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金色機械
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金色機械の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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恒川ワールドワールドうざかったらすみません。過去作たちとは明らかに違う方向に行ってますね。やっぱりあの仄暗く、現実に近いようで遠いあの世界に行きたいんですよ。 普通に面白いんですけどね‥。時代物なので、そういうのがお好きな方には良いんじゃないでしょうか。 | ||||
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このタイトルで時代劇という発想。 天才か!? と驚き、 登場人物たちのそれぞれが、 誰がどうなっていくのかと、 わくわくしながら章を読み進め、 〈金色様〉とはなんだろうと、 最大にして物語の中核となる謎が、 どのような驚きで明かされるのか、 期待して期待して期待して、 待って待って待って、 とくに謎なんかないと知り、 は? と気絶しかけていると、 なんか急に最後のほうで、 八つ当たりみたいので無双しだし、 そいつが主役だったの? という展開になり、 謎とかじゃなく、 金色様をキャラとして扱うのなら、 弱点とかないと成立しないだろと、 呆れながら、 全くハラハラしない、 クライマックスでもなんでもない、 へんなラストバトルに、 嘆息が長く長くもれました。 前半はすごく面白かったです。 後半は、本当に同じ人? と、 著者名を何度も確認したほどに、 退屈で眠くて呆れてしまいました。 恒川光太郎さんは、読みやすい。 だから、最後まで読めました。 なにかが破綻するわけでもなく、 文章にも不満はない。 読んで損をするわけでもない。 だから我慢して読めました。 〈時間の経過を神の視点で描いた〉 のなら、最後の急なチートぶりは、 なんなんだあれは。 悪のヒーローとして読むべきなのか。 にしては、 なんか正論っぽいことで、 怒りを表して悪を斃している。 んんんー。 評価は高いようですし、 恒川光太郎さんは大好きで、 今後も読み続けたいと思ってますが、 正直ぼくはこれ、 失敗作だと思います。 読めなくもない。 普通に読める。 読み終えられる本。 これくらいが、 最大の褒め言葉ですかね。 | ||||
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いつもながらの恒川ワールドなのですが、タイトルがネタバレしているのと、その金色機械が強過ぎて、物語の展開を邪魔しているようにも感じました。少し残念な作品でした。 | ||||
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主人公は、遙香。 そして、金色の機械ロボット?。 遥か昔に月から来たという。 遙香は両親はおらず、拾われた家で育てられている。 憶えていないが、両親は、殺されてしまったという。 簡単に言えば、遙香による両親や夫を殺した者たちへの復讐物語。 だが、遙香の母親や他の登場人物のことも描かれ、 445ページに及ぶボリューム。 当初は、この物語の進む方向が分からず戸惑ったが、 中盤以降、謎が明らかになるにつれ、 徐々に全貌が掴めていくこととなる。 かなり読みごたえがあり、様々な登場人物たちの 半生(思い、悲しみなど)を感じることが出来た。 多くの人の生と死が描かれ、 物悲しい雰囲気を放つ作品。 (作者らしいと言えば、作者らしい。) 金色機械は、特に戦闘において完全であり、 後半の盛り上がりに欠けたように感じる。 | ||||
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「夜市」で鮮烈なデビューを果たして以来、新作を楽しみにしている作家さんです。現在の自分たちもひょんなきっかけさえあれば迷い込みそうな異次元ワールドが魅力的。 今回は「ずいぶん厚い!」(持ち運ぶには重い!電車の中では読めない!)長編。 結果としては恒川ワールドに浸かりこみ、2日で読めたのですが、長いだけにちょっと冗漫な感じ。 熊悟朗、遥香、紅葉、美雪、厳信、善彦、そのつながりを明かしていくことに重きが置かれ、世界に吹く風、匂い、情景などは手薄な印象。金色様の存在も、見た目の異形さからして万能なのかと思いきや、人間っぽい行動もあり中途半端なキャラクターです。 この作家さんはやはり短編でこそ良さが引き出せるのかもしれません。 | ||||
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やっぱり以前の作品の方がいいですね。 風の古道、雷の季節の終わりに、秋の牢獄、草祭り・・・ 以前の作品は平易な文章なのに、とても美しく世界を描写されていました。 恐ろしくも切ないストーリーと相まって、 それは実際自分で見てきた情景のように心に鮮やかに残っています。 でも、最近の作品はそんな風に心に残ることはないですね。 ストーリーは多少覚えていますが、イメージとして残りません。 この作品も同じです。 文章はたくさん書かれています。本は分厚くて持っているのがちょっと疲れます。 時系列がシャッフルされ、群像劇のような作りです。 ですので、あっちこっち話が飛ぶので読んでいてちょっと混乱してきます。 が、前半は引き込まれます。 金色様って何者だろうという好奇心の一点です。 でも、それも中盤も行かないあたりで金色様の正体が明かれ 「なーんだ。」という感じで興ざめしたあとは、分厚い残りのページを何回も確認しながら、 早く終わらないかなあとばかり考えていました。 駄作ではないと思います。でも、以前の美しい作品の比較になりません。 | ||||
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