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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全856件 301~320 16/43ページ
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東野さんの作品はどれも感動的なのに、あまりにも無駄が多い。 浅田次郎のように徹底的に無駄を削れば、もっと深く突き刺さると思う。 結果として凄く感動したのにボンヤリとしか記憶に残らない。 | ||||
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これを読んだ後の気持ちは凄いストーリーで余韻に浸りました。 東野圭吾作品ナンバーワンでしょう。最後でした。 | ||||
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直木賞をとった作品ですが、私はこの作品をオススメできるかというと、正直あまりオススメできません。 内容はあまり気にせず、単純に暇つぶしで推理小説をサクッと楽しみたい人には向いていると思います。 ※以下、既読者向けの内容となっています。ご容赦ください。 私はこの著者の作品は何冊か読みましたが、どうも相性が悪いようです。 この作品に関しては話の筋は面白いですし、トリックも推理小説に詳しくない私としてはよくできていると感じました。 しかしながら、話の筋書きに登場人物の心の動きを無理やり当てはめようとしているところがあり、 結果として違和感が残る内容になっています。 例えばこの作品では『献身』という言葉がタイトルにもあるように、 どうも著者は石神を「典型的なストーカーと見せかけておいて、実は純愛を貫いた人間でした」 という感じにしたかったように見受けられますが、 女性に恋愛感情を抱くくだりとか、アリバイを作るためにとった行動とかの描写を見る限り、 どう考えてもストーカーどころかそれ以上のあぶない人間だとしか思えません。 しかしこの作品だと、女性はそうした石神の行為に対して「自分にそこまでしてくれるなんて」と感激してしまいます。 「自分の為だからといってそこまでするとは、なんて恐ろしい人間なんだ」と思う方が自然じゃないでしょうか? しかも石神の行為が明かされる前の段階で、女性は石神に対し「ずっとこの先彼に縛られなければいけないのだろうか」 と言ったような恐怖感を抱いている描写まであるのでなおさらです。 つまるところ、おもしろい筋書きやトリックはあるのですが、 それに併せて都合よく人間を描いているため、なんだかいびつな人間描写になっているのです。 他のレビューを見ると、少数ながらも似たような意見があったのでホッとしました。 私はもう少し人間味のある小説が読みたいです。 | ||||
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トリックは気づきませんでした。 なるほど!って感じでよく出来てると思います。 犯人の動機は、たしかに一目惚れでそこまでするか?と疑問になりますが 好きになったちゃったら、そんなもんじゃないでしょうか? 自分はつい小説で初めて泣いてしまいました。 | ||||
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「秘密」もそうだったけどこれもトリックはすごいが果たしてこんなかばい方が親子の為なのか、男の勝手な妄想なのではないか、と疑問。 ただなんだかんだ色々考えさせられる本ということではずれがなくつい読んでしまうからやっぱりすごい。 | ||||
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初、東野圭吾で読みました。 登場人物も少なく、スラスラ読めます。 罪を犯す側への感情移入を起こしやすい文章で、最初から最後まで緊張感を持って楽しめました。 | ||||
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もし実写化されるなら踊る大捜査線スリーアミーゴースの斉藤暁さんしかいないと思ってましたが流石に福山雅治さんの同級生ライバルとしてはむりでしたね。 映画では堤真一さんでしたね。イメージが^^; ラストシーンでの石神と靖子のやり取りは何度読んでも泣けます。 | ||||
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この作者の「ガリレオ」シリーズは全部我が家にありますが、読むのは家族で、私は主人公天才物理学者の名前の付け方の安易さが厭で読みませんでした。 しかし、この作品では、主人公より、天才的な頭脳を持ちながら、結局は、高校の数学教師という不遇な日々を送る”石神“の描き方が、精神面も含めて非常に現実味を帯びていて悲しい。これは論理的に生きてきた男の性でもある。作者の描写は成功していると思う。エンターテインメントとして楽しめました。 | ||||
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事件はとある不幸な母と娘が、元夫であり義父であった男を殺害する処から始まります。 犯人と殺害手法は最初に明かされ、 読者は探偵役がいかにして真実に迫るか、 その推理過程を追っていくという形式をとったミステリ。 そして最後に一気に明かされる真実は、 最初に読者が知らされたものから地平線ひとつ、飛び越えた先にあります。 この小説はミステリであると同時に純愛小説ですが、 容疑者Xが本当に愛したのは、女性そのものではなく、やはりどこまでも数学であったのでしょう。 モーターバイクのカーヴが描く軌跡にも数学を見出す容疑者Xが、初めて生身の女性の中に見出した数学の美しさ。 だからこそ、彼女の性格がどうとか、かかわりが薄いとか、そんなことは容疑者Xにとってどうでも良かったのだろうと納得できるのです。 そしてその感覚は、同じように学問に生きている湯川教授にだけ発見され、理解され、保護される。その辺りの切なさも、またお見事です。 一見悲劇に見えるこの結末も、物語後半に示唆される未完成の論文の存在、 「この研究と向き合えるならば、他に何も求めるものはない」 「雑事に時間を奪われることも無く、難問への取り組みだけに没頭できたらどんなに素晴らしいだろう」 とまで容疑者Xが言い切る論文の存在によって、 ひそかに前もって救われている気がします。 容疑者Xは、望まない仕事を捨てて一日中研究に没頭する―――そんな数学への「献身」のためにこそ、身を切るような社会的犠牲を払ったのではないでしょうか。 数学者の、切ないまでの学問への恋を、描いた小説だとも、私は思うのです。 | ||||
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☆3ですが、本当は4やオマケで5をつけても良い作品だと思います。ただ、ラストがあまりに残念だったので残念さを表現するために3にしました。 何が残念かと言えば、最後の最後で主人公の湯川も犯人の石神も単なる凡人になってしまったからです。湯川も石神も天才的な頭脳の持ち主で一般的な人では理解できないような思考をする人物だったはずです。なのに、最後の最後で手垢にまみれたセリフのオンパレードになるのが本当に残念です。 「せめて、泣かせてやれ……」のセリフを見た時はズッコケました。物理の天才が数学の天才に言う言葉じゃない。凡人、野暮、天才とは正反対の概念しか見出せません。もし、天才が凡人じみたことを言うなら、それに見合った理由づけ、フォローが必要なのにまるでなし。『東野さん、力尽きちゃったの?』と残念な気持ちになりました。とにかく、雑で乱暴。もう、湯川学というキャラクターを冒涜してるようにさえ見えます。 石神と湯川という二人の天才を描く上で、最後まで二人の本質を浮かび上がらせるような深みのある表現をしてほしかった。一般的な倫理や常識に縛られない天才ならではのやり取りが見たかった。もしくは、理系の天才、論理の権化が愛に目覚める劇的な変化の様子が見たかった。 森博嗣、読みなおすかな…。 | ||||
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トリック、キャラクター、ストーリー展開、 すべてすばらしいです。 いろいろ議論される点もあるようですが、 ミステリにそんなに詳しくない身としては、 読んだときの印象がすべて。 すばらしく、文句なしです。 | ||||
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純愛というか、どう考えてもここまでする人は絶対にいないので、そこでまずしらけてしまいました。 内容は読みやすく、あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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『容疑者X』… 犯人は天才数学者でした。 数学を好きだ、というよりも数学を愛し、宇宙すべてのなりたちを数式のフォーマットで捉え、ゆえに《こころ》というものも数式定理に収斂していく…それが、彼の世界やったんやと思います。 それは無味乾燥に見えて、実は完全に調和の取れた、現象界では絶対ありえない観念の世界… 本当の三角形は抽象としてのみしか存在することが、叶わないように《こころ》それから《愛》も、概念にすぎません。 この物語の犯人の失敗は、《愛》を自らの演算機にかけてしまったことにあると思います。 「…ただただ、相手の幸せのみを希う」=「報酬を伴わない100%の献身」=「愛」。 彼にとって至福を成すのは、彼が仮定として、組み立てた「愛」の数式が数式として証明され、完結することに他ならなかったのでしょう… …たったひとつの誤算… 「愛」という感情が生まれ、それが強く相手に指向されたとき、その数式を組み立てるファクターが一本立てではなくなってしまうこと。1+1が2にはならず、果てしなくカオスと化した《何か》を弾き出していく。 数学者は極度のロマンチストだという… この世にありもしない三角形を追い求める彼らは愛も純粋な《かたち》として、ただ《在る》のかもしれない。 | ||||
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エドガー候補になったと聞き、初めて著者の作品を読みました。 サスペンスはあまり読んだことがなかったので、「〜の事件簿」的な簡単にドキドキしながら読める小説かな、などと勝手に想像していたのですが、さすがにそんな安い予想をはるかに凌いでいました。この「事件」のトリックの複雑さがすごいの一言です。 最初の方は淡々と読み進んでいきました。途中から沼に足をとられたようになり、その後は場面場面で予想を簡単に裏切られて、コインランドリーで洗濯物を乾かしている間も読んでいたくらいです。最後の最後まで、「えっ??」と思わせる展開になっています。 全体の文体がクールで読者に感情移入をさせないから、トリックに集中して読むことができました。とはいってもさすがにラストでは涙が出ましたが、それはこの作品のすごさに対する感動の涙だったと思います。 | ||||
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東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読了。映画化にもなった大ベストセラーですね。ベストセラーは少し時間を置いてから読むのがよろし。ということで、今になっての読書。先日の出張新幹線の中でかぶりつきで読んでました。作品は上手いミステリーといった趣です。よく構成も練れています。どんどん物語の世界に引きずり込まれました。ミステリーと純愛を絡ませた作品で、どちらの要素も心に響きました。ラストも批判もあるようですが、個人的にはグッときました。いい作品です。 ミステリーはこれ以上書くとネタバレになりますので、このくらいで・・・ いい作品であることには違いありません。損はしませんよ。 | ||||
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今更ながらに読んでみました。 今までの中で、東野圭吾最高作品は「使命と魂のリミット」だったのですが、これを読んだら一番に推したくなりますね。 TVドラマのイメージが先行している感はあるものの、作家の筆力が高いので、イメージを壊さずにその世界観に浸れます。 人物描写明確でそれぞれの説明も簡潔でわかりやすく、トリック系小説が苦手な私でも存分に楽しめました。 小説のなかで 人は時に、健気に生きているだけで誰かを救っていることがある。 という一文があったのですが、私はこの言葉に痺れました。 小説自体は間違いなく面白い。 加えて上記のような言い回しや言葉を見つけられる小説に出会えたことは本当に至福だと思えます。 ガリレオシリーズは、もう旬じゃないかもしれない。 でも、今からでも多くの人たちに読んでほしい小説です。 | ||||
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書評家の豊崎さんがこの作品の最後の取り調べのシーンで失笑した、バカみたいな泣き、と毒舌かましてたのを他の本で言ってたの読んで、豊崎さんらしいなと思ったが実際、読んでみたら私も失笑してしまった。特に、湯川の 「せめて、泣かせてやれ」 というセリフ。 私も相当捻くれてるのだろう。 トリックは確かにそう来たかと思って確かな論理的トリックに感心したが 、いかんせん感情的に納得出来ないトリックだった。そんな事して相手を守る事が純愛とは思えなかった。 いまいち自己犠牲による愛情という物に懐疑心を抱いてるからか、単なる自己満足に見えてしまった。石神のひたすらに愚直な論理的思考に感情移入出来なかった。そんな訳で、ただ単にトリックに感嘆する小説になってしまった。 んー、白夜行も時間かかって読んだのにたいして面白くなかったしあんまり東野圭吾は合わないのかも。 | ||||
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映画を先に観て、原作を読んだ。 「しびれた」の一言に尽きる。 映画も、よく撮れていた。原作に忠実。 役者もうまい。 映画を見る前に、原作を読んだら、どうだったのか。 その順番に、すれば良かった気も、ちょっとする。 | ||||
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石神が人を殺した理由がどうもわからない。 作品内では愛情とかで説明してるけど、僕には単なる自己満足にしか思えなかった。靖子たちを助けるなら、もっといい方法があったんじゃないのと疑問がわくばかりだ。 あと、この作品に限ったことではないけれど、東野氏の書く女性はどうもご自分の理想を書いてるからなのかリアリティを感じられない。それでも、他の作品ではそれが欠点には感じることはなかったけど、この作品に関しては靖子のリアリティの欠如というのも、石神に感情移入できない原因になっていて、最後まで違和感を払拭できなかった。 | ||||
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犯人探しのミステリーではない。秘密を隠す容疑者の周到さに驚かされる ミステリーである。 数学に関わる人たち、いや、論理的に考える人たちは、ここまで純粋に考 え、そして行動できるものなのか・・ ビリヤードの「つき玉(白いボール)」だけではなく、つき玉が当たるで あろう別の玉の動きまで支配できる能力。しばし、その能力に酔いしれた。 | ||||
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