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金色機械
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金色機械の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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いつもながらの恒川ワールドなのですが、タイトルがネタバレしているのと、その金色機械が強過ぎて、物語の展開を邪魔しているようにも感じました。少し残念な作品でした。 | ||||
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恒川光太郎のファンとしては,この作品は少し異質の部類に入ると認識しています。でも,ストーリーが秀逸で,登場する金色機械もシュールでかっこいいです。読んでる内に中身に没頭して最後は,読み足りなさを感じてしまいました。続編がでることを期待しています。 | ||||
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SF的な設定でありながら、歴史的な背景もしっかりあって、面白く一気読みできました。 結果的に遥香の目的が達成されるストーリーには裏切られず、最後まで好奇心をもって読み進めることができました。 大きな世の中の出来事であっても、時が過ぎれば、ただの昔話となるという、流れる時間的感覚がさっぱりした読了感に繋がるのだと思いました。 | ||||
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恒川光太郎が描く異世界は非常に魅力的である。しかも、語り口が三人称からいつの間にか一人称へ移るという独特の文章展開が、読むほうには心地よく感じられる。世界観、ストーリー、そして文章の操りかたの巧さという三拍子がそろった作家である。短編はいずれも読後感がよく、どれもお勧めだ。 本書は、そんな恒川光太郎の長編小説である。時代設定は1700年半ばの江戸時代。これまで読んだ恒川作品とは違い、「人外の異世界」というのは出てこないが、「人外の存在」は出てくる。それがタイトル直球の「金色機械」だ。金色機械がどういう類いのものかは早々に明かされるが、ここでは触れないでおく。 決して面白くなかったわけではないが、これまでの恒川ワールドを期待して読むと肩すかしをくらうだろう。敢えて厳しく言えば、見劣りがするという評価すらあり得る。恒川作品は初めてという人なら違和感も落胆もないかもしれないが、どうせなら彼の短編集、それも初期のものを何冊か読んでみて欲しい。きっと本書とは比べものにならないワクワク感を体験できるだろう。 | ||||
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不思議な物語ですね。章ごとに時代も主人公も変わるのですが、段々と繋がりが見えてきます。全体の話の中心にいるのは金色機械という謎の存在です。登場人物はみな簡単に善悪で区別できない者ばかりで、様々な一面を持っています。みなそれぞれの立場で生きていて、それを淡々と描写しています。 | ||||
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本が重くて厚くて読むのを断念。スマホ世代には、もう無理な大きさ。 内容がもっと引き込まれるものであったら、苦でもなかったのかもしれない。 | ||||
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これまでの恒川光太郎作品以上に不思議で怪しい設定なのに、あっという間にその世界へ吸い込まれてしままった。 場所や時代が異なる3つの物語が絡まりクライマックスへ繋がり、まるで映画を見ているようないや体験しているような感覚で気がつくとラストを迎えて、終わるのが寂しくなります。 物語の脇役のようで中心的存在の金色様、出自は月とされているけれど詳細不明。本当は現代や未来の地球なのではと思わせるところも楽しめます。金色様クロニクルを読んでみたい。 | ||||
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時代小説とSFの世界観、こういうエンターテイメント小説もあるのかと、圧倒的に面白かった。 | ||||
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懸命に生きる人々の壮大な運命や、巡り合わせが、『金色様』の周りで百数十年に渡って書かれています。どこまでも読んでいたい、終わらないで欲しい。とすら思うほどの金色様の魅力。物語の後ろ半分は一気に読みました。切ない哀しみに、涙が流れ、また幽かな、どこか幻だったかのような読後感でした。完全に前情報を知らず、本の後ろのあらすじも解説も一切読まずジャケ買いをしたのですが、大当たり。素晴らしく謎めいて面白い物語でした。 ピコ、ピコリ。金色様。どうかどうか…。 | ||||
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結構なボリュームの話で、織りなす人間模様は面白い。 が、いくらファンタジーだからってこれを登場させちゃったら...。 別にいいんんだけど、じゃあどこから来たのか(作られて?)。 登場人物については掘り下げて、よく描かれてるだけに これについてはその辺がスルー。 「月」が関係しているらしいってことだけ。 これじゃ題名そのまんまじゃないか。 そこが惜しい。登場人物は面白い設定なんだけど。 | ||||
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恒川さんの小説は、いつもどこか遠い、怖いけれど美しい世界が舞台です。 この作品は珍しく江戸という現実の世界。 それでも、やはり恒川さんのいつもの小説と同じ、怖いけれど美しい小説世界でした。 金色様の正体だけが私にはややありきたりに思えましたが、それでもとても好きです | ||||
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主人公は、遙香。 そして、金色の機械ロボット?。 遥か昔に月から来たという。 遙香は両親はおらず、拾われた家で育てられている。 憶えていないが、両親は、殺されてしまったという。 簡単に言えば、遙香による両親や夫を殺した者たちへの復讐物語。 だが、遙香の母親や他の登場人物のことも描かれ、 445ページに及ぶボリューム。 当初は、この物語の進む方向が分からず戸惑ったが、 中盤以降、謎が明らかになるにつれ、 徐々に全貌が掴めていくこととなる。 かなり読みごたえがあり、様々な登場人物たちの 半生(思い、悲しみなど)を感じることが出来た。 多くの人の生と死が描かれ、 物悲しい雰囲気を放つ作品。 (作者らしいと言えば、作者らしい。) 金色機械は、特に戦闘において完全であり、 後半の盛り上がりに欠けたように感じる。 | ||||
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でも一気に読んでしまいました。 時代小説かと思ったら、あれよあれよとSF的世界に。 でも違和感なく、むしろ夢中になって読めたのは、 生きること死ぬことを巡る登場人物たちの姿勢があまりに真摯だったため。 まさに伝奇小説とも呼ぶべき大作でした。 | ||||
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ファンタジーですね。登場人物の人生が金色機械を軸に交錯していく流れは楽しめました。 | ||||
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途中で○○人が出て来た時点でイヤな予感はしていたのですが、まさか最後までそのままとは。 金色様の正体について、最後には論理的な説明がつくと期待していた私がまちがっていたのでしょうか。 でも推理作家協会賞受賞作ですから、そりゃあ少しは期待しますよ、ミステリー的なオチを。 (まあこれは作者の罪ではないのかもしれませんが) 分厚い割にはスラスラ読めますが、それはやたらと改行するからで、この半分の枚数にできると思う。 | ||||
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相手の嘘と殺意を感じることができる少年と、相手の命を安らかに奪うことができる手を持って生まれた少女、そして金色様と呼ばれる謎の存在が織り成す、不思議な物語。 中短編集を得意とする著者にしては珍しい長編作品。話が色々な場面、時間軸に移り変わり、語り手も毎回違うため、どんな展開になって、どうつながっていくのか最後まで楽しめた。第4章の「霧の朝に旅立つものたち」から、謎の存在の様子が少しずつ明らかになっていく。ミステリ的な要素とファンタジー的な要素が合わさった作品だった。 生きること、死ぬこと、どちらにも強い意志と覚悟が必要で、いかに生き、いかに死ぬかが物語全体で表現されていたと思う。 全体としては非常におもしろかったのだが、最後が意外にあっけなかったのが残念だった。また、著者特有の独創的な世界感を期待していたので、その点でももう少し別の展開がほしかった。 | ||||
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恒川光太郎さんの本は前にも何冊か読んでいて、私のなかでは間違いなく楽しませていただける作家さんという位置づけなのですが、この作品はミステリーの賞を取ったとかって帯に書いてあって、え? と気になり、ひさしぶりに読んでみました。 どんなミステリーを書いたのだろう、と読みはじめてみると……ファンタジーでしたw 謎の金色様が活躍する、かなりダークなファンタジーで、骨太な物語世界に誘い込まれ、この方の名前を聞いて期待する通りの、いや、それ以上の読書経験をさせていただきました。でも、どうしてミステリーの賞? あと、ちょっときれいにまとまりすぎて、最後のほうに驚きがあまりなかったのはちょっと残念でした。 | ||||
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「夜市」で鮮烈なデビューを果たして以来、新作を楽しみにしている作家さんです。現在の自分たちもひょんなきっかけさえあれば迷い込みそうな異次元ワールドが魅力的。 今回は「ずいぶん厚い!」(持ち運ぶには重い!電車の中では読めない!)長編。 結果としては恒川ワールドに浸かりこみ、2日で読めたのですが、長いだけにちょっと冗漫な感じ。 熊悟朗、遥香、紅葉、美雪、厳信、善彦、そのつながりを明かしていくことに重きが置かれ、世界に吹く風、匂い、情景などは手薄な印象。金色様の存在も、見た目の異形さからして万能なのかと思いきや、人間っぽい行動もあり中途半端なキャラクターです。 この作家さんはやはり短編でこそ良さが引き出せるのかもしれません。 | ||||
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いつも不思議な世界へ誘ってくれる作家です。いろいろな時間軸が重なってやがて一つの物語に織りあがっていく | ||||
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幻想的な美しいホラーを期待していたけれど、今回は随分と雰囲気が違いました。 これはこれでいいかもしれないけど、これまでの恒川ワールドを期待していると肩透かしをくうかもしれません。 時代物なのですが、金色様(タイトルの金色機械)というこの時代には存在するはずのないものが登場します。 月から来たっていう設定だけど、ロボット的なものと解釈していいのかな? 話が進むにつれて作品の中に散らばっていたものが繋がりはじめ、どんどん面白くなっていきました。 それぞれのエピソードがも切ない。一風変わった時代物でした。 こんな恒川さんもありなのかなぁ(私は幻想ホラーの方が好きだけど) | ||||
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