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絶唱
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絶唱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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タイトルのインパクトと、内容の差が、私的には大きかったかなと。。 | ||||
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トンガとそこに来た人々の物語です。 忘れもしない、1995.1.17の大地震を思い出しました。 どんな人にも歴史あり、と思う一冊です。 | ||||
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湊かなえの原点を感じました。 1995年に最後は戻る。震災が発生した寒いモノクロの世界と、トンガの眩い太陽の世界。 でも、どこに居ても死は避けられず、付きまとって来る。それをどう感じるかは各人で違う。阪神淡路大震災が無ければ、湊かなえと 言う作家は誕生しなかったは、言い過ぎでしょうか? | ||||
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私は湊かなえのファンで、レビューも大抵高評価。恐らく「3」を付けたのも、初めてだと思う。 この連作、登場人物も共通してるから同じ世界と言う設定なのだろうが、読んだ印象がかなり違い、一作毎は面白いのに、まとめると整合性が取れないと言う奇妙な感想を持った。又、とても丁寧に心理描写がされているが、誰にも感情移入する事が出来ず、こんな事もこの作者では初めて。相性が悪いのか、それとも「号泣ミステリー」と言う惹句のせいなのかも知れない。少なくとも私の涙腺が緩むことはなかった。 | ||||
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湊かなえさんらしくないという投稿もありましたが、ほんの一部しか読んでいない方だと思います。後味が悪い作品だけじゃありませんよ!私にとっては大切な本になりました。 でも本はやはり好みの問題です。イヤミスを求めてるならば読まない方がいい。 | ||||
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本を読むのが好きなので、暇つぶしに買ってみましたが期待はずれでした。 前半ダラダラしすぎてつまらないし、何がしたいのかわかりません。 家族死にましたー海外いきましたー財布盗まれましたー、うんだからなに? 読んでて全くワクワクしない。 単純に私がこの作者の作風に合わなかっただけかもしれませんが、正直続きを読む気は起きません。 | ||||
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心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。忘れられないあの日のために。別れを受け止めるために。「死」に打ちのめされた彼女たちが秘密を抱えたまま辿りついた場所は、太平洋に浮かぶ島―。喪失と再生。これは、人生の物語。 | ||||
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順序立てて追い込む説明っぽいお話は、良い意味で湊さんの持ち味で、 今回は“告白”に続き。軽めですが炸裂していた気がします。 全部で4章あるのですが、それぞれ 主人公の冒頭の心理の「なぜ、そう思う?」が 少しずつ紐解かれていくので、 読み返した時に、「だからか〜!」って納得できます。 今回も、女性ならではの、妬み嫉み、計算と駆け引き みたいのが満載で、本当は避けて通りたいんですが 最後につながるためのステップだったので あんまり好きではなかったそういう部分も 受け入れられました。 で、最後の章ですよ! 話が全部リンクしているのもすごいですが(ネタバレ失礼) 全物語を収集し、かつ、テーマ性が際立つ手腕、恐れ入りました。 読み終わった後、ナオミさんという人物像が またすごいインパクトで残って、 文中でふれたトンガの“死”に対する考え方もうまく残って 後味はよかったです。 ただ、作家さんの後悔というか懺悔というか そういうのは、えぐられた古傷のように消えないんだろうなと、 生きづらくなってしまった碇を思い、少し不憫に感じました。 (それが原動力の一端なのかも知れませんが) あの、天災が巻き起こす罪悪感、 事件に近しい人も、遠い人も ただ事ではない、罪悪感に近い祈り・・・。 日本人だからかも知れないし、全国共通かも知れないが、 救われなきゃ、救えないとも思う。 本当は都合よく忘れて、還元するのがベストなんでしょうね。。 最後に。。。 悲しみ方、感じ方は人それぞれなのに、押し付けてくる人 他人の領域を侵すだけなのに、なんで正義感という武器を振りかざすんだろう。 感情の押し売りは、セーブして欲しいっていうのも垣間見えました。 | ||||
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本編は4つの章に分かれており、それぞれ語り手が違う。4人の主要人物のうち、実に3人があの阪神淡路大震災の被災者という設定になっている。 祖国・日本で深く傷ついた4人は、意識的・無意識的かを問わず、南洋の島国・トンガへと足を運ぶ事になる。トンガのおおらかさに影響され、彼ら・彼女らはそれぞれ新たな人生へと歩み出していく。この辺りは、日本人の「南洋幻想」というか、南の島への漠然とした憧れが強く出ている。確かに、本書で描かれるトンガは、不便な事も多々あるけれども、日本が既に捨ててしまった、おおらかさ、ポジティブさを未だに持ち続けている。日本人も江戸時代まではおおらかだったが、ペリー来航以来変わってしまった。 トンガの「明るさ」が強調される一方で、阪神淡路大震災の陰惨な「暗さ」がより印象深くなる。特に、最終章、表題作の『絶唱』では、語り手である「わたし」の友人が震災で亡くなるのだが、彼女のもう1人の友人から、「なぜ私達だけ生き残ったの?」「あなたは友人が死んだ日に助けに来なかった。どうして来てくれなかったの?」と詰問される場面がある。「わたし」はこれ以後、自分には本当の友人はいなかった事を悟るが、この辺りの描写が本当に真に迫っていて重苦しく、読むのが辛くなる程だった。震災というのはそれだけ重いテーマなんだ。最終的には「わたし」は小説家になるが、ひょっとすると、「わたし」=著者という事になるのかな?さすがにこの話はフィクションだと思いたい。(本書を読み終えた後で知ったが、著者は青年海外協力隊員としてトンガに赴任した経験があるらしい。という事は『約束』の語り手で、同じ経歴を持つ理恵子も著者と重ね合わせられるな) 本書はミステリー小説としてはやや物足りないが、上記のように、著者の経験が色濃く表れた私小説として読む事もできる。 | ||||
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湊さんらしさを求めてこの作品を読んだらガッカリします。 ここからネタバレですが、一話目の、双子の話とか本当茶番というか、あり得ないでしょ…と興ざめしてしまいました。 双子の片割れが震災で亡くなった。 母親は亡くなった方の子供を可愛がっていたこと、母親がもう1人の双子の子供に天ぷら油で火傷をさせたことを隠蔽するため、生き残った方を、亡くなった方の子供として嘘の死亡届を提出する。 生き残った方は、死んだ片割れとして生きることを決意する…。 湊さんの作品って、これまで結構えげつなくて、かなり大胆ではあったけど、これまでは逆にそれがリアルでした。 それなのにこの作品ときたら、綺麗にしようとして失敗して、リアルさを失っています。 トンガの風景の描写とかで勝負したかったのかもしれませんが、そんなのが上手い作家は他にいくらでもいます。 湊さんは湊さんのこれまでの個性を生かし、あのえげつなさと読後感の悪さをキープした方が良かったのに。 読めばわかります。 読めば読むほどシラけてくる、本当につまらない作品でした。 | ||||
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阪神大震災時に作者が負った心の傷がこの本の中に書かれていると思います。読んでいて私であればこのような体験は決して他の人には話せないもので、ずっと心の中に封印して見てみぬふりをして過ごして風化していく?癒えていくのを待つと思います。震災から20年、湊さんの心の中でやっと文章として書けるところまで傷は癒えたのかもしれません。しかし自分の傷をさらけ出す、自らの身を削るように文章を書く作家としての湊さんの凄さにとても胸を打たれました。私にとってとても素晴らしい本です。 震災から20年以上立ちましたが、読んでいる途中で、タシさんの事が書かれていると気づいたときには大きな感動とともに、彼の笑顔や話しぶりと共に、ご兄弟の寂しげな表情が蘇ってきました。私のために書いてくれた本だとまで思いながら読みました。素晴らしい本を下さった湊さんにとても感謝しています。 | ||||
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湊かなえさんの本はよく読むのですが、湊かなえさんの原点のような本だと思います。湊かなえファンの方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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トンガ滞在や阪神淡路大震災といった 本人の経歴も一部混じる4つの連作長編。 私小説でもなさそうだが、読み進めていくにつれ、 作中の人物・事件と、創作としての距離が 定まっていない歯がゆさがある。 本人見たに違いない、トンガの風景描写は美しい。 | ||||
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それぞれの作品が映像を立体化してくれる。 でも、最後の種明かし的な話はなくてもよかったのかなって感じた。 その分、星ひとつ減点。 | ||||
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湊かなえが好きで読みますが、本書はちょっとでした。前半だらだらで読む気が失せます。 | ||||
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他人を冷たいとか、酷いとか非難するのは簡単。 でもね、自分が幸せじゃないと、豊かじゃないと、他人に手をさしのべることは難しい。 自分よりも、他人を優先させることが、真なる偽善でしょ。 目指すは、自分も貴方も幸せ。 人は死なない(霊魂不滅)。 何度でも生まれ変わる(輪廻転成)。 死とは単なる肉体が古くなったから、新しい乗り物に入れ替える。 一度亡くなり、再び生き返る。 本当の自分として。 誰かの代わりはできない。 いくら辛くても、現実を受け入れないと。 時間と愛と共に学ぶ。 | ||||
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あんまり面白くなかった、ちょっと期待はずれでした!次回に期待! | ||||
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書店で帯の内容を見て、捲ると阪神淡路大震災の内容で。私がこの本を手にした時は、東日本大震災も、そして今年4月に起きた熊本地震もあった後なので、福岡県に住む私は、今回の熊本や大分の様な直接的な被害はありませんでしたが、福岡県も何度も揺れ、前震・本震に余震も経験しました。スマホの地震速報を伝えるあの大きな音も、被害はなかったにしろ、頭に焼きついています。揺れてなくても、足元が揺れた様な感覚が暫く残りました。 と言う事で、迷わず読破しました。 4章に別れている中の最後からの2章、特に「太陽」「絶唱」が心に響きました。「小説」と言うより、著者の湊かなえさんが実際の震災を体験された実話に基づいた話なのかな?と思いながら読みました。気持ちや描き方にリアル感があり、気持ちが入り込んでドンドン読み進めました。 地震の多い日本でも、九州は比較的地震は少ないと昔から聞いていて、私もそう思っていましたが、今回の熊本地震の様に、起こる時はどこでも起こりうる物だと、それが予測がつかない自然の怖さだと思い知りました。 「小説」としての面白さとか言う話ではなく、震災等を経験・体験された方や、勿論されてない方も、多くの人に読んで欲しいと思った1冊でした。私の個人的な感想?ですが。 トンガと言う国を、私は詳しく知りません。が、国や場所がどこであれ、震災は日本で実際に沢山の被害や恐怖を起こしているのが現状です。そう言った思いで読むと、読んで良かったと思う内容だと思います。 | ||||
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…が、初っ端の「深夜到着、行き先未定」が、「あ~…」って感じかな?どんなに治安が良くても、「初めて行く余所の国」でこれをやるのは「トラブルを自分で引き寄せてる」行為でしかない。 死体になって帰る事までには至らずとも、ぼったぐりや身ぐるみはがされて大使館や領事館行きになる可能性がぐんと上がる。 と、思っている派なんで「こんな都合よく日本語で話しかけて貰える訳ないよ」と感じてしまった。 日本語武器に日本人からぼったぐる商売してる人だっているんだからさー。 少し考えようよ。 と、そっちに主に意識が行ってしまった。 | ||||
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湊さんのいろんな角度からの描写が大好きです。 感情移入してしまいます。 | ||||
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