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学生街の殺人
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学生街の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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1987年の作品ということは、著者が未だ推理小説作家としてデビュー間も無い頃の作品なのでしょう。確かに後の傑作をいくつも書いた著者の才能の片鱗が見受けられます。なによりも、二重に複雑に仕込まれた結末は著者の才能があってのことなのでしょう。しかし、それまでの経過があまりにもつまらない。展開を引っぱり過ぎなのです。加えて主人公である学生が、ここまで複雑な事件の真相を解明できる人物とはとても思えない、即ち人物像の構築に失敗しているからです。単なる怠け者のモラトリアム人間としか思えません。それがこんな明晰な解明を出来るはずがない。そんな人物としか描写されていないのです。 「秘密」「白夜行」の様な大傑作の著者の作品としては、物足りません。珍しく途中で投げ出しそうになりました。結局は読み終えましたが、だらだらとした中だるみを感じましたし、登場人物がどうもつまらない。なによりも、最後の二重のトリックとも言える結末は、少々無理に作り出した感しか憶えないのは、自分だけでしょうか?やはり著者が未だ若かったということなのでしょうか? | ||||
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金額の割には残念な品物でした。その後約1/10で同じ本を手に入れました。 | ||||
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さびれた学生街で起きた3つの殺人事件. 犯人の正体と事件の背景にある真相は? 犯人探しよりも被害者の正体を暴くことに主眼がおかれたストーリーである. この構成はなかなか面白く,登場人物のもどかしさが伝わってくる. 後半ではその正体とともに動機が明かされるがちょっと弱い. 密室の真相もちゃんと操作すればわかりそうなものだし, そもそも警察の捜査にもなんだか理解不能な部分がある. 事件と謎解きのディテールが浅いわりに 学生街のいなたさは一生懸命表現しようとしているのだが, 似たような表現の繰り返しなので冗長になってしまっているのマイナスポイント. デビュー後間もない時期の東野氏の模索が感じられる. | ||||
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