骨董屋
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今日はこどもの日なので、子供が主人公の極上の小説について書きたいと思う。イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの『骨董屋』である。骨董屋を経営していた祖父が賭博に手を出し、負けてしまい、高利貸に店を差し押さえられてしまう。祖父と少女ネルはあてどない放浪の旅に出る。世知辛い世の中で、純情可憐な少女がけなげに奮闘するも、最後は病死してしまう。ディケンズお得意のユーモアよりも、しっとりとしたペーソスが全編に浸透している。ユーモアを好み、センチメンタリズムを嫌うイギリス人からはこの小説はさほど評価が高くないが、外国人からは愛されている。特に、ポーとドストエフスキーの愛好ぶりは有名である。多くのディケンズ作品を読んできたわたしも『骨董屋』がいちばん好きだ。この作品に、ドストエフスキー『ネートチカ・ネズワーノワ』とナボコフ『ロリータ』を加え、世界三大少女小説と勝手に命名しているくらいである。この北川悌二訳が世に出て、すでに半世紀近く経つ。そろそろ清新な新訳が出てもよい頃ではないだろうか。 | ||||
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まだ読了していませんので 内容の感想ではなく、 届いた商品についてです。 近くの本屋・古本屋にはおいていなかったので、 こちらで頼みました。 状態が少々心配でしたが、 特に問題なくて (めちゃめちゃきれい というわけではありませんが)、 とても満足です! | ||||
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私がこの本を読もうと思ったきっかけは、ドストエフスキーの「虐げられた人々」に登場するのネリーという少女がこの作品のネリーをモデルにしていると聞いたからだった。 なので、同じような理由でこの作品が気になっている人にこのレビューは多少参考になるかもしれない。 まず訳についてだが、ちょっと推敲すればもっと読みやすくなるのにと誰もが思うほど読みづらくイライラする。 しかし内容の方はネリーの強い愛が、ある意味で子供返りしてしまった老人を支えていいく姿に終始胸を打たれ「虐げられた人々」のネリーのルーツを知りたいという人には読んで損がないと思う。 また悪人クウィルプがステレオタイプで都合の良い悪役という印象は拭えないが、このキャラがネリーの愛をコントラストで彩っていくという小説の手法は、個人的にドストエフスキーの「罪と罰」に登場するすヴィドリガイロフ、「カラマーゾフの兄弟」に登場するフョードルなどに通じるものがあるように感じる。 また、破滅的に博打に入れ込む人間がいるという要素も考察の余地があるように感じる。 総論としては、ディケンズが生んだキャラクター像が、ドストエフスキーによって徹底的なリアリズムを得たのではないか❔そんなことが妄想できる一冊になっていて、ドストエフスキー好き、特に初期の作品も好きな人には興味深く読めるだろう。 また、ネリーをレミゼラブルに登場するコゼットと比較してみるのにも面白いのではないかと思う。 しかしそのような背景がなくこの作品を読むと、ステレオタイプ化した登場人物のキャラと、ディケンズの作品に通底する偶然に頼ったストーリーの運びに少し飽き飽きしてしまうかもしれない。 | ||||
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正直この訳ではこの名著を十分に味わうことはできない。 かといって他に適当な日本語訳も手に入らない現状なので、原書を読みながら、意味のとれない箇所に行きあたった時に参照するという使い方をするといいだろう。 | ||||
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ディケンズの得意とする、汚れた都会で、貧しくとも誠実に生きる子供が主人公です。やはりストーリーの仕立ては巧いです。 | ||||
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