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しだれ桜恋心中



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【この小説が収録されている参考書籍】
しだれ桜恋心中

しだれ桜恋心中の評価: 2.63/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(2pt)

現実と非現実の融合ができてない

ネタバレになりますが、
人形が人間のように口をきき、振る舞う、
それがファンタジーとしても受け入れられない書き方でした。
人形が心を持ってしまって、物語が動くって話はアリなんですが、
この作品にはまだそこまでの強引さが感じらません。
視点もブレブレ、時間の経過もわかりにくい。
二度読みはないですが、結末が気になる程度には楽しめました。
しだれ桜恋心中Amazon書評・レビュー:しだれ桜恋心中より
4152094907
No.4:
(1pt)

新人賞の非既視感重視をやめよう

新人賞は、選考委員が専門家ばかりであるせいか、「今までにない」、要するに「非既視感」を最重要視する嫌いがある。つまり、ワンアイデア。小説を成り立たせる技術、面白さのテクニックは、計り知れないほど多い。それらが全くできていなくても、ワンアイデアで受賞してしまうことがある。本作はまさにそれ。おそらく、他の応募作が、既視感だらけだったのだろう。しかし、そのワンアイデアも、読む前から想像がつく。駄作が受賞した後、その新人賞は、傑作が受賞する傾向がある。次回のクリスティー賞は期待できるぞ。
しだれ桜恋心中Amazon書評・レビュー:しだれ桜恋心中より
4152094907
No.3:
(1pt)

出版された事自体が一番の謎(ミステリー)かも。

☆一つは装丁(カバーイラストの綺麗さ)への評価です。他にほめる所がありません。
文章は陳腐、登場人物はぺらっぺらの薄っぺら、題材(文楽および人形)についての愛も感じられませんし、
それより何より、書いた人がこの本で「何を書きたかったか」が全く伝わってきません。
本当に、何がしたかったんでしょうか?

正直、これが「アガサ・クリスティー賞受賞作」というのは、クリスティー本人に対して、またクリスティー財団に対して、
非常に失礼な気がしますし、早川書房のこの「賞」についての価値を下げる事になるのでは?という危惧すら抱いてしまいます。
今年度は受賞作なし、ではいけなかったのでしょうか。(他の年度の受賞作を読んではいませんが)

この題材でしたら、本作よりもずっと上手く描かれた作品がコミックにありますので、
興味のある方は読み比べてみてください。
池田悦子(原作)・あしべゆうほ(絵)『悪魔(デイモス)の花嫁』第7巻に所収の
「人形(ひとがた)心中」(1978年コミックス初版発行)です。電子書籍も発行されています。
30年以上前の作品ですし、少女マンガですので絵の好き嫌いはあると思いますが、
結末の秀逸さを含めて、物語そのものの出来は段違いだと思いますよ。
しだれ桜恋心中Amazon書評・レビュー:しだれ桜恋心中より
4152094907
No.2:
(1pt)

あいた口がふさがらない

たとえどんなにお粗末で荒唐無稽な小説(もどき)でも、それなりの愛なりこだわりなりが感じられれば
その点だけでも『許したろ』と思えるものですが、この作品には何にもありません。

クリスティー関係者に日本語を解する人がいませんようにと祈るばかりです。

他の方も書かれていますが、往年の少女漫画「デイモスの花嫁」に同じネタがあります。
勝負にもなにもなっていませんが。

早川書房、大丈夫ですか?
しだれ桜恋心中Amazon書評・レビュー:しだれ桜恋心中より
4152094907
No.1:
(2pt)

期待したのですが・・・

岡山と広島の県境にある山寺の境内。3年に1度咲くという珍しいしだれ桜が満開になったその下で発見された若き人形遣い達也の惨殺死体。彼の延ばした手の先には、美しい花魁とみえる文楽人形。人形の胸にも刀傷があり、まるで心中のように見えた。いったい彼らに何が起きたのか?

第4回アガサ・クリスティー賞受賞の「ホラー・ミステリー」ということで、期待したのだが・・・。

ホラー?ミステリー?どちらにしても、中途半端というか、簡単にいうと面白くなかった。
まず、最初に主人公と思われる青年達也の死体が見つかるところから始まり、話は過去にさかのぼって展開する、というスタイルなのだが、これが良かったとは全く思えなかった。なにせ、達也という青年の描き方が雑な上に、彼が「死ぬ」ことがわかっているせいか、夢を抱く青年が悩んでも、苦しんでも全然感情移入できなかった。

文楽の世界は魅力的なはずなのだし、登場人物はみな、それぞれかなりドラマチックで悲しい過去を背負っている。しかし、人間描写もセリフ回しもストーリー展開も、全てにおいて、ずいぶん乱暴で雑な描き方で、風情も何も感じられない。結局のところ、かなり「マンガチック」だ。

読み終わって、「チャイルドプレイ」を思い出しました。チャッキー。
そもそも、犯人探しに無理がある本作が「アガサ・クリスティー賞受賞」って良いのでしょうか?非常に疑問です。
しだれ桜恋心中Amazon書評・レビュー:しだれ桜恋心中より
4152094907

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