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神様からひと言
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神様からひと言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 81~100 5/9ページ
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私もかつて食品業界にいた人間の一人として、最後まで 楽しんで読みました。実際、食品を扱っている会社には クレームは付き物で、お客様相談室は社内の姨捨山的な 役割を果たしているのはどの会社でも似たに寄ったりです。 また、同族系の会社は往々にしてボンクラが社長になり やすい、派閥ができやすい、成れの果ては大手に吸収合併 されるとうのも予想通りの展開でした。 私は○ちゃんか、札○一番辺りをイメージして読んでいま したが、食品業界の裏が垣間見れ、最後まで飽きさせない し、登場人物のキャラもいい味を出していてよかった。 テーマは人間愛でも企業小説として読んでも十分、楽しめる、 一粒で二度おいしい長編小説でした。 | ||||
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一人ひとりの登場人物が生き生きしているのがよかった。 きちんと一人ひとりについて、歴史というか歩んできた道を用意しているのがいい。その人の顔が浮かんでくるようだった。 真面目なところは真面目だが、基本的には力を抜いて楽しめる。 伊坂幸太郎と奥田英朗を足して割った感じ。 複数の物語が同時に走っていて、一波瀾二波瀾もある。 最後の展開は出来過ぎな気がするが、これくらいの方が気分良く読み終われていいのかもしれないなー | ||||
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初めて読む荻原作品。 わたしは奥田英朗さんの大ファンなので、どうしても比べてしまった。 そして読後、やはりと言うか何と言うか、改めて「ああ、奥田英朗が好き!」と思わされた(笑) まず、それぞれの登場人物に「まあまあ」の個性しかない。 あるいは妙に個性を持たせようとした「作りすぎ」感が拭えない。 従って、誰にも感情移入できない。 そういったキャラ設定に加えて、それぞれのエピソードが、どれもこれも昔のテレビドラマの焼直しのようで、これまた「ふ〜ん」。 つまり新鮮味に欠け、「無理矢理」感でいっぱい。 そして比喩。これが一番「へ?」と言う感じ。 ただ単に、私と氏の感性が違うだけなんだろうけど、ぶっちゃけ「何でそういう例えになるの?」と思わされることが、まあ多いの何の。 この本が気に入れば、また氏の別の本も… と思ったけれど、それはとりあえず「保留」にしたいと思いました。 好き嫌いを一冊で決めちゃうのも、ちょっと短絡的ですしね。 …でもなあ。第一印象って、結構大事なんだよな(笑) | ||||
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一言で言えば面白い、主人公と自分自身がとても似ているような状況だったのでものすごく感情移入できた。若者ならば(若者だった人たちも)誰もが感じる理想と現実のギャップ、それを見事に書いてるなと思いました。 周りの登場人物も「こんな人いるいる」というのがあり、当てはめてみたり・・・ 俺ももう少し頑張りたい、こんなもんじゃないと思ってる人にぜひ読んでほしいです。久々にあっというまに読んだので一気にいけちゃいます、しかも余韻がなんとも心地いいです。 | ||||
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とても暖かい本です。 苦情処理は誰でも嫌だと思いますが、 登場人物が色々な作戦を立てて、チームで クリアしていく様は とても面白かったです。 食品業界ってこういうものなんですかネ。 | ||||
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うーん、苦笑。 お客様相談室を舞台にしたあまりない設定。 そこに著者独特のおもしろさが加わり、久しぶりに声を上げて笑えました。 ここにより近い人は、共感できるかも。 んなわけない!という場面も多いものの、小説だからと割り切れる範囲。 ちょっと嫌なクレーム受けたな・・と思ったらこれ必読!! | ||||
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もう気持ちが軽くなります。 真面目に仕事して悩みを沢山かかえている自分が馬鹿らしくなります。 題名にセンスが感じられませんが、内容は文句なし! リアリティはないけど、純粋に楽しむにはもってこいの本。 テンポもいいし、笑えます。仕事で悩むと、探し出して読み返します。 何度も読み返す数少ない本です。購入して損なしです。 自分も、大阪から東京本社に苦情を言いに来た怖いおっさんの対応をした経験があったので、 篠崎の対応は読んでいて気持ちよかった〜主人公は篠崎だな。 涼平がかつての恋人を探し求める部分は不要な気がするけど、それでも星5つは揺るがない傑作 | ||||
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中身がないというか、読んだ後に何も残りません。 あとあと要になるのかな?と思わせるような登場人物も、結局は どうでもなし。 また主人公は、ノリで入れただけのタトゥーを何かあるたびにやたら 重要視していますが、これが気持ち悪い。 しかもタトゥーだけでなく、このような表現が他にも多用されています。 全体的に、幼稚です。 流行りの若い人を起用してドラマ化するにはちょうどいいくらいの内容。 | ||||
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軽く読める本だと思っていたので、特に期待はしていなかった。 確かに軽く読める読みやすさはあったが、期待以上に面白かった。 悪いことばかりじゃない。 しみじみといいストーリーだと思う。 | ||||
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大切なモノが何だったのか、思い出せないぐらい、 目の前のことしか考えていませんでした。 | ||||
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どうもモデルが、私の勤め先の近所の何とか水産(何とかちゃん、と言うカップ麺で有名)と言うところに思えてならない… ま、それはいいとして。 思ったことがつい口に出てくる性癖で、とんでもない発言から「お客様相談室」と言う名の超窓際部署、リストラ予備軍に入れられた主人公だけど、なかなかユニークな同僚、先輩たちと、前向きに生きて行く。 クレーム対応がなかなか面白く、飽きさせない。 特にやくざまがいの脅しに、みんな一丸となって対応する様は、まさに劇画、映画のようで痛快だった。 ただ、星一コ減じたのは、 1)会社上層部の私腹を肥やすむちゃくちゃさに対して、投じた大きな石の後は。。。。語られないのはちょっとばかし尻切れトンボ、 2)会社人生と並行して進む私生活の結末が、ちょっと拙速、 3)そもそもの表題の「神様」がねえ。。。必要なのかしら。 総合的にはとてもとてもハッピーになり、面白かったです。 | ||||
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「まさかそんな!」という笑いはなく、よくあるようなネタばかりなのだが、 それでも、読んでいてクスッと笑えてしまう。 神様に該当する人物は一言二言話すだけで、 決して箴言や為になる言葉が書かれているわけではないのも、 題名どおりで頷ける。 ただ、そう言った手軽な笑いを前提にしているせいか、 そんなにうまくいくか!と思ってしまう、お気楽な展開で話が進むのも否めない。 また、過労死についても最後の方で取り上げているが、 途中で書き加えることにしたせいか、余りも表面的で、他人事のような話に終始し、 この場面は真面目に書かれているけれども、どこか物足りない。 とはいえ、たとえお気楽なストーリーだとしても、 舞台設定や人物設定についてはきっちりと書かれているため、 仕事疲れの際にまた本を開いて、 気分一新のために再読したくなるような小説とも言えると思う。 | ||||
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クレーマーの実践的対応も学べ、スパイスとして恋愛物語もあるという感じで大変楽しく読むことができました。 クレーム対応の本を探している方は、まずはこれを読むと良いと思います。 そして、ビジネス向けのクレーマー対応本を読むとより深く理解できるのではないかと思います。 それにつけても「神様からひと言」って。。。 最初、宗教本かと勘違いしちゃいました。。。 | ||||
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「メリハリの利いた文章」ってのはこういうのを言うんでしょうね。 こちらは常にリラックスしているのに、退屈なときがないんですよ! すごい作家さんだなーって思いました。 物語は主人公が転職した最初の大舞台(会議)から始まります。 そこで本来の癖からやらかしてしまった主人公は、その会社のふきだまりと言われる「お客様相談室」に転属されてしまいます。 食品会社への相談電話は、もちろんほとんどがクレームです。 広告一本でやってきた主人公は当然戸惑います。 (会社を辞めるかどうか) 案外情けない理由で残って働くことを決意した主人公、仕事としてクレームに立ち向かいますがこれがうまくいかない。 そこで隣の席にいるお気楽社員の凄さがわかってくる。 わけありで転属されてきたお客様相談室の面々に、いがいとドロドロした社内事情が塗りたくられ、主人公の部屋から出て行ったリサという謎めいた女性も加わって、はてさてこの行く末は? ってな感じのストーリーです。 まずキャラクター! クレーム処理の天才、篠原さんは面白すぎます! やくざが乗り込んでくるシーンは電車の中で読むことは危険すぎ。 噴出し必至の展開です。 最後のリサはきれいに決めすぎかもしれませんが、allOKです! エンターテイメントな作品です! | ||||
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ユーモア小説からヒューマニズム小説まで幅広い作風を持つ作者が、食品会社の「お客様相談室(=苦情処理係)」に左遷された涼平を主人公にして、クレーマーとの哄笑を誘う悪戦苦闘ぶりを中心に、サラリーマンの悲哀と"生き甲斐とは何か"をホロ苦く綴ったもの。 涼平は左遷された上に、恋人には逃げられると言う落ち目の状況。それでも、家賃を払うために辞めるまでの二ヶ月の辛抱と、普通は二週間で逃げると言われる「お客様相談室」で我慢する事にする。しかし、そこは聞きしに優る地獄の部屋。苦情対応に、涼平は四苦八苦する。だが、相談室には「謝罪のプロ」と呼ばれる先輩の篠崎がいた。この篠崎の造詣が巧みで涼平が霞む程。普段は競艇新聞を広げてサボリ放題。苦情主への謝罪金もくすねる。ところが、謝罪する時は「相手を見極め、徹頭徹尾、不誠実に対処する」。その潔さは心地良く、「篠崎って大人物なのでは ?」と思わせる程。次の言葉も含蓄が深い。「会社なんてオデン鍋みたいなものだ。会社員は鍋の中の具。具のエラサを比べるなんて意味がない。その鍋が気に入らなければ別の鍋に移れば良い」。だけど、移れないんだよなぁ〜。実際、篠崎も"ある怖れ"から転職出来ない。この辺、サラリーマンの心情を巧く突いている。最初は篠崎を嫌なオジさんだと思っていた涼平は、そのプロ魂に刺激され、ヤル気を出して行く。その頑張りもあり、副社長の肝煎りで、元の職場へ戻る事に決まった涼平だが...。題名は勿論、「お客様は神様」から採ったものだが、その真の意味が結末で明かされるのもシャレている。 本当に多彩な芸風を持つ作家である。組織と個人との関係、人間の夢と現実とのギャップと言う重いテーマを扱いながら、表面上はユーモア感溢れる筆致で読者を楽しませる快作。 | ||||
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若年性アルツハイマー病の「明日の記憶」の作者。 明日の記憶では、広告代理店という職種を本当に臨場感たっぷりで描いたが、今回の神様からひと言では、ラーメンのメーカーのお客様相談室を、よくまあここまで書き込みましたなぁと感心するくらい、掘り下げている。最後の方の、勧善懲悪的な部分は、サラリーマンとしてはスカッとするが、あまり現実味がなく、筒井のどたばたのレベルが低いようなイメージだが、この本の真骨頂は、「クレーム対応のノウハウ」がいたるところにちりばめられている点。 私など、本当に毎日が、お客様とのやり取りで、たまに感動し、たまに怒り、たまに憤りを感じ…の繰り返しだが、私のような職種の人間が読むと、「ああ今度はこんな対応をしてみよう」というテクニックが色々と書かれている。 これに触れるだけでも、読んでよかったと思われる本。 結局、お客様という立場の人に、心から人間として通じてお詫びするというのは、無理なのだろう。結局サラリーマンという立場をいかに演じるか…、なおかつその演技をお客様に本音では感じさせても、表面上は暗黙の了解で分かりあうふりをする…。 | ||||
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最初の数ページが全然面白くなくて、この先も読みたいと思えなかった。で、結局挫折。小説って最初からぐいぐい読ませる感じのものじゃないと厳しいな。 | ||||
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とても安心して読むことができる作品だ。むか〜し、日曜日の夜に民放でやっていた、あのテレビ番組のようだ。小路幸也の東京バンドワゴンシリーズが好きな人は、この作者の作品もきっと好きだろう。 ただ、ひっかかるのは、荻原作品には似ているものが多い。「あの日にドライブ」「愛しの座敷わらし」「メリーゴーランド」...と、話の流れや登場人物のキャラクターなど、どうも似ている。「愛しの...」を読んだときにはとても面白いと思い、他の荻原作品を読み続けたのだが、その結果、このような感想を抱くに至った。 でも、荻原作品の中でこの作品を最初に読んだ人は、きっと面白いと思うけど。 | ||||
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お客様相談室での対応がおもしろかった。特にやくざとの立ち回りがうまく描かれていて楽しめた。普通ならヤクザにびびってお金を払ってしまうところを、下手にでながらもうまく立ち回り、みごとに退散させてしまった。また、それ以外でもお客のクレームの内容、対応の仕方など、サラリーマンとして学ぶことが多い本だった。ただ、この食品会社の商品に対する対応は酷すぎでもし現実問題としてここまで酷い会社があったらすぐに倒産するだろう。古い体質の抜けない重役陣、部下を評価しているとみせかけて私利私欲に走る副社長など、自分なら絶対に就職したくない企業である。 | ||||
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と、読み終わると元気の出る本です。 正直、あまり期待して手に取ったわけではなく、適度な厚みが通勤電車に最適かな〜くらいの気持ちでした。 タイトルも、あんまり好みではなく・・・。 しかし、読み進めていくうちに、一気に読み終わってしまう作品です。 一サラリーマンでもある私の会社でも、ここまでひどくないにしても、理不尽なことは山ほど。 人の犯した失敗のために、ましてや上司の犯した失敗のために、どうして自分が謝らなければならないのか?!と日々腹を立てては、どうにもならない日常に失望。 上司同士の争いにいつの間にか巻き込まれて、痛い目を見ることもしばしば。 それでも、この東京には地雷は埋まってない!!(いや、戦争の負の遺産である不発弾はたまに埋まっているけれど) そう思うと、どうにかしてでも人間生きていける気になるもんだな、と思いました。 暇な日曜日に一気に読んだもので、なんだかブルーマンデーにさわやかに出社することが出来ました(笑) | ||||
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