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絶唱
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絶唱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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流石の内容 | ||||
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古本でしたが良い本でした。 | ||||
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レビューを参考に本を買うことはしませんが、読み終わった後にみんなどう思ったのかを見にきています。 絶唱をミステリーと期待していたとすれば、それは期待はずれと感じる人もいるでしょう。 湊かなえさんの小説だと期待していたとすれば、期待に応えた作品だと思います。 物語の構成や置かれている環境や、場所の表現、心理描写、心の裡は本人にしかわからないという描き方はまさに湊かなえさんらしさがあると感じました。 虚実混合なのか、書くことで、自分を見せることでご自身の何かが救われたという作品なのであれば、ファンからすれば秀逸な作品の一つだと思います。 全てフィクションです。っていうなら、それはそれで読者は騙されてるわけだから、なお秀逸です。 何が言いたいかというと、作品の捉え方は人それぞれで、この作品を良いなと思える人とは気が合いそうだなってことです。 | ||||
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考えさせられます。 ただ言えるのは、みんなその時考えつくベストを生きていた、ということ。 そして読了後は無性にトンガに行きたくなります。 | ||||
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阪神大震災時の実体験をもとに「忘れられない思い」が綴られています。 アウトプットするには凄まじいまでのストレスを抱えられたことでしょう。 「絶唱」のシーンに触れ、嗚咽なくしては読み進めることができませんでした。 この本の存在で湊さん自身の心が少しでも救われたのであれば良いな…。 | ||||
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家族みんなで回し読みしてます | ||||
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愛する人や家族との時間を一日一日大切にしたいと思わせる話。 愛する人や家族との時間は永遠には続かないと誰でも分かっているのだけれども誰でも実感はしていない。 この本を読むとそのことをちょっと実感して家族に早く会いたくなりました。 | ||||
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自分にとっては『告白』以来の湊かなえ作品。 震災をネタにして幸せになることに強い罪悪感を抱くきっかけになったエピソードが語られるが、彼女がこの作品を書くことは、本当に苦しかったのだろうと思う。 同じ被災者でもその受けた被害度合いによって階層のようなものが出来てしまう悲劇。少なからず全員が傷ついているのだが、より不幸になった人間にとっては、他者が被災者ヅラすることに嫌悪感を抱き、助け合うべき隣人や友人にさえ憎しみを抱き、軽蔑の眼差しを向ける。所詮綺麗事を並べられるのは平時の話で、それが集団被災の現実なのだ。 人気作家となり、地位を確立したからこそ書くことを赦せた作品であり、生半可な気持ちでは書けなかったと思う。被災して傷ついた市井の、だが数奇な運命の人たちの快復までの道のりをリンクさせる手腕は見事。事実は小説より奇なりと言うが、果たしてどこまで物語か? ノンフィクションはありのままを映す凄さがあるが、物語は人の心を揺さぶるり、影響を与える力がある。 どうかこの作品が多くの人の手に取られますように。 | ||||
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この小説家さんの作品は、つまらなかった本は読んでいて無いです!また新作が楽しみです! | ||||
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阪神淡路大震災の経験を経て生きてきた日本人同士が日本から遙か遠くにある国のトンガで出会い、新たな希望をいだいて生きていく決心をするドラマをそれぞれの視点で畫かれた話。私はあの震災があった日は小学生で、震源地から離れていたこともあり、悲惨な光景はテレビ越しでしか見ていない。友人同士で揺れを感じた、目が覚めただとか、そんな他人事としての会話をしていたのをおぼえている。これまで様々な自然災害、事件が起こったが、幸運にも自分はその場所で経験していない。私が勝手に身近に感じていないだけで、今でもずっと全ての人たちの中に残っているのだと強く感じた。また、トンガの文化、人柄、景色に興味が湧いた、行ってみたいと思うが少し遠いな。 | ||||
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トンガとそこに来た人々の物語です。 忘れもしない、1995.1.17の大地震を思い出しました。 どんな人にも歴史あり、と思う一冊です。 | ||||
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湊かなえの原点を感じました。 1995年に最後は戻る。震災が発生した寒いモノクロの世界と、トンガの眩い太陽の世界。 でも、どこに居ても死は避けられず、付きまとって来る。それをどう感じるかは各人で違う。阪神淡路大震災が無ければ、湊かなえと 言う作家は誕生しなかったは、言い過ぎでしょうか? | ||||
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湊かなえさんらしくないという投稿もありましたが、ほんの一部しか読んでいない方だと思います。後味が悪い作品だけじゃありませんよ!私にとっては大切な本になりました。 でも本はやはり好みの問題です。イヤミスを求めてるならば読まない方がいい。 | ||||
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順序立てて追い込む説明っぽいお話は、良い意味で湊さんの持ち味で、 今回は“告白”に続き。軽めですが炸裂していた気がします。 全部で4章あるのですが、それぞれ 主人公の冒頭の心理の「なぜ、そう思う?」が 少しずつ紐解かれていくので、 読み返した時に、「だからか〜!」って納得できます。 今回も、女性ならではの、妬み嫉み、計算と駆け引き みたいのが満載で、本当は避けて通りたいんですが 最後につながるためのステップだったので あんまり好きではなかったそういう部分も 受け入れられました。 で、最後の章ですよ! 話が全部リンクしているのもすごいですが(ネタバレ失礼) 全物語を収集し、かつ、テーマ性が際立つ手腕、恐れ入りました。 読み終わった後、ナオミさんという人物像が またすごいインパクトで残って、 文中でふれたトンガの“死”に対する考え方もうまく残って 後味はよかったです。 ただ、作家さんの後悔というか懺悔というか そういうのは、えぐられた古傷のように消えないんだろうなと、 生きづらくなってしまった碇を思い、少し不憫に感じました。 (それが原動力の一端なのかも知れませんが) あの、天災が巻き起こす罪悪感、 事件に近しい人も、遠い人も ただ事ではない、罪悪感に近い祈り・・・。 日本人だからかも知れないし、全国共通かも知れないが、 救われなきゃ、救えないとも思う。 本当は都合よく忘れて、還元するのがベストなんでしょうね。。 最後に。。。 悲しみ方、感じ方は人それぞれなのに、押し付けてくる人 他人の領域を侵すだけなのに、なんで正義感という武器を振りかざすんだろう。 感情の押し売りは、セーブして欲しいっていうのも垣間見えました。 | ||||
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本編は4つの章に分かれており、それぞれ語り手が違う。4人の主要人物のうち、実に3人があの阪神淡路大震災の被災者という設定になっている。 祖国・日本で深く傷ついた4人は、意識的・無意識的かを問わず、南洋の島国・トンガへと足を運ぶ事になる。トンガのおおらかさに影響され、彼ら・彼女らはそれぞれ新たな人生へと歩み出していく。この辺りは、日本人の「南洋幻想」というか、南の島への漠然とした憧れが強く出ている。確かに、本書で描かれるトンガは、不便な事も多々あるけれども、日本が既に捨ててしまった、おおらかさ、ポジティブさを未だに持ち続けている。日本人も江戸時代まではおおらかだったが、ペリー来航以来変わってしまった。 トンガの「明るさ」が強調される一方で、阪神淡路大震災の陰惨な「暗さ」がより印象深くなる。特に、最終章、表題作の『絶唱』では、語り手である「わたし」の友人が震災で亡くなるのだが、彼女のもう1人の友人から、「なぜ私達だけ生き残ったの?」「あなたは友人が死んだ日に助けに来なかった。どうして来てくれなかったの?」と詰問される場面がある。「わたし」はこれ以後、自分には本当の友人はいなかった事を悟るが、この辺りの描写が本当に真に迫っていて重苦しく、読むのが辛くなる程だった。震災というのはそれだけ重いテーマなんだ。最終的には「わたし」は小説家になるが、ひょっとすると、「わたし」=著者という事になるのかな?さすがにこの話はフィクションだと思いたい。(本書を読み終えた後で知ったが、著者は青年海外協力隊員としてトンガに赴任した経験があるらしい。という事は『約束』の語り手で、同じ経歴を持つ理恵子も著者と重ね合わせられるな) 本書はミステリー小説としてはやや物足りないが、上記のように、著者の経験が色濃く表れた私小説として読む事もできる。 | ||||
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阪神大震災時に作者が負った心の傷がこの本の中に書かれていると思います。読んでいて私であればこのような体験は決して他の人には話せないもので、ずっと心の中に封印して見てみぬふりをして過ごして風化していく?癒えていくのを待つと思います。震災から20年、湊さんの心の中でやっと文章として書けるところまで傷は癒えたのかもしれません。しかし自分の傷をさらけ出す、自らの身を削るように文章を書く作家としての湊さんの凄さにとても胸を打たれました。私にとってとても素晴らしい本です。 震災から20年以上立ちましたが、読んでいる途中で、タシさんの事が書かれていると気づいたときには大きな感動とともに、彼の笑顔や話しぶりと共に、ご兄弟の寂しげな表情が蘇ってきました。私のために書いてくれた本だとまで思いながら読みました。素晴らしい本を下さった湊さんにとても感謝しています。 | ||||
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湊かなえさんの本はよく読むのですが、湊かなえさんの原点のような本だと思います。湊かなえファンの方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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それぞれの作品が映像を立体化してくれる。 でも、最後の種明かし的な話はなくてもよかったのかなって感じた。 その分、星ひとつ減点。 | ||||
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書店で帯の内容を見て、捲ると阪神淡路大震災の内容で。私がこの本を手にした時は、東日本大震災も、そして今年4月に起きた熊本地震もあった後なので、福岡県に住む私は、今回の熊本や大分の様な直接的な被害はありませんでしたが、福岡県も何度も揺れ、前震・本震に余震も経験しました。スマホの地震速報を伝えるあの大きな音も、被害はなかったにしろ、頭に焼きついています。揺れてなくても、足元が揺れた様な感覚が暫く残りました。 と言う事で、迷わず読破しました。 4章に別れている中の最後からの2章、特に「太陽」「絶唱」が心に響きました。「小説」と言うより、著者の湊かなえさんが実際の震災を体験された実話に基づいた話なのかな?と思いながら読みました。気持ちや描き方にリアル感があり、気持ちが入り込んでドンドン読み進めました。 地震の多い日本でも、九州は比較的地震は少ないと昔から聞いていて、私もそう思っていましたが、今回の熊本地震の様に、起こる時はどこでも起こりうる物だと、それが予測がつかない自然の怖さだと思い知りました。 「小説」としての面白さとか言う話ではなく、震災等を経験・体験された方や、勿論されてない方も、多くの人に読んで欲しいと思った1冊でした。私の個人的な感想?ですが。 トンガと言う国を、私は詳しく知りません。が、国や場所がどこであれ、震災は日本で実際に沢山の被害や恐怖を起こしているのが現状です。そう言った思いで読むと、読んで良かったと思う内容だと思います。 | ||||
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湊さんのいろんな角度からの描写が大好きです。 感情移入してしまいます。 | ||||
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