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殺戮にいたる病



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殺戮にいたる病の評価: 3.78/5点 レビュー 610件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全94件 81~94 5/5ページ
No.14:
(3pt)

で?っていう

どぎついグロ描写や雰囲気、犠牲者の受ける理不尽に対して怒りや悲しみを抱かせる巧みな表現……長所を挙げればキリがなく、さすがの貫禄を見せてくれますが、肝心のミステリ部分がトホホですべてが台無し。
いやもうホント。ラスト直前まで盛り上げっぱなし、期待させっぱなし、こっちはドキドキしっぱなしで進んでいくのに、オチで一気に興醒める。
叙述トリックがメインみたいに言われてるけど、それが機能しているとは思えない。
色々と惜しい。
それだけに、これが氏の代表作のように取り上げられることに疑問を感じる。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.13:
(3pt)

見所はオチだけだと思った

最後のオチであっと驚きはすれども、
騙された悔しい!でおわる。

終盤の盛り上がりもイマイチだし、
読後になにも残りませんでした。

ただ、性交シーンは狂気じみていて、犯人の異常性が際立っていました。
思わず背筋がブルッと震えるくらいホラーしてます。
エロとグロに期待してる人には、自信をもって勧められますよ。

作中、狂気的な場面が何度も登場するので
そういったもので、生理的に受け付けない人が出てくるはずです。
ぜひ立ち読みの際に、パラパラと捲ってみてから
買うかどうか判断してくださいね。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.12:
(3pt)

レビューの傾向と本書の関わり

最近、本とレビューの関わりに注目する事が多いが、これはこれで特異なものを感じる。本書自体は、グロテスクな猟奇と叙述トリックを絡めたエンターテイメント。トリック自体は叙述トリックの宿命なのか、ビックリ箱のように開けてしまえば何のことも無い。再読も、仕掛けの妙を楽しめれば良い程度で物語性は薄い。著者自身、異常性を書き切れなくてあり来たりな異常性に落ち着いてしまったと言っているが、冷静な自己判断だと妙に感心した。それよりも興味深いのは、レビュア評価と本書との関係だ。これを書いている現在。一つの例外を除き、星1つのレビュー内容は全て「グロ描写に対する嫌悪感」だ。それも、本書の全てを貶している訳ではなく、トリックについて批判するものではない。これらは至極真っ当な意見であるが「参考にならなかった」票が、80%〜90% と尋常ではない。それに比して星5つのレビューに関しては、レビュー数の多さにも関わらず「参考にならなかった」票が、50%を下回る物が非常に少ない。これは単純に一部マニアによる排他的行為なのかどうか――。そこでふと思うのは、叙述トリック自体は、本格的な叙述トリックと比べればまだまだ甘いと言う意見があるが、自分自身もそれに同感だ。とは言え、当然トリックを純粋に賛美している場合も多いと思う。ただ、そうであれば星1つへの「無用な反意」が非常に多いのはどういう事か? と考えてしまう。つまり。この一部マニアとはどういう傾向のマニアなのか。と、穿った姿勢で眺めてしまう。そしてもう一つ。世間的にはこう言ったグロテスク描写はかなりの確率で受け入れられない。当然、高評価でもその点を問題視しているものもあるが、他の作品と比してこの作品においては高低評価の比率が少しばかり特殊だろう。自分が思う以上に良書だったのかとも考えるが、安易に受け入れるには嗜好的なばらつきをレビューに散見できない事に疑問を感じる。むしろ関わりたくない、見たくない、触りたくもない。という感情重視の評価が、背後に多くひかえているのではないか?当然、直観的にそれを感じ取っている人も多いと思う。ただ、問題は狭い世界での狭い評価である可能性と、そうであった場合に鵜呑みにされる事への懸念、ニッチな嗜好の常態化・拡大化。どれもこれもありがちな問題意識だが……。実際に感じ取っている者は少数ではないだろうか。つまりありがちな問題ではあるが顕在化として面白いケースではないか。と言う事だ。ただ、極端な評価ではないレビュー内容は冷静なモノや正直なモノが多い。そして、他の作品より興味深い内容が多い。---ふと。発売当初は中傷的な批判も多かったのかもしれない。中傷目的のアカウントは退会されたか、レビュー自体が消されたか……。もしそうであるなら、それほど面白いケースでもないな。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.11:
(3pt)

私は・・

途中で仕掛けられたトリックに気がついた。そういう興ざめをしたくなかったらあまり何も考えずに読むことをお勧めする。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.10:
(3pt)

それなりの出来

叙述トリックの為だけに書かれたみたいな小説ですね。 確かに最後のトリックが明らかにされる箇所では「う〜む」と唸らされましたが、たったそれだけの為にこんなに長い話を読まされたのかと思うと腹も立ちます。 3分の1から4分の1ぐらいの量で書かれていればまだ良かったんでしょうけどね。 ストーリー自体は特に何も。 残酷描写は可もなく不可もなく、人物描写は残念ながら下手だと思います。 読んだ時間が無駄だったとまでは思いませんが、言われる程の傑作でもなく星は三つです。
殺戮にいたる病Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病より
4062061104
No.9:
(3pt)

驚きの結末ではあるが

驚きの結末ではある。が、そこに至るまでの背景の描き方が不十分なのか、納得感が得られない。複雑性を排除し、結末に向けての直球勝負ということなのか。なぜ「殺戮にいたる病」が発症したのか、なぜ真相を知っていた人物がいたのか、なぜなぜ が気になるところ。都会のど真ん中に、突然、ゴジラがあらわれました ぐらいの唐突さ。執拗な猟奇的な殺人描写も、不必要に感じる。真相の衝撃度を高める演出だったのかもしれないが。面白くないわけではないが、賞賛まではいかないなぁ。 
殺戮にいたる病 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.8:
(3pt)

正直過ぎると言うか、フェア過ぎると言うか・・・。

実は1人目を殺した辺りから蒲生稔氏に何気に恋愛感情に近いモノを持ってしまったのですがwその時の彼は、多分作者が読者にミスリードさせたかった「彼」です。そんな私に対して作者はあまりにも正直過ぎた。「蒲生稔」についての描写が(?)って言うか・・・まぁ幾らミスリードさせたいからと言って、虚偽を書くのは読者に対してフェアではないので、仕方無いっちゃ、仕方無いんだけど☆2人目の被害者えりかと逢った辺りで私的に「ええ〜っ??これは私の稔じゃないよ??」等と思わず声をあげてしまいそうな文章があり、もの凄く違和感を憶えてしまったのですw一度違和感を憶えてしまうともぉその後も「違う、違う、これは絶対おかしい」と思ってしまい・・・ネタバレになるのであまり言えませんが、蒲生稔は"あの人"なんだろうなって。そう思うと、1人目を殺して「ちょっとイイかも?w」と思った蒲生稔の「これは頂けないw」と、思った"アレ"についても納得か・・・と思ったりwなので後は自分の考えが正しいのかの確認作業になってしまった。−★1つ。も〜少し後の方まで上手に騙してくれてもヨカッタかなあ・・・。そんな確認作業の中で、蒲生稔が殺した女達と愛し合うくだりは結構好きだったのに、1番長く1番充実したマキとの夜について、たった2行で終わらせてしまった点について−★1つ、ですw
殺戮にいたる病Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病より
4062061104
No.7:
(3pt)

『本格叙述トリック』にはほど遠いというのが正直な感想

オリジナルは1992年9月リリース。文庫化は1996年11月15日リリース。日本の『叙述トリック』の代表作にあげられることが多いので読んでみた。で、多くの読者が評価している『叙述トリック』については正直ガッカリしてしまった。アガサ・クリスティーの『アクロイド殺し』に代表されるような『本格叙述トリック』にはほど遠いというのが正直な感想である。むしろ感心したのはくどいくらいに詳細・時系列的な登場人物の心理描写だった。本作のタイトルは当然セーレン・キルケゴールの『死に至る病』を意識してのものだろうと思ったが、冒頭からキルケゴールの引用が登場し、作者の我孫子氏は京都大学文学部哲学科の出身ということで、人間の深層心理の描き方が実に『専門的』である。そこは確かにスゴイ、と思った。
殺戮にいたる病Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病より
4062061104
No.6:
(3pt)

THE MAGIC

かなり注意深く読みましたがオチに気付く人はまずいないでしょうね。良くも悪くもマジックみたいなものですよね。話は先が気になりすらすら読めちゃいますし、タナトスの血が若干流れてる私としましては途中真理が崩壊しそうな場面もありました。又、ラストに進むにつれ(特に最後の流れ)鼓動が高鳴り少しアクション映画バリの焦燥感が味わえました。が、先にも書いたようにこの作品自体マジックのようなものなのでタネ明かししたあとになるほどね!で終わってしまう軽さみたいなものも否めないかなと思いました。まぁよく出来ている良作ではありますけどね。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.5:
(3pt)

猟奇殺人の虜になった、彼

スーパーファミコンで発売されたミステリアスサウンドノベルゲーム
『かまいたちの夜』の原作者でもある我孫子武丸著の猟奇サイコホラー作品です。
話自体はあまりのめりこむような見所はなく、猟奇殺人が強烈かつ淡々と描かれていき、
彼の家族や元刑事の樋口を中心とした警察関係者とその知人達との絡み合いと共に物語が進みます。
しかし、この作品を読み終えた後感じる「呆然感」はまさに傑作。
この作品そのものがトリックになっており、
今まで自分は何を読んでいたのだろうか?と、作者に完全に騙されること請け合いです。
また、彼の女性に対する倒錯した想いの暴走は
現代人の精神的幼さ、危うさを象徴しているように感じられました。
最後までわからないその仕掛けをあなたは看破できるでしょうか?
トリックを知った上で2回目を読むとさらに味わいの出る稀有な作品ともいえます。
ただし、作品そのものにはあまり読み応えが無いのが残念です。
正直途中で読むのがやや面倒なってきたくらいです。
また、女性に対する性衝動の猟奇殺人描写がメインになっているため購入の際はご注意を
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.4:
(3pt)

心構え次第?

ホラーだと思って読むと最後に”呆然と”してしまうほど驚くでしょうが〜ミステリだと知っ
たうえで読み進めると予想通りの展開で、やっぱりそうか、と思ってしまう作品です。別に
後から振り返って細かい仕掛けを余韻として楽しむものでもなく、まさに一発ネタだけのエ
ログロミステリです。
とはいえ、この長さなら読んで損はありません。謎解きより寧ろ犯人の心理描写を考察する
作品だと思います。たびたび、テレビでも特集される海外の過去の猟奇殺人にも触れてお
り、心理的な部分ではかなりリアリティがあるのでは?いずれにせよ、凄く鬱になる小説な
ので個人的に好きか嫌いかと言えば、好きにはなれないので星三つで。
複読本として江戸川乱歩の「化人幻戯」をおすすめします。これも鬱になります〜
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.3:
(3pt)

なかなか・・・

 実は読む前にオチを聞いていた本。だから犯人もわかっていたんだけど、それにしても「あぁ〜!」とついつい思ってしまいました。
このぐらいの引っ掛けはよくあるし、内容も暗いけど普通にだまされることができるのでなかなかお勧めです。。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.2:
(3pt)

レトリック優先

都内大手書店で添えられていた「おもしれーッ!」というポップ。その勢いでもってページをめくったが、ページが進み人物の相関図が見えてくるにしたがって失速する。「永遠の愛」を求め殺人を繰り返す男・蒲生稔、彼に殺された女性と因縁のあった元警官、稔の身内・雅子の3人を軸に物語は進む。女性をベッドで絞め殺して死姦し遺体の一部を切除して自宅に持ち帰る。異常な行為が微にいり細にいり描写されているのは露悪的な感があるが、ここで重要視されているのは女性の死体から漂う腐臭よりも、タイトルにあるとおり男の病理なのだろう。元警官と雅子は稔に近づき、その狂気に毒されていく。が、三者三様の苦悩もレトリックのために用意されたキャラクターという以上のものが伝わってこない。貫井徳郎『慟哭』『神のふたつの貌』以前に本書と出会っていればもう少し彼らに思い入れをもつことができたのだろうか。そうとも思えないところに物足りなさが残る。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.1:
(3pt)

オチの為の本って感じ

話は普通に面白かった。グイグイ読ませる要素がグロのみでも、十分楽しめて読めた。なぜなら、この本にミステリやトリックなど求めて読んだわけでは無かったから。ただオチに到達した瞬間、今までの話は単にこれが言いたいだけの付属品に成り下がってしまった感がある。面白いけど勿体無い、でも新鮮な気持ちも味わえた、でも中途半端。だから3つ。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914

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