妃は船を沈める

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評判

妃は船を沈めるの評価:

3.92/5点 レビュー 26件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21〜40 2/3ページ
No.21
(4pt)

安定した著者のミステリ世界に浸れる

中編集のようで、長編のようでという、少々凝ったというか、風変わりな作品。
はしがきで著者が述べているように、前編と意識せずに執筆された前半の中編に続くような形で後半の中編が執筆されたということである。
そのせいか、統一感という点では物足りないものがある。
しかし、それを割り引いても、著者のミステリは完成度が高い。

本作も短めの長編といった感じで、文章も読みやすい
だが、そこはクイーン信者の著者のこと、相変わらずの論理が展開される。
こういう理詰めのミステリ、最近では少なくなった。
本アリスシリーズ(火村シリーズ?)と学生アリスシリーズ、好みが分かれるところだが、それぞれに良さがある。
本シリーズには、学生アリスシリーズのミステリに淫したような論理と甘酸っぱい青春はない。
その分、本シリーズは大人の会話がアダルティーだ。

傑出した作品、という訳ではないが、このレベルの作品をコンスタントに創作できる、というのはさすがだ。
著者のミステリに大きな当たりはずれがない。
当初意図しなかったという凝った構造もまた、ミステリの遊びの一つである。
コンパクトだが、本作も安心して読めたし、楽しめた。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.20
(5pt)

待望の長編として、十分楽しめます。

火村シリーズの中編連作。
作者曰く、
書いてるうちに偶然というか、
何となく同じ登場人物がでることになった。
そこで、
その2作をつなげることにした。

妖しくも、美しい、
「妃」と呼ばれる女。
彼女は、
余りある財産を持ち、
若い男たちをかしづかせることで、
若さと、美貌を保っていた。
文字通りそうであったわけではなく、
精神的な意味合いが強いのだが・・・。
しかし、それは、
奇妙な人間関係であることは、
間違いない。

そんな彼女の周囲で起きた、
“事件”。
それが“事件”なのか、
“事故”なのか、はたまた“自殺”なのか・・・。
深まるなぞを解く探偵役は、
火村英生。
シリーズの中でも、
これほど敵意を漂わせた彼がいただろうか。
出会った時から、
何か感じるものがったのだろうか?
論理的思考の持ち主が、
インスピレーションに感情が動かされるとは思えないが、
なぜか、最初っから、
「妃」に対しての態度は、冷たい。
それに関して、
ラストまで説明はないのだが、
彼の“意識”を感じるのは、
僕だけだろうか。

またしても、
本格ミステリーとして、
良質の作品になっています。
待望の長編と思って読める構成も、
うれしかったです。
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.19
(5pt)

待望の長編として、十分楽しめます。

火村シリーズの中編連作。 作者曰く、 書いてるうちに偶然というか、 何となく同じ登場人物がでることになった。 そこで、 その2作をつなげることにした。 妖しくも、美しい、 「妃」と呼ばれる女。 彼女は、 余りある財産を持ち、 若い男たちをかしづかせることで、 若さと、美貌を保っていた。 文字通りそうであったわけではなく、 精神的な意味合いが強いのだが・・・。 しかし、それは、 奇妙な人間関係であることは、 間違いない。 そんな彼女の周囲で起きた、 “事件”。 それが“事件”なのか、 “事故”なのか、はたまた“自殺”なのか・・・。 深まるなぞを解く探偵役は、 火村英生。 シリーズの中でも、 これほど敵意を漂わせた彼がいただろうか。 出会った時から、 何か感じるものがったのだろうか? 論理的思考の持ち主が、 インスピレーションに感情が動かされるとは思えないが、 なぜか、最初っから、 「妃」に対しての態度は、冷たい。 それに関して、 ラストまで説明はないのだが、 彼の“意識”を感じるのは、 僕だけだろうか。 またしても、 本格ミステリーとして、 良質の作品になっています。 待望の長編と思って読める構成も、 うれしかったです。
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.18
(5pt)

待望の長編として、十分楽しめます。

火村シリーズの中編連作。 作者曰く、 書いてるうちに偶然というか、 何となく同じ登場人物がでることになった。 そこで、 その2作をつなげることにした。 妖しくも、美しい、 「妃」と呼ばれる女。 彼女は、 余りある財産を持ち、 若い男たちをかしづかせることで、 若さと、美貌を保っていた。 文字通りそうであったわけではなく、 精神的な意味合いが強いのだが・・・。 しかし、それは、 奇妙な人間関係であることは、 間違いない。 そんな彼女の周囲で起きた、 “事件”。 それが“事件”なのか、 “事故”なのか、はたまた“自殺”なのか・・・。 深まるなぞを解く探偵役は、 火村英生。 シリーズの中でも、 これほど敵意を漂わせた彼がいただろうか。 出会った時から、 何か感じるものがったのだろうか? 論理的思考の持ち主が、 インスピレーションに感情が動かされるとは思えないが、 なぜか、最初っから、 「妃」に対しての態度は、冷たい。 それに関して、 ラストまで説明はないのだが、 彼の“意識”を感じるのは、 僕だけだろうか。 またしても、 本格ミステリーとして、 良質の作品になっています。 待望の長編と思って読める構成も、 うれしかったです。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.17
(5pt)

待望の長編として、十分楽しめます。

火村シリーズの中編連作。
作者曰く、
書いてるうちに偶然というか、
何となく同じ登場人物がでることになった。
そこで、
その2作をつなげることにした。
妖しくも、美しい、
「妃」と呼ばれる女。
彼女は、
余りある財産を持ち、
若い男たちをかしづかせることで、
若さと、美貌を保っていた。
文字通りそうであったわけではなく、
精神的な意味合いが強いのだが・・・。
しかし、それは、
奇妙な人間関係であることは、
間違いない。
そんな彼女の周囲で起きた、
“事件”。
それが“事件”なのか、
“事故”なのか、はたまた“自殺”なのか・・・。
深まるなぞを解く探偵役は、
火村英生。
シリーズの中でも、
これほど敵意を漂わせた彼がいただろうか。
出会った時から、
何か感じるものがったのだろうか?
論理的思考の持ち主が、
インスピレーションに感情が動かされるとは思えないが、
なぜか、最初っから、
「妃」に対しての態度は、冷たい。
それに関して、
ラストまで説明はないのだが、
彼の“意識”を感じるのは、
僕だけだろうか。
またしても、
本格ミステリーとして、
良質の作品になっています。
待望の長編と思って読める構成も、
うれしかったです。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.16
(5pt)

待望の長編として、十分楽しめます。

火村シリーズの中編連作。
作者曰く、
書いてるうちに偶然というか、
何となく同じ登場人物がでることになった。
そこで、
その2作をつなげることにした。
妖しくも、美しい、
「妃」と呼ばれる女。
彼女は、
余りある財産を持ち、
若い男たちをかしづかせることで、
若さと、美貌を保っていた。
文字通りそうであったわけではなく、
精神的な意味合いが強いのだが・・・。
しかし、それは、
奇妙な人間関係であることは、
間違いない。
そんな彼女の周囲で起きた、
“事件”。
それが“事件”なのか、
“事故”なのか、はたまた“自殺”なのか・・・。
深まるなぞを解く探偵役は、
火村英生。
シリーズの中でも、
これほど敵意を漂わせた彼がいただろうか。
出会った時から、
何か感じるものがったのだろうか?
論理的思考の持ち主が、
インスピレーションに感情が動かされるとは思えないが、
なぜか、最初っから、
「妃」に対しての態度は、冷たい。
それに関して、
ラストまで説明はないのだが、
彼の“意識”を感じるのは、
僕だけだろうか。
またしても、
本格ミステリーとして、
良質の作品になっています。
待望の長編と思って読める構成も、
うれしかったです。
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.15
(4pt)

「運命の女」と「猿の手」

「運命の女」というべき一人の女性と、三つの願いを叶えてくれる「猿の手」がからむ二つの中篇を、ファドが流れる「幕間」がつなぐ構成。

第一部は、なんといっても火村が披露する名作短編「猿の手」の解釈が読みどころ。いかにも無神論者の彼らしいが、三番目の願いで消えてしまうのはなぜ?・・・という点にも論理的説明の欲しいところ。
第二部で犯人を指摘するのは、まさに「ガラスのロジック」。フーダニットでは犯人があくまで合理的で最善の手を打つことが前提になるのだろうからまあ仕方がないのか...
大阪府警のニューフェイス女性刑事が行動を共にするが、火村に対する観察眼が鋭く、今後の展開が気になるところ。
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.14
(4pt)

「運命の女」と「猿の手」

「運命の女」というべき一人の女性と、三つの願いを叶えてくれる「猿の手」がからむ二つの中篇を、ファドが流れる「幕間」がつなぐ構成。
第一部は、なんといっても火村が披露する名作短編「猿の手」の解釈が読みどころ。いかにも無神論者の彼らしいが、三番目の願いで消えてしまうのはなぜ?・・・という点にも論理的説明の欲しいところ。
第二部で犯人を指摘するのは、まさに「ガラスのロジック」。フーダニットでは犯人があくまで合理的で最善の手を打つことが前提になるのだろうからまあ仕方がないのか...
大阪府警のニューフェイス女性刑事が行動を共にするが、火村に対する観察眼が鋭く、今後の展開が気になるところ。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.13
(4pt)

「運命の女」と「猿の手」

「運命の女」というべき一人の女性と、三つの願いを叶えてくれる「猿の手」がからむ二つの中篇を、ファドが流れる「幕間」がつなぐ構成。
第一部は、なんといっても火村が披露する名作短編「猿の手」の解釈が読みどころ。いかにも無神論者の彼らしいが、三番目の願いで消えてしまうのはなぜ?・・・という点にも論理的説明の欲しいところ。
第二部で犯人を指摘するのは、まさに「ガラスのロジック」。フーダニットでは犯人があくまで合理的で最善の手を打つことが前提になるのだろうからまあ仕方がないのか...
大阪府警のニューフェイス女性刑事が行動を共にするが、火村に対する観察眼が鋭く、今後の展開が気になるところ。
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.12
(4pt)

斜に構えず、が肝心

敢えて難から言えば、犯行の動機に若干ひっかかる点があるほか、冒頭の「はしがき」で筆者自身が言及しているとおり、2部構成にして中編2つを繋げる必要があったのか?という疑問が読後に湧いた。

とはいえ、どこか正体が掴めない火村准教授(主人公)と、それにつきあう有栖先生(助手兼語り手)のコンビという、ドイル的なキャラクター設定が個人的に好きなので許せたし、小難しいことを考えず、素直に活字を追えば十分に楽しめるミステリである。
幸いにしてW.W.ジェイコブスの「猿の手」を既読だったので、主人公二人が意見をたたかわせる場面は特に感情移入して読めた。これから本書を手に取る方には、事前の一読をお勧めしたい。
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.11
(4pt)

斜に構えず、が肝心

敢えて難から言えば、犯行の動機に若干ひっかかる点があるほか、冒頭の「はしがき」で筆者自身が言及しているとおり、2部構成にして中編2つを繋げる必要があったのか?という疑問が読後に湧いた。
とはいえ、どこか正体が掴めない火村准教授(主人公)と、それにつきあう有栖先生(助手兼語り手)のコンビという、ドイル的なキャラクター設定が個人的に好きなので許せたし、小難しいことを考えず、素直に活字を追えば十分に楽しめるミステリである。
幸いにしてW.W.ジェイコブスの「猿の手」を既読だったので、主人公二人が意見をたたかわせる場面は特に感情移入して読めた。これから本書を手に取る方には、事前の一読をお勧めしたい。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.10
(4pt)

斜に構えず、が肝心

敢えて難から言えば、犯行の動機に若干ひっかかる点があるほか、冒頭の「はしがき」で筆者自身が言及しているとおり、2部構成にして中編2つを繋げる必要があったのか?という疑問が読後に湧いた。
とはいえ、どこか正体が掴めない火村准教授(主人公)と、それにつきあう有栖先生(助手兼語り手)のコンビという、ドイル的なキャラクター設定が個人的に好きなので許せたし、小難しいことを考えず、素直に活字を追えば十分に楽しめるミステリである。
幸いにしてW.W.ジェイコブスの「猿の手」を既読だったので、主人公二人が意見をたたかわせる場面は特に感情移入して読めた。これから本書を手に取る方には、事前の一読をお勧めしたい。
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.9
(4pt)

うん

そんなにすごいトリックではないのですが、楽しく読めました。ミステリ好きの人にとっては、他の作品の話題なんかも出ていたのでさらに楽しめると思います。
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.8
(4pt)

うん

そんなにすごいトリックではないのですが、楽しく読めました。ミステリ好きの人にとっては、他の作品の話題なんかも出ていたのでさらに楽しめると思います。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.7
(4pt)

うん

そんなにすごいトリックではないのですが、楽しく読めました。ミステリ好きの人にとっては、他の作品の話題なんかも出ていたのでさらに楽しめると思います。
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.6
(4pt)

火村先生が好きならば・・。

有栖川先生の火村探偵シリーズ(他には江神シリーズがありますね)が好きな方は買って損はないと思います。というか、火村が好きで今までこのシリーズを読んできた人はうっすら火村先生の過去も垣間見えるし読んで欲しいところです。
私は高校時代火村シリーズにはまり、それから数年たった今も火村には魅力を感じるのでこのシリーズは火村が売りなんだろうな、と感じます。正直なところ作者のトリックはあまり良くないし穴がある作品も多いです。(動機やアリバイに無理が生じてる事も多々あり。)それでも買ってしまうのは一重に犯罪心理学者火村助教授(探偵)と推理小説作家アリス(助手)のキャラが魅力的だからなんだと思います。(推理小説なのにトリックに唸る部分がある為★4つです。)
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.5
(4pt)

火村先生が好きならば・・。

有栖川先生の火村探偵シリーズ(他には江神シリーズがありますね)が好きな方は買って損はないと思います。というか、火村が好きで今までこのシリーズを読んできた人はうっすら火村先生の過去も垣間見えるし読んで欲しいところです。
私は高校時代火村シリーズにはまり、それから数年たった今も火村には魅力を感じるのでこのシリーズは火村が売りなんだろうな、と感じます。正直なところ作者のトリックはあまり良くないし穴がある作品も多いです。(動機やアリバイに無理が生じてる事も多々あり。)それでも買ってしまうのは一重に犯罪心理学者火村助教授(探偵)と推理小説作家アリス(助手)のキャラが魅力的だからなんだと思います。(推理小説なのにトリックに唸る部分がある為★4つです。)
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971
No.4
(4pt)

火村先生が好きならば・・。

有栖川先生の火村探偵シリーズ(他には江神シリーズがありますね)が好きな方は買って損はないと思います。というか、火村が好きで今までこのシリーズを読んできた人はうっすら火村先生の過去も垣間見えるし読んで欲しいところです。
私は高校時代火村シリーズにはまり、それから数年たった今も火村には魅力を感じるのでこのシリーズは火村が売りなんだろうな、と感じます。正直なところ作者のトリックはあまり良くないし穴がある作品も多いです。(動機やアリバイに無理が生じてる事も多々あり。)それでも買ってしまうのは一重に犯罪心理学者火村助教授(探偵)と推理小説作家アリス(助手)のキャラが魅力的だからなんだと思います。(推理小説なのにトリックに唸る部分がある為★4つです。)
妃は船を沈める Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈めるより
4334926185
No.3
(5pt)

物悲しい空気

三つだけ願いを叶えてくれるかわりに、その代償も取られるという「猿の手」。
今回はその「猿の手」をめぐる中編2作と、それらをつなぐ「幕間」で構成されていました。

全編にアンニュイな雰囲気が漂っていて、物悲しい気分になりました。
事件自体は派手ではないし、トリックも「おーっ!」と驚くものではないし、動機にいたってはかなり納得しづらかったんですが…それでも、好きでした。
「残酷な揺り籠」での妃との相対は、火村が勝つとわかっていてもどきどきしました。

あと、火村の昔をほのめかす表現がちらっと出たのもうれしかった。
いつか彼の過去が描かれる日は来るんでしょうか…読みたいような気もしますが、でもそうなったら火村シリーズが終わっちゃいそうなので、ずっと謎のままでいてほしいです。

火村、アリス、小夜子さんが話す『猿の手』の解釈が、本編の中で一番怖かったです。
背中がぞくぞくしました。
妃は船を沈める (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (光文社文庫)より
4334764045
No.2
(5pt)

物悲しい空気

三つだけ願いを叶えてくれるかわりに、その代償も取られるという「猿の手」。
今回はその「猿の手」をめぐる中編2作と、それらをつなぐ「幕間」で構成されていました。
全編にアンニュイな雰囲気が漂っていて、物悲しい気分になりました。
事件自体は派手ではないし、トリックも「おーっ!」と驚くものではないし、動機にいたってはかなり納得しづらかったんですが…それでも、好きでした。
「残酷な揺り籠」での妃との相対は、火村が勝つとわかっていてもどきどきしました。
あと、火村の昔をほのめかす表現がちらっと出たのもうれしかった。
いつか彼の過去が描かれる日は来るんでしょうか…読みたいような気もしますが、でもそうなったら火村シリーズが終わっちゃいそうなので、ずっと謎のままでいてほしいです。
火村、アリス、小夜子さんが話す『猿の手』の解釈が、本編の中で一番怖かったです。
背中がぞくぞくしました。
妃は船を沈める (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 妃は船を沈める (カッパ・ノベルス)より
4334076971