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ナオミとカナコ
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ナオミとカナコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全160件 41~60 3/8ページ
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どうなることかと、ハラハラしてずっと動機がおさまらず、それから逃れたくて一気に読みました。ラストは予想外でしたが、個人的に「はぁ良かったぁ」と脱力。殺人ではなく排除。その決定も実行もこんな淡々とでいいの?と感じましたが、暴力を受け続けた人の感覚なんだろうなと。私も水が美味しくない日々を送った経験があるだけに、「美味しい水が飲みたい」というセリフには心が締め付けられました。 | ||||
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これだけ分厚いのに何の苦労もなく最後まで一気読みでした。 奥田さんは本当に文章がお上手。過不足ない描写でぐいぐい読み進められます。 今回のお話は深いドラマ性はなかったけれど、ドキドキさせてくれる一冊でした。 またこういう作品が読みたいです。 | ||||
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大親友の二人がおこした完全犯罪? でも、あちこちが穴だらけ。やはり素人には無理だったか…? 必死に逃げ切ろうとする二人に最後までハラハラさせられる。 そして、中国人の朱美さんのキャラがいい。したたか、図々しさに脅かされるが、反面なんとも頼もしい人でちょっと好きになった。 | ||||
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リアリティーが随所に見られ非常に面白い。 出だし5分で(この映画は面白い!)と思った感覚に似ている。 ワクワクします。 面白かった。 色々ツッコミたくなったけど、最後までワクワク楽しめました。 余分な登場人物もいないし、うまくできている。 星5で文句ない。 | ||||
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先に結婚した大学時代の親友が夫からDVを受けていることを知りショックを受ける直美。彼女も少女時代父親が母親に暴力をふるう姿を見ている体験から大きな憤りを感じます。仕事のトラブルで知りあった中国人女社長からの影響もあり、夫の殺害を加奈子に提案をしてしまいます。 殺人を犯す側を主人公とした犯罪小説は、日常生活を送っていた主人公が殺人を機に狂気が増幅されてもののけの類になってしまうパターンがあります。桐野夏生などはまさにそのパターン。今回作者は精神のバランスを崩しかけた状態で殺人を行った主人公を正気の状態を留まらせている点がユニークです。夫を殺害後、苦悩の元を断ったことにより、むしろ精神状態が安定して、落ち着きを取り戻しポジティブな状態に好転していくことになぜかホッとしてしまいます。 完全犯罪をやりきったという達成感も束の間、彼女たちの工作がみるみるほころんでいきます。はかりごとが暴かれ、うそを指摘されるたびに動揺する感情の描写が細やかで登場人物の緊張感がひしひしと感じられます。その状況でぎりぎり正気を保っている不安定さが繊細に描かれています。それがゆえに読者は犯罪者であるのに、二人が逃げおおせてくれないものかと期待してしまうのです。結末は最終ページまで分からないのですが、終盤は本を閉じることができなくなりました。自分の持っている小さな秘密が暴かれることを想像してしまうようなリアリティを持った小説だと思います。 | ||||
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奥田英朗に駄作なし。その中でもこれは傑作。『邪魔』系の読み出したら止められない作品が多いけれど、ここまで読んでいて動悸が高まり、文字を追うのがもどかしくなる作品はなかったかも(サウスバウンドを読んだ時はそうだったかな)。東京物語やガールのような余韻が楽しい傑作シリーズとは味が違って、途中から読み手は動悸が激しくなり、物語の先だけに気持ちが集中してとてもじゃないけど他のことはできなくなる。読書の楽しみというレベルじゃない。読んでいて苦しいくらい興奮しました。 読後感も素晴らしい! 登場人物が非常に良い。特に中国人! 奥田英朗は女性の味方だと思っていたけれど、アジア人味方でもあるようだ。読んでいて非常に心地良く、感激の嵐。加奈子がどんどん自分を取りもどし、成長していく様子は涙が出そうなくらい感動的。傑作中の傑作です。 | ||||
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最高!本当におもしろい。 もう最後は息が詰まりながら読む進む。 ほっとして涙がでた。 傑作だ。 だから読書はやめられないと思わせる1本です。 | ||||
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主人公は、2人。 1人目は、小田直美。百貨店の外商部に勤務する。 2人目は、服部加奈子。専業主婦。 2人は、大学の同級生であり、親友である。 加奈子は、夫からDVを受けていた。 直美は、加奈子と共謀し夫を殺害する。 当初、2人は完全犯罪を自負していたが、 時が経つにつれ、徐々に綻び始める。 2人の犯罪は、完全犯罪となるか・・。 犯罪が露呈していく後半の展開は、 読み応えがあった。 特に最後の20ページの展開は、 非常にスリリングで手に汗握った。 そして、最後の1行まで目を離せなかった。 犯罪者を褒め称えるつもりはないが、 女性は強いと思った。 | ||||
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お話し、と割り切りは必要 面白かった。ドラマはみてないけど、見たくなりました。ただ、現実味には乏しすぎるのが残念。でも、小説はそれを求めるもの。伊良部せんせいだってそう。その意味では秀逸。一番残念だったのは、陽子さんの振る舞い。最後先頭きって、、、はあり得ないし。トリックの不完全さも、追い込まれてたから、では腑に落ちない。でも、それが小説だし、それを求めて奥田作品にハマってる。ありえないと思うけど、著者自身で、パロディで、カナコさんが伊良部先生のカウンセリングを受けたらどうなるか、かいてくれないかなぁ、、、 | ||||
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最後の最後はどうなるのかと、祈りながら読んだ。この結末に大満足。 著者に感謝です。よかったよかった本当によかった。 | ||||
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主人公の二人を思いっきり応援しながら最悪の結末を想像しつつ一気に読めてしまいました。中国人の李社長のキャラクターがとてもいい。 | ||||
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1日で一気読みでした。 こんなにも殺人犯に共感し、上手くやって!逃げ切って!とドキドキしたのは初めてでした。 サスペンスドラマによくある復讐だって犯人にはここまで同感できません。 主人公達の生活のリアリティにも心理描写にも同じように苦しくなったりホッとしたり、不安になったり喜んだり、読んでいる間心拍数上がりっ放しでした。 彼女達の未来が明るいものになるように祈らずにはいられません。 | ||||
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テレビ見てから原作に興味ありかいましたが、 非常に面白かったです | ||||
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こんなやつ、いなくなってほしい。 目の前から消えないならば殺めるしかない。 人間感情が究極な状態になったときに起こす行動。 計画的に事を進めていく。完璧だと思って。 だがそこには見落としがある。 追うものと追われるもの。 助けてくれるのは、裏社会。 ハラハラしながら展開されるサスペンス。 奥田英朗のもつ登場人物の独特のタッチ。 | ||||
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すでに初出版から何年か経ってるし、ドラマでも放映されたので、ストーリーをわかっている方も多いでしょうが、私はドラマも見ず、文庫本になってから購読しました。スピード感にあふれ、連休中ほぼ一気読みでした。桐野夏生さんも得意とするような展開ですが、奥田英朗さんの作品もユーモラスな描写などもあって大好きです。大罪を犯したのは主人公たちなのに、読んでいて彼女らに肩入れしたくなります。ラストの後きっと修羅場が待っているよなぁと想像してしまいますが、なんとか彼女たちには強く生き延びてほしいものです。パワー全開、楽しめました。 | ||||
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奥田英朗さんのファンです。作品はほとんど読んでいます。 この小説もとても良かったです。一気に読みました。 私は多分かなり筋金入りの人間嫌い(人類嫌悪)なのですが、奥田英朗さんの描く人間像には何だかいつも希望のようなものを感じます。ありがとうございますと申し上げたいです。 | ||||
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あり得ないと思うようなエピソードもあるのですが話にはまっていて面白く思えるから不思議。 エンターテイメントとしてとても楽しめました。 | ||||
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話の展開が早く すれすれの落とし穴を潜り抜けていくあたり 次が気になり 一気に読んでしまいます こういうことを考える作者の 頭の中をのぞいてみたいと思いました | ||||
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DVの夫に苦しめられる友人を助けようと、女二人でその夫を殺害、完全犯罪を企てる話。後半になって犯罪が少しずつ露呈していってからは、ずっと緊張し放しで、本当に最後の一行までどうなるのか目が離せませんでした。知らず知らずに犯罪者である女性二人を応援してしまいました。犯罪が稚拙だという意見もありますが、そもそもこれはミステリー作品ではなく、ストーリーテリングと緊迫感を楽しむ作品なので、これで良いと思います。 作中に出てくる中国人の描き方がとてもリアルであり、物語を一層面白くさせています。 | ||||
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テレビドラマの先を知りたくて買いました。後半から最後に向けて、息つく暇もなく一気に読んでしまいました。主人公たちの心の動きとかうまく捉えています。この作品を読んで、奥田ファンになり、いろいろと読み漁りました。最悪や邪魔もとても良かったですし、Dr伊良部も楽しいです。 良い作家です。 | ||||
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