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絶唱
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絶唱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 1~20 1/3ページ
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流石の内容 | ||||
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トンガを舞台にした4つの物語。阪神淡路大震災を経験した女性たちが主役である。 著者が実際にボランティアとして働いたトンガ、そして自身が見舞われた大災害という二つの経験を総括した作品とのこと。 結論から言うと、今一つ足りない。それぞれ作品毎には愉しめるのだが、全体として浮かび上がる絵が見えてこないのだ。二作品のみ裏表のの強い結びつきがあり、その他二作品の関係性が希薄だからだろうか。 物語の運び方はミステリ的だが、”自分探し”ものの方がしっくりくる。途中垣間見えるちょっとした悪意は、著者ならではのイヤミステイスト。 震災で亡くなった双子の妹への思い「楽園」、婚約者への揺れ動く感情「約束」、シングルマザーの大切なもの「太陽」、親友の死で失ったのは「絶唱」。 | ||||
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震災で心を傷んだ人たちがトンガで癒す そんな感じの話し 震災の話しは、どこに地雷が隠されてるか分からないので、人に不用意に聞いてはいけないなって そう思った 最後、フィクションなのか、本当の話なのか分からないけど、熱を感じて、おぉっとなる | ||||
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古本でしたが良い本でした。 | ||||
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レビューを参考に本を買うことはしませんが、読み終わった後にみんなどう思ったのかを見にきています。 絶唱をミステリーと期待していたとすれば、それは期待はずれと感じる人もいるでしょう。 湊かなえさんの小説だと期待していたとすれば、期待に応えた作品だと思います。 物語の構成や置かれている環境や、場所の表現、心理描写、心の裡は本人にしかわからないという描き方はまさに湊かなえさんらしさがあると感じました。 虚実混合なのか、書くことで、自分を見せることでご自身の何かが救われたという作品なのであれば、ファンからすれば秀逸な作品の一つだと思います。 全てフィクションです。っていうなら、それはそれで読者は騙されてるわけだから、なお秀逸です。 何が言いたいかというと、作品の捉え方は人それぞれで、この作品を良いなと思える人とは気が合いそうだなってことです。 | ||||
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考えさせられます。 ただ言えるのは、みんなその時考えつくベストを生きていた、ということ。 そして読了後は無性にトンガに行きたくなります。 | ||||
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文庫本を四冊購入しましたが、パックの中にバラバラに入れられて送られてきました。開けたらその内一冊が画像のような状態。本はいつもこう言う梱包なんでしょうか。もう少しだけひと手間かけるべきではないかと思いました。あの状態(中で四冊が振れば自由に動く)では、帯に限らず、本体も折れたり破れたりすると思います。 | ||||
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阪神大震災時の実体験をもとに「忘れられない思い」が綴られています。 アウトプットするには凄まじいまでのストレスを抱えられたことでしょう。 「絶唱」のシーンに触れ、嗚咽なくしては読み進めることができませんでした。 この本の存在で湊さん自身の心が少しでも救われたのであれば良いな…。 | ||||
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家族みんなで回し読みしてます | ||||
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レビュー評価が高くて驚いた。 ざっくり言うと震災の傷を負った人々の自分探しという話だが、群像劇だからかとにかく登場人物の一挙手一投足が軽い。 特に1話目『楽園』の主人公・雪絵は今時の女子大生なのにスマホも持たずリュックに半ズボン(膝丈のジーパンに薄手の長袖のシャツって何?)って、まるで中学生かのような出立と言動に辟易。 そして自分勝手に振り回す彼女をわざわざ追って大学休んでまでトンガへ行き、更に現地語までマスターしてる彼氏って…現実感無さすぎ。一昔前の携帯小説みたい。 作者が震災を経験している?のか知らないが、説得力も無いしミステリ小説としても全く面白みを感じなかった。この方は『告白』のような、冷たい淡々とした小説の方が性に合っていると思う。 遠藤周作の『深い河』を読んで出直して欲しい。 | ||||
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愛する人や家族との時間を一日一日大切にしたいと思わせる話。 愛する人や家族との時間は永遠には続かないと誰でも分かっているのだけれども誰でも実感はしていない。 この本を読むとそのことをちょっと実感して家族に早く会いたくなりました。 | ||||
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喪失を抱えた女性の小話寄せ集めであり、それがトンガを舞台とする必然性があるとも思えず、「絶唱」の表題もすべてがちぐはぐな印象。気になったのが、最後の章で自己紹介しているように、ボキャブラリーが貧困であること。トンガという舞台の説明をする言葉が、青い海、白い砂浜…。人物の紹介文が、白人男性の、とか、双子の、とか。文章の余白感をカタカナの固有名詞で埋めているように感じられた。浅い、文章の書き方。 語り手が醒めていて、物事に対する反応が薄い気がするのもそういった書き方に由来すると思う。泣いたり、再生したり、奇跡のような出会いが描写されているのに淡々とし過ぎて、ケータイ小説のように読み流してしまう。それこそ入浴時間や電車の中での暇つぶしにであれば適当な気はするが。 | ||||
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自分にとっては『告白』以来の湊かなえ作品。 震災をネタにして幸せになることに強い罪悪感を抱くきっかけになったエピソードが語られるが、彼女がこの作品を書くことは、本当に苦しかったのだろうと思う。 同じ被災者でもその受けた被害度合いによって階層のようなものが出来てしまう悲劇。少なからず全員が傷ついているのだが、より不幸になった人間にとっては、他者が被災者ヅラすることに嫌悪感を抱き、助け合うべき隣人や友人にさえ憎しみを抱き、軽蔑の眼差しを向ける。所詮綺麗事を並べられるのは平時の話で、それが集団被災の現実なのだ。 人気作家となり、地位を確立したからこそ書くことを赦せた作品であり、生半可な気持ちでは書けなかったと思う。被災して傷ついた市井の、だが数奇な運命の人たちの快復までの道のりをリンクさせる手腕は見事。事実は小説より奇なりと言うが、果たしてどこまで物語か? ノンフィクションはありのままを映す凄さがあるが、物語は人の心を揺さぶるり、影響を与える力がある。 どうかこの作品が多くの人の手に取られますように。 | ||||
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この小説家さんの作品は、つまらなかった本は読んでいて無いです!また新作が楽しみです! | ||||
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今までの湊かなえさんとは ちょっと違う感じ | ||||
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いつもの湊かなえのミステリーを期待していた人には少しがっかりするかもしれません。私もその1人でした。 ただ最後の絶唱は彼女自身の体験談かと思わせる話で、私の中に印象に残り感動しました。 阪神大震災を経験された方には少し辛い話になりますが、読んで見る価値はあると思える1冊です。 | ||||
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内容が期待外れでした。なんかいまいち良くわからないストーリーでした。 | ||||
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「楽園」、「約束」、「太陽」及び「絶唱」の4つの章から構成される阪神淡路大震災を背景とした作品。「楽園」は阪神淡路大震災のドサクサに紛れて、亡くなった双子の雪絵として生きる事を母親に強制された(こんな母親が居るだろうか?)毬絵が成人した事をキッカケに、雪絵の遺骨を「楽園=トンガ」に埋葬すると言う、意匠不明の冒頭章(まあ、<再生>という意味だろうが、本気で<再生>したいなら、母親を告発して、戸籍・素性を取り戻せば良い)。また、尚美(全短編に登場)というゲストハウスの親切な世話役がいたり、毬絵の高校時代の家庭科の先生がトンガである種の有名人だったりする等偶然性が高い上に、「南の島=楽園」という発想が如何にも幼い。 「約束」は上述の家庭科の先生の回想譚で、別れを決意した婚約者との心理模様をダラダラと描いているが、悲しいのは死ではなく別れ、という意匠らしい。これも阪神淡路大震災繋がりである。「太陽」は「楽園」の脇役だった母子が登場し、母の杏子の視点で綴られる。杏子も阪神淡路大震災の被災者で避難生活を余儀なくされた事が語られるが、言葉の端から出身が作者と同じ瀬戸内海である事も語られ、いわば作者の分身という事か。杏子が周囲の反対を押し切って父親なしで子を産む決断をし、やはり「子供は太陽だ」とシミジミ感慨に浸るという何の変哲もないお話。記述の相当量が「楽園」とダブッており、項数稼ぎの印象も受ける。ラストの「絶唱」の語り手は何と作者自身。尚美宛ての手紙で、作者も阪神淡路大震災の体験者である事が連綿と綴られ、その後に作家となった事由が語られるが、これって公的な出版物に書くべきものなのだろうか ? 阪神淡路大震災や東日本大震災では死、別離、悲しみが溢れ、これらを題材にする作家は卑怯だと思う。更に、私情を挟むとあっては最早作家としての資質を疑わざるを得ない。 | ||||
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湊かなえは、デビュー作が評価が高く売れすぎたので、その後の作品はデビュー作の二番煎じで面白くありません。 本書は、盛り上がる場面もないまま、ジ・エンド。残念ながら駄作の評価です。 | ||||
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阪神淡路大震災の経験を経て生きてきた日本人同士が日本から遙か遠くにある国のトンガで出会い、新たな希望をいだいて生きていく決心をするドラマをそれぞれの視点で畫かれた話。私はあの震災があった日は小学生で、震源地から離れていたこともあり、悲惨な光景はテレビ越しでしか見ていない。友人同士で揺れを感じた、目が覚めただとか、そんな他人事としての会話をしていたのをおぼえている。これまで様々な自然災害、事件が起こったが、幸運にも自分はその場所で経験していない。私が勝手に身近に感じていないだけで、今でもずっと全ての人たちの中に残っているのだと強く感じた。また、トンガの文化、人柄、景色に興味が湧いた、行ってみたいと思うが少し遠いな。 | ||||
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