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七人の敵がいる
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七人の敵がいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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バリバリな子持ちキャリアウーマンが、PTAや町内会を舞台に大暴れ。 実に痛快にして爽快な気分にさせてくれる…元気が出る小説です。 | ||||
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主人公はばりばりのキャリアウーマンで、小さい子供のいるワーキングマザーの気持ちをすぱっと言ってくれるさばさばした人物像に好感が持てました。 文章は読みやすいです。 単なるPTAとの戦いではないところが良かったです。 | ||||
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私の大嫌いな世界が非常にリアルに描かれている。 恐らく多くの人がPTA、子ども会、自治会、その他のわずらわしさ、汚らしさに苦しめられていると思うけど、いったいどこが問題なのか、論理的かつ現実的に論じている本は少ない気がする。どうせ一時的な体験であるし、自分の番が終わった後はある程度どうでもいいので、真面目に論じられることもなかったのではないだろうか。それに多くの人にとっては思い出したくもない、不愉快でどうでもいいことなのだ。楽しくてたまらない、という人も実在することだし。 しかし、仲間はずれ、虐め、排他、お金の不正などは実際にあることで、このようなことがきっかけで心の病気になっている人も実際にいるのだ。 みんながこの主人公のように強くて頭の回転が速ければいいだろうが、実際には、気の弱い人も頭の回転の遅い人も義務的にさせられている。 その解決法が、果たしてこの本の終わりのようなものであっていいものかどうかは、はなはだ疑問である。 多くの人にこの本を読んでもらい、考えてもらいたい。 | ||||
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PTAがテーマで、まぁどこかで聞いたような内容の話がちりばめられている。読みながら、いちいち「まぁそうだよなー」と感じながら、「PTAに対して寛容であれ」と誘導されてる気がしてならない。教育者からの視点を、もっと詳しく描写すればよかったかも?ドタバタコメディで終わってる。 | ||||
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子供だった自分が大人になり、結婚して、子供が出来て、その子供が学校に入ると、今まで知らなかった世界がどんどん増えていきます。 その中でも一番負担が大きいと感じられるPTAの話を中心にこの話は進んでいきます。 私も著者が書いているように、現行の日本の負担の大きすぎるPTAに対して甚だ疑問に感じることがあり、8割近くは共感を持って読んでいました。PTAなどは無駄も多く、共働きや父親が参加したくても参加するのは困難です。(アメリカなどは必ず仕事が終わった夜に会合があるので父母参加がほとんどです。)改革は必要だと思います。 ただ残り2割は、おかしいな〜、それは違うんじゃない?と思いながら読んでいました。 多分著者も主人公の陽子の意見を全て自分の意見として代弁させたのではないとは思いますが、読んでいるとどうしても主人公の意見が正論っていうごり押しに読み取れて、その違和感は感じました。 これを読んで思ったのは、PTA、自治会、サッカー少年団を中心に、その活動の中でも無駄な部分も多々あります。だがそれが全て無駄で要らない、単なる負担(重荷)という考えをもたれるのも、寂しいとも思いました。地域のコミュニティの大切さをこの数十年はないがしろにして、殺伐とした環境が増えているのもこの主人公陽子のような人が増えたせいもあるのだろうな〜と感じました。 お祭りにしろ何にしろ文化を育てるというのが大事なのに、その縁の下の力がなくなると、日本の伝統もどんどんなくなり、地域コミュニティもどんどん殺伐とします。 また本書でもサッカー少年団のコーチもボランティアと書いてありましたが、実際に私の知っている小学校の野球、サッカー、バスケのコーチは全てボランティアです。コーチたちも仕事があり忙しくても、自分の子供がその部に属していなくても、スポーツという文化を育てると言うこと、子供たちにそのスポーツを好きになってもらうために頑張っているわけです。そのような点に対して主人公があまりにも自己中心の考えしか持たないの、もっと理解力があればな〜と思った次第です。 文化や伝統(PTAの無駄な仕事が伝統と言うわけでなく、お祭りなどの行事のこと)は目には見えないものなので、このようなものを育てるのはお金ではなく、どうしても見えない力が必要なのですから・・・。 いずれにしろ、そのような子供を取り巻く親の世界を面白く書いている小説が少ないので興味深く読めました。 評価を若干下げたのが、上記のように陽子の理論を最終的に正論のように結びつけるのが鼻についた点。あまりにも予定調和的な登場人物ばかりで、もう少しストーリーに深みがあった方が面白かった思った点で下げました。若干厳しい評価になってしまいました | ||||
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PTA・自治会・学級やスポーツクラブの父母会 等等・・・ 半ば強制的な無償奉仕活動 主人公は、やり手の女性編集者 小学生の男の子を子育て中 彼女にとって、学校、地域、親族のしがらみは敵なのか!? 著者の実体験も、もとにしているのか ザラザラした日常の出来事を見事にエンターテインメント化している | ||||
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某レーベルの恋愛小説が「大人の女性に向けたもの」と銘打ってありますが、 作家さんが段違いのこっちのほうと比較してなんなのですけど、 こういう作品のほうを読むほうがずっといいと私的には思います! 買って、読んで、時間を費やすことを後悔させないと思います。 出版社に勤めるワーキングマザー、陽子。 不器用で周囲の空気をあまり読めなくて、本当に苦労します。 PTA役員になった女性の姿を描いていきますが、 母親でなくとも、出てくる「オンナネットワーク」という壁、 自分の主義主張が通用せず落胆する彼女の気持ちに、 読者は共感できると思います! | ||||
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子育てしてると必ず必ず通るであろうPTA関係! 古くは公園デビューから始まっているであろうと思われること必須。 このややこしきかな人間関係。 しってるのと知らないのでは、まさに雲泥の差。 地区委員や学級役員、PTA役員に自治会員。 これに家族関係、親戚関係が絡んでくるともうため息つくひまもないほど忙しい。 痛快に描いているこの本の世界は私には、ノンフィクションでした! あ〜エピローグのようにならないかしら〜。 | ||||
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20代独身で、彼女のいない私。だから、切実な情報調査ではなく、「PTAで、女性同士のドロドロな争いでしょ、面白そう」って気分で手にしたのですが…期待以上に大当りな一冊でした! 主人公の陽子は、いわゆる「キャリアウーマン」。仕事でもPTAでも、論理的に正しい(と考える)ことを行うのに躊躇がなく、バッサリと邪魔者を切って捨てていく。クラスの母親たちを始めとする「7人の敵」と対立を巻き起こしながら、ヒロインが奮闘する様子には爽快な気分で笑わせてもらいました。 そして、これは予想していなかったのですが、教育効果が抜群。PTA、地域行事、少年サッカークラブ等が親にどれだけ負担かを描きながら、子育てに絡む社会問題も伝え、更に「子育ては女性がやるもの」と心のどこかで思っていた私を改心させるだけのパワーもありました(一時的かもしれないですが)。 PTA等で実際に苦労された方は「こんなに上手くは解決しない」と鼻白んでしまうストーリーかもしれませんが、未経験者には無条件にお勧めです。新婚または結婚を考えている女性であれば、パートナーにこの本を贈ってみるのも悪くないと思います。 | ||||
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他の方々のレビューにもありますが、兼業主婦のみならす、いろんな立場の人のことを考えて書かれているのが素晴らしい。 3人の子持ちの専業主婦である私も、最初から最後まで「そうそう」「あるある」と頷きながら一気に読んでしまいました。 子育て雑誌の投稿欄に載っているぶっちゃけ話を読むような気軽さや面白さがありながら、ただの愚痴に終始することなく、前向きで圧倒的な主人公のキャラクターを軸に1本筋の通った嫌みのない痛快な「物語」に仕上がっていると思います。 PTA活動中の方、或はこれからその世界に足を踏み入れなければならない方に特にオススメします。この本読んで勢いつけましょう。 | ||||
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よくいく本屋さんにフリーペーパーとして1章だけばらで置いてあったのが 面白かったので購入しました。 家を建てて子供ができたばかりで色々大変で苦労している兄夫婦の話を聞いていても 自分にはあまり理解が及ばない世界の話だと思っていたのが フィクションとはいえこういう事例を読ませていただくとなんとなく想像がつく様な気分になりました。 専業主婦、兼業主婦が共同作業をするうえで まずはお互いの前提条件が違うことを理解しあうことが必要であるのにそれがなかなか埋まらないジレンマや 自治会の仕事や共働き家庭の役割分担などが同じ案件を見つめていても 見る人間によって見え方が違うことを兼業主婦の視点からだけではなく 男性、女性、学歴、収入、子供を産んだ年齢などさまざまな立場ゆえの考えがあることを 高い視点から全体を見て描くことに成功している良著と思います。 兼業主婦が主人公なので女性向けの内容かと思われるかもしれませんが、 ヒロインの「陽子」が高学歴、高収入、我が子への愛や労力を惜しまない賢母かつ 仕事以外の部分も非常に優秀な人物として描かれているのが嫌味にならず 性格や考え方が感情に走らない論理に適った思考パターンと良識に基づいていた聡明な人物として 描かれているので、私の様な男性からしても読みやすく受け入れやすいのではないかと感じています。 これから結婚生活なり子育てなりを考える上でのトラブルを回避するための 参考書ともなれるであろう本書のような書籍は 是非とも私の様な多くの結婚前の男性にも読んでいただいても損はないのではないでしょうか。 | ||||
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PTA活動を「お手伝い」以上はする気のないかた、手を挙げて〜!(はい、そこのお父さん!) はい、あなたはこの本面白く読めます!おすすめです! 「したくないけど誰かはしないとなあ…ことわりきれるかなあ」という方「断れなかったよ〜」という方にはお勧めしません。 そして全ての方に申し上げます。 PTA活動に金銭がからまないのは「下品」だからではありません。ボランティア活動で保護者の権利・義務だからです。 最後のエピローグは娯楽作品だからこそですからね。ああ〜エピローグ通りですませられたらなああ〜。 あたしもPTAをせいぜい平委員程度ですませたかったよ。 | ||||
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かなり面白かったです! 育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子がこの物語の主人公。 息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、 想像以上に大変な日々が幕を開けた……。 入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。 仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。 “孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!? 夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。 働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに… その他、わが子や先生、さらにはPTA会長にまで戦いを挑む陽子 等々の内容で 第1章 女は女の敵である 第2章 義母義家族は敵である 第3章 男もたいがい、敵である 第4章 当然夫も敵である 第5章 我が子だろうが敵になる 第6章 先生が敵である 第7章 会長様は敵である、の7つの章から構成されています。 どの章もきっちりと良く出来ています。 小学生くらいのお子さんをお持ちの方が読まれたら思わず頷いてしまう場面が多々あると思います。 私自身も何度も子供が小・中学校の頃を思い出しては、(そうそう!)と思ってしまいました。 全ての文章に無駄がなく、かつ説得力もあり著者の頭の良さが文面から滲み出ていて面白い、 そして第5章では驚き、感動し、エピローグに至るまで飽きる事無く一気に読めました。 陽子を始め登場人物の設定が又素晴らしく、絶えず脳内映像で動いていました。 子供を持つ方が読んでも良し、子供を持たない方が読まれても面白い内容になっていますが、 絶対的に読んで頂きたいのは小学生くらいのお子さんを持たれる父親でしょうか。 完成度が高く今年読んだ本の中では1番の満足です。 | ||||
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この小説は 男女かかわらず そして子が居ても居なくても それぞれが 腑に落ちる本だと思う。立場の違う 考え方の違う でも結局のところ 人はみな 落としどころを探しながら日々暮らしてゆくのだと、あらためて 考えさせられた1冊だった。 PTAーきっと かじった人なら そのとおりだよーとひざをうちっぱなし、 かかわりの無い人にとっては、ぬぁんじゃこりゃ!のデンジャラスゾーンだろう。 作者は、あらゆる方向に視点を持ち、絶妙なトークで話しをふり続ける 司会者のごとくまんべんなく旨い。 ぜひ、みなさんご一読を。 | ||||
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