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絶叫
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絶叫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 21~40 2/6ページ
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作者は仕掛けが上手だ。読んでいるうちにどんどん嵌まってしまった。 | ||||
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最期に「ああーっ!!」てページ戻る感じに久しぶりになりました。淡々と進むので油断してました。 | ||||
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読み応え抜群。終わり方も爽快でした。一気に読みおわりました。 | ||||
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序盤から中盤にはすでに誰が悪いという種明かしはされている。そこがわかった上での主人公の葛藤の描き方が素晴らしいと思いました。 | ||||
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鈍行列車の如くゆっくりしたストーリー展開と、哲学書のような言葉が積み重なった後、ジェットコースターに乗り換えた如く、あっと驚く衝撃的なエンディングに向けて、一気に惹き込まれました。 | ||||
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タイトル通りの感想です。 引き込まれ、最後まで夢中になって読んでしまいました。 | ||||
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無し | ||||
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結構入り込んで読みました。親との確執やお金の事等様々な要素が詰まっていますね。話はサスペンス的ですが、人間は本当に辛く苦しい時、涙を流すだけでは気持ちなんてスッキリはしない気がします。叫びたくなる。多分。本当の気持ちなんて家族にだって分からないと。。。他人の事を分かった気がしているだけで。多分。自分を信じる事以外に無い気がします。そんな事を再確認しちゃいました(๑>◡<๑) | ||||
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入りすぎると読み進むうちに辛くなります。お金は大事。 | ||||
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おもしろかった。終わりを想像しながら読んでいたけどいい意味ですっかり騙された。 | ||||
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その世代には共感できる、不幸なストーリーが続きますが、サスペンスとしてはとても良くできたコンテンツです。 | ||||
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面白かった。 | ||||
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すごい!最近読んだ小説の中にもとも面白い作品だ!最後まで読まないと、タイトルの絶叫という意味がわからないわね!パズルゲームのように、最後のピースピッタリフィドしたときのようにきもちいい! | ||||
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葉真中顕さんの作品を始めて読ませてもらった、内容は終始 重めとなっているように感じた、よんでいてこっちがつらくなるくらいに ですが最後の展開はとてもすっきりした気持ちに気持ちになった。 | ||||
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と思いながら、ロストケアの後に読む。 成長がとまった一億総下流の中で、厳しい生活をしている人は多い。自由な国だが経済的にその自由は束縛されていて、もちろん経済だけでなくままならないこともある。という感じで、読んでいて途中厳しくなってきていたが、最後まで読んでみれば面白く感じた。 主人公の流されようを否定しないような書きぶりなのはよかった気がする。 | ||||
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一度図書館で借りて読んで、ふとした瞬間に思い出す。 頭の片隅にずっと残っている。 なので、とうとう購入しました。 やはり面白い。終わるのがもったいないとゆっくりじっくり読みました。 | ||||
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いたかった。いたたまれない気持ちになった。 | ||||
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絶叫 葉真中顕氏による著作。 2014年10月光文社発行。 2017年3月20日光文社文庫初版1刷発行。 著者のデビュー作であるロスト・ケアは2013年に読んだ事があった。 久しぶりに葉真中顕氏の名前を見る機会があり、 本書を読んでみることにした。 本作は第2作目なのである。 ただデビュー作であるロスト・ケアは2012年発行だから 時間もかけ良い作品に仕上げたと思う。 力作であり、傑作だ。 日本の社会の背景にあるものを鋭く描いている点でも優れている。 作家の佐藤優氏が優れた小説は代理経験をすることが出来るから 良いと発言していた。 本書はまさにその優れた代理経験ができると言える。 貧困ビジネス、囲い屋、デリヘル、デリヘル狩り、生命保険、自爆、枕、 就職氷河期、地方と東京・・・・・ 警察の操作を完全に振り切る為の鈴木陽子の準備、発想には恐れ入る。 幼い頃からの対立もあったとは言え、実の母親を殺害とは・・ しかし細部に神は宿るという。 ここまで細かい点まで徹底的に潰しこんだからこそ成功したのだ。 この辺りは仕事の取り組み方に通じる。 何か悟りとも言える境地に2011年3月11日になるのだが・・・ 学ぶ点の多い作品だ。 おそらく鈴木陽子は保険金詐欺で得た3億円を得て本当の意味で 経済的独立を果たしたのだろう。 団塊ジュニア世代は就職氷河期とも言われ、その自由を得ることの 出来ない人々ばかりだ(団塊ジュニア以前もそうだったが) その意味では羨ましいとも言える。 しかし鈴木陽子の人生をなぞりたい人はいるだろうか。 おそらくこのレビューを書いた後も時折本書のことを思い出し その意味はこうだったのでは?と回想することもありそうだ。 読んで得るものは他の小説以上だと思う。 ページ数が600ではあるけれども一度読んでみて欲しい。 参考になった点 孤独死体は)その見た目のグロテスクさで言えば、ずっと上だ。 どんな悲惨な暴力を受けた死体でも、死後すぐに発見されれば、 それは人の形をしている。 しかし人知れず命を失い放置された死体は、人の形を留めない。 虫や微生物の力により、腐り、溶ける。 おそらく人間の生理は、そういう死体を本能的に忌避するようにできている。 美醜というものは不思議なもので、僅かなバランスのずれが 決定的な差を生んでしまう。 あなたの顔立ちは、誰もが美人と認める母とは似て整ってはいた。 けれど、ほんの少し鼻が上を向いていたり、目が離れていたり、 輪郭が丸みを帯びていたりするおかげで、全体的にのっぺりと 実に凡庸な印象を与えるのだ。 けれど悲しいかな、白馬の王子様が現れたあとも、人生は続く。 続いてしまう。 当たり前だが、保険会社は営利企業である以上、自分たちが儲かるように 商品を開発する。 それが掛け捨てにしろ、積み立てにしろ、保険に入るということは、 保険会社を胴元とするギャンブルに参加するのと同じことだ。 保険の加入者は、ほとんどの場合、掛け金以上の保険金を受け取れない。 つまり、損をしてしまう。 それでも、万が一、個人ではどうにもならないような事態が 発生したときのために、損を承知で加入するのが保険というものだ。 働き盛りの人が家族を受取人として加入する掛け捨ての生命保険は その最たるものだろう。 ゆえによく「安心を売る」「安心を買う」という言い回しがされる。 この原則からすれば、基礎的な社会インフラが十分に整備され、 治安もよく、その上、公的な年金や国民皆保険制度があるような国においては、 民間の保険会社の手厚い保険に加入する必然性は、実は薄い。 あなたは上京してきて六年も経てやっと、東京にいることの意味に気づいた。 それは「選べる」ということ。 何を食べるか、どんな服を着るか、髪型はどうするか、どこへ行くか、 何で行くか、そこで何をするのか。 この街は、膨大な量の選択肢であふれている。 ありとあらゆるものについて、地方のような上か下かの大雑把なくくりでなく、 多種多様で細やかなニーズに合わせた選択肢がある。 これを豊穣と言わずしてなんと言おうか。 東京にいれば、その中から自分に一番フィットした、自分だけの「特別」を 選ぶことができるのだ。 それは自分を選べることに等しい。 あなたはこれまで、まず自分という存在があって、その自分がお金を使って 生活をしたり色々な経験をしているのだと思い込んでいた。 けれど、それは本当の意味でお金を使ったことのない人間の、 ごく一面的な理解に過ぎなかった。 人間という存在とお金の関係は、そんなふうに一方的で静かなものではない。 もっとダイナミックに流動している。 お金を使うことで選んだ生活や経験が、お金を使った自分を変えてゆく。 お金は、自分を選ぶための道具だ。 お金さえあれば、どんな人間に生まれてくるかすら選べない不自由な この世界に抗い、より好ましい自分を選んで生きてゆくことができる。 あなたが保険を売れなくなった理由はただ一つ。 単純に、知り合いに売れる分を全部売り切ってしまったからだ。 これまでも、あなたが純粋に外回りだけで取れていた契約は月に 1~2本程度だった。それに知り合いに売っている分が乗っていたので ノルマを大きく上回っていたに過ぎない。 芳賀の言う「本当の本気」も「成功体験」も関係なく、 あなたの保険を売る能力は、実は最初からずっと一定だった。 知り合いという貯金が減れば、その分、実績も減る。 ただそれだけのことだったのだ。 更にもっと冷静に、よくよく考える頭があれば、 保険会社は誰でも多少は持っているだろう「知り合い」という資産を 当て込んで、保険外務員を募集していることに気づけたかもしれない。 だからこそ、新人をリクルートしてくると2万円も報奨金が出るのだ。 あなたはまったく気づいていなかったし、気づこうともしていなかった ことだけれど、あなたが勝手にライバル視していた佐田百合恵という女は 決して枕営業だけで売っている女ではなかった。 奥の手としてそういうこともするが、それ以前に、相手のニーズを探ることや 相手をその気にさせる話術にも長けていたのだ。 佐田は、あなたのように手当たり次第に見込み客と寝て契約を取るような ことはしていなかった。佐田が枕をするのは、たとえば地域の有力者や 企業の社長のように、そこに食い込むことで芋づる式に何本もの契約を 見込める相手だけだった。 あれな、あいつのいつものパターンなんだよ。その様子じゃ、気づいて ないだろうけど、やられてんの、あんただけじゃないから。 あいつ、目えつけた女、追い込んでやる気を引き出したあと、 優しくしてやっちゃうんだよ。そうすっと、心を支配できるんだってよ。 あいつが言うにはな、この世には一定数、支配されたがってる女が いるんだとよ。あいつには一発で分かるらしいぜ。 頼りがいのある男に奉仕したいって匂いが、ぷんぷん、ぷんぷん、する女が。 そういうのが入ってきたら、あいつはいつも、やっちまうんだよ。 保険のおばちゃん口説くの気持ち悪いけど、心を支配した女は自分のために すげーよく働いてくれるから、仕事と思って我慢してるって言ってたぜ。 まあ、実際、あいつにやられちゃったやつは、みんな、潰れるまで 枕と自爆やってたからよ。ある日突然、いなくなっちゃったやつは、 大抵、あいつのせいで潰れてんだぜ。そこいくと、あんたは、その前に あいつの方がいなくなったから、助かったんじゃねえか? 風俗店のプロフィールでは、年齢はサバを読み、バスとカップは 1~2サイズ大きくし、ウエストに至ってはどれだけ太かろうが50センチ台 ということにするのが常識なのだそうだ。 曰く「普通の男はね、女の人のスリーサイズなんて、アイドルのグラビアでしか 見ないでしょ?だからAカップの胸は『貧乳』、60センチ以上のウエストは 『デブ』って思うもんなんですよ」とのことだった。 それが事実だとしたら、その「普通の男」とやらの基準では、 日本人女性の大半は貧乳でデブということになってしまう。 ずいぶんな話だと思ったが、郷に入ったのだから郷に従うよりない。 管理売春が禁止されている日本では、風俗店では本番はないことになっている。 手や口で性的なサービスをするのは売春ではないというわけだ。 ところが、実際には多くの風俗店で本番は行われている。 一番露骨なのはソープランドで「サービス中に発生した自由恋愛の結果」 というにわかには信じられないような理屈で客とキャストがセックスする。 店もそれは織り込み済みで、当然、料金にも本番料が上乗せされているという。 対して、デリヘルは店によってさまざまだ。本番を一切禁止している店もあれば、 ソープランドと同じ自由恋愛という名目で事実上の売春を行い、 その分を料金に最初から上乗せしている店もある。 一番多いのは、表向き店としては禁止していながら、客とキャストが 個人交渉する分には黙認するというパターンだ。 違法なのはあくまで管理売春であり、個人交渉による売春は、 18歳未満でない限りは取り締まりの対象外なのだという。 仕事のときには、衛生対策として、お店から殺菌効果のあるボディソープと うがい薬が入ったポーチを持たされる。プレイの前には必ず、客と一緒に シャワーを浴びて身体をよく洗い、うがいもすることになっている。 こういうルールがあるから、そうそう病気にはならないだろうと思ったが、 甘かった。 よく考えてみれば当たり前だが、病原菌は身体の中にいるのだ。 表面的な殺菌をしたところで、感染を防げるわけがない。 いつの間にか、気づいたら下り物が大量に出るようになり、 健診を受けたらクラミジアと診断され、抗生物質を処方された。 どの客に感染されたかは分からない。 たぶん自分も何人かの客に感染してしまっていると思うけれど、 それも分からない。目に見えない病原菌は、人から人へ静かに広がってゆく。 不特定多数と交われば、どれだけ気をつけても性病は避けられないのだと 身を以て知った。当然ながら、ナマを許せばそのリスクは更に跳ね上がる。 昔、枕営業で保険を売っていた時もそう思ったけれど、好きじゃない男と 舌をからめるようなキスをするのは挿入されるよりも気持ち悪い。 男が果てたのは、ピストン運動を始めてから数分後だろうか。 実時間よりずっと長く感じた。 膣の中は鈍感にできていて、ナマでしていても精液を注ぎ込まれること自体を 感じることはない。ただ大抵の場合、その瞬間はペニスが膨らむので、 圧迫感の変化でそれと分かる。 (中略)下品な言葉を大声で吐いて、痙攣しているかのようにぴくぴくと 全身をゆする。 あなたの胸の中に、相反する2つの感情が湧き上がる。 一つは、男に求められ、それに応じ、そして満足させたことに対する達成感。 もうひとつはべっとりと張り付くような、惨めさ。 私は、初めて会った、好きでもない、ガマガエルのような、 口の臭い、男に、身体の中心を、穢されて、しかも、それを喜んで いるかのような、嘘を、ついて、いる。 お金のために。 「ーーーいい歳をした娘が、こんな仕事をしてるなんて知ったら、 親御さんも悲しむだろう」 よくこんなことが言えるなと思う。 あんたの親だって、息子が金で女を買った上に、やることをやったあとで 偉そうに説教していると知ったら、悲しむんじゃないの? 最低のピロートークだ。 けれど、別に珍しくもない、ありふれた最低さだ。 経験上、3、4人に1人くらいの割合で、こんな目つきでこんな説教をする男に当たる。 自分ら、棄てられてんねん。表から見えんようにされ、いないことにされとる。 見えざる棄民やねん。 | ||||
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葉真中顕 のっけからやられました | ||||
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見合い等おせっかいおばさんが減った今の時代とは違い、 •結婚 •マイホーム •子供 の三点セットを得ることが幸せと定義された世界観を感じることが出来る。 「報われた」という感覚をひと時は得たものの… | ||||
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