ピクウィック・クラブ



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    初公開日(参考)1974年01月
    分類

    長編小説

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    ピクウィック・クラブ〈下〉 (ちくま文庫)

    1990年03月31日 ピクウィック・クラブ〈下〉 (ちくま文庫)

    ピクウィック氏は波乱にみちた遍歴を終わり、今は落ちついた毎日である。体は少し弱っていたも精神は若々しく人々の敬意を集めている…。すべてのいざこざも収まり、おだやかな雰囲気のうちに、このイギリス文学を代表する小説は幕となる。(「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (3pt)

    新訳が望まれる

    話自体は面白いが、北川悌ニ訳は今の時代には読み難い。同じ出版社の「マーティン•チャズルウィット」も北川訳で残念ながら同様。
    だだ今の時代ディケンズの長編新訳出版にどれ程のニーズがあるかというと、難しいだろうが。
    ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)より
    4480023836
    No.4:
    (3pt)

    書架を飾るにはよし

    三笠書房の豪華本(函入り、ハードカバー)として刊行されたもので、このあとちくま文庫に編入されました。訳は北川悌二です。私は1951年の宮西豊逸訳(やはり三笠書房版ですが、フランス装)で二度ほど読みかえし、別に北川訳も読んでみましたが、宮西版がいちばんよかったと思います。現実問題として、宮西訳はあまりにも古書価が高くなりすぎました。もともと60年代ぐらいから、神田神保町の英文学を扱う書店などでは、新入社員の給料の半ばに達するような高値をつけていましたが、その後新訳の出現を経て、40以上を経ても全体としては下がらないようです。
    ピクウィック・クラブ (1974年)Amazon書評・レビュー:ピクウィック・クラブ (1974年)より
    B000J94UC6
    No.3:
    (4pt)

    ピクウィック・クラブ (1974年) チャールズ・ディケンズ

    Pickwick syndromeの名前の由来がこの本であり、有名すぎる本です。
    原著のThe Pickwick Papersを持っていて、日本語訳を見つけて感謝しています。
    ピクウィック・クラブ (1974年)Amazon書評・レビュー:ピクウィック・クラブ (1974年)より
    B000J94UC6
    No.2:
    (5pt)

    ディケンズの初の長編

    世間知らずの引退した実業家のピックウィック氏は、この世の森羅万象を観察するために「ピックウィック・クラブ」を組織する。そして見聞を広めようとイギリス各地を旅する。その行く先々で様々の出来事が笑いを誘うのだが… 正直読んでいて最初の数章は苛々させられた。クラブの面々が庶民や狡猾な人物にひどい目に遭って、ズレた感覚を笑うのが意図だろうなのだが、あまりにピックウィック氏以下の会員達が間抜け過ぎて、ただやられっ放しという印象が強かった。 (連載当時も人気が出なかったのも肯首できる)
    しかし、第10章から痛快な青年サム・ウェラーが登場してから、一変する。 正確には第12章からピックウィック氏に雇われて従者となるのだが、いささか心許ない主人に忠実に仕えて、上記のような事態に遭ったら相手をやり込めたりする。 本作は月刊分冊で発表されていた当時、余命限られた病人が本作を読みたいためにしばらく生きながらえた(完結まで読めたかは不明ですが…)というエピソードあるのも納得できる生気とユーモアに溢れた名作です。
    今は品切れみたいですが、ちくま文庫さん再刊お願いします
    ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)より
    4480023836
    No.1:
    (5pt)

    人間讃歌

    ディケンズ24歳の作品にして初の長編でもあるこの物語は、裕福な老紳士ピクウィックが若い友人たちと気侭な旅を始めるところから幕を開ける.
    ピクウィックはおそろしく善良かつ純粋な人間であるため、悪人に騙されたり、馬鹿げた問題に巻き込まれたり、あらぬ誤解から迫害を受けたりと、旅先で様々な喜劇的場面を演じてしまう.彼は近代イギリス社会に甦ったドン・キホーテと言える.
    もともとは人気挿絵画家の銅版画に文章を付けるという企画から始まった小説なので、序盤に悪い意味で通俗的な側面が目立っていることは否定できない.しかし従者サミュエル・ウェラーが登場すると、読者はもう本を閉じられなくなる.
    サム・ウェラーは世間知に長けた若者で、忠実な召使いとしてピクウィックの旅を手助けする.彼は数々の突飛な比喩でもって、ピクウィックを嘲笑する人々を逆に嘲り返してくれる.ときには下町育ちらしい喧嘩っ早さで悪党をぶん殴りさえする.
    サムは下層階級の出身であり、決してピクウィックのような紳士的な人間ではない.むしろピクウィックを嘲り笑う立場にあるはずなのだが、そんな彼が誰よりも自分の主人を尊敬しているという事実によって、『ピクウィック・クラブ』の笑いは健全なものへと昇華する.そして最後には、笑いを超えた感動へと物語が導かれていくことになる.
    ドストエフスキーやカフカが求めても届かなかった物語の神秘がここにある.チェスタトンは『ピクウィック・クラブ』の登場人物たちを「半神半人や英雄たち」と評したが、我々はこの作品に神話的な感動を覚えずにはいられない.『ピクウィック・クラブ』を読み終えたとき、読者は偉大な人間愛の精神に暖かく包み込まれるだろう.
    ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:ピクウィック・クラブ〈上〉 (ちくま文庫)より
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