から知ってた…でジ・エンドで良かったのではないだろうか? 感情を抑えきれなくなってストーリーが終わった。 あまりにも悲劇的だ。すこしでも平ちゃんに幸を残して終われたら 良かったのに。。。 最初に二人とも失っていたほうが、平ちゃんは自由な人生と 少しの幸福を手にいれられたかもと連想させられてしまう。 どっちにしても最後の十数行はいらなかったように思える。 | ||||
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恋愛に対する考え方の違い。 男性は過去の恋愛を引きずる。ボロボロになっても尚引きずる。 対する女性は、過去の恋愛を綺麗にたたんでタンスにしまって あっさりと次の恋愛と向き合うことが出来る。 | ||||
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他の方のレビューを読んでいても涙が出てくるくらい打ちのめされました 読後五時間ですがまだまだこの小説について考えてしまいそうです 二人の性への執着について違和感を覚える方もいらっしゃると思いますが、仲の良い夫婦だったからこその思いだと感じました 東野さんのネームバリューで読み始めましたが伊達じゃないなと… ライトノベルでは味わえない長い余韻をもたらしてくれると思います ネタバレは避けたいので詳しくは書きません 是非一読を! | ||||
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数時間没頭して小説を読みたいなぁと思い、本棚を眺めていて手に取りました。 二回目ということもあり数時間、没頭して読んでしまいました。 その後、映画も見ました。 実際には子供もいないので、こんなシチュエーションはありえないですが、なぜかこの作品には入り込めるんですよね。 お父さんの行動が分かるんです。 小説の中ではどっちなのか分からないですが、映画も重ねてみると、直子さんの葛藤に涙が出ます。 | ||||
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読み始めは漫画チックでベタなネタだなぁと、 半ば退屈な気持ちで読んでいたけど、 途中の平さん(だっけ?)の異常な嫉妬行動に、 オイオイ…もうやめとけよ、みっともないだろ…ってなとこから、 放っておけずに引きこまれて、ラストは不覚にもウルッときてしまった。 まさに東野ワールドですね。 | ||||
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「泣ける!感動!」「母と娘が入れ替わる」この二点に惹かれ、この本を読む事にしました。 ファンタジー感溢れる、中高生が好きになるような物語なのかなと予想していました。 ところが内容は、恐ろしいくらいの現実。その決して起こり得ない現実で彩られた世界観が、堪らなくツボで、私にページを捲らせました。 直子の最の行動は賛否両論あるところです。しかし、それが「絶対に平介にバレてはいけない」というのは満場一致の意見でしょう。あの行動は軽率かつお粗末すぎます。オチがしたいが為に、理解不能な行動をさせられた直子。終始現実的だったのに、最後は結局…と。 直子が地方に行って、「これを〜〜〜してください」と言ったところで物語が終わった方がミステリーとしては良かったと思います。全体の雰囲気には合いませんが(笑) 全体的には読みやすく面白かったですが、ラストで破壊された感じですね。 | ||||
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