オリヴァー・トゥイスト
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翻訳自体は、他の出版社が出している本と比較しても大きな違いはないように思えます。このちくま文庫からの本作の最大の魅力は、挿絵があることでしょう。ディケンズ作品には挿絵があるものが多いですが、たとえば新潮文庫の出すものには殆どそれがないですし、岩波文庫は他の作品にはついているのにこの作品にはなぜかありません。ディケンズ作品には挿絵がなければ物足りない、という方にはおすすめです。 | ||||
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英国の貴族社会にあって、下層社会で孤児となって生まれた主人公の波乱のストーリー。デイケンズの名作中の名作。最近の小説の中には最早失われてしまった基本的な価値観がある。奇跡とはこのような人の上に起こるのだという道徳の教科書のような本。お勧め。 | ||||
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大昔に読みそびれていたこの本を、何も考えずに新訳版で他出版刊版で買って読み出した所、訳が余りにも酷すぎて読み進むことができなくなった。それで、伝統あるちくま版なら良いだろうかと購入して読んでみたら、とてもスムーズに読めた。訳者によってこれ程までに読み易さや小説の中身の描写力が変わるものなのかと、初めての経験をしました。翻訳の力量というものに段階差があることを思い知りつつ、長年読めずに来たこの名作を久々の胸すく思いで読了。 感動の一冊でした。やはり古典は良い、現在の青少年にもこの一服の清涼感を味わって頂きたいです。純粋で真っ直ぐな人は救われるのですね。お勧めです。 | ||||
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姉に薦められて読んだ本です。 私にとっては初めてのディケンズでした。 産業革命以来、市民が豊かになり生活レベルが向上しました。しかしその裏で貧富の差が広がって、孤児や貧しい人々がないがしろにされ、残酷な仕打ちを受けているという、社会の暗部を描いたお話です。 そう書くと難しく聞こえますが、そんなに難しくはありません。 主人公オリヴァーが受ける仕打ちはとてもひどいものです。人間扱いされていません。 強い者に従い、弱い者は虐げる。ここでいう強い者とは「金持ち」のことです。そして弱い者は「貧乏人」のことです。 みんなが自分のことばかりを考えて少しでも豊かになりたい、人よりもいい暮らしをしたい、そういう欲望が噴出した時代のお話なのです。 オリヴァーは無力な子供です。運命に逆らうことも困難です。 すんでのところで窮地を脱するものの、さらにひどい運命が待ち受けていたり…と、読んでいてハラハラしっぱなしです。 皮肉を交えて語られるお話は、読者を引き込んでいきます。 ですから、ある程度気力や体力に余裕があるときに読んだ方がいいかもしれません。とまらなくなりますから…。 社会的弱者の扱いがいかにひどいものであるのか、虐げられた人々の苦しみや悲しみ、虐げる人々の醜さなどが実にわかりやすく語られているから、お子様にもお薦めです。 私が印象に残っているのは、あまりにもひどい仕打ちに耐えかねたオリヴァーが救貧院から逃げ出すときに、仲良くしていた病気の貧しい少年に祝福してもらうシーンです。 この病気の少年は自らの運命を受け入れて、その上で友人の幸福を祈ります。 本当に豊かであるということがどういうことなのか。非常に心を打つ場面です。 ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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