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金色機械
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金色機械の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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不思議な物語ですね。章ごとに時代も主人公も変わるのですが、段々と繋がりが見えてきます。全体の話の中心にいるのは金色機械という謎の存在です。登場人物はみな簡単に善悪で区別できない者ばかりで、様々な一面を持っています。みなそれぞれの立場で生きていて、それを淡々と描写しています。 | ||||
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これまでの恒川光太郎作品以上に不思議で怪しい設定なのに、あっという間にその世界へ吸い込まれてしままった。 場所や時代が異なる3つの物語が絡まりクライマックスへ繋がり、まるで映画を見ているようないや体験しているような感覚で気がつくとラストを迎えて、終わるのが寂しくなります。 物語の脇役のようで中心的存在の金色様、出自は月とされているけれど詳細不明。本当は現代や未来の地球なのではと思わせるところも楽しめます。金色様クロニクルを読んでみたい。 | ||||
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時代小説とSFの世界観、こういうエンターテイメント小説もあるのかと、圧倒的に面白かった。 | ||||
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懸命に生きる人々の壮大な運命や、巡り合わせが、『金色様』の周りで百数十年に渡って書かれています。どこまでも読んでいたい、終わらないで欲しい。とすら思うほどの金色様の魅力。物語の後ろ半分は一気に読みました。切ない哀しみに、涙が流れ、また幽かな、どこか幻だったかのような読後感でした。完全に前情報を知らず、本の後ろのあらすじも解説も一切読まずジャケ買いをしたのですが、大当たり。素晴らしく謎めいて面白い物語でした。 ピコ、ピコリ。金色様。どうかどうか…。 | ||||
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恒川さんの小説は、いつもどこか遠い、怖いけれど美しい世界が舞台です。 この作品は珍しく江戸という現実の世界。 それでも、やはり恒川さんのいつもの小説と同じ、怖いけれど美しい小説世界でした。 金色様の正体だけが私にはややありきたりに思えましたが、それでもとても好きです | ||||
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でも一気に読んでしまいました。 時代小説かと思ったら、あれよあれよとSF的世界に。 でも違和感なく、むしろ夢中になって読めたのは、 生きること死ぬことを巡る登場人物たちの姿勢があまりに真摯だったため。 まさに伝奇小説とも呼ぶべき大作でした。 | ||||
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ファンタジーですね。登場人物の人生が金色機械を軸に交錯していく流れは楽しめました。 | ||||
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相手の嘘と殺意を感じることができる少年と、相手の命を安らかに奪うことができる手を持って生まれた少女、そして金色様と呼ばれる謎の存在が織り成す、不思議な物語。 中短編集を得意とする著者にしては珍しい長編作品。話が色々な場面、時間軸に移り変わり、語り手も毎回違うため、どんな展開になって、どうつながっていくのか最後まで楽しめた。第4章の「霧の朝に旅立つものたち」から、謎の存在の様子が少しずつ明らかになっていく。ミステリ的な要素とファンタジー的な要素が合わさった作品だった。 生きること、死ぬこと、どちらにも強い意志と覚悟が必要で、いかに生き、いかに死ぬかが物語全体で表現されていたと思う。 全体としては非常におもしろかったのだが、最後が意外にあっけなかったのが残念だった。また、著者特有の独創的な世界感を期待していたので、その点でももう少し別の展開がほしかった。 | ||||
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恒川光太郎さんの本は前にも何冊か読んでいて、私のなかでは間違いなく楽しませていただける作家さんという位置づけなのですが、この作品はミステリーの賞を取ったとかって帯に書いてあって、え? と気になり、ひさしぶりに読んでみました。 どんなミステリーを書いたのだろう、と読みはじめてみると……ファンタジーでしたw 謎の金色様が活躍する、かなりダークなファンタジーで、骨太な物語世界に誘い込まれ、この方の名前を聞いて期待する通りの、いや、それ以上の読書経験をさせていただきました。でも、どうしてミステリーの賞? あと、ちょっときれいにまとまりすぎて、最後のほうに驚きがあまりなかったのはちょっと残念でした。 | ||||
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いつも不思議な世界へ誘ってくれる作家です。いろいろな時間軸が重なってやがて一つの物語に織りあがっていく | ||||
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幻想的な美しいホラーを期待していたけれど、今回は随分と雰囲気が違いました。 これはこれでいいかもしれないけど、これまでの恒川ワールドを期待していると肩透かしをくうかもしれません。 時代物なのですが、金色様(タイトルの金色機械)というこの時代には存在するはずのないものが登場します。 月から来たっていう設定だけど、ロボット的なものと解釈していいのかな? 話が進むにつれて作品の中に散らばっていたものが繋がりはじめ、どんどん面白くなっていきました。 それぞれのエピソードがも切ない。一風変わった時代物でした。 こんな恒川さんもありなのかなぁ(私は幻想ホラーの方が好きだけど) | ||||
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恒川ファンです。。発売された本はすべて読みましたが・・・待ちに待った彼の作品ですが今回はちょっと雰囲気?が違いました。 過去の作品の独特な恒川ワールドのファンの私には別作家が書いた本のようにも感じられ、ちょっと残念な気もしました。 決して面白くないわけではないのです。買って読んでも失敗ではありません。ただ風の古道や草祭りと比べるとあの独特な不思議さ美しさはない話でした。 | ||||
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初の長編時代モノ。宝石にて連載されており、ひたすら単行本を待ち望んでいました。恒川さんの本には全く外れはありません。面白い。ですが、今回は恒川さん特有の極彩色の世界感が感じられ無かったのが非常に残念でした。時代を行ったり来たりしているストーリーに追われており、いつものハッとするような美しい世界の表現が見られなかったのが惜しいと思いました。 | ||||
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何百年も前の薄暗い山村で、死病に患う老人たちを、医師の助手として安楽死させることを生業にしている少女の物語からはじまる。全編、濃厚に死の気配が漂うのだが、この作品の凄いところは、それよりも遥かに強烈な「生」が、死に抗いまくり、爽快なまでの実感をもって「生きるとはなにか」「生きろ」という叫びをもって迫ってくるところだ。死と生はまさに紙一重であり、また表裏一体なのだと思った。 なぜかこの時代には絶対存在しないテクノロジー(?)でできている「月からきた」という不死の存在金色様。それが一種の冗談のように物語をかきまぜていくのだが、この金色様のエピソードや、心眼の持ち主、熊悟朗の少年時代のエピソードなどが、涙なしには読めないほど白眉。 私的には、中短編の名手と思われる作者のキャリア中では珍しくも分厚い長編だが、過去作と比べても、一番奥深く、また完成度の高い作品だと思う。 金色様の存在と、舞台が江戸時代というあたりから、ジャンル的にはたぶん時代SFなのだろうが、世界観はもう独特(昔話ワールドで展開される伝奇小説+怪談小説)で、唯一無二。今年一位です。 | ||||
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なんだかこれまでの恒川さんの不思議ワールドとは違います。これまでは異世界で漂い翻弄され、深淵にはまる或いは、何らかの決断をする人間の姿を描く、と言うのが恒川さんだと思ってましたが、今回はファンタジーな翻弄ではなく現実味のある翻弄でした、故に登場人物の行動には考えさせられる事が多く、私は良い作品だと思いました。 ただ恒川さんの不思議ワールドを堪能したいのならば物足りないと思います。 | ||||
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しっかり恒川ワールドです。 一気読みでした。 腰巻の文言が少々『らしくない』気もしますが、 恒川ファンなら安心して読まれてよろしいかと・・・。 | ||||
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