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絶叫
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絶叫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 61~80 4/6ページ
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2014年のミステリーベストテン。読み始めると、止まらない面白さでした。1日で522頁を一気読み。 一人の女性の転落についてのお話なのですが、妙にリアルです。裏付けのため、丁寧な取材をされたことが伺われます。 警官の方のサイドストーリーも良い。練りに練って、周到に考えられた物語という印章です。 | ||||
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もんのすごーく面白かったです! ミステリーなのに犯人探しじゃなく、純粋に真相は?の気持ちのまま最後の最後まで楽しめました。 何度も胸が苦しくなる場面もありましたが、陽子の切ない人生を応援しながら読み進めました。 ぜひ読んで見てください(^ー^)! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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読み終わったあとの悲しさというか後味が悪いというか…しかし読みごたえがあります。読みやすいし、展開もいい、伏線も綺麗に回収されます。もう一度読み返したくなります。 | ||||
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厚さがまったく気にならないくらい夢中になりました。 女性の独白、事件を追う刑事、関係者の証言の3つが代わる代わる出てきますが、絶妙につながって、離れて…を繰り返して、とにかく飽きさせません。 あとあと、あれ?と思うさりげない伏線も秀逸。読んで良かったです。 | ||||
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疾走感のある展開で一気に読み進め、結末にうちのめされました。知らない世界も見え、面白かったと思います。 「衝撃のラスト」と銘打たれると、(実際、本屋さんではそのようなポップも) 結末にシラケてしまったり、先を必要以上に予測してあたり、結果楽しめない作品が多いなかでは、「そっちかー」と軽く裏切られる程度のひっくり返しがありました。80%は予想的中で、20%外れたくらいのびっくり。でも、その「衝撃のラスト」な「点」、というより、物語が帰着した「線」は、確かに衝撃があったと思います。 世の中にあるあるな問題を抱えた人物たちに、どれだけ共感できるか、で、楽しみ度合いは変わってくる作品だと思いました。 昨今よく目にするようになった(と個人的に感じている) 「毒親」がでてくる作品にシンパシーを感じる自身には、物語から抜け出せないハマり作品でした。 | ||||
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最近観たミステリーの中で一番衝撃的だったかも。 一人の女性の死体から話が広がっていくのがすごい。 | ||||
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帯にある「最後の4行でどんでん返し」の意味がわからず、恥ずかしながら思わずググってしまった あ、なるほどそういうことか・・・ でもあの時・・・・中、高校時代の仲が良かった同級生がその場に同席してたのに主人公のことに気が付かないなんてことあるのかな?という疑問が・・ 物語的にはセールスレディのところまでは非常に面白かったし、主人公に感情移入出来たけど、後半のバイオレンスが加速してからは今ひとつ感情移入できなくなったかな。 現在と過去をフラッシュバックさせるミステリーに外れが少ない 面白かったので星4つ | ||||
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母がいて父がいて弟がいて・・・一見平凡に見える家庭で産まれ育った、ある1人の平凡な女。 そんな女が、孤独や、都会の闇や、愛の挫折などにより、少しずつ人生を転がり落ちて、犯罪者となるまでの道すじを追う、息もつかせぬサスペンス長編。 読み始めたら止まらなくなります。 物語としては、特に目新しい展開やテーマがあるというわけでもなく、既存の社会問題を取り上げているのですが、主人公の女の心の闇といいますか、孤独な心が闇に引き込まれていく様から目が離せなくなります。 この作家さんは筆力がありますね。 本の帯に「ラスト4行に驚愕」とあったので、てっきり、序盤から予想できてしまう、あるトリックのネタばらしが来るのかと思っていたのですが、まったく予想だにしない、キレのあるひねりをラスト4行に持ってきていて、さすがでした。帯に偽りなし。 | ||||
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生活保護と保険金がらみの犯罪小説でした。 葉真中 顕さんは筆力のある方ですね。 細かすぎるなという内省の心理描写もありましたが、総じて、楽しく読めました。 宮部みゆきさんはともかく心理描写が細かくて、私自身は辟易としますが、葉真中さんはほどよいかなと思います。 他の作品や作家との関連では、山田 宗樹さんの「ジバク」や、湊かなえさんを想起しましたが、 こちらの作品も十分楽しめる作品でした。 謎解きとの関連では、一つだけ疑問に思ったことがありました。 それは最後に出てくる紙と書き込みですが、和紙の古さや書き込みのペンのインクの分析から、 年代分析ができてしまって、トリックとしては厳しいのではと思いました。 ともあれ、筆力のある方ですので、楽しめる作品でした。 | ||||
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作品の一番の特徴は、主人公の「平凡さ」だろうか。 主人公はいくらかの災難に見舞われながらも、「不幸」とは呼べない程度の「平凡」の枠組みの中で人生を過ごしていく。 だが小さなきっかけが重なり少しずつ悪い方、悪い方へと向かっていき、最終的に取り返しのつかない罪を犯す。 主人公が極度の貧困や劣悪な家庭環境の中で育った人物ならば自分に引き付けて考えづらい人も多いが、 この主人公は平凡だからこそ訴求力が高く、「明日は我が身」と思わせられるものがある。 豊かではない人々が持つお金への執着、お金の大切さを正面から描いている点も印象深い。 「お金より繋がり」といった若い世代に支持される空気感に一石を投じる試みにも感じる。 | ||||
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スピード感のある展開で最後までノンストップでよむことができましたが、ある程度展開が予想できました。 狂気を感じることはできるが、いうほど絶叫だろうか。 | ||||
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寝食を忘れずに読みふけりました。 社会問題に主人公が巻き込まれてゆくドライブ感が素晴らしく、 1ページから最後のページまでほぼダレません。 真相が明かされた時、タイトルの本当の意味が分かった気がします。 | ||||
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ロスト・ケアを読んでから読みました グイグイ引き込まれ一気読みでした ラストも久々に驚愕しました お勧めです | ||||
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葉真中顕さんの本を初めて読みました。 冒頭からとても生々しく、スリルとミステリアスなサスペンスが繰り広げられ、中盤から一段と読スピードが加速していきました。 時間軸を変えて、斬新な切り口で巧妙に読者心理を動かしていきます。 過去にさかのぼって、第3者が主人公の生い立ちから底辺のアンダーワールドな世界に入り込んでいくプロセスを追い続けていく流れ。 その流れを突然瞬断させ、現在の状況にある別の人物を登場させるのです。 このカッティング手法を入れながら真相に近づいていく演出効果が見事です。 平凡な暮らしをしていた女性が、バブル崩壊の影響を受けて父が蒸発したことから、生活環境が変わっていきます。 その後、社会の中でもまれているうちに、気がついたら、どんどんと隙間に入り込み、底辺に近づく。 やがてそのうちにアンダーワールドな世界に足を踏み入れて、冒頭の姿になり壊れていくのです。 その原点は、幼いころの母と娘の関係に。 つねにその女性に焦点がおかれています。 ちょっとしたきっかけがトリガーとなって、人生の選択がどこまでも非凡なところに向かうというリアリティ感をうまく表現しています。 泥沼にどっぷりと入り込んだ状況を挽回し、人生そのものをリセットできるのか。 ラストは驚愕する結末が待っています。 | ||||
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たまたま読んだので、期待していなかったから良かったと感じただけかもしれませんが、主人公の陽子の巻き込まれ型、不幸に落ちていく感じがいいですね。 ちょっとした不幸で、ずるずると、良くない方向に落ちていく人生が、どこにでもある話ではないですが、あってもおかしくないと思い、現実にある話のような気もします。 最後、すべては解決されるのですが(物語のなぞという意味で)、物凄く、きれいに物語が終わっていないところも良いです。 | ||||
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いつもは1年かけて長編小説を読むのですが、この本は1週間で読めました。 結末が予想できるのに、驚愕の連続で、最後まで飽きさせません。 陽子と自分をどこかで重ねてしまいます。 人生どこでどうなるのかわかりません。 ここに書かれているのは、遠いようですぐ近くにある世界です。 ストーリーも面白く、文章は読みやすいです。 ダークな話ですが、おすすめしやすい本です。 | ||||
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葉真中さんのロスト・ケアを読んでから本作を読ませて頂きました。 主人公を取り巻く環境が悪すぎるのですが、実際にありそうな話なのでページをめくる指が止まりませんでしたw 後半あたりで、部屋の中でタイトル通り絶叫してしまうぐらい驚きの展開でした。 ミステリー初心者の僕でも楽しんで読めた一冊ですので、興味のある方は是非♪ | ||||
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発見されたある女性の遺体から遡り、その女性の劣悪な生涯が紐解かれていく。 色々な視点から物語が語られるが、本作の特徴は二人称の語りだろう。 だれが語っているかというミステリー要素もあいまって、すごい長編ながらすんなり読めた。 孤独死の遺体には、必ず悲劇的な物語がついている。 それを丹念にほぐすように辿って行く展開は、ノンフィクションルポのようなリアル性があった。 中で出てくる、人間という存在は単なる自然現象という件には参った。 たしかに、どこに生まれるかなんて偶然の産物である。生まれない可能性だって大いにあったのだ。 地震や台風などと同じである。 国にしても、なにも本人の努力や必然性があって、その国に生まれたわけではない。 そう考えれば、愛国心を持って国を誇るその根拠だって、実はあいまいなのだなぁと思った次第である。 | ||||
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数年に一冊出合えるかどうかの内容でした。社会に暗部のオンパレードですが、犯罪小説とかエンターテイメントとは呼べない中身の深さがあります。 もちろん、犯罪小説等としても一級の作品と思います。前半、中盤が盛り上がって最後のがっかりするケースも多い中で、最後まで見事に仕上げられています。著者の各方面についての調査力、取材力、あるいは実体験なのでしょうか、取り上げられるどのテーマも緻密に書き込まれており、この一冊で現代社会の現象を相当な程度までつかみとることができます。 著者がどのような思いでこの作品を仕上げたかはわかりませんが、この一冊を世に問うてくれたことに感謝します。 非常に重い内容がこれでもか、これでもかと続き、手にした人によっては読み切れないかもしれないですが、これから社会に出ていく若い人にあえて勧めたい一冊であると感じました。「鈴木陽子」を現に生きている人も、そうでない人にも推薦したい一冊でした。 | ||||
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