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光
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光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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美浜島より美しい場所はないと信之は確信している。その美しい場所が真夜中,突然の津波という暴力によってかき消された。信之と幼なじみの美花,年下の輔を含む数人を残して,島はほぼ壊滅状態になった・・・ 津波によって取り残された人々とそこから派生する暴力が数年後,成長した主人公たちのもとへ帰ってくる物語。いままでの同作家の読んだ本と異なり,あまりにも救いがなさ過ぎる内容と結末に私には受け入れがたい物語であったと感じる。しかし,その「暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ。」の言葉のもとに,圧倒的な冷たさが前編に満ちておりその冷たさから恐ろしくも感じる話であった。それが作者の技と言うのであれば,うまいと言わざるおえない話ではある。 | ||||
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冒頭の自然の圧倒的な暴力で、一つの島が住人ごと終わりを告げる。小説世界をまんべんなく彩る虚無感は、この冒頭から生まれる。そこから新たな何かを始めようなどという気も起こらないほどの、徹底的な破壊。 小説自体も、何かに蹂躙されたかのように、虚無の中を進む。家庭内暴力と津波が響きあって、常に不穏な空気に包まれている。暴力は連鎖する。繰り返し。 読んでいて、不穏な小説世界の空気に、そわそわと落ち着かない気分だった。 | ||||
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エッセイの面白さは、本作ではなりをひそめ、 非常にまっすぐな小説です。 主人公たちが住むのは離れ小島。 生活のすべては閉ざされた世界にある。 だんだんと鬱屈してくる生活。問題のある家族関係。 そこに訪れる非常な暴力。 人生を全て変えてしまう瞬間。 そして、その後の人生を描く。 小説だからこそ楽しめる作品だ。 | ||||
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