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七人の敵がいる



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【この小説が収録されている参考書籍】
七人の敵がいる
七人の敵がいる (集英社文庫)

七人の敵がいるの評価: 4.17/5点 レビュー 54件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

ワンパターン。

忙しい共働きの女性がPTAや町内会の役員など、どうやってこなしていくかというのが主なストーリーです。
役員の組織のことばかりで、難しいことも多く、正直あまり面白くなかったです。
第1章から最後まで、ほぼ役員のことばかり。夫の章は町内会の役員で、子どもの章は習い事の父母会の役員と、所属先が変わっただけで、ワンパターンな章が続きます。
PTA小説ということですが、もう少しバラエティに富んだ内容のほうがよかったなと思いました。(たとえば1人の主人公にしないで、短編で専業主婦の立場から書いてみるとか。)
でも、主人公が文句を言うだけでなく、工夫してなんとか困難に立ち向かっていく姿は好感が持てたので、「普通」の星3にします。
あと、共働きといっても家事や介護、育児などやっぱり当然のように女性に負担がかかるのは理不尽だというのにも同感したので、星2はやめておきます。
七人の敵がいる (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.4:
(3pt)

いいね

編集者としてバリバリ仕事をこなす山田陽子。一人息子の陽介が小学校に入学し、少しは手が離れて楽になるかと思ったら―とんでもない!PTA、学童保育所父母会、自治会役員…次々と降りかかる「お勤め」に振り回される毎日が始まった。小学生の親になるって、こんなに大変だったの!?笑って泣けて、元気が湧いてくる。ワーキングマザーの奮闘を描く、痛快子育てエンターテインメント。
七人の敵がいる (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.3:
(3pt)

楽しいぞ

「我ら荒野の~」を読んだら読み返したくなり、再読。
合理的かつ迅速に行きたい人が不合理と不条理と非効率に苛々する様が大変に楽しい。
「そこは幾ら何でも君も少し考えを修正した方が良いよ」と、「痛い目被る」バランスが良い感じだw
近所のしょぼい祭りなんかじゃなくてねぶただ、というピントのズレ具合が大変に楽しい。
七人の敵がいる (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.2:
(3pt)

まぁそうだよなー

PTAがテーマで、まぁどこかで聞いたような内容の話がちりばめられている。読みながら、いちいち「まぁそうだよなー」と感じながら、「PTAに対して寛容であれ」と誘導されてる気がしてならない。教育者からの視点を、もっと詳しく描写すればよかったかも?ドタバタコメディで終わってる。
七人の敵がいる (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.1:
(3pt)

子供を取り巻く親の世界を面白く書いている小説

子供だった自分が大人になり、結婚して、子供が出来て、その子供が学校に入ると、今まで知らなかった世界がどんどん増えていきます。
その中でも一番負担が大きいと感じられるPTAの話を中心にこの話は進んでいきます。
私も著者が書いているように、現行の日本の負担の大きすぎるPTAに対して甚だ疑問に感じることがあり、8割近くは共感を持って読んでいました。PTAなどは無駄も多く、共働きや父親が参加したくても参加するのは困難です。(アメリカなどは必ず仕事が終わった夜に会合があるので父母参加がほとんどです。)改革は必要だと思います。
ただ残り2割は、おかしいな〜、それは違うんじゃない?と思いながら読んでいました。
多分著者も主人公の陽子の意見を全て自分の意見として代弁させたのではないとは思いますが、読んでいるとどうしても主人公の意見が正論っていうごり押しに読み取れて、その違和感は感じました。

これを読んで思ったのは、PTA、自治会、サッカー少年団を中心に、その活動の中でも無駄な部分も多々あります。だがそれが全て無駄で要らない、単なる負担(重荷)という考えをもたれるのも、寂しいとも思いました。地域のコミュニティの大切さをこの数十年はないがしろにして、殺伐とした環境が増えているのもこの主人公陽子のような人が増えたせいもあるのだろうな〜と感じました。
お祭りにしろ何にしろ文化を育てるというのが大事なのに、その縁の下の力がなくなると、日本の伝統もどんどんなくなり、地域コミュニティもどんどん殺伐とします。
また本書でもサッカー少年団のコーチもボランティアと書いてありましたが、実際に私の知っている小学校の野球、サッカー、バスケのコーチは全てボランティアです。コーチたちも仕事があり忙しくても、自分の子供がその部に属していなくても、スポーツという文化を育てると言うこと、子供たちにそのスポーツを好きになってもらうために頑張っているわけです。そのような点に対して主人公があまりにも自己中心の考えしか持たないの、もっと理解力があればな〜と思った次第です。
文化や伝統(PTAの無駄な仕事が伝統と言うわけでなく、お祭りなどの行事のこと)は目には見えないものなので、このようなものを育てるのはお金ではなく、どうしても見えない力が必要なのですから・・・。

いずれにしろ、そのような子供を取り巻く親の世界を面白く書いている小説が少ないので興味深く読めました。
評価を若干下げたのが、上記のように陽子の理論を最終的に正論のように結びつけるのが鼻についた点。あまりにも予定調和的な登場人物ばかりで、もう少しストーリーに深みがあった方が面白かった思った点で下げました。若干厳しい評価になってしまいました
七人の敵がいる (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054

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