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孤島パズル
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孤島パズルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 61~80 4/5ページ
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アリスとマリアの恋愛に当たる部分が邪魔と感じる人もいるようだ。たしかに本格トリックに、そういった要素は野暮というか軽く感じられるかもしれないが、いや、それゆえに物語性が増したのではないかと思う。有栖川はこの世代の本格ミステリー作家のなかで文章がうまく、またストーリーメーカーとしても上レベルをいく作家と思っている。もちろんミステリー部分もうまくトリックも考え抜かれた代物である。そこへ恋愛が絡み、とても味わい深い一つの「小説」に完成されてると思うが。実際マリアの人物像はすばらしく描かれており好みの性格だ。 | ||||
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アリスとマリアの恋愛に当たる部分が邪魔と感じる人もいるようだ。たしかに本格トリックに、そういった要素は野暮というか軽く感じられるかもしれないが、いや、それゆえに物語性が増したのではないかと思う。有栖川はこの世代の本格ミステリー作家のなかで文章がうまく、またストーリーメーカーとしても上レベルをいく作家と思っている。もちろんミステリー部分もうまくトリックも考え抜かれた代物である。そこへ恋愛が絡み、とても味わい深い一つの「小説」に完成されてると思うが。実際マリアの人物像はすばらしく描かれており好みの性格だ。 | ||||
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双頭の悪魔を読んでから逆走でこの孤島パズルを読みました。双頭でのマリアの心の傷はこの島でできてしまったわけですね。 推理小説をあまり読まない私(今のとこ双頭と孤島だけ)なのでトリックがどう、とかは、よくわかりませんがやはり世界観が素晴らしかったです。隔絶された島、島に散りばめられたモアイ象、イキイキしたマリア、バタバタするアリス、渋くかっこよく時にユーモラスな江神二郎、残念ながらチョイとしか登場しないが大好きな織田先輩と望月先輩。三年前の事件を核に秘め、次々におこる殺人事件、島の宝の謎解き、アリスとマリアの絶妙な、友達ちょっと以上、恋人全然未満の関係!! まるで自分が嘉敷島の岬に立ち夏のかぜを感じているかのごとくに読み進められた一作でした。さらに逆走して月光も読みたいと思います。 | ||||
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双頭の悪魔を読んでから逆走でこの孤島パズルを読みました。双頭でのマリアの心の傷はこの島でできてしまったわけですね。 推理小説をあまり読まない私(今のとこ双頭と孤島だけ)なのでトリックがどう、とかは、よくわかりませんがやはり世界観が素晴らしかったです。隔絶された島、島に散りばめられたモアイ象、イキイキしたマリア、バタバタするアリス、渋くかっこよく時にユーモラスな江神二郎、残念ながらチョイとしか登場しないが大好きな織田先輩と望月先輩。三年前の事件を核に秘め、次々におこる殺人事件、島の宝の謎解き、アリスとマリアの絶妙な、友達ちょっと以上、恋人全然未満の関係!! まるで自分が嘉敷島の岬に立ち夏のかぜを感じているかのごとくに読み進められた一作でした。さらに逆走して月光も読みたいと思います。 | ||||
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南の孤島の世界にどっぷり漬かれました! 雰囲気満点。アリスの語りも愛嬌があっていい。マリアと夜中にボート遊びする場面での中原中也の詩の引用はロマンティック(なんという作品なのかな)。ミステリマニアじゃないわたしは最後まで犯人がわかりませんでした。殺人は起こりますが気味の悪い描写がなかったのでさわやかな雰囲気がすべて吹き払われることはなくてよかったです。読んでよかったと心底思える作品です。 単行本の解説は北村薫氏によるものです。 | ||||
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南の孤島の世界にどっぷり漬かれました! 雰囲気満点。アリスの語りも愛嬌があっていい。マリアと夜中にボート遊びする場面での中原中也の詩の引用はロマンティック(なんという作品なのかな)。ミステリマニアじゃないわたしは最後まで犯人がわかりませんでした。殺人は起こりますが気味の悪い描写がなかったのでさわやかな雰囲気がすべて吹き払われることはなくてよかったです。読んでよかったと心底思える作品です。 単行本の解説は北村薫氏によるものです。 | ||||
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1989年の単行本の文庫化。 プロットはそこそこ練られており、厚めながらもスッキリと読むことの出来る佳作。孤島ものという設定も存分に生かされているし、細かい伏線も効果的。それにしてもハブは恐ろしい生き物だ。 解説の光原百合さんがネタばらしをしてしまっているので、ご注意。この解説には、次作『双頭の悪魔』を読むまで手を触れない方が良い。 | ||||
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1989年の単行本の文庫化。 プロットはそこそこ練られており、厚めながらもスッキリと読むことの出来る佳作。孤島ものという設定も存分に生かされているし、細かい伏線も効果的。それにしてもハブは恐ろしい生き物だ。 解説の光原百合さんがネタばらしをしてしまっているので、ご注意。この解説には、次作『双頭の悪魔』を読むまで手を触れない方が良い。 | ||||
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孤島、屋敷、そこの住人客人、こういったエレメントが本格ミステリーのアリゼンテーゼを余すことなく発揮してると思う。今回では、それに孤島に隠された財宝探し、というキーも絡んでいる。 肝心の自転車トリックは、深く考えればまだ他の可能性もありえるわけで、江川が言う”これしかない”という断定は出来ないであろう。 今回では、マリアの存在が物語に華を添えていて効果を得ていた。アリスや江川も純な青春を現しているが、どうにも辛気臭い一面もあるわけで。そこへきてマリアのキャラクターは、現代的な粋な女性を描いていると思う。どうしても本格モノではわざとらしい人物設定と陥るパターンが多い中で、マリアのキャラは嫌味が無く至極自然なのだ。そこが惹かれた。 全体にはかなりの質を持つ本格ロマンといえるだろう。 | ||||
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孤島、屋敷、そこの住人客人、こういったエレメントが本格ミステリーのアリゼンテーゼを余すことなく発揮してると思う。今回では、それに孤島に隠された財宝探し、というキーも絡んでいる。 肝心の自転車トリックは、深く考えればまだ他の可能性もありえるわけで、江川が言う”これしかない”という断定は出来ないであろう。 今回では、マリアの存在が物語に華を添えていて効果を得ていた。アリスや江川も純な青春を現しているが、どうにも辛気臭い一面もあるわけで。そこへきてマリアのキャラクターは、現代的な粋な女性を描いていると思う。どうしても本格モノではわざとらしい人物設定と陥るパターンが多い中で、マリアのキャラは嫌味が無く至極自然なのだ。そこが惹かれた。 全体にはかなりの質を持つ本格ロマンといえるだろう。 | ||||
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この作品は有栖川ファンの間では評価が高いようだが、ファンでない私には駄作に思えた。 作者は和製クイーンと呼ばれているようだが、どうも恋愛要素を入れすぎているような気がする。 証拠などを恋愛要素でカモフラージュするのは良いのだが、ベタベタ恋愛要素を入れられると、 推理小説を読みたかった私にはとても邪魔だった。 『読者への挑戦』も入れられているが、本格推理小説らしからぬこの作品には場違いな感じがした。 恋愛小説やキャラ小説を読みたい人には良いのかも知れないが・・・ | ||||
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この作品は有栖川ファンの間では評価が高いようだが、ファンでない私には駄作に思えた。 作者は和製クイーンと呼ばれているようだが、どうも恋愛要素を入れすぎているような気がする。 証拠などを恋愛要素でカモフラージュするのは良いのだが、ベタベタ恋愛要素を入れられると、 推理小説を読みたかった私にはとても邪魔だった。 『読者への挑戦』も入れられているが、本格推理小説らしからぬこの作品には場違いな感じがした。 恋愛小説やキャラ小説を読みたい人には良いのかも知れないが・・・ | ||||
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初めて読んだ有栖川作品がこの本。ミステリ好きの私としてはまず本の題名に、それから著者の名前に惹かれました(笑)。 主人公(?)有栖川有栖が語り手となって話は展開していきます。アリスの所属するサークルの部長である江神探偵がこれまたいいキャラしていて結構好きです。江神探偵シリーズでは本作が2作目なのですが、第一作目の『月光ゲーム』よりもこちらの方がよくできていると感じました。(『月光~』は設定が「ありえないだろ!」と突っ込みたくなるので・・・) そして何より、このシリーズに必ずくっついてくるオマケ(失礼?)が『読者への挑戦状』です。ちゃんと読めば多分犯人はわかりますので挑戦してみてはいかがでしょう?! | ||||
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初めて読んだ有栖川作品がこの本。ミステリ好きの私としてはまず本の題名に、それから著者の名前に惹かれました(笑)。主人公(?)有栖川有栖が語り手となって話は展開していきます。アリスの所属するサークルの部長である江神探偵がこれまたいいキャラしていて結構好きです。江神探偵シリーズでは本作が2作目なのですが、第一作目の『月光ゲーム』よりもこちらの方がよくできていると感じました。(『月光~』は設定が「ありえないだろ!」と突っ込みたくなるので・・・)そして何より、このシリーズに必ずくっついてくるオマケ(失礼?)が『読者への挑戦状』です。ちゃんと読めば多分犯人はわかりますので挑戦してみてはいかがでしょう?! | ||||
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本書、「孤島パズル」は、 「月光ゲーム」「双頭の悪魔」の3部作の2作目です。著者と同じ名前の 有栖川有栖(学生)と、先輩の江神二郎氏が 活躍するシリーズです。「月光ゲーム」の登場人物+新しい人物がでてきます。 謎解きは私は、だいたい分かってしまいました。でも、謎解きよりも、美しい描写・殺人の動機・その人達の過去 なんていうか、人それぞれが持っている影の部分を 上手に描いています。読んで損なしです。 ただ、「月光ゲーム」から順番ですから! | ||||
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本書、「孤島パズル」は、「月光ゲーム」「双頭の悪魔」の3部作の2作目です。著者と同じ名前の 有栖川有栖(学生)と、先輩の江神二郎氏が活躍するシリーズです。「月光ゲーム」の登場人物+新しい人物がでてきます。謎解きは私は、だいたい分かってしまいました。でも、謎解きよりも、美しい描写・殺人の動機・その人達の過去なんていうか、人それぞれが持っている影の部分を上手に描いています。読んで損なしです。ただ、「月光ゲーム」から順番ですから! | ||||
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小説の出来は素晴らしいです。 読んでおいて損はありません。出来れば、学生のうちに読んで欲しいものです。そしてこの本にはもうひとつ、注目すべき点があります。 それは光原百合さんの解説です。 かつてミステリの解説においてこんなものがあったでしょうか! ご本人も書かれていますが、まさしく「江神さんへのラブレター」なのです。 光原さんの最大の魅力であろうあの優しい文章で、 江神さんについて徹底的に語り尽くされています。 他の作品で江神さんを気に入った方、単行本で読んでいる方は是非読んでみて下さい。 多いに共感できるでしょう。私もそうです。 | ||||
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小説の出来は素晴らしいです。読んでおいて損はありません。出来れば、学生のうちに読んで欲しいものです。そしてこの本にはもうひとつ、注目すべき点があります。それは光原百合さんの解説です。かつてミステリの解説においてこんなものがあったでしょうか!ご本人も書かれていますが、まさしく「江神さんへのラブレター」なのです。光原さんの最大の魅力であろうあの優しい文章で、江神さんについて徹底的に語り尽くされています。他の作品で江神さんを気に入った方、単行本で読んでいる方は是非読んでみて下さい。多いに共感できるでしょう。私もそうです。 | ||||
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月光ゲーム」に続く作品。勿論各々読めます。 今回は英都大学推理研は新たにマリアを向かえ、少々雰囲気が変わって登場。なんか空気が入れ替わった感じ...? 失礼、部長(笑)。 今回はモチさんと信長さんのかけあいが見れなくて寂しいっス。 孤島をおそう台風、島中にちりばめられた謎、まるで全てがパズルのピース。 犯人の手の中でもてあそばれてるかのような錯覚さえ覚える、やはりここでも感じるのは、浮かぶのは「戦慄」という言葉。 語彙貧困というよりは、そうとしか言いようないんでせう。自称物書きとしてはそこんとこ強調(爆)★ 最初はマリアを受け入れづらいんですが、気づくと大切。 凶器がライフルというあたりも素晴らしく怖いし、絵描き殿も切ない。マリアは、かわいそうだ...。 でもなにより苦しいのは、痛いのはやはり犯人。 どうしてアリス先生の作品はこうなんだろうなぁ...なかなか哀しくなるミステリってなかろうに。 そしてこのシリーズはどこまでも本格ですね。 私は江神氏がアリスに向かって推理を語ってゆくところが好き。 「俺をとめられなかったな...」 江神氏の言葉が好き。 アリスはいっつも苦しいね...あなたみたいな人がいたら、そばにいたいと思うよ。 江神さんは憧れですもの。狙うはマリアの地位なようだ。 | ||||
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月光ゲーム」に続く作品。勿論各々読めます。今回は英都大学推理研は新たにマリアを向かえ、少々雰囲気が変わって登場。なんか空気が入れ替わった感じ...? 失礼、部長(笑)。今回はモチさんと信長さんのかけあいが見れなくて寂しいっス。孤島をおそう台風、島中にちりばめられた謎、まるで全てがパズルのピース。犯人の手の中でもてあそばれてるかのような錯覚さえ覚える、やはりここでも感じるのは、浮かぶのは「戦慄」という言葉。語彙貧困というよりは、そうとしか言いようないんでせう。自称物書きとしてはそこんとこ強調(爆)★最初はマリアを受け入れづらいんですが、気づくと大切。凶器がライフルというあたりも素晴らしく怖いし、絵描き殿も切ない。マリアは、かわいそうだ...。でもなにより苦しいのは、痛いのはやはり犯人。どうしてアリス先生の作品はこうなんだろうなぁ...なかなか哀しくなるミステリってなかろうに。そしてこのシリーズはどこまでも本格ですね。私は江神氏がアリスに向かって推理を語ってゆくところが好き。「俺をとめられなかったな...」江神氏の言葉が好き。アリスはいっつも苦しいね...あなたみたいな人がいたら、そばにいたいと思うよ。江神さんは憧れですもの。狙うはマリアの地位なようだ。 | ||||
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