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学生街の殺人
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学生街の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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密室のトリックはやや既視感のある偶然も関与したものだったが、推理しながら読み全体を通して納得感の得られるストーリーだった。謎を散りばめ逆順で回収していく東野さん方式。1987年の作品だが、AI・エキスパートシステムに関する洞察は一周回って現代でも有用。ビリヤードやモラトリアムのような学生トピックも豊富。 | ||||
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主人公や、旧学生街の人たちの描写が生き生きと感じられて引き込まれました。 1987年の携帯もスマホも、まだない頃の作品なのに、AIの近未来のことも出てきました。2021年の今では、もう着いていけないとこまできているようですが・・(最先端は) 本が厚いだけに、ビリヤードのことや、(ここは興味がなかったので二人の勝敗が着いたところから読み進めた)コンピューター関連のスパイのこととかで中身も濃くて緻密でした。 一応事件が解決したようにみえた、またそのあとの展開が見ものでした。 1年ぶりに再会した光平の父親の言葉、「小さなあやまちをいくつも繰り返しながら、一生というものは終わっていくもの」とか、「償う気持ちを宝にしてその後のことにあたるべきだろうね」は、心に残る良い教訓でした。 作者の初期の意欲作と思われます。お勧めです。 | ||||
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何も関係無い者が、巻き添えで、殺されるなんて悲劇。 | ||||
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東野圭吾は間違いない❗️ | ||||
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東野圭吾さんの作品は60冊以上読んでいますが個人的には好きな作品です。 初期では回廊亭と同じくらい気に入っています。 ただ物語が長く登場人物が意外と多い、また後半に少し絡んでくるので短時間に一気読みしないと忘れていてピンとこなかったりします。 | ||||
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今回読み終えるまで、3週間も費やしてしまい登場人物も多めな今作、いまいち掴めませんでした。これは私が悪いのですが… 松木が残した「サイエンスノンフィクション」に隠されたメッセージ、クライマックスで核心が解明。そこまでの工程は、かなりワクワクでき謎解きに関しては、さすが東野圭吾さん!なかなか楽しめました。 ただ、最後の堀江園長の死はいらなかった気がします。人を殺してしまうには、少し薄っぺらく、またその核心は拍子抜けするくらいサラッと書き記されており、なんかオマケのような感じに受けとめてしまいました。なので☆マイナス1です。 東野圭吾さんの作品は毎回楽しめておりますが、今作は可もなく不可もなくって感じかな?! | ||||
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久々の長尺小説で相当に苦戦しましたが読後に大満足が得られた東野圭吾さんの力作長編小説第4作です。今回もメイントリックは密室でしたが機械仕掛けではなく単純明快な解決なのがナイスでしたね。三題噺を思わせる章題も良かったです。恋人・広美の死の謎を追う主人公・光平と刑事・香月の推理勝負に一応の決着がつく第四章は見事でしたが、さらに意外な真実が明かされる第五章は圧巻の出来でこれぞ東野圭吾!と叫びたくなる会心の重厚な人間ドラマでしたね。本書は「成就しない恋愛の物語」ながらも「青年の人生と成長の物語」と言えるでしょう。 後半にチラッと「卒業」の「首を振るピエロ」が出て来たのが嬉しかったですが、そもそも「モルグ(死体安置所)」なんて不吉な店名を選んだのが間違いだったと思いますね。うーん、重苦しい結末を読むと女性同士には友情は難しいのかな?などという余計な考えまで浮かんで来ちゃいますね。でも殺された松木や二人の犯人の他にも良い人は確実にいて優しい本屋の時田さん、多情な女・沙緒里はやや性にルーズですがまあこういう人もいて良いでしょう。主人公・光平には女運のなさを感じますが、でも広美の妹の陽性な悦子との再起に賭けて欲しいですね。 本書のBGMにピッタリな歌はズバリ、ガロの懐かしい名曲「学生街の喫茶店」ですが、やはり私が推すのは、さだまさしの渋い名曲二曲ですね。さだまさしの楽曲と関連づけるのが私の趣味となっていまして誠にすみませんがお許し下さいね。まず474頁の画家フォロンの絵の題から「まほろば」:昨日は昨日 明日は明日 再び戻る今日は無い そして有名な交通事故の加害者を歌った「償い」:人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあってかばいあって 何だかもらい泣きの涙がとまらなくて とまらなくて とまらなくて とまらなくて | ||||
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なのにちっとも色褪せてないし、今でも充分通じる近未来の内容には驚きました。さすが圭吾(笑)そして一癖も二癖もあるミステリー、もう解決したのかと思ったのにまだまだ最後の最後まで読者を飽きさせない濃い推理小説になってました。最初の登場人物の多さには圧倒されてしまいましたが、慣れてきたら本を置くのが難しいほどやめられない・とまらないカッパえびせんみたい、うーんもう一度、さすが圭吾! | ||||
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犯罪の重層構造は、作者の構成力・想像力・力の入れようを表していると思います。 『卒業』との絡みは、旅先でふと旧友に出会ったかのような感じ。ちょいとうれしくてなんとなく微笑んでしまう。 主人公の謎解きが”ひらめき”によるところが多かったように感じる。そこでそう分かっちゃうんだぁ?って感じ。 ビリヤードやエクスパート・システムについて、知識が深まったように思う。こういうのをトリックに絡めるのもありなのかな? 主人公とその父親との会話が好きです。父親の奥ゆかしさ、懐の深さがいい。 | ||||
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親しい関係であっても、その人物の中身をどのくらい知っているのか。 そういうことを考えさせられた。 お父さんの言葉が印象的。 「どんな人間でも、一種類の人生しか経験することはできん。 一種類しか知らんわけだ。 それなのに他の人間の生き方をとやかくいうことは傲慢というもんだ」 | ||||
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読み進めていくうちに、どんどんスリリングな展開に。 とても、楽しめました。 | ||||
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本に関しては、個人の主観が入りますので統一コメントで行います。 問題がなければ、星は5とします。 | ||||
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東野圭吾ならではの本格推理ものだけど、後期の作品の方に馴染みがあるので、ちょっと異色な感じがしました。 いっきに読み込んでしまいましたが。 | ||||
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東野圭吾の作品の中で特に好きな一冊。 というのも、作中の雰囲気がとてもまとまっていて、つい自分の学生時代と重ねてしまう。 起こる事件や謎への道筋はすっきりしていて、さくさく読めます。 だからでしょうか、年に1度くらいの割合でもう一度読みたくなります。 凝った構成でもなく、完全犯罪に近いようなトリックでもありませんが そこに出てくる登場人物やお店がなんだか心に残ってしまう。 とても完成された一冊です。 できれば東野作品をいくつか読んだ後にこの本を読んでいただきたいです。 きっと新しい一面が見れると思います。 | ||||
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表紙のインパクトが特大の、東野先生初期の長編であります。 タイトルこそは「学生街の殺人」ながら、ほとんど学生が出てこなかったりする本作。 寂れた学生街の閉塞感漂う空気の中、淡々と進む物語は長く、次々に起こる事件は意外に地味で、起伏に欠ける印象が。100ページ以上を残して犯人が明らかになってしまい、いったいどうなるかと思いきや、その裏に隠されたもう一つの真相にびっくり。 事件そのものより、事件を通して描かれる人間模様が作者の狙いだったようですが、それにしてもこの分量はけっこうつらい。 | ||||
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東野圭吾さんの1987年6月に発行された本。 初期作品の中でもページ数も厚く内容は濃い。 密室に関してもエレベーターという舞台を使っていて なんといっても現実感のある無理ない構成を意識しているのが 伝わってくる。 本書の時期系列が年末から年明けが主である。 今本書を読んでいる時期(2013年12月)とあっていたので作品を読む上で良かった。 個人的には二重の真相が隠されていること、そして読み終わった時 全ての謎が解けていることが素晴らしいと思った。 主人公の津村光平がいわゆるフリーター状態で 巻末でも旅の後に大学に入ろうかなとか言ってるあたりは気に入らない。 今度は失敗しないとか言って大学入りなおしてたら何歳になるの君? と思わずにはいられない。 大体イケメン設定過ぎる・・気がする。 モテすぎる気がしてならない。 舞台設定が現実感あるのに主人公のフラつく様にイライラ。 あと本書は読み終わるのに11日かかった。 物語の疑問や謎が解き明かされるころにはページを読み進めるのも早くなった。 しかし最初にこの主人公に感情移入出来なかった影響もあったのかもしれない。 | ||||
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面白かったですが、結末はいまひとつでした。 途中までの犯人さがしはスリルがありましたが 実は!○○が犯人って・・・な感じでした。 | ||||
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長編ですが、なかなか読みごたえがありました。いつもながら著者のドンデン返しにはまいりました。 | ||||
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ただのフリーターなんだけどね。 1987年の作品だけあって、今読むと若干古い感じはするけど、 登場人物の描写はやはり秀逸。2人のスナックのママや 主人公、彼が働く喫茶店のアルバイトなど、よく描けていると思う。 今でゆうフリーターが主人公の職業だけど、父親がよくできた人で 人生訓を垂れるところはいいね。 さて、殺人事件ですが、犯人が二人いるという珍しい展開。 その接点は小さいのだが、ありそうな話。 でも、サラリーマンがそこまで追い詰められることはないような気が、、 | ||||
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デビュー作の放課後から青春推理小説家としてのイメージの先行した東野氏が青春ものからの決別を示した初期のターニングポイントとも言える作品だろう。 青春推理と言っても同時期に出た卒業のモラトリアムから社会に出る際の不安感を一層全面に出した雰囲気の作品で独特の暗さが本書の特徴である。 トリックもシンプルでこの事件の内容でページ数が多すぎる感があり、途中とか正直ダレてしまう箇所もあるが、初期の青春推理ものの集大成という位置づけは出来るだろう。 個人的には著者の青春推理ものの作品群では最も印象に残らなかった作品だ。 | ||||
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