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学生街の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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表紙のインパクトが特大の、東野先生初期の長編であります。 タイトルこそは「学生街の殺人」ながら、ほとんど学生が出てこなかったりする本作。 寂れた学生街の閉塞感漂う空気の中、淡々と進む物語は長く、次々に起こる事件は意外に地味で、起伏に欠ける印象が。100ページ以上を残して犯人が明らかになってしまい、いったいどうなるかと思いきや、その裏に隠されたもう一つの真相にびっくり。 事件そのものより、事件を通して描かれる人間模様が作者の狙いだったようですが、それにしてもこの分量はけっこうつらい。 | ||||
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東野圭吾さんの1987年6月に発行された本。 初期作品の中でもページ数も厚く内容は濃い。 密室に関してもエレベーターという舞台を使っていて なんといっても現実感のある無理ない構成を意識しているのが 伝わってくる。 本書の時期系列が年末から年明けが主である。 今本書を読んでいる時期(2013年12月)とあっていたので作品を読む上で良かった。 個人的には二重の真相が隠されていること、そして読み終わった時 全ての謎が解けていることが素晴らしいと思った。 主人公の津村光平がいわゆるフリーター状態で 巻末でも旅の後に大学に入ろうかなとか言ってるあたりは気に入らない。 今度は失敗しないとか言って大学入りなおしてたら何歳になるの君? と思わずにはいられない。 大体イケメン設定過ぎる・・気がする。 モテすぎる気がしてならない。 舞台設定が現実感あるのに主人公のフラつく様にイライラ。 あと本書は読み終わるのに11日かかった。 物語の疑問や謎が解き明かされるころにはページを読み進めるのも早くなった。 しかし最初にこの主人公に感情移入出来なかった影響もあったのかもしれない。 | ||||
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面白かったですが、結末はいまひとつでした。 途中までの犯人さがしはスリルがありましたが 実は!○○が犯人って・・・な感じでした。 | ||||
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長編ですが、なかなか読みごたえがありました。いつもながら著者のドンデン返しにはまいりました。 | ||||
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さびれた学生街で起きた3つの殺人事件. 犯人の正体と事件の背景にある真相は? 犯人探しよりも被害者の正体を暴くことに主眼がおかれたストーリーである. この構成はなかなか面白く,登場人物のもどかしさが伝わってくる. 後半ではその正体とともに動機が明かされるがちょっと弱い. 密室の真相もちゃんと操作すればわかりそうなものだし, そもそも警察の捜査にもなんだか理解不能な部分がある. 事件と謎解きのディテールが浅いわりに 学生街のいなたさは一生懸命表現しようとしているのだが, 似たような表現の繰り返しなので冗長になってしまっているのマイナスポイント. デビュー後間もない時期の東野氏の模索が感じられる. | ||||
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ただのフリーターなんだけどね。 1987年の作品だけあって、今読むと若干古い感じはするけど、 登場人物の描写はやはり秀逸。2人のスナックのママや 主人公、彼が働く喫茶店のアルバイトなど、よく描けていると思う。 今でゆうフリーターが主人公の職業だけど、父親がよくできた人で 人生訓を垂れるところはいいね。 さて、殺人事件ですが、犯人が二人いるという珍しい展開。 その接点は小さいのだが、ありそうな話。 でも、サラリーマンがそこまで追い詰められることはないような気が、、 | ||||
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デビュー作の放課後から青春推理小説家としてのイメージの先行した東野氏が青春ものからの決別を示した初期のターニングポイントとも言える作品だろう。 青春推理と言っても同時期に出た卒業のモラトリアムから社会に出る際の不安感を一層全面に出した雰囲気の作品で独特の暗さが本書の特徴である。 トリックもシンプルでこの事件の内容でページ数が多すぎる感があり、途中とか正直ダレてしまう箇所もあるが、初期の青春推理ものの集大成という位置づけは出来るだろう。 個人的には著者の青春推理ものの作品群では最も印象に残らなかった作品だ。 | ||||
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本は厚いですが、さらりと読める一冊です。 犯人は中盤で一度分かってしまいますが、それからまた残された謎の部分が 明かされていきます。 偶然で起きた事象も割とありますがよくできた物語だと思います。 おススメです。 | ||||
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学生街の喫茶店、雀荘、ビリヤード場が一体になった店がある。 バイトする主人公。 近所の飲み屋の女性との関係。 自殺未遂、殺人など,さまざまな事件が起こる。 殺された女性の妹と真相に迫る。 コンピュータシステムの機密にまつわる暗躍もある。 学生街から出るときに, 何が解決し、何が解決していなかったのだろう。 | ||||
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東野圭吾の主要作品は、ほとんど読んでいるつもりだが、初期の頃のものは あまり読んでいなかったので、今頃になって読んでみた。 今から思うと、随分とノンビリしたテンポの作品だ。 現在の東野圭吾が書いたら、思いっきりページ数が減ってしまうのではない か?というような感じを受けた。 当時に読めば、きっと楽しめたと思うのだが、その後の東野作品を知ってい るだけに粗が目立って仕方が無かった。 やはり小説は、出来るだけその時代に近い時に読むべきものと痛感。 | ||||
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本作や、その後しばらくの間、著者は本格ミステリ系の作家というレッテルだった。 それは、乱歩賞受賞作とその前年の候補作が、はからずも本格ミステリ系の作品だったからだろう。 そして、そのレッテルに応えようと、著者は本格系の作品を連発した。 本作はその中でも、ごく初期の作品であり、まだ著者が本格ミステリに疲れていなかった頃のものである。 だから、面白いが、本格ミステリとしては普通の作品でもある。 こののち、「仮面山荘〜」、「回廊亭〜」から「十字屋敷〜」まで、著者の模索は続く。 そして、本格ミステリ系から次第に離れ、「天空の蜂」のようなパニックものや「変身」のような作品を経て、ついに「秘密」に至ることになる。 ここで、ある意味、著者はふっきれたのだろう。 本作は、だから、本格ミステリのスタイルをキチンと守っていて、伏線もしっかりとはってあり、それが回収され、ロジックで解決する。 しかし本書の刊行当時、新本格ビッグ・バン前後であり、まだまだ社会派が幅をきかせていたはずで、だから本作はそれほど評判にはならなかった。 一部のマニアが、端正な本格ミステリということで評価したにすぎなかった。 著者の本格ミステリ系作品は、どれもかなり意外性にウエイトが置かれている。 それも、フーダニットの場合、犯人の意外性というところにである。 著者のくせとして、身近なものが犯人、というパターンが多い。 本作がそうかどうかは、読んで確認してみて欲しい。 ただ、一連の本格系作品のうち、「白馬山荘〜」と並んで、ごく初期の作品だということだけ、行っておこう。 本格ミステリが巷に少なかった時期の刊行であり、初読時に大変面白く読んだ記憶がある。 そして、舞台が学生街という、なかなかに懐古的なところもまた、郷愁をさそうものがある。 | ||||
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精緻な設定で、舞台も登場人物も良く描写されているし、謎も解答も二重三重になっていて面白い。東野氏お得意の「運命の女」らしき女性も出てくるし。 ただ…80年代後半に書かれた作品のせいか、今では設定がやや古く感じる。また主人公が最後にとった選択肢は、今の、新卒で良い大学を出ていても就職もなかなか上手くいかない時代では贅沢すぎ、無理なのではないかと思った。今の若い人には共感されないかもしれない。 たまたま近い時期に、同じ時代に書かれた赤川次郎氏の作品を読む機会があったので、その時もそう感じたが…。今40歳前後の人が、当時の学生気質を思い出しつつ読むのが一番良いかも。 | ||||
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初期の作品に共通して言えることであるが密室トリックものではないにしろそれに近い作品ではあるが、読後の感動にしたれない。たかがアルバイト的の主人公の謎ときが見事すぎる。一般文学315作品目の感想。2011/01/05 | ||||
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東野作品の良いところが全て詰まっている作品。ちょっとしたことも全て伏線として張られているし、どんな些細な疑問もちゃんと最後に解いてくれる。この作品の読後感が非常に良いのは、登場人物が全て等身大で語られているからだ。刑事は刑事的にしか動かないし、学生は学生の思考範疇、浪人は浪人らしく、学生街の店主たちは下町のオヤジっぽくやや乱雑で出過ぎたり引っ込んだり。主人公も年齢の身の丈にあった推理と行動をとる。みな、小さな街の住人らしく、暴走したりスーパーマンになったりしない。周りを気遣いながら事件に挑んで行く。少し寂しく、悲しい事件の顛末ながら、ラストは「明日」を意識できるこれもまた身の丈にあった等身大の結末となっている。気持ち良い本。おすすめ。 | ||||
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本書では、3つの殺人が起きる。それを、主人公である、大学を卒業してフリーターをしている津村光平がその謎を解くという形で展開される。第一の殺人は、脱サラした松木が殺された。第二の殺人は、光平の恋人である有村広美が殺された。それは、ある意味において密室殺人である。第三の殺人は、「あじさい学園」の堀江園長が殺された。この3つの殺人にはそれぞれつながりがあるのか? 4章あたりでもう犯人がわかるのだが、5章になって本当の真相がわかっていくと、だんだん切ない気持ちになっていきます。なぜこうなったのかという感じがします。 津村光平の内面的な成長というものも見逃せないかな。モラトリアムの真っ只中という感じであるが、これからどうすればいいのかというものを考えているように思います。いろいろな登場人物から学び取ることでしょう。本書の感想なんですが、結構長いなあという感じではあるが、津村光平の成長やミステリーとして薦められる作品のひとつだと思います。それなりには面白いですね。 | ||||
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舞台は、かつては学生でにぎわっていたが、今はさびれてしまったとある大学のそばの学生街。第一の殺人は学生向けの安アパートで。そして、その事件が解決しないうちに、第二の殺人が。犯人は誰なのか。そしてその動機は… この作品が発表されたのが1987年。高度成長期の真っ只中である。作中である人物が言う。将来やりたいこともなく大学に入り、卒業していく人間がほとんどである。そういう人はたいてい指示待ち人間で、ロクな仕事ができないと。そういう人間はいずれ機械に取って代わられるという。本当に取って代わられるかはともかく、この言葉は私の心に引っかかる。1987年といえば、バブルで日本が好景気だった時で、当然就職率も最高だったはずだ。企業は規模を拡大し、指示待ち人間でもいいからどんどん採用した。今から考えると何ともうらやましい時代である。しかし、現在必要とされるのは、大卒なら技能として英語とコンピュータを使いこなせ、さらに専門知識を身につけた人材らしい。もちろん、自分で考えて動くことが求められるのは言うまでもない。ここまでコンピュータが浸透してくると、作中の言葉もまんざら嘘ではなさそうだ。これから大学を目指す人には、ぜひ高い目的意識を持って、充実した学生生活を送ってもらいたいと願う。 小説のほうは、ついに、第三の殺人まで起きてしまう。もちろん、最後にはちゃんと密室のトリックも解け、事件は解決する…と思われる。しかし、物語はそこでは終わらない。もう一波乱あるのだ。初期の作品ではあるが、十分に東野圭吾らしさが出ている小説である。単なる謎解きミステリーではなく、人物がよく描けている。ファンとしては、初期の作品を読むことで彼の成長ぶりや、テーマの変化などが分かって楽しめる。この作品のカギは最終章にある。謎解きが終わったからといって読み飛ばさないように。 | ||||
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本書「学生街の殺人」はミステリー小説としてまさしく“Aランク”に入る作品だと思う。 特に、「動機」や裏の事実を巧く描いている点は「さすがは東野圭吾」といった感じだ。 しかし、読み終えて一番感じたことは、「フリーターに対するメッセージ」である。 作者は本作品の主人公・津村公平やその周りの人物の生き方を通して、フリーターやニートに対して「ブラブラしていちゃいかんぞ」というメッセージを送っているのだと思う。 本書を読んでいるそのような境遇の人たちは奮起をしなければいけない、そう強く感じた。 それ以外にも多くのメッセージをこの作品は発している。 「償い」や「親子愛」などだ。 本書は東野圭吾の初期作品である。 近年の作品を読んで好きになった人はぜひ読んでもらいたい。 | ||||
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密室、1回では解けない謎などを盛り込むなどかなりの力作です。なんといってもデビュー第4作。今でこそ押しも押されもしない作家それも「超」がつく売れっ子ですが、当時の文壇ではデビュー作は良かったけれど...という存在になりつつある頃。ぼちぼち勝負のしどころだったのでしょう。 肩が凝らない文体で、非常に楽しく読み進めることが出来る作品であると同時にひねり具合、人間描写など時々ほほーっと思わせるところがあります。 作者とは同じ大学で家も大学に近いのでかなり親近感を持てた作品でもあります。 東野ファンでなくとも、一読の価値ありです。 | ||||
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寂れつつある街に、何気なく生活している若者の友人と恋人が殺された。 恋人のことを何も知らない自分に気づいた若者は、恋人の過去を辿り、恋人の性格と過去の事件から、今の事件の全貌をつかんでいく...。 若者の悲しみと怒り、苦悩が伝わってくる作品で、最後まで興味を失うことなく、読後感も悪くない。完成度が高い作品だと思う。 | ||||
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東野圭吾のデビュー第4作です。 まずタイトルがいいですね。『学生街の殺人 』という誰にも身近に感じる街をイメージできるわけで、その設定からしてワクワクします。 推理小説に対するコメントはネタバレにならないように注意して少しだけ感想を・・・。 多くの登場人物が複雑に入り乱れ絡み合って物語の進行と共に新しい局面を次々と提示していきます。 普通、推理小説といいますと犯人探しが主目的なのですが、本書はそれに加えて、背景の人間関係のからみを横糸に、殺意にいたる過程を縦糸に用いながらその構造を上手に描いています。 キーワードともいえる、寂びれた「学生街」も重要な役回りが与えられていますので、この小説のモティーフは上手くいったと思います。 主人公の犯罪の解明への執念は、大切な人の思いを自分の中で咀嚼することにより最後までやり遂げられました。鮮やかなどんでん返しともいえるエンディングに辿りつくまで、殺意や犯人像が見えないように工夫されていたのは感心しました。 本書における殺人の動機というのも、なんとなく理解できますが、それ以上に複雑な人間関係に張り巡らされた複線の数々に関心を持ちました。理系出身である東野圭吾の頭の中身を垣間見たような精緻な構造を持った小説ですので、読み応えは十分です。 飽きずに最後まで一気に読みましたね。 | ||||
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