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学生街の殺人
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学生街の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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密室のトリックはやや既視感のある偶然も関与したものだったが、推理しながら読み全体を通して納得感の得られるストーリーだった。謎を散りばめ逆順で回収していく東野さん方式。1987年の作品だが、AI・エキスパートシステムに関する洞察は一周回って現代でも有用。ビリヤードやモラトリアムのような学生トピックも豊富。 | ||||
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主人公や、旧学生街の人たちの描写が生き生きと感じられて引き込まれました。 1987年の携帯もスマホも、まだない頃の作品なのに、AIの近未来のことも出てきました。2021年の今では、もう着いていけないとこまできているようですが・・(最先端は) 本が厚いだけに、ビリヤードのことや、(ここは興味がなかったので二人の勝敗が着いたところから読み進めた)コンピューター関連のスパイのこととかで中身も濃くて緻密でした。 一応事件が解決したようにみえた、またそのあとの展開が見ものでした。 1年ぶりに再会した光平の父親の言葉、「小さなあやまちをいくつも繰り返しながら、一生というものは終わっていくもの」とか、「償う気持ちを宝にしてその後のことにあたるべきだろうね」は、心に残る良い教訓でした。 作者の初期の意欲作と思われます。お勧めです。 | ||||
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何も関係無い者が、巻き添えで、殺されるなんて悲劇。 | ||||
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東野圭吾は間違いない❗️ | ||||
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東野圭吾さんの作品は60冊以上読んでいますが個人的には好きな作品です。 初期では回廊亭と同じくらい気に入っています。 ただ物語が長く登場人物が意外と多い、また後半に少し絡んでくるので短時間に一気読みしないと忘れていてピンとこなかったりします。 | ||||
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今回読み終えるまで、3週間も費やしてしまい登場人物も多めな今作、いまいち掴めませんでした。これは私が悪いのですが… 松木が残した「サイエンスノンフィクション」に隠されたメッセージ、クライマックスで核心が解明。そこまでの工程は、かなりワクワクでき謎解きに関しては、さすが東野圭吾さん!なかなか楽しめました。 ただ、最後の堀江園長の死はいらなかった気がします。人を殺してしまうには、少し薄っぺらく、またその核心は拍子抜けするくらいサラッと書き記されており、なんかオマケのような感じに受けとめてしまいました。なので☆マイナス1です。 東野圭吾さんの作品は毎回楽しめておりますが、今作は可もなく不可もなくって感じかな?! | ||||
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1987年の作品ということは、著者が未だ推理小説作家としてデビュー間も無い頃の作品なのでしょう。確かに後の傑作をいくつも書いた著者の才能の片鱗が見受けられます。なによりも、二重に複雑に仕込まれた結末は著者の才能があってのことなのでしょう。しかし、それまでの経過があまりにもつまらない。展開を引っぱり過ぎなのです。加えて主人公である学生が、ここまで複雑な事件の真相を解明できる人物とはとても思えない、即ち人物像の構築に失敗しているからです。単なる怠け者のモラトリアム人間としか思えません。それがこんな明晰な解明を出来るはずがない。そんな人物としか描写されていないのです。 「秘密」「白夜行」の様な大傑作の著者の作品としては、物足りません。珍しく途中で投げ出しそうになりました。結局は読み終えましたが、だらだらとした中だるみを感じましたし、登場人物がどうもつまらない。なによりも、最後の二重のトリックとも言える結末は、少々無理に作り出した感しか憶えないのは、自分だけでしょうか?やはり著者が未だ若かったということなのでしょうか? | ||||
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久々の長尺小説で相当に苦戦しましたが読後に大満足が得られた東野圭吾さんの力作長編小説第4作です。今回もメイントリックは密室でしたが機械仕掛けではなく単純明快な解決なのがナイスでしたね。三題噺を思わせる章題も良かったです。恋人・広美の死の謎を追う主人公・光平と刑事・香月の推理勝負に一応の決着がつく第四章は見事でしたが、さらに意外な真実が明かされる第五章は圧巻の出来でこれぞ東野圭吾!と叫びたくなる会心の重厚な人間ドラマでしたね。本書は「成就しない恋愛の物語」ながらも「青年の人生と成長の物語」と言えるでしょう。 後半にチラッと「卒業」の「首を振るピエロ」が出て来たのが嬉しかったですが、そもそも「モルグ(死体安置所)」なんて不吉な店名を選んだのが間違いだったと思いますね。うーん、重苦しい結末を読むと女性同士には友情は難しいのかな?などという余計な考えまで浮かんで来ちゃいますね。でも殺された松木や二人の犯人の他にも良い人は確実にいて優しい本屋の時田さん、多情な女・沙緒里はやや性にルーズですがまあこういう人もいて良いでしょう。主人公・光平には女運のなさを感じますが、でも広美の妹の陽性な悦子との再起に賭けて欲しいですね。 本書のBGMにピッタリな歌はズバリ、ガロの懐かしい名曲「学生街の喫茶店」ですが、やはり私が推すのは、さだまさしの渋い名曲二曲ですね。さだまさしの楽曲と関連づけるのが私の趣味となっていまして誠にすみませんがお許し下さいね。まず474頁の画家フォロンの絵の題から「まほろば」:昨日は昨日 明日は明日 再び戻る今日は無い そして有名な交通事故の加害者を歌った「償い」:人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあってかばいあって 何だかもらい泣きの涙がとまらなくて とまらなくて とまらなくて とまらなくて | ||||
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発表されたのが昭和62年(1987)で、舞台も当時の社会。まだDNA鑑定が捜査手法として採用されていない頃のサスペンス。当時からすでに「AI」という用語と、その可能性をストーリーに取り入れたところに、東野氏らしさを覗える。未だ4作目で読んでいても初々しさを感じるが、後に著者が大化けする予感をも含む。 | ||||
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今の東野さんと作風がちょっと違うので、取り掛かりでは少し戸惑ったが、そこそこ面白く読めました。 | ||||
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なのにちっとも色褪せてないし、今でも充分通じる近未来の内容には驚きました。さすが圭吾(笑)そして一癖も二癖もあるミステリー、もう解決したのかと思ったのにまだまだ最後の最後まで読者を飽きさせない濃い推理小説になってました。最初の登場人物の多さには圧倒されてしまいましたが、慣れてきたら本を置くのが難しいほどやめられない・とまらないカッパえびせんみたい、うーんもう一度、さすが圭吾! | ||||
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犯罪の重層構造は、作者の構成力・想像力・力の入れようを表していると思います。 『卒業』との絡みは、旅先でふと旧友に出会ったかのような感じ。ちょいとうれしくてなんとなく微笑んでしまう。 主人公の謎解きが”ひらめき”によるところが多かったように感じる。そこでそう分かっちゃうんだぁ?って感じ。 ビリヤードやエクスパート・システムについて、知識が深まったように思う。こういうのをトリックに絡めるのもありなのかな? 主人公とその父親との会話が好きです。父親の奥ゆかしさ、懐の深さがいい。 | ||||
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親しい関係であっても、その人物の中身をどのくらい知っているのか。 そういうことを考えさせられた。 お父さんの言葉が印象的。 「どんな人間でも、一種類の人生しか経験することはできん。 一種類しか知らんわけだ。 それなのに他の人間の生き方をとやかくいうことは傲慢というもんだ」 | ||||
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読み進めていくうちに、どんどんスリリングな展開に。 とても、楽しめました。 | ||||
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本に関しては、個人の主観が入りますので統一コメントで行います。 問題がなければ、星は5とします。 | ||||
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東野圭吾ならではの本格推理ものだけど、後期の作品の方に馴染みがあるので、ちょっと異色な感じがしました。 いっきに読み込んでしまいましたが。 | ||||
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この作品も面白かった。 ただ単に面白いとは片付けたくない緻密な構成で、 わくわく感がずーっと続きます。 殺人発生 →犯人判明 →あれ?まだ50ページくらい残ってるやん? →もうひとつのビックリが… これが若干29歳での作品とは。 頭の中どうなってるんでしょうか。 常に作風を壊し続ける作家の初期の作品。 デビュー作の「放課後」や2作目の「卒業」との関連も面白い。よかった。 | ||||
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殺人事件は学生街でも起こるが、被害者も加害者も学生や教職員ではなく、犯行の動機や経緯にも大学は関係がない。 なので、学生街で殺人事件が起こる必然性が感じられなかった。 「商店街の殺人」なら、まだタイトルに納得できたと思う。 | ||||
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金額の割には残念な品物でした。その後約1/10で同じ本を手に入れました。 | ||||
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東野圭吾の作品の中で特に好きな一冊。 というのも、作中の雰囲気がとてもまとまっていて、つい自分の学生時代と重ねてしまう。 起こる事件や謎への道筋はすっきりしていて、さくさく読めます。 だからでしょうか、年に1度くらいの割合でもう一度読みたくなります。 凝った構成でもなく、完全犯罪に近いようなトリックでもありませんが そこに出てくる登場人物やお店がなんだか心に残ってしまう。 とても完成された一冊です。 できれば東野作品をいくつか読んだ後にこの本を読んでいただきたいです。 きっと新しい一面が見れると思います。 | ||||
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