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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全856件 241~260 13/43ページ
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物語中の大きなスジは、「アリバイトリック」とみせて実は「顔のない死体」もの、でしたが、 もう一つ大きな、読物の枠として、倒叙風とみせて実は叙述風、の構成で、この二重構造は見事でした。 叙述と言っても、他の和風叙述のような、『はい、ここからここまでは小説の中の小説でした。ここは、実は夢でした。』 というようなチマチマしたものではなく、基本構成での工夫で、これも見事でした。 | ||||
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東野圭吾の文体はあまり好きではないが、こちらは気にせず読めた。 ガリレオシリーズと違って、科学的トリックはでてこない。 シンプルだが、重厚で隙のないトリック。 湯川の葛藤がよく書けていた。 天才数学者と天才物理学者の知的決闘も見事で、 最後に勝利したのが主人公の湯川でもなく、 主人公の湯川のライバルの容疑者Xでもなく、 最初の殺人犯の母こそが真の勝者なのだろう。 最後の一文、 「石神の叫びは続いた。魂を吐き出しているように草薙には見えた。」 は、そう書くのではなく、 魂を吐き出しているように見えるように描写してほしかった。 気になるところは、トリックのために罪もない人を殺すところ。 その齟齬を、気にさせないだけのパワーに満ちていたのではあるが。 | ||||
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は東野圭吾の作品で最も大きいと思う。 何気ない日常の描写を、うまくトリックと結びつけた文学性がよかった。 ただ、ここまで大の大人がただの隣人の女性に入れ込むものかなと、動機が純粋過ぎて少し不自然な気がした。 | ||||
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レビュー600件!すごいですね。さすが東野圭吾。 数学者がどういう思考法で物事に対処するか、愛と犯罪をどのような数式で解いて行動するかということを、ミステリーとして読ませる物語に仕立て上げる力量には感心しました。 でもそれ以上のものではないです。 あくまでもミステリーですね。謎解きとトリック。 オビに「男がどこまで潔く女を愛せるのか。どれほど大きな犠牲を払えるのかーー」とあるが、 それはメインテーマではないですね。↑という体裁を取ったミステリー小説としか読めなかった。 この愛に感動して涙する・・・などという人はいないでしょう。いや、それでいいのですけどね。 | ||||
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最初に映画を見た時はただトリックの巧妙さに感心しただけでしたが、数年後にこの原作を読んでその人間模様と心理描写の深さに感銘を受けました。すぐにもう一度DVDで映画を見たのですが、ほぼ原作に忠実なストーリー展開でシーン毎に原作の表現と映像が重なって、更に深い感銘を味わえました。ぜひ読後に映画版も見ることをオススメします。 | ||||
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なにも語らずとも、とにかく読むべし。 今、あなたのこころに必要な一冊。 | ||||
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かなり面白い しかも最後の終わり方もかなり感動しました 東野圭吾の作品で一番面白い本だと僕は思います | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する※削除申請(1件) | ||||
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文章もそうだが、最後が叫んで終わりなんて残念すぎる。受賞作と期待していたのに。 | ||||
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犯人に焦点を当てた倒叙ミステリーの傑作。大衆ミステリー小説を舐めてた [・・・] | ||||
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メインに物理学者と数学教師が登場するが、理系の要素はさほど感じされない。 愛情や友情といった人の思いがこの作品を支えている。 それにしても、「手紙」「白夜行」といい東野圭吾は犯罪者目線の作品が多いようだな(ちゃんと読んでないけど)。 | ||||
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おもしろさ、引き込まれ度、文句ないでしょう。 もちろん映画よりもおもしろく傑作です。 | ||||
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愛とは美しいもの、報われるもの、人を幸せにするもの…… そういった幻想を大切にしたい方にはお薦めできない作品です。 愛が強すぎる故に、純粋過ぎるが故に狂気に走り破滅してしまう、石神とはそんな男でした。 その狂気の愛に共感はできないし、誰も救われないラストも当然の報いであったと思う。 そんな石神に哀しみを憶えるか、怒りを感じるかで評価が分かれる作品になっています。 私は彼の滑稽なほどの純粋さとそれに相反する様な冷酷さに惹かれ、かなり楽しめました。 ただ彼がそこまで狂気の愛を貫ける程の動機が凄く短くまとめられてしまっているのが残念です。 よって星一つマイナスで☆4つの評価とさせて頂きます。 | ||||
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ガリレオシリーズで唯一の悲恋物語に、感動しました。 自らを容疑者に仕立てるストーリーが斬新です。 作風がシリーズの他の作品とまったく異なる作品です。 作者には、いくつのポケットがあるのでしょうか。 稀代の作家だと思います。 尊敬しています。 | ||||
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この小説は万人受けするものではない。石神のしたことは美しいが、倫理的に考えると賞賛してはならないからだ。 一人の愛する人を守るために、まったく無関係な人を殺すというのは、倫理的な大問題をはらんでいる。故に、それを非常に美しく描いているこの小説は、社会的に問題がある。法律を遵守し、常識を弁え、自ら実践しようとする市民は、そのような行為を愛と呼んではいけないのである。 しかし、芸術という側面から見た場合、これは良く出来ている。芸術とは、美とは、倫理や道徳に縛られない、時には一見救いようの無い悪徳ですらも、救済する。芸術に意味など無い、理由を求めてはいけない。すべて芸術は無用のものだからである。 もし君がこの小説を読んで、なんて不道徳なんだろう、と憤慨するならば、君は市民として当然の常識と理性を弁えていることになるが、一方、芸術家としては落第である。これは市民と芸術家を振り分ける良い道具であろう。 | ||||
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読めば物語の世界に引きこまれること必至。 それぞれの登場人物をとても想像しやすく描いている。 読み始めたら終わりまであっという間。 | ||||
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単純におもしろい。圧倒的でした。 特にトリックのアイデアはまったく想像できないもので、最後の最後まで目がはなせませんでした。 | ||||
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映画を先に見てしまった人にこそぜひ原作を読んでほしい!! ラブストーリー風味な映画とは別物です。 直木賞も納得の分かりやすくて深く届く作品。 東野さん、さすがです。毎回泣いてしまう。 | ||||
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まずこの作品が直木賞受賞という現実が、我がニッポンの現在の文学レベルの低さを物語る(東野圭吾氏は間違っても文学では無いけれど)。 絶賛の嵐のなか、恐る恐るページを繰るが、数ページで呆れ果てる。 わくわくしながら〜などという表現を平気で使ってしまうあんまりな神経というか稚拙さに閉口し苦笑し諦念する。本当にこの人は原稿用紙に向かって文章を書こうとしてるのか? そもそもペンなんか持たないか?少なくとも、公に対する、しかもプロの物書きとしてそれで収入を得る者として、文章を紡ぐ意識があるのか・・・ 小学生の作文だね。 これが当代きってのベストセラー作家ですか。 これが漱石や芥川や三島、開高健を生んだ我が祖国の現状ですか。 ニッポンの未来を憂いながら逝った彼らが泣いてるぜ。 ストーリーさえ面白ければいい。映像化し易く利益につながればいい。 小説の形態にするなよ。 小説家を名乗るなよ。 まだ死ねずにいる文学を信じ、逆らい続けてる奴ら、負けるなよ。 お金じゃない。誇り高く生きようぜ。 文学もしかり。 音楽もしかり。 | ||||
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それが読後、最初に思ったことだ。 決して許されない罪を犯しても、それが「愛の深さ故に」のことなら許されると思っているのだろうか?美化にもほどがある。 人間も描けていない。作者も読者も、もっと想像力を働かせるべきではないか? やはり世の中はこの程度なのか、と思わせる一冊。 同じ直木賞なら藤原伊織の『テロリストのパラソル』のほうが断然面白い。 トリック面ではどちらも大したことはないが、ちゃんと人間を描いているほうが面白いのは当然だ。 | ||||
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