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クリスマス・キャロル
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【この小説が収録されている参考書籍】
クリスマス・キャロルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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ディケンズの名作だけに、大人向けの訳で読むととてもわかりにくいクリスマス・キャロル。でも、この新訳はとてもシンプルでわかりやすい。しかも、とっても心温まる表紙にイラスト。名作だけに読んだことなければ恥ずかしいぞ! 子ども達にそういうと、素直にとびつくみたい。だからこそ、読みやすさが大事ですね。 | ||||
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1:内容について 内容は面白い。19世紀イギリスの時代背景が反映されていて、イギリスを勉強したことがある人にとっては興味深く読めると思う。 特に救貧や、宗教の重要度の変化などを知っていればより良い。このへんの知識は解説に良く記されている。 2:訳について パイプの管の部分をステム、七面鳥の詰め物をスタッフィングなど、英語をカタカナにした表現がちらほら。これらは和製英語としても流通していない。 また、少し古い日本語も多い。なぜこのような訳を選んだのだろうと疑問を持ってしまう。 | ||||
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本の大好きな8歳の甥っ子にプレゼントしました。 人生の重厚なテーマに感じ入るには早、気軽に楽しむには台詞の言い回し等も難しい本ですが 私も8歳頃に読んで 陰鬱な雰囲気と難解な台詞が印象的で、考えさせられて記憶に残った作品なので、 あえて年頃よりも早めに送りました。案の定やや不気味がっていました。 この本を感慨深く思い出す日がきたら、キミもかなり大人かもね?と伝えてあります。 | ||||
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英語版を購入しましたので、同時に翻訳版も購入しました。 楽しい物語かどうかは、読む人それぞれでしょうが、良い物語です。 | ||||
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原作と読み比べると文法解釈や語彙理解が間違っているところも多く、かといって日本語が読みやすいわけでもなく、2006年に古典新訳として出版された意図がわかりませんでした。別の出版社から出ている翻訳で読むことをおすすめします。 | ||||
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昔から多くの翻訳のある作品だけど、できるだけ新しい訳で評判のよさそうなものをということで、この光文社古典新訳文庫を選んだのだが、失敗だった。 150年以上前の作品を、その時代性を反映させながら翻訳するのはとても大変なことだと思うけれど、その時代性ってなんだろう。古い日本語の言い回しで訳すことでも、マフラーを襟巻きと訳すことでもないだろう。 別の訳でもう一度読み直そうと思う(「解説」に描かれた作家と作品の背景、それから「年表」は役に立つ)。 この翻訳はおすすめしない。光文社には猛省を促したい。 | ||||
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ディズニーで映画化されたものを観て原作を読みたくなり、この本を購入しました。 本の内容としてはもちろん良いのですが、とにかく訳の表現が古く、普段使われない単語が多くて読みにくいです。 古い本なので、そうなってしまうのかもしれませんが、新訳というからには現代の人が読んでもわかりやすい表現で訳して欲しかったです。 まさか50年くらい前に発行されたものを買ってしまったのでは!?と、とっさに初版された年月を確認してしまったくらいです。 「万端遺漏」、「素寒貧」などの表現に抵抗が無い人には良いと思います。 | ||||
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ディズニーの映画を見て面白かったので、原作本を読んでみようと思い購入しました。 いくつかの翻訳本がありますが、一番新しい翻訳と思われる本書を購入。 ストーリーはご存知の方が多いでしょうから省きます。 正直この本を購入して失敗だったと思います。 他の本はどうかわかりませんが、この本の文章の表現、言葉の言い回しがとても古臭く意味がわかりません。 元々原作が古いせいなのかも知れません、翻訳者の生年月日を見ると「ああそうか」と納得するしかないのかも知れませんが、もう少し現代用語で表現して欲しかったです。 古めかしいミステリーには合うかもしれませんが、ファンタジー(かな?)なこの物語には合わないと思います。 ちなみに、この本には挿絵もありません、原作の挿絵などが見たい方は他の本がいいと思います。 | ||||
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展開はかっちり決まっている。結末は読む前からわかるかもしれない。 それでも、いいものはいいのだと言いたくなります。だから読み継がれ、読み返され、愛され続けているのでしょう。クリスマスのクラシックとしてふさわしい物語だと思います。 個人的にこのぐらいの厚さというのが文庫本として理想的に感じるので(厚いのが嫌いというわけではありません)それだけでポイントは相当高いのですが、短い物語の中に血の通った人物描写が満ちていたことに気づかされます。 タイニートムのいたいけさ、愛らしさの描写がとてつもなく秀逸であるということは間違いないんじゃないかと。 | ||||
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映画化された回数も7回〜8回には為ると思います。いつの時代にも通ずる 社会と、人の姿を描いており、人の心を変える作品です。心が疲れた人には 最適だと言えます。 ディケンズの他の多くの作品、「荒涼館」や「リトル・ドリッド」「骨董屋」「ピク ウイッククラブ」「マーティンチャズルウィット」「我らが共通の友」などを若い方 に読んで頂きたくても、図書館にしか無いのは寂しい限りです。 | ||||
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少年向けの本を読んでいたり、いく種類かの映画を見たりで、おおよその話は知っているものの、ディケンズの原作を読むのは初めてでした。 冒頭から、スクルージの性格描写で圧倒されてしまいました。 この圧倒的なイメージを持って、以下を読んでゆくわけですから、彼の心が精霊たちによって徐々に変わって行くのが、非常に解り易く伝わってきますし、最後の章で、全く違う人間になってしまうのも納得がゆく構成になっています。 と同時に、クリスマスと言う行事の性格、家族の絆、人と人との繋がりなど、かなり極端に書かれていますが、説得力があり、胸に響いてきます。 流石、何度も映画化され、世界中の人から愛されている作品です。 | ||||
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並外れた守銭奴のスクルージは、本当の悪人では無かったと言える。 確かに、その拝金主義的手法が、あまりに辛辣なため、周囲の評判は地に落ちている。 ただ、印象的な下りがあり、それは、かつての婚約者に、拝金主義だと罵られて、開き直る部分だ。 スクルージ曰く、商売は誰に恥じる事の無い正々堂々の行為であって、金儲けが忌み嫌われるのはおかしい、という。 これは、「一面では」正論ではある。 現在も、この物語が書かれた当時も、原則は変わらないと思うが、企業は利潤を追求するのが仕事だ。 現在の経済界でも、容赦無いリストラや解雇などが横行しているが、やむを得ない手段であり、企業側は、身を切る思いのはずだ。 スクルージの手法に欠けているのは、この「身を切る思い」という、スタンスだと言える。 金儲けに熱心なのは、何ら悪い事では無いが、スクルージは、物語を通じて、ようやく学習した様だ。 嫌われ者が、180度変化して、全くの善人に生まれ変わるという筋書きは、ダイナミックだ。 しかし、それよりも、老年に達したスクルージの中に、ようやく良心が目覚めたという点に、特に感銘を受けた。 | ||||
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子どもの頃に何度も目にしたタイトル。 きっと素敵なお姫様のお話なのだろうと思ったので、 手を出すことはなかった。 しかし、今になってディケンズが好きになり、子ども 向けにはどのように翻訳されているのか知りたくて 買ってみた。 非常にわかりやすく、丁寧に訳されていると思う。こう いう物語であるなら、子どもの頃に読んでおけばよかったと 後悔…。 大人が読んでも充分に楽しめる作品です。 | ||||
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この本は、本の内容と併せて、この本ができた背景を知ることで、一層この本の深みが増すように思う。 著者ディケンズが、作家としてスランプに陥っていたその当時は、イギリス産業革命下、資産家と労働者の格差が著しく広がり、労働者は貧しく、また過酷な労働を強いられていた時代。 ある日、ディケンズがいつものようにスランプから脱しようと、夜道を思索にふけりながら歩いていた所、深夜までの労働を終えた少年が帰路に駆けていくのをみる。 そのとき、貧しかったころの自分の少年時代が鮮明によみがえり、自分が何を書くべきかに目覚める。 ディケンズは書き始めた。そうしてできあがった作品がこの「クリスマスキャロル」である。 物語中の資産家である、スクルージは、精霊と出会い自分の過去を顧み、また自分がこれから向かえる惨めな死を目の当たりにする。 この体験を通しスクルージは、自分の追い求めたモノ(金)が、どれだけ空しいことだったかに気付き、改心し人々に貢献する喜びを知る。 物語自体は平凡なものかもしれない。だが、当時の労働者階級の人々にとっては、自分たちの生活と、物語中にでてくるボブ・クラチット家族の「家族の温かさ」とを照らし合わせ、この本がどれだけ苦しい生活の中での一筋の光(希望)となったか計り知れない。 この本は爆発的大ヒットとなった。 ディケンズは、人々に生きていく希望を与えたのである。 そして、社会を変えたのである(また、功利主義者の行く末も予言していたのかもしれない・・・) 仕事に成功した人が、家庭では失敗している話は良く聞くが、人生の幸せとは何なのかあらためて考えさせられた。 「仕事と家庭とのバランス。そして社会への貢献」 死んだときに、弔辞で何と言われたいか。 深いテーマを投げかけてくれた、そんな一冊でした。 | ||||
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中学時代に読んだ新潮文庫版に、訳者の村岡花子さんが「毎年クリスマスがめぐって来るごとに私はディケンズのクリスマス・カロルを讀む」と書いておられました。それに影響され、クリスマスが近づいたとき、何回か、この書を読んできました。今年は、10年以上ぶりに紐解くにあたり、以前、娘が買って読んだと覚しき岩波少年文庫版にしました。字が大きく老眼に読みやすいからです。 ディケンズが生きた時代、イギリスでは資本主義がかなり高度に発展をとげていました。人々の中にも、金儲けが第一で、社会を支える多くの人達の幸せをないがしろにする風潮が浸透していました。スクルージは、10年も前に死んだ同僚と長い間、ある商会を切り盛りしてきたのですが、彼もその風潮に染まり、ケチで人を思いやる心を忘れた気むずかしい老人でした。他方、キリスト教世界には、この時代、クリスマスに人々の幸せを願い、互いにそれを祝う良き習わしも存在していました。スクルージはかたくなにそれをも拒んでいたのです。そのような背景で、クリスマスイブに現れた同僚の幽霊が彼のもとに3人の幽霊を送り込みました。幽霊たちは、彼の過去、現在、未来を見せます。その実態を目の当たりにした彼は、人間性を回復します。 つまり、資本主義のもとで、ともすると見失いがちな人間性をクリスマスの時季に見直して忘れないようにしよう、というディケンズのメッセージなのです。少々、道徳教育臭くなくもないですが、ディケンズの時代と同じような力が覆っている現代、そして昨今は、いっそうそれが強くなっているようにも見えるところで、若い人達も年寄りも、この本を囲んで話の輪を賑わわせるのも意味のあることではないか、と思うのです。そして、とりあえず、孫とその家族にこのことでメールを送り、レビューを書いた、というわけです。 | ||||
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主人公の老人・スクルージは吝嗇家で人間嫌いで偏屈。 ところが、イヴの夜に相棒だった故人・マーレイの亡霊と対面する。 彼の予言通りにスクルージの前には幽霊がやって来て、それらの幽霊に連れられて、 貧しいけれど心暖かい人々や自分の将来・過去を見せられて徐々に改心していく。 というお話。 主人公はものすごく偏屈に描かれていますが実際には不器用で心に傷を持ち、人には上手く接せられなくて優しくもできない。という感じがします。 この著者は世の中の不正・不公平などをユーモアを交えながら批判した作品を多く残していますがこの作品もそうだと思います。 最後にスクルージが連れていかれて目の当たりにしたものはあまりにも残酷な気もしましたが、それは人間は切羽詰ってからでないと行動しないということに対する著者からの皮肉を交えたメッセージだと思います。 光と影を錯綜させながら展開していくこの作品は様々な教訓が入っているので、子供から大人まで幅広く楽しめる作品だと思います。 | ||||
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スクルージは仕事をする機械人間でした。 しかし、その彼に自省と思索の時間がもたらされました。 彼は過去・現在・未来を訪れ、働くだけの機械人間となりはて、 そして孤独である自分を発見することになりました。 最後には彼は本来の自分の姿、愛情ある自分を受け入れることになりました。 昨今、企業は自身の収益をあげるだけであり、 従業員には冷淡に振舞っています。 企業は自身の姿を顧み、本来の姿を見つめる時期に きていると思いました。 | ||||
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この本は、内容を知っていても読みたくなる種類の本なので、あらすじを紹介します。 金儲け一筋で一生を送ってきた主人公は、クリスマス・イブも一人で淋しく過ごさなければなりません。自宅に帰ってきた彼は、かつての共同経営者で、もう何年も前に亡くなった友人の亡霊と出会いました。やはり金銭欲にまみれたまま死を迎えた友人は、悲惨な死後の経験を明かして、生き方を変えるよう主人公を諭します。 友人の幽霊が消えたあと、3人の幽霊(過去、現在、未来のクリスマスの霊)が入れ代わり現われ、主人公を連れ回します。 過去のクリスマスの幽霊に貧しくも楽しかった少年時代、婚約者と愛を交わした青年時代の自分の姿を見せられ、主人公は悔恨の心を抱きました。 現在のクリスマスの幽霊に見せられたのは、自分の事務所に勤務している若者の明るい家庭です。しかし、主人公の支払う給料は少なく、病気がちの末っ子の治療代も出せません。ささやかなクリスマスのお祝いは、末っ子の死を予感させるものでした。 未来のクリスマスの幽霊は、あの若者が妻といっしょに嘆いている様子――亡くなってしまった末っ子の埋葬をしている姿を見せます。そして、幽霊が指さした別の墓石に刻んであったのは、主人公の名前でした。 愕然として目覚めた主人公は、昨夜までとは全く違った人間に変身する決意を固めました。いままで寄付の依頼を断ってきた主人公でしたが、喜んで慈善募金にお金を出します。悪態ばかりついていた甥の家を訪ね、いっしょにクリスマスを祝うことにしました。 また、事務所の暖房費をケチるのをやめ、あの若者に石炭を買いに行かせました。何より、若者の給料を上げることを宣言し、末っ子の治療費をまかなえるようにしてやります。 クリスマス・イブの一晩の出来事のおかげで、主人公は金儲けのために忘れていた人間愛を、取り戻したのでした。 | ||||
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NHKの番組で紹介されていて面白そうだったので購入しました。ケチで誰にも尊敬されない金持ちが、このままでは地獄に行くと幽霊に告げられ、心を改める話。 ストーリーももちろんですが、イギリスのクリスマスの習慣や食べ物・クリスマスの街の風景描写・人々のクリスマスの過し方の描写が沢山出てくるのが、とても興味深く読み進められました。翻訳の日本語も綺麗だと思いました。 | ||||
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本レビューを書いているのは11月中旬。季節柄か本書の新装版の広告が新聞や電車内に載っている。本書の内容は有名すぎて説明の要は無いだろう。本書を読んで、単なる絵空事だと思う人もいるだろうし、感動を覚える人もいるだろう。それは読んだ人の心の在り方に依る所が大きいのは勿論だが、その時々の家族・友人関係、社会情勢に影響される面も相当あるのではと最近思い始めた。 ハッキリ言って、今の日本の社会情勢は暗い。悪名高い守銭奴が心を入れ替えて善人に生まれ変わる話なんてウソ臭くて、と多くの人が思っても不思議ではない。しかし、ある意味でこうした時期だからこそ、本書のような奇蹟が起こる作品が貴重なのだと思う。私は自分の息子が適当な年齢になったら、本書を薦めてみようと思っている。息子の反応は分からないが。作者ディケンズも相当苦労して育ったようだ。だからこそ、本書のような読む者(特に貧者)に夢と希望を与える作品が書けたのだと思う。この先も永遠に読み継がれて欲しい名作。 | ||||
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