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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全856件 441~460 23/43ページ
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トリックを知った時鳥肌が立った 小説を月に20冊は読む僕は推理小説を読むとトリックが解る事がある これは全く想像もつかない展開 そして 想像もつかないトリック 東野圭吾には感服 推理小説でもこれ以上に凄い作品はもう出ないだろうと思う | ||||
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映画をみまして、いろんな方から「本もいい!」と伺い、読んだ次第です。 原作を読んでしみじみ、映画は結構原作に忠実だったんだなあ。と思いました。 まあ、映画は柴咲コウがいたので、じゃっかん設定は違いますけど。 草薙が絶対に必要だったので、北村一輝が出てたのはわかりました。 ・・・まあ、やはり品川とか真矢さんは必ずしも必要ではなかったな…というのもわかりました…。 それにしてもガリレオ先生。 本で読むほうが頭よさそうです。 まあ、いったセリフがくっきりと残っているからかもしれませんが。 そして、石神が花岡靖子の涙に吠えたあのシーン。 期待しすぎていたのか、そこは結構普通でした。 それよりも、石神から花岡靖子にあてた手紙。 あそこで涙がふっとでてきました。 終わり方は少し映画のほうが先までやっていましたが、原作の終わり方もとても情感があってよかったと思います。 よかった、と表現するには、とても切ないような悔しいような悲しいような、妙な気分ではありますが…。 | ||||
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「探偵ガリレオ」、「予知夢」と続くガリレオシリーズの第3弾です。 「ガリレオ」に比べ、「予知夢」は少々登場人物に人間味がでてきたのですが、 本作では人間味でまくりです。 特に、孤高(といっても、ちゃんと仕事をしているけれど)の数学者と、 主人公の掛け合いは秀逸。湯川はページ数でいえば6、7割のところで真相に到達していますが、 犯人への気遣いから、それを親友ではあるが刑事の草薙に語ろうとはしません。 この部分のお互いの心理、思考の読み合いはかなり面白いです。 単なる「2人の天才のトリック対推理」というところに終始しないところも良い点です。 というより、前作までのように、トリックの面白さだけで釣るつもりはないと いっているかのような書き振りから見える、筆者の心意気がかっこいいのです。 湯川の、尊敬する人間の考えを尊重する崇高な考え方、思考、行動に胸を打たれました。 こういう人情が絡み合う展開が好みなので、大満足しました!!!! 出所後の2人はどうなるのか、結ばれて欲しいなとついつい妄想を膨らませてしまいます。ぐへへへ。 300ページ以上一気に読みきらせる力のある小説です。密度の濃い良い読書体験ができました。 | ||||
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タイトルと背景、人物設定、トリック、その全てが見事な計算のもとに絡み合っている。ここまで無駄なく完璧に組み立てられた小説は他に知らない。これだけでも、十分すぎる程すばらしいが、その上に、繰り広げられる人間模様との対比がまた深みを持たせている。計算しつくされた、完璧で無機質な流れの中で戸惑う、不完全で有機的な人間心理。まさに傑作。 | ||||
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自分は映画が先でしたが、このラストには参ったをします。 トリックの中身もさることながら タイトルの意味がそこで初めてわかって、「仰天」とはまさにこのことです。 ともかく一度読んでみてください。 描写の甘さとかそんなのを凌駕して その登場人物たちの思いの深さに心を打たれます。 | ||||
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たしかにこれはすばらしいトリックのミステリー小説だ。 だがどんなにトリックが素晴らしくても、それだけではここまで評価されないでしょう。 それだけではない。それに数学の問題、恋愛要素を絡めてくる。 これが面白い。たんなるミステリー小説とは一線を画す。 そしてすべてがつながる。 何回読んでもトリックが明かされる場面では鳥肌が立ちます。 ミステリー、恋愛、数学。すべての設定の意味がわかったときの興奮は忘れられません。 最後の結末もハッピーエンドではないにしろ、これでよかったと思います。 この終わり方は少し「秘密」に近いかな、とも思いました。 この作品は文庫になっています。 容疑者Xの献身 (文春文庫) | ||||
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深海よりも深い愛の形を見た気がします。それが、歪んでいようと石神にとっては、正当な愛の形だったのでしょう。でも、悲しいです。すべてを犠牲にしてまでも守らなければならない人。そんな人と出会えただけで幸せだったのでしょう。最後の掟破りのアクロバットトリックには、見事にやられました。完敗。 | ||||
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ストーリー構成や登場人物の心理描写がうまく,ついつい引き込まれて2日で読破してしまった.東野作品のガリレオシリーズは,初挑戦だったが,前作を読んでいなくても,十分に楽しめる内容となっている. 本書のストーリーを一言でいうと,主人公である純粋数学を愛す石神が,純粋な愛を追い求め,犯罪に手を染めてしまうということであろう.数学者・石神の企てた完全犯罪は,論理的には完璧であったが,湯川に一瞬見せた表情により,その完全犯罪の糸がほどけていく.結末の驚きと感動に出逢うため,ぜひ読んでいただきたい作品である. | ||||
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高校の数学教師石神の隣人、靖子への純粋な愛情をストーリーの中心に据え、展開していくミステリー。 最後まで我々素人には見破ることのできないトリックはお見事。 何気ない描写までトリックに関係のあるのでは?と読み手に意味を感じさせ、流し読みができない。 書き手ではなくストーリーにはまり込める文章や構成が見事で、作家としての技量の高さはさすが。 素人やにわか作家が書ける作品ではない。プロの作品。 東野圭吾ファンが多いのも頷ける。 登場人物としては、石神と湯川に惚れました。 石神の純愛を読者に納得させるくらいの靖子の魅力がもっと書き込まれていれば 共感度ももっと上がると思う。 けれども作品としては一流です。 | ||||
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石神が靖子に抱いていたのは単純な恋愛感情ではない。 自殺しようとしていた石神は、悲惨な状態から新しい生活に胸を躍らせる母娘の生気に満ちた眼に衝撃を受け、一種神格化するような状態になっていたように思える。現に小説の中でも工藤に対して嫉妬心は抱いていたが、『彼女たちとどうにかなろうという欲望は全くなかった』としているし『崇高』という表現もしている。恋愛感情じゃなく、もっと広い意味での愛。靖子だけじゃなく娘にも向けられているし。まぁ無関係の人間を殺しているので愛と言っていいのかは微妙ですが。 読んだ感想としては、登場人物が嫌な奴ばかりだったなぁということ。 一番は靖子、最低としか言いようが無い。根本的に男を見る目が無いバツ2なのも納得。あの状況下で男に盛るし、娘が不憫でならない。 二番は富樫、まあ言うまでもないベタなクズ野郎。 三番は工藤、妻子がありながらホステスをホテルに誘う。全て相手からどう見られるかを考えての行動。 表現も素直ですらすら読めトリックも面白かった。 | ||||
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推理小説だけどトリックや事件よリも犯人の人を愛する心にびっくりした!!こんなにも人を愛せるのかと思った!!そして愛する人のためにここまで出来るのか…自分自身考えてしまった☆内容の深い作品だと思います。 | ||||
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面白かった。 休日、躓きもなく6時間ほどで一気に読めた。 まず「献身の犯罪」というテーマが、すでにそれだけで魅力的だ。 内容も、その名に違わぬ展開を持っている。救いがないのも良心的には正しかろう。 核となるトリックは、その周縁を小出しにしつつ読者にある種の確信を抱かせながらも、 叙述トリック風に「確信の盲点」をついており、最後に「そうきたか」と思わせてくれる。 思考を半歩早くエスコートする記述が、水や空気のようにそっけなく、読者を罠にはめていく。 作中で石神がそうしたように、作者もまた読者を手のひらに乗せたのだ。気持ちのいいトリックだ。 読み易く、トリックも上出来で、すでに好ましいビジュアルイメージも出来ている。 『大ヒット映画の原作』『直木賞受賞作』というけっして低くはないハードルを前に置いても、 十分に読者を楽しませてくれる水準の作品であろう。 ただ、これはトリックの快楽に特化したミステリーというジャンル小説の業なのか、 文章が痩せており、表現の面白みや情感の喚起力には物足りなさを感じた。 彼の献身のどうしようもなさだけでなく、その潔さ、美しさ、切なさを、もっと強く描いてほしかった。 本音を言ってしまえば、ボクは本作を、ミステリー小説ではなく、悲劇的な耽美小説として読みたかった。 作者にしたって、それは売りにしたかったことの一つであるはずだ。 だが、それに適うだけの強度や美質は、残念ながら足りていない。 その潜在性を十分に孕んでいたと思えるだけに、惜しい。 | ||||
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もちろん、おもしろい! 湯川学のガリレオ・シリーズの短編2冊は、この本のために書かれたような気さえしてしまう。短編にて湯川学(ガリレオ)の優秀さを見せつけ、その湯川学が認める天才・石神、これだけで、ただものではないことが認識される。 色々と意見のある終わり方だが、東野圭吾は「私はこの話の終り方をこのようにしました。次はあなた(読者の皆様)が私の終り方を検証し、それを立証してください。」と問いかけられているような気がしてならない...残念ながら、未だ、私なりの終り方を示すことはできていない...やはり、石神にはかないません。 | ||||
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東野圭吾氏による悲願の直木賞受賞作。 シリーズの主人公「ガリレオ」と、旧友である天才数学者による本格ミステリー。 シリーズものではあるが、本作単体でも楽しめる。 数学者である石神が張り巡らす罠、その罠にまんまとはまる警察。そして常に彼らの一歩先を行く湯川。 湯川は自らの推理に確信を得る度に、旧友を追いつめることを知り葛藤する。 天才物理学者は苦悩に苛まれながらも、核心に迫ろうとする。 「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」的な展開も楽しめ、且つラストではきっちりと驚かされた。 大変読み応えのあるミステリー。 ちなみに私は、本作のタイトルにもある容疑者xの「x」とは、数学の方程式でよく用いられる「変数」であり、求めるべき解のことを意味しているのだろうと、自分なりに勝手に解釈している。 よくこのような気の効いたタイトルを思いつくものだ。ただ敬服の一言に尽きる。 | ||||
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いやー、見事です。無駄のない長編エンターテイメント。長すぎず短すぎず。無駄をなくし過ぎると味気なくなりますが、本作品にはそれがない。結果が先に分かっていて刑事がそれにたどり着く、古畑任三郎形式が好きな人はハマるんじゃないでしょうか。 追い詰められる天才数学者、しかし何故「天才」という冠が付いているのかを読者は知ることになります。ハラハラドキドキは後半からゴールに向かって(私は中間地点から)加速していきます。 私は一人の目の細い天才数学者が自分の人生の一部になったような気がしました。著者がこの人物を見事に描写しているからでしょう。燃えるような情熱と冷静さの共存。そして純粋さ。おすすめです。 | ||||
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「容疑者」 「X」 「献身」 この3つがこの小説の三大キーワードをなしており、互いに絡まりあいながら、クライマックスに向かってぐいぐい収束してゆきます。 読み終えた後、このタイトルがこの小説のテーマ・結末・そして雰囲気を要約しきっていたことに改めて驚かされます。 簡潔にして的確、これ以上に秀逸なタイトルの実例をなかなか思い出せません。 | ||||
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この作品のラストほど「慟哭」という言葉が似合うシーンはそうありません。 そして「慟哭」というのはやはり男に似合うのだと再認識させられます。 ほんの些細な出来事から自殺を思いとどまる天才数学者であり市井の主人公。 同じくほんの些細な出来事からその親友を殺人犯だと見抜いてしまった天才物理准教授。 二人の歩いてきた道の微妙な違いが同じ志を大きく分かってしまった。 それも知っているからこそ友の告発を躊躇う湯川。 腐れ縁といいつつやはり大切な友草薙に「刑事としての本分を犯さねば話す気はない」と草薙との友情を失うことも覚悟して話す湯川の覚悟。 人を殺したことは絶対に許せない、だがそういう道しか選べなかった友の辛さを思うと正論だけを吐くことも出来ない。 結局湯川は或意味草薙に託し逃げるという手を選択した。 最後の数行、映画でも素晴らしい描写で堤真一さんが演じきっていましたが、何の破綻も見せず絶えていた男の花岡靖子の姿を認めた瞬間の慟哭。そして彼の全てを知って黙っていられなかった女性の償いきれない嘆き。 愛とか友情とかが薄っぺらく見える素晴らしいラストでした。 石神の気持ちは愛だったのか、花岡靖子は彼の気持ちを愛として受け取ったのか。湯川はそれを愛と認めたのか。 愛という言葉の定義さえも問う湯川が登場する作品らしい良作です。 | ||||
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これはすごい。 見事に騙された。 トリックがあまりに秀逸。 天才物理学者の湯川VS天才数学者の石神。 元旦那を殺害した女性に石神が救いの手を差し伸べる。 物語は淡々と進行するが、残りの数ページであなたは驚愕の事実を知る。 こんなトリックを誰が予想できただろうか。 惚れた女性のために自らを犠牲にした石神。 これが本当の愛なのか。 友人に紹介し、共に大いに語り尽くしたい。 そう思わせる作品である。 映画版も是非チェックしてみたい。 | ||||
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一見すると関数の計算問題。 しかし、その関数に意味を見出し、 幾何の問題に見えたとき、 一瞬で問題が解ける。 受験で数学を勉強していたとき、 そんな経験をしたことを思い出しました。 | ||||
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たんたんとストーリーは展開していきますが、飽きること なく次々と読めます。ガリレオシリーズの中で一番好きな 作品です。最後までドキドキできます。ラストはもっと ドキドキします。 | ||||
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