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駄作
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駄作の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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前半部、とても面白く、後半へ転換するところではまさに驚嘆した。 一読の価値は十分すぎるほどある。 ただ、批評としていうなら、後半部はやや冗長であり、シャーロックホームズ、緋色の研究のジェファースン・ホープの恋物語のようになっている。 似たような体験をかつてしたことのある私ははじめニヤニヤしながら読んでいたが、それに200ページも付き合わされるのは耐えられず、速読テキストになってしまった。 ただ、読む価値は十分にある。皆さんにお勧めします。 | ||||
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賛否両論であることは承知しているが、それでも私はとても良くできた小説であると思う。 スリラー、ミステリ、と言われているがこの作品の本質はきっとそこではない。 この作品は、卑屈で自意識過剰でプライドだけは高い主人公プフェファコーンが、その鎧を脱いで、自分に向けられていた愛と友情の存在に気づくまでの物語なのだ。 だからこそ私はあのエンディングをとても美しく、幸せなものであると感じた。 とは言ってもごくごく終盤を除いて展開はスリラーらしく二転三転の連続で面白く読めるので安心だ。 いわゆるシリアスな笑いが好きな人には特に刺さるだろう。 上記のプフェファコーンを評した部分に少しでも自分との共通点を覚えた方は読んでみて欲しい。 この作家の作品がまだまだ書かれていくためにも、どうかお願いしたい。 | ||||
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国家レベルの陰謀、 ヒロインとの純愛、 友人とのすれ違いと和解・・・・・・ 個々の要素こそよくあるタイプですが、 人間の心への向き合い方に、 ある種のなんとも言えない真摯さを感じたので、 好感が持てました。 基本的によくあるタイプの話だと思うんで、 あとは行間を良い方に読めるか否か。 たまたま私は前者でした。 ラストも一応ハッピーエンドなのですが、 なんといいますか少しひねってあります。 | ||||
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「事実は小説より奇なり」はエドガーアランポー自身の小説中でメタ的に用いた表現だが、まさにそこを眼目として書かれた作品。 普通「駄作」は世に出版されないだろう、という衆目の了解を前提として、しかし「駄作」と名付けられた作品は、逆接的に駄作であろうはずがない、というのが当然の狙い。 序盤中盤までは良作、そこから先をどう捉えるかが作品評価の分かれ目。 ぼんやりと示された序盤の作品の方向性が、中盤突然にひっくり返される。そこまでは良い。 その後そこまでの展開を布石にしたからこそ(話への没入感はワンランク上になっている)の展開が繰り広げられるのが、そこをどうとらえるか。私としてはつまらなすぎた。おそらく作者の本来の力量の問題だと思う。 この作品内で揶揄されるような駄作オンリーの購買層は避けるのが無難。駄作という題にピンとくる読者層は手に取ってみてもいいかもしれない。総じて、中盤までの展開が肝の佳作、といったところか。 | ||||
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期待していた展開とまるで違うじゃないか! 0点! 期待していた展開とまるで違うじゃないか! 100点! どちらかに別れる作品かと。 オチのないショートショートを好む方ならお奨めできる。 | ||||
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うーん...終盤近くまで興味深く読みましたが、結末は、よく分からなかった…。残念ながら私の好みではなかったけれど、「駄作」ではないと思います。 | ||||
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背表紙のどんでん返し告知を待ち望みながら、我慢しつつ読みましたが、ラスト1ページのあまりの展開にがくっ、、 | ||||
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「駄作」のタイトルどおり駄作はお前だといいたいほどの駄作。これがエドガー賞最優秀長編賞の候補作とは情けない。他になかったのかと言いたい。訳者は「アメリカミステリ界は懐が深い」なんぞと書いているが、こんなものにお金を使わされた者の身になってほしい。バカバカしくて途中で読むのを止めようかと何度も思ったが、もしかしてドンデン返しがあるんじゃないかと希望を抱いて最後まで読んだ私がバカだった。購入しようか悩んでいる人はやめた方がいいですよ。ホント、アホラシイ。 | ||||
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何とか最後まで頑張りましたが、いったい何なのか、私には理解不能の作品でした。 | ||||
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正直なところ、中盤までは予測不能の展開で十分に楽しめた。 しかし、それ以降は、ブツ切りのでたらめな暴走の羅列で、話に全く深みがなくて何がしたいのか見当がつかない。 ラストの落ちも全く意味不明。必要がないです。 せっかく”駄作”と最初から宣言しているので、誰も買わずに闇に葬ってほしい。 両親が有名作家だからって、鼻紙にもならないようなものを世に出すべきではありません。 | ||||
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週刊「文春」「現代」の書評で絶賛されていたので購入した。 私は最初の数ページを読み続けることができなかった。 これほど、書評氏と自分の感性が違うとは思わなかった。 | ||||
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奇怪至極な小説である。主人公は一冊本を出版しただけの貧乏非常勤講師。その友人はスリラー小説のベストセラ・セラー作家。その友人が亡くなり、その書きかけの遺作を主人公が自分の作品として発表した所、ベスト・セラーとなって....、という発端は剽窃を扱ったミステリ(?)としてはありきたり。しかし、ここから全く着想外の"トンデモナイ展開"になるのである。この"トンデモナイ展開"が本作の肝なので、詳しくは書けないが、ミステリ・ファンあるいは小説全般に関して興味のある方には一読の価値があると思う。 想像だが、両親共に作家という境遇に育った作者には、「小説の価値」に関するある種の自虐的思惟がある様に映った。大げさに言えば、「小説に社会(あるいは世界)を変える力があるのか?」という問いと、それに対する否定的見解である。原題の「potboiler=金儲けのための粗末な本(あるいはそれを書く作家)」がその辺の事情を幾分暗示している様に思う。一方で、小説が愛や友情といった、一見陳腐ではあるが、やはり極めて重要な事柄を描き得るという事を作者が信じている事もラストまで読むと汲み取れる。 そして、作品の構造は巧緻にして、遊び心に富んでいる。冒頭に、S.キング等の実名を出して主人公の友人の作品に対する賛辞を捧げたり、作中作として登場する友人の遺作中に度々決まり文句(主人公はこれを添削する(!))が出て来るが、本作の地の文の中にこれと同一の決まり文句が何度も出て来る等、おフザケが過ぎる感もあるが、楽しめる。冷めた目線と諧謔味とが混淆している感がある。そして、何と言っても"トンデモナイ展開"が生み出す作品の重層構造の妙が光る。まさに怪作と呼ぶに相応しい作品だと思う。 | ||||
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これを理解するほどの頭脳を持ち合わせとらなんだ。途中でほっぽり出さずに最後まで読んだが……。 この一つ星は作品の評価じゃなくて自分への腹立たしい気持ちのシルシなり。諸星大二郎の世界なら喜んで浸れる私だがーー。にしても長すぎる。 | ||||
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