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敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿
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敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ミステリーとして読んだ場合、面白いかつまらないかと聞かれれば、一応「面白い」といえるだろうが、なんとなく違和感を感じる作品というものがあるとすれば、まさにそんな作品が本作だろうと思う。 謎の提示も、明かされるトリックとそれに至る動機も、完全に理に落ちたものであることは間違いないのだが、どうも頭の中だけで考えただけの作り物感がどうしても拭えず、その辺、同じ作者の過去の作品にも見られた欠点とも共通するものであった。 特に一点どうしても納得できないのは「〇〇術っていうのはそんな万能なものじゃない」ということ(その辺はちょっと調べればすぐ分かること)で、この点が事件の最大のトリガーとなっているというのはミステリーとしては一番の欠陥であろう。 ある伏線から、〇〇術をトリックの一つとして使いたかった気持ちも理解できなくはないが、使わなくてもミステリーとして本作を成り立たせることは十分可能であったはずで、もう少しその辺は慎重に行って欲しかったところである。 一時は「この作家、大丈夫か?」と思ったが、前作で見事に復活し今後の期待が掛かっていた作者であるが、本作の評価としては、ちょっとまた悪い癖がでてしまったかなという感じがする。 | ||||
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